ケイジとケンジ、時々、ハンジ2話あらすじネタバレ
人気俳優の葛城悠真(山下航平)が地元の横浜のバーの前で何者かにスパナで殴られ、顔を蹴りつけられる暴行傷害事件が発生しました。
仲井戸は泥酔して寝ていたものの、炭酸水を飲み、目黒からの電話に出ました。
このニュースに世間は大騒ぎ。
特に、悠真のファンである原口奈々美(岡崎紗絵)はショックを受け、巡査部長の岸本凛(長井短)に厳しくたしなめられました。
横浜みなとみらい署の所長、牛島正義(伊藤淳史)、仲井戸豪太(桐谷健太)ら強行犯係の面々に必ず犯人を検挙するよう発破をかけます。
横浜地検でも持丸栄(峯村リエ)が、矢部律子検事(中村アン)に慎重に捜査をするように忠告していました。
とはいえ、事件現場の防犯カメラに映っていた犯人はパーカーのフードを被っている上に、サングラスとマスクを着用し、顔は判別できない状態。
豪太と目黒元気(磯村勇斗)が入院中の葛城に事件当時の話を聞くと、葛城自身も犯人の顔は見ていないと言います。
ところが早々に捜査は、急展開を迎えます。
交番勤務の巡査が、泥酔客に駅を教えていたところ、犯人と特徴がよく似た「X」のデザインの黒いパーカーを着た男が交番前を通りがかったのを発見。
その後、追いかけました。
その男、田中克也は身長は違うものの、よく似た背格好です。
江戸一係長は田中にピンときました。
人気俳優、屋敷マモル(楽駆)と同じ事務所に所属する落ち目俳優の田中克也(橋本淳)。
所属事務所の「きざきプロダクション」へ出向く、目黒と豪太。
事務所社長、木崎陽子(千葉雅子)の話によると、田中は、葛城主演ドラマには端役で出演するため、3週間前に撮影に参加。
葛城と同じ出番はなかったというのです。
田中と葛城は、両者にトラブルあったのではないかと疑う、豪太。
売れている俳優と、売れていない俳優の差で、田中が悩んでいることを指摘。
すると、田中は最初こそ犯行を否定したものの、熱く詰め寄る豪太の説教にあっさり折れて自白。
自分がスパナで襲ったと自供。
供述通りの場所から凶器のスパナも見つかったため、田中は横浜地方検察庁みなと支部に送検されることに。
しかし、田中の事を一度も面識がないと入院先の病院で口にした、桂木。
そんな彼をもっと探ろうとする凛(長井短)と、奈々美(岡崎紗絵)。
そこで、起訴できそうだとホクホクになる律子。
その頃、みなみ(比嘉愛未)、二階堂(北村有起哉)らと、小料理屋「OKAZUYA」で夕食。
女将の宮沢かほり(奥貴薫)と大野純(ぎぃ子)の店で、みなみの気を引こうとネクタイの色を変えた二階堂をピシャリ。
みなみはすかさず兄の時代錯誤な考えを嗜めます。
矢部律子(中村アン)と、立会事務官の三崎遥(久住小春)が取り調べるとこれまたとんとん拍子で供述と証拠が一致。
田中は端役にも関わらず、撮影所のトイレで面識があったこと、芸歴の長い自分をバカにしたと怒りをぶちまけました。
電車で横浜から六本木まで行き、タクシーに乗り換えたとのこと。
タクシーに乗り替え、田中はスパナを持って、葛城を尾行していたのです。
タクシーの乗車記録も見つかりました。
スパナは普段、バイク整備の趣味に使っていたものの、今回は葛城を狙う凶器に使ったことを自供。
そんななか、強行犯係の係長、江戸一(古田新太)はどうにも違和感を拭えません。
田中は葛城をターゲットにしたのは、自分をバカにしたという被害妄想ではなく、もっと奥深い理由だと推測。
持丸栄は矢部にこの足取りならバイクを使ったほうが早いはずだから、もう少し入念な調査をしてもらわないと、起訴は請求できないと言いました。
横浜地方裁判所みなと部でも、諸星判事(吉瀬美智子)から律子へのダメ出しを伝える電話が。
律子はうんざりするものの、この状況を立ち向かうことに。
起訴しないなら在宅で捜査しろと指示したのは、諸星。
その頃、田中は在宅で取り調べを行うから今後は家に帰って良いと言われたと何者かに電話をしていました。
夜に仕事のストレスで屋台のラーメンを食べる、律子は豪太に、バイクの事を田中が忘れていたと何を聞いても一点張りだったと伝えます。
また、豪太はスパナを凶器に使ったにもかかわらず、未使用の状態。
ここで、豪太はラーメンの替え玉を律子と頼んでいた時に、ピンときます。
「田中が、誰かの替え玉なら、バイクを使わなかったこと、スパナが新品未使用のような状態だったことも説明がつきますよ」
律子がもう一度、田中を問いただすものの、田中は自分の犯行だと言いますが、彼のパーカーを検出したところ、パーカーには別人の指紋が検証されました。
さらに、田中と同じ事務所の人気俳優、屋敷マモルを狙ってほしいとネット掲示板に書き込みが。
屋敷マモルはその頃、ドラマの撮影中。
撮影が休憩に入った屋敷に、アリバイを追求。
マネージャーは打ち合わせと写真集の撮影が入っていたと話します。
屋敷のスマートフォンを見せてほしいと斬り込む、目黒。
屋敷は渋々、素直に協力。
4月13日の犯行時刻に単独行動をしていることが判明。
マネージャーと事務所社長の木崎はその時間帯は仕事だと屋敷を咄嗟に庇うように言い訳。
田中の時はすんなりと聴取に応じた木崎とマネージャーの対応に、違和感を覚えた、豪太。
しかし、後日。
これでもかと田中は自分の犯行だと律子に訴えます。
一方で、屋敷マモルを追求する、豪太。
葛城を襲った俳優が着ていたパーカーと似ていて、田中を替え玉にし、屋敷を襲った事にしたのでは?と。
屋敷は週刊誌でかつて、加瀬杏奈との熱愛報道を週刊誌にすっぱ抜かれていました。
屋敷に泣きつかれた木崎は田中を利用したのです。
屋敷の犯行がばれれば、これまでの屋敷の活躍がダメになる、そこで、田中に報酬のギャラをあげる条件を付けて、田中に替え玉をさせていたことが事実。
屋敷は杏奈を葛城に盗られたことに身勝手な怒りを覚え、田中を替え玉にするよう、事務所と結託して、罪を着せたのです。
田中は律子に、昔から屋敷は見えないところでマネージャーが何人も変わる程、気性が激しい面倒な人物だったと話しました。
木崎に丸め込まれた田中は、しがない俳優の自分をずっと事務所に置いてくれたことを感謝して、替え玉を引き受けたと律子と遥に話しました。
自分が犯人でい続けようと演技をしていた、田中でしたが、豪太の迫力に負けたとこぼしました。
事件解決後、検察庁にて、みなみは検事である律子を兄、豪太が検察が警察に協力をしないと悉く指摘している様子を止めます。
しかし、みなみは立場が上の律子にも関西弁で一喝してしまい、兄の声かけを無視し、ばつが悪そうに、そそくさと逃げるのでした。
次週は、諸星美沙子判事(吉瀬美智子)の災難に豪太と目黒は立ち向かいます。
ケンジとケイジ時々、ハンジ2話感想・みどころ
人気俳優の葛城と、事務所に置いてもらえても存在をぞんざいに扱われていた、田中。
律子検事の聴取の時に、カッとなって、テーブルを叩く田中は、感情のコントロールが制御できずに犯行に及んでしまったのかと思いました。
しかし、本当に人間的に弱いのは、葛城佑真。
事務所に稼ぎ頭だからと守られ続け、イメージを保つために木崎とマネージャーが、田中を利用して、替え玉にしたひどい事実。
本当の田中は売れない自分と葛城との差にコンプレックスを感じるものの、活躍が乏しい自分を事務所に置き続けてくれる木崎に感謝し、替え玉になっても良い自己犠牲的な面が切なかったですね。
田中の芝居を見抜けなかった豪太ですが、誤認逮捕を防げて良かった。
人気俳優の葛城のほうが熱愛報道が出た杏奈の件で、屋敷を逆恨みした最低男でしたね。
今回の件で一番傷ついた、田中が新しい環境で俳優を続けられたらと願う2話でした。