ケイジとケンジ、時々、ハンジ4話あらすじネタバレ
所長の牛島(伊藤淳史)は、江戸川一(古田新太)に関して、人事異動か退職になるかもしれない連絡を外部に連絡。
目出し帽で顔を隠した3人組の男が無人餃子店に侵入。
126パックもの冷凍餃子を盗んだうえに、鉢合わせた女性を突き飛ばして逃走。
捜査を開始した、仲井戸豪太(桐谷健太)と、目黒(磯村勇斗)、巡査部長の岸本紗絵(長井短)は、横浜みなとみらい署強行犯係は、防犯カメラで犯人の顔が見えないことに苦戦。
その頃、横浜地方検察庁では、女性(川村エミコ)が強盗が盗んだ後、アプリで販売されていた、餃子を買い、騙されたことを泣いていました。
盗まれた餃子がフリマアプリに出品されていることを知りました。
出品者が大学生、三鷹蒼(濱田龍臣)だと判明します。
しかも、三鷹は、豪太が体育教師をしていた高校の卒業生で、豪太は怒り心頭。
ところが、目黒元気(磯村勇斗)と共に、取り調べを行うと、三鷹は「カクガリ―タ」のアカウントを乗っ取られたと主張。
事件当日も、以前、ハンバーガーショップのバイト先で知り合った女子高生、「ひまわり」とボイスチャットをしながらソーシャルゲームをしていたというのです。
本名は、「ひまり」で、スマートフォンのSNSゲームでボイス機能を使った音声実況システムでゲームをする仲間。
しかも、この証言を受け、強行犯係の係長、江戸一(古田新太)の顔が一変。
なんと、その高校生は最近何かと反抗的な我が子、江戸陽葵(飯沼愛)だったのです。
江戸が慌てて事実確認を陽葵にすると、三鷹とゲームをしていたことを認めた、陽葵。
岸本凛と原口奈々美は、陽葵と三鷹がやっていたゲームを試し、当時の状況を検証。
しかしその矢先、三鷹のアカウントが乗っ取られた形跡はないと判明。
だとすれば、餃子を出品したのは、やはり三鷹本人。
陽葵は、自宅では反抗的な態度をとりますが、警察へ。
三鷹と交際しているのではないかとからかうようにわざと聞く凜に、否認。
原口奈々美は三鷹の状況を陽葵に説明。
「私が三鷹君を庇って嘘をついているってことですか?警察なんか大嫌い。人を疑うのが仕事なんでしょ?何を言ったって信じてくれないんでしょ!」
陽葵は不安定な様子で、2人に反発。
三鷹は次の取り調べで仲間と映る写真を豪太と目黒に追求され、黙秘。
「居酒屋で知り合っただけです」
「でもこんなに仲が良いか?本当の事を言ってくれよ!三鷹!」
詰め寄る豪太にますます、口を閉ざす、三鷹。
そこで、凜と目黒は、三鷹のスマートフォンに映っていた友人の男の家を訪問。
案の定、友人たちの家には大量の餃子が。
陽葵は家で父の一とギクシャク。
「SNSで知り合った友達なんて友達じゃない。」
「いつも家に仕事持ち込まないでよ」
取り調べでは、三鷹の友人たちが餃子を盗んだことを認めました。
しかもみんな三鷹の指示でゲームの課金の為に罪を犯し、動いていたと自供。
豪太は黙秘を続ける三鷹に苛立って詰め寄ります。
三鷹はようやく餃子を盗んだことを認めました。
次に、陽葵とゲームをしていたのは何故かと追求。
他の仲間、加賀なおきに、自分に成りすまして陽葵とゲームをしてほしいと頼んだのでした。
陽葵は事件に無関係なことがわかり、安堵する、一。
「捜査一筋、自分はそれしか知らない男です…」
自分が家庭を顧みず、仕事人間で娘の陽葵に寂しい思いをさせていることを痛感。
その後、陽葵に疑いが晴れたことを伝えますが、三鷹と友達になれたと思っていた彼女は騙されたことに強いショックを受けてしまいました。
また、三鷹に好意を持っていた陽葵は余計、落ち込みます。
この事件、二階堂(北村有起哉)ら検察チームも苦戦を強いられる事態に発展。
事後強盗致傷に該当するので、持丸(峯村リエ)は、矢部律子(中村アン)と二階堂(北村有起哉)、亀ヶ谷徹(西村元貴)に、三鷹と友人2人を追求。
どうやら3人は、ボイスチャット式のソーシャルネットゲームで初めて知り合い、居酒屋で呑んで、強盗に至った関係でした。
その夜、二階堂はみなみと食事を小料理屋の女将、宮沢かほり(奥貫薫)は、大野純(ぎぃ子)の店へ。
みなみと二階堂がその場に、諸星判事(吉瀬美智子)がいたことに驚愕。
みなみは二階堂と諸星が元恋人で元同僚なことを既に知っていました。
ここで盛り上がる一同。
さらに、女将のかほりも元検事で、三鷹とはかつて仕事をしていた仲間でした。
翌日。
防犯カメラを確認すると、男の一人が左利きなことが判明。
3人のうちの誰かが左利きと睨んだ横浜地方検察庁ですが、三鷹も、友人の2人も右利き。
三鷹の友人のなかで二川は野球部であることが判明。
野球のボールをキャッチする際、右手と左手を使い分けることに気付いた、律子。
試しに自分の名前を右利きで書かせると、たどたどしい字に。
餃子の窃盗で女性を突き飛ばしたのは、二川でした。
事件が全て解決し、豪太は陽葵に父、一と向き合うきっかけを作ります。
「お父さんが陽葵ちゃんに聞いてほしいことがあるんだって」
「陽葵の友達を逮捕して申し訳ない・・・一瞬でも陽葵のことを疑ってごめんな…本当にごめんな」
「仕方ないんだよ、刑事なんだから」
「お父さんはもう刑事をやめる…刑事をやめてパン屋さんになる。お父さんは30年以上も刑事をやってきた。でも早期退職を上に出していたんだ。お父さん、お前が小さい頃、パンを作っていただろう?覚えているか?美味しい美味しいって食べていたよな」
「うん、覚えている、お父さんのパン美味しかった。お母さんも知っているよ。」
「お父さん、キッチンカーを買ったんだ」
そして、警視庁にて、これからは家族との時間を優先したいから、今月末で退職し、パン屋に転身するとの事。
見事、パン屋「江戸パン」を開き、娘の陽葵と元気に営業中。
親子の笑顔がこぼれる姿を豪太とみなみは見守り、2人のパンを買いに走るのでした。
ケイジとケンジ時々、ハンジ4話感想・みどころ
今回は、「ケイジとケンジ」シリーズ第1期から登場している、江戸一係長にフォーカスを当てたストーリーでしたね。
陽葵がどこか好意を抱いていて、友達だと思っていた三鷹に利用されたショックは共感。
10代の陽葵が父とどこかすれ違ってしまう気持ちも私もかつてあったなと走馬灯のように思い出しました。
家庭を顧みなくて、仕事一筋だとさみしい気持ちがあったり、父親と顔を合わせるのが気まずかった陽葵を見て、当時の自分と重なる部分があるなと思いました。
三鷹を通して、陽葵が事件に関わっているかもしれないというざわつきがありましたが、陽葵が事件に関連していないと分かった時、係長の安堵する気持ちに共感。
大切な我が子が犯罪に関わっているかもしれないと思うと居ても立っても居られないし、つい、口調も厳しくなってしまいますよね。
一見、素直そうな三鷹の周りにいた友人、二川が実は主犯だったことも意外でした。
三鷹も加賀なおきに自分に成りすまして陽葵とゲームをするように指示したのもちょっとひどいなと思いました。
ゲームの課金したさに、強盗に手を染めてしまった3人が時間をかけて更生してほしい。
一係長が家族と真剣に向き合うために、パン屋に転職したラストは爽快でしたが、第1シーズンからいる江戸がいなくなるのはちょっとさみしい印象です。
豪太とみなみとはまた別の形で関わっていき、陽葵との間に笑顔が溢れていてとても温かい4話でした。