ケイジとケンジ、時々、ハンジ7話あらすじネタバレ
交番巡査田口健介(湯江タケユキ)はパトロール中、首輪をつけた柴犬とすれ違いました。
高齢者の男性の腰の痛みを心配する、優しい性分。
警視庁では、強行犯係の新課長目黒(磯村勇斗)にピンチが。
以前、取り調べた傷害事件の被疑者が起訴後に容疑を否認。
目黒は冤罪の疑いが掛けられ、担当弁護士の松平修二(神保悟志)から「強引な取り調べで自白させた」とされ、「検察側の証人」として法廷に立つことになってしまいました。
上司の検事、持丸栄(峯村リエ)から横浜地検で圧力を掛けられた二階堂(北村有起哉)。
しかも、担当裁判長は諸星美沙子判事(吉瀬美智子)。
その件でを悩ませる豪太、凜(長井短)、原口奈々美(岡崎紗絵)、目黒元気(磯村勇斗)。
その頃、犬を追いかけて、水原多恵(丘みつ子)のすぐに多恵の家へ。
なんと多恵は今で手足を縛られていて、何者かから襲撃された模様。
多恵が結束バンドで拘束された手足を解放し、犯人が天井裏にいると多恵から聞いて、すぐ見回ります。
ところが、犯人は田口を壷で殴って気絶させました。
田口は警視庁に通報後、搬送。
宅配業者に成りすました犯人は男で、多恵の家から現金20万円と仏壇の金製のお鈴を強盗。
事件発覚直前に、田口が家の前で目撃していたワゴン車で逃走したと思われます。
犯人特定が難しい上に、ワゴン車の足取りも掴めない状況で、自責の念に駆られる田口のためにも横浜みなとみらい署強行犯係の刑事、豪太(桐谷健太)は、全力で捜査開始。
強盗犯は30代から40代ぐらいの男で車のナンバーが8961か、8691。
田口は無事、退院し、多恵も結束バンドで縛られた時の手の怪我が治りました。
犯行時、多恵は愛犬の小太郎の散歩の時間でした。
しかも松平の手法でこれまでも何人もの手法で検事を苦しめてきた敏腕弁護士。
さらに裁判長は目黒が思いを寄せる諸星判事(吉瀬美智子)、目黒は諸星の元恋人の検事、二階堂(二階堂俊介)に呼び出されます。
そして裁判のリハーサルをすることになった、目黒。
二階堂が諸星判事の元カレということもあり、別の緊張が入り混じりながらも、裁判の為に集中する、目黒。
大貫という女性を巡った一方的な思いをぶつけたストーカー事件の冤罪。
疑われている、町田かなえの指紋が凶器のナイフに付着していたと疑う目黒。
町田かなえは物証があることで、目黒から強引に犯人として自白を強要されたらしいのです。
裁判のリハーサルで、諸星と少し最近、食事をした目黒に意地悪をする、二階堂。
豪太の妹で検事の、仲井戸みなみ(比嘉愛未)から、二階堂も感情的になりすぎていると指摘されてしまいました。
やがて、多恵の家で盗まれたお鈴が質屋で見つかるのですが、中村かずまという男に疑惑が浮上。
ところが、「中村かずま」は偽名でした。
売りに来た釧路諸介(オラキオ)の姿を防犯カメラが抑えていました。
豪太は身に覚えのある顔にピンときます。
目黒がワシントンにいた時に傷害事件で捕まった男、釧路諸介。
釧路に声を掛けた凛と豪太。
「公園で事件当日は昼寝をしていました。」
「これあなたですよね?」と、凜。
ところが、「俺じゃありませんよ!これは」と容疑を否認する、釧路。
釧路は犯人と靴のサイズが同じでも、逮捕状は請求できない状態。
やがて、犯行に使われたワゴン車が見つかります。
髪の毛の証拠も一致。
狛江稔(本多力)が許可し、釧路は逮捕状が請求されました。
矢部律子(中村アン)が釧路を問い詰めるものの、「状況証拠が揃っているだけで犯人扱いされるのは心外」と反発。
その夜、宮沢かほり(大貫薫)と大野純(ぎぃ子)の店で夕食を食べる、二階堂、諸星、目黒。
諸星は、判事と証人が同じ店で夕食はありえないと呆れて帰ってしまいました。
後日。
律子が車を盗んだことなどを含め、渕路を問い詰め続けますが、否認。
ペンを落とした律子がかがんで拾い上げる時、釧路の脚に動物の歯形による怪我を発見。
その歯形は、多恵の愛犬、小太郎によるものかもしれないと考える、律子。
「そういえば私が縛られている時に小太郎が吠えて…」
悲鳴のような小太郎の鳴き声がしたとのこと。
「もしかしたらそのことでケガをして家に帰ってこれなかったかもしれない」
豪太と凛は小太郎のことを多恵から聞き、もしも小太郎の歯形と釧路の脚の怪我が一致すれば、釧路が犯人なのは確定。
翌日。
裁判の練習2回目を続ける、目黒と二階堂。
しかし、二階堂は目黒に弁護士のふりをして、目黒は顔がイケメンだから、かなえに色目を使ったのでは?と皮肉をぶつけます。
傍にいて聞いていたみなみは目黒を好きになってもおかしくないと共感してしまいます。
その頃、小太郎の捜索の為、ビラを配る原口や凛ら。
ヘリを飛ばしてでも小太郎の行方を捜す警視庁。
豪太は小太郎らしき犬を見かけますが、飼い主がいる別の犬でした。
田口にも協力を求め、小太郎の捜索に必死の豪太。
田口は夜のパトロール中、小太郎を見つけました。
小太郎はごみが溢れた廃墟にいて、犯人により、右足の肋骨を骨折。
しかし、動物病院で治療を受け、小太郎は安静にすることに。
渕路の脚の歯形と小太郎の歯形の模型が一致したことを確かめた、律子。
無事、渕路を起訴できることになりました。
「街の交番のお巡りさんが、強盗犯を逮捕させたんだよ」
豪太は田口にそう言い、犯人検挙に協力したことを喜び合いました。
そしていよいよ、目黒の裁判が。
「大貫洋子から無視されている、大貫が気に入らない。大貫を尾行し、被告人かなえの血痕が検出されました。被告人の感情に訴えるような発言はしていませんし、僕は被告人を誘惑していません。被告人の逮捕、送検をこれらのことを踏まえて早めに決めました。」
目黒は松平に立ち向かい、彼の疑いが晴れました。
田口は自分が役に立つことができたことでモチベーションを上げ、通学する子供達を見守りながら業務に励むのでした。
ケンジとケイジ時々、ハンジ7話感想・みどころ
街の優しいお巡りさん、田口。
「ケンジとケイジ」シーズン1から登場する彼は、柔和な顔と一生懸命な人柄で、同作品のファンから愛される存在。
今回、久し振りの田口が街を巡回中に出くわした可愛い柴犬の小太郎。
小太郎の活躍でどうにか、多恵を発見することができた田口。
しかし、優しすぎて責任感も強いゆえに犯人を取り逃したことにかなり落ち込んでいる様子は切なかったです。
豪太たちの協力を経て、かつて豪太が逮捕したことがあった渕路に足取りが辿り着くものの、渕路って往生際がかなり悪いですよね。
律子がペンを落としたことにより、彼の脚の怪我が犬に噛まれた歯形だとわかり、やはり渕路が犯人だったという展開。
渕路、それにしても最低ですよね。
高齢者を軽傷させた上に、現金20万円とお鈴を奪い、多恵の愛犬、小太郎の肋骨を骨折させるなんて悪質極まりないですよ。
多恵も小太郎も無事で良かったけど、小太郎が住み慣れた多恵の家を思わず飛び出してしまうのもわかります。
小太郎、すごく怖かっただろうな…。
でもその怪我した足で一時的にパニックになって逃げて、優しい田口と豪太によって、多恵の元に無事帰れたり、何よりも動物病院で治療が受けられて良かった。
また、田口が事件が解決したことで自信を持ち、晴れやかな笑顔がとても素敵でしたね。
裁判では、「相棒」シリーズでお馴染みの神保悟志さんがクセが強くて皮肉屋な弁護士、松平を演じていてかなりはまり役でしたね。
意外にも終盤で登場し、二階堂が模擬裁判をしていた時よりもかなりねちっこい尋問を浴びせてきました。
これなら、二階堂も彼を嫌う理由が分かる気がします。
模擬裁判の時に、二階堂が諸星と目黒が食事をしたジェラシーが燃えていて、ちょっと笑ってしまいました。
二階堂の詰め方が、「あなたは被疑者の町田かなえさんを色仕掛けで誘発したんですか?」って…ちょっとひどすぎると思いました。
目黒の疑いが最終的には無事、晴れ、多恵の強盗事件も穏やかに解決できた爽やかな7話でした。