君の花になる1話あらすじネタバレ
「生徒を元気にできる花のような先生」そんな理想を抱き、高校教師をしていた、仲町あす花(本田翼)。
あす花は、放課後に見守りをしていた時、一人の男子生徒がギターを持って歌っているのを目撃。
彼、佐神弾(高橋文哉)は、歌手を目指していて自分の声を録音していたのです。
それを咎めることなく、あす花は彼の夢を応援します。
あす花は何らかの事情で、教師を退職し、姉、仲町優里(木南晴夏)と婚約者の三ツ谷満男(菊田竜大)の家に居候しながら、優里が営むフードワゴンを手伝っていました。
優里が三ツ谷満男(菊田竜大)と晴れて結婚することになり、「可能性溢れた若者をサポートする」と書かれた求人に応募した、あす花。
8BLOOMの添木ケンジ(宮野真守)に案内され、男子寮を案内されます。
そこは、なんと、デビューするも売れない7人ボーイズグループ「8LOOM」(ブルーム)の寮でした。
男子たちの恋愛はもちろん禁止、また、BLOOMの社長は、あす花のような若者の世話に慣れている人材を求めての採用だと話しました。
さらに、8BLOOMは全く売れておらず、ライバルのCHAYNEYに追いつけません。
弾の他、最年少だが、精神年齢が高い、成瀬大二郎(宮世琉哉)最年長の古町有起哉(綱啓永)、しっかり者のネガティブ思考人間、一ノ瀬栄治(八村倫太郎)、甘えん坊の桧山竜星(森愁斗)、一見クールだが、度天然の久留島巧(NOA)、弟キャラで世話好きな小野寺宝(山下幸輝)と、グループの個性的なメンバーばかり。
同期でライバルグループのCHAYNEY(チェイニー)の活躍に焦る弾はグループを引っ張ろうとするもうまくいかず。
弾を唯一理解している8BLOOMの行きつけの銭湯のアルバイト店員、池岡奈緒(志田彩良)は、弾の不安定な様子を気にかけました。
グループのリーダーは、かつて教え子、佐神弾(高橋文哉)です。
「すごいね、佐神くん、夢を叶えたんだね」
「俺はあんたのことを覚えていないから構わないで」
久々の再会を喜ぶあす花と対照的に、なぜかあす花に冷たく当たる弾。
寮にて、他の男子たちは、あす花に気さくに接し、寮母の彼女を受け入れました。
ただ、前の寮母のやすこのように二カ月で辞めないか心配だと不安を口にするのでした。
翌朝。
あす花は弾に前夜食べていないので、少しでも食べることや、学生時代のことを話ますが、彼は馴れ馴れしいあす花を拒否。
ふと、男子達を見送る時、あす花は教師を辞めるきっかけになった、トラウマを思い出します。
あす花を指さし、からかい、笑いものにする高校生たちの姿がフラッシュバックしました。
あす花を雇った、8BLOOMの関係者、トリニティ春日(竹中直人)は男子達が朝出かけた後、突然、寮の中に入り、弾が食べなかったあす花の味噌汁を飲んでいました。
彼は男子たちの心を掴むコツを教えてくれるとの事。
そんな時、8LOOMは事務所の社長、花巻由紀(夏木マリ)から、半年後の契約更新はできないと告げられます。
「私の力不足ね申し訳ない、でも残念だと思うの・・・あなた達7人だった時から変わってしまったわ」
事情を知らないあす花は、必死に男子達を説得。
「このままじゃ半年には解雇されちゃうんだよ?どうしてみんな何も言わないの?」
「うるせぇな!関係ないだろ」
「社長に会うの久しぶりだよね。僕達の歌ちゃんと聞いてくれているのかな」
ここで、弾がメンバーみんなをディスります。
「こいつらみんなやる気が足りないし、たるんでいるところを社長に見透かされたんだよ」
「誰のせいだと思っているんだ。お前がいつも厳しい事を言って追い詰めるから彼奴は出て行ったんだ!」
それでも彼を追いかけるあす花を拒絶する、弾。
弾はライバルに追いつかなかったストレスや、教師をある事情で辞めたあす花を責めました。
「責任逃れするように、教師の夢を叶えずに学校を去っていったくせに、夢を叶えてとかいわれても」
あす花は、佐神が自分のことを覚えていることや、色々嫌なことがあって、自身も逃げ出したことを認めます。
「そうだよね。教師を辞めて、夢だけじゃなくて私は色んなことから逃げた。そんな私に言われても困るよね。じゃあさ、今の佐神君に言えることはさ、そんなにつらいならやめちゃえば?音楽は趣味でもできるでしょ」
「じゃあなんで俺の背中あの時押すんだよ。それがあったから音楽の道に進めたのに」
「押すよ!そりゃあ・・・夢を叶えてほしいし、自分の突き進んだ道を後悔してほしくない」
「なんだよ、やっぱり夢を叶えてとか言って」
「自分のやりたいことを貫き通して」
なにか決意が生まれた弾は、メンバーを呼んでやりたいことができました。
社長の花巻由紀(夏木マリ)に、直談判し、契約を切る前に自分たちのパフォーマンスをもう一度見てほしい、メンバーが抜けてから自分は確かに腐っていて、メンバーに八つ当たりしていたことを反省。
よって、ライバルが出るフェスティバルに8BLOOMもデビュー曲で参加が決定。
8BLOOMは一生懸命、練習を重ね、ついに本番を迎えました。
チェイニーのマネジャーで厳格で有名な、香坂すみれ(内田有紀)の案内で現場に通されます。
香坂は社長が何を考えているか分からないけど、会場を抑えるなど、8BLOOMの為に急遽準備に手間がかかったことを指摘。
自分のマネジメントするグループ、CHAYNEYのほうがどれだけリハーサルを重ね、本番に及んだかを告げました。
ライバルのCHAYNEYは優しい態度で8BLOOMに接しますが、やはりライバルです。
8BLOOMは精一杯、デビュー曲「Comeagain」を歌い、徐々にお客達の反応も良くなりました。
あす花は思わずデビュー曲に、自身の教師時代を重ね、感動。
「8BLOOMが契約更新してメジャーデビューできるように、寮母として頑張る。そしたら自分自身にも花丸つけられるかな」
弾は絶対に日本一のグループにすると決意。
奈緒の銭湯をみんなで利用したものの、花巻に会いました。
花巻はパフォーマンスは良かったけど、契約は更新しない、半年の間で配信ランキング1位を新曲でとることを突きつけました。
配信1位になったら、契約更新をするとの事。
弾は銭湯で、あす花に「あんたの夢も叶えてやるよ」と意味深なことを言い、あす花を惑わせるのでした。
君の花になる1話感想・みどころ
「君の花になる」の言葉通り、あす花は、生徒たちにとって花のように温かい教師であろうと四苦八苦。
しかし、何らかの事情で教師を辞め、逃げるように学校を去って行きました。
あす花が生徒たちを目にして、教壇で馬鹿にされているような描写が映り、あす花自身のトラウマになっていることが伝わってきました。
教師として力不足だったこと、労働環境の過酷さなのか、生徒たちと対等な関係が築けなかったあす花の後悔。
自身と同じように、挫折寸前の8BLOOMのメンバーに肩入れし、日本一のアイドルグループになるよう、応援することにした意気込みが微笑ましかったです。
ゼロ地点から始まった8BLOOMのデビュー曲はまさに、あす花自身の事を歌っているようにも歌詞が感じたので、あす花のくすぶっていた心を奮い立たせるような音楽だったと思います。
あす花が8BLOOMに大輪を咲かせる背中を応援したい1話でした。