君の花になる6話あらすじネタバレ
デビュー曲が3年越しで、大ヒットするという快挙が話題となった、8LOOM。
弾(高橋文哉)、成瀬(宮世琉弥)、小野寺宝(山下幸輝)、竜星(森愁斗)、古町有起哉(綱啓永)、一ノ瀬栄治(八村倫太郎)、久留島巧(NOA)。
あす花(本田翼)は、勢いに乗るメンバーたちを応援する一歩で、奈緒(志田彩良)に抱き着かれた弾を見てモヤモヤが残ります。
弾は、奈緒(志田彩良)から抱き着いて応援することに結構勇気がいったと言われ、困惑。
「ごめん、俺行かなくちゃいけない・・・ごめん、そういう目で見れない」
奈緒を恋愛対象に見れないと本人の前ではっきり言って、あす花のいる寮へ。
「奈緒とはあんたが思っているほど、そういう関係じゃない。俺、やっぱりあんたが…」
8LOOMは多忙になり、泊まり込みで全国制覇ができるよう、服を用意。
弾の多忙により、2人のすれ違い生活が始まり、「落ち着いたら、ちゃんとするから」
という弾の言葉にさらなる複雑な思いを抱きます。
あす花はふと、寮の外の前でケーキを誰かが捨てる嫌がらせを目撃。
CHEYNEYたちも、香坂が企画した、8LOOMの動画を拡散してくれて、ひそかに8LOOMのファンのお天気キャスター、リリカ(川津明日香)も応援。
8LOOMは、インタビュー取材の途中、早々と弾の厳しい課題についていけず、去って行った良助のことがちらつきました。
元メンバーの良助の件で一瞬、気まずくなるものの、宝(山下幸輝)がフォロー。
姉、優里(木南晴夏)を訪ねた、あす花。
優里は、推しを応援するために、ハードな弁当屋の仕事を少し落ち着かせようとしていました。
また、彼女はなんと、あす花が弾と「仲直り」のハグをした現場を目撃したと話しました。
妹に、弾に抱き締められてときめかなかったかを聞き、あす花は素直に意固地になっても認めました。
その夜。
8LOOMは、食レポの仕事や、PR、弾は新しい曲の作曲中、宝は動画投稿サイト用のダンスの振り付けと多忙。
そんな中、弾の母校で新曲のPRも兼ねたライブが決定。
元メンバーの良助を誘う有起哉(綱啓永)に栄治(八村倫太郎)が猛反発。
良介(池田匡志)の件で、弾が一番、繊細に気にすることや、今の大事な活動に影響が出ると不安視する、栄治。
有起哉は悪気がなく、元メンバーとはいえ、過ぎたことは水に流せるような感覚でした。
あす花は弾を迎えに行き、傘を忘れたあす花を傘に入れる、弾。
弾はファンの女子高生と遭遇しそうになり、慌てて、あす花を庇うようにして隠れました。
あす花はキュンと胸が高鳴るのを感じるのを抑え、慌てて自分の傘を買って戻ります。
2人が帰宅すると、今度は8LOOMの寮の洗濯機付近に、花瓶が投げ込まれていました。
香坂(内田有紀)とケンジ(宮野真守)は、8LOOMのメンバーに、ホテルへ急遽、移動を提案。
香坂は、あす花にも有給休暇として手当を渡す条件で、優里の家に批難することを提案。
しかし、あす花は自分が寮母としてここを守ると、決めました。
あす花はメンバーを気遣い、軽いものを作ろうとしますが、弾はあす花が数分前に握ったおにぎりを持っていきました。
8LOOMは安全性の為、ホテルへ。
ホテルでは、有起哉と栄治が再び喧嘩。
栄治が大学の単位を取ったにも関わらず、資格の勉強をしていることが癪に触った、有起哉。
有起哉は今、8LOOMが大事な時期の為、8LOOMに集中してほしいとの事。
また、栄治は、有起哉が、勝手に、元メンバーの良介にコンタクトをとったこと、8LOOMがまたうまくいかなくなったらと不安を感じているとのこと。
弾は有起哉に、栄治の気持ちを尊重すること、栄治が勉強をすることも自由だと説き伏せました。
そして、かつての自分なら、有起哉と同じように、8LOOMに全てをかけない栄治に苛立ちをぶつけていたかもしれないが、今は考え方が変わった事をメンバーに告げるのでした。
有起哉はそれでも、栄治が8LOOMがダメになった時の「逃げ道」を作ろうとしているのではないかと、疑います。
翌日。
8LOOMは、弾とあす花の元勤務先の教師、豊高創(塚本高史)池谷幸次郎(前田公輝)とリハーサル中に、ケンジ(宮野真守)の計らいで来ました。
彼等は8LOOMに、おすそ分けをしますが、豊高はかつて、弾が音楽の道を志すことに反対していた人物でした。
弾もそのことを少し今でも気にしている節がありながらも、メンバーの手前、大人の対応をします。
そして、あす花は、トリニティ(竹中直人)から寮を一人で守っていることもあり、差し入れのケーキをもらいました。
しかし、あす花は8LOOMに嫌がらせをしているのが、良介だと特定。
彼は、有名になった弾たちとフリーター生活の自分の立場に差を感じ、嫌がらせを続けていたのです。
栄治が弾の母校であり、あす花の元勤務先の高校でのコンサートに呼んだことも本当はとても腹が立っていたとのこと。
良介は、弾に、将来の行く末を考えて、8LOOMを早々と自分は辞めると事前に告げていました。
この件で、弾は良介の事で自分がみんなから嫌われる態度をわざととることで、良介が傷つくことを防ごうとしたことがありました。
8LOOM達は、良介を警察に突き出さない代わりに今後は自分たちと決別することを条件に出します。
良介を勝手に呼んだことをみんなに謝る、有起哉。
また、栄治も有起哉との喧嘩の態度を謝りました。
翌朝。
あす花は良介が弾の母校にいるのを見かけ、そっと彼の気持ちに寄り添いました。
「やったことはダメだよ?でも戻りたくないよね、自分が元いた場所にはさ。逃げたくなる気持ち私も分かるよ。本当は少し嬉しかったんだろうな。バイト先のケーキを8個持って、みんなに会いに来ないよね」
良介が元いた場所から逃げたかったように、あす花自身も、弾の母校の教師を仕事についていけずに早々と辞めたことと重ねていました。
「本当は嫌がらせをするつもりはなくて、みんなに普通にケーキを持って行ったんだ。でも、いざ寮の前に来たら、いろんな思いがこみ上げてきて、イライラが募って、ケーキを投げた。そしたらスッキリしている自分もいて…」
「本当にそのままでいいの?決定的に倒れてダメになる前に、私も誰かに助けてほしかったから」
8LOOMにちゃんと自分の気持ちを伝えきれずに逃げ去ることをやめた良介は、あす花と共に母校へ。
足の遅いあす花より先に母校へ着いて、ケンジにフォローされながら、観客として8LOOMを見守ります。
新曲の「HIKARI」を多くの学生の前で、披露し、歓声を浴びる、8LOOM。
彼等の活躍に、温かい涙を流す、良介。
終演後、良介はみんなに謝ろうとしますが、栄治が先に謝りました。
勉強を8LOOMがもしもダメになった時の逃げ道にしていたこと、良介が辞めた時、自分も本当は8LOOMを辞めようと思っていた、良介が辞めた時、有起哉が激怒していたことを話ました。
もしかしたら、自分が辞めれば、良介がステージに立っていたかもしれないとさえ、不安を感じたこともあったとのこと。
今は、資格を活かして、自分に知識があれば、悪い大人からメンバーを守れたり、知識を武器にして、テレビのオファーが増えるから努力していることを伝えました。
有起哉の勝手に振り回されながらも、8LOOMとして、良介と再会して、和解ができたとメンバーは喜び合います。
良介は8LOOMのみんなが辞めて、嫌がらせもした自分を仲間として認めてくれたことに感謝し、関係修復。
彼等の良き友として見守ることに。
ふと、あす花がいないことに気づきました。
あす花は、母校に足を運ぶにしろ、過呼吸が起きていました。
あす花と弾の母校の件は、相当なトラウマがあるのです。
あす花が、前の勤務先の教師に会いたくないと言っていたことを思い出した弾は、すぐに過呼吸を起こしているあす花の元へ。
君の花になる6話感想・みどころ
8LOOMの中で、有起哉と栄治が亀裂。
栄治が本日6話の予告では、以前から8LOOMを辞めたかったと口にした時、いよいよ衝撃の展開になるのかと少し恐れていました。
現実的にも8LOOMの勢いは目覚ましく、本作品をきっかけに、バズっているので、物語の設定上とはいえ、栄治が抜ける?とざわつきが隠せませんでした。
栄治はみんなの知識となって、メンバーを守る為だったり、テレビ出演のオファーを増やし、グループの知名度上昇の目的だったと知り、陰の努力家といえますね。
有起哉は最年長で、元メンバーの良介を温かく歓迎するつもりでしたが、当の良介にとってはそれは自分の劣等感を刺激されるきっかけでしかなかった切なさ。
まさか自分がケーキ屋でフリーターをしている今、8LOOMがこんなにも有名になってきていること、元居た場所から逃げたい、メンバーへの嫉妬や自分への苛立ち…。
あす花に出会って、8LOOMと今の自分の関係を見直し、友人として彼らを応援する側として、良介が更生できてよかった。
あす花は寮母として、8LOOMを守り続けようとしますが、元教え子だった、弾に心が揺れている複雑な恋模様が可愛いような心配なような・・・。
弾に庇うように傘で隠されたり、かつてのように、仲直りのハグをされたら、胸の心拍数は急上昇しちゃいそうですよね。
弾の根本的な優しさと不器用さに惹かれ始めるあす花の心境変化は、乙女心の共感を呼ぶと思いました。
しかし、いつもはメンバーにとっても、今回は良介にとっても、元教師であり、年上の女性として、若き彼らの背中を押すあす花に迫る「闇」。
弾の母校で元勤務先の高校に足を踏み入れられないほどの精神障がいを持っている素の一面。
あす花の太陽のようにキラキラ輝く笑顔とポジティブで世話焼きな裏に隠された彼女の心の部分。
弾や、8LOOMのメンバーは、寮母、あす花の「花」になれるのか!と期待したい6話でした。