緊急取調室2021

緊急取調室5話 容疑者はロボット?!初の取り調べにキントリ苦戦!

緊急取調室2021 5話あらすじネタバレ

真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は、前代未聞の、ロボットを取り調べる案件に立ち向かうことに。

北斗(池田成志)が伝えるところによると、事件は、都内の民家で起り、この家で一人暮らしをする老人、村松和代(夏樹陽子)が頭蓋骨を骨折して、息絶えていました。

痛いの第一発見者は、隣家の主婦、土居マサエ(杉田かおる)。

傍にあった見守りカメラ搭載システムのAIコミュニケーションロボット、「ハイリ―」から和代の頭部皮膚片が検出されたのです。

勿論、高い場所に設置していたハイリ―が偶然、落下したと考えるのが普通でした。

和代の傷は2か所で、「ハイリ―が故意に殺した」という説が出てきてしまったのです。

ハイリ―は修理中で、すぐに取り調べすることはできないと、サイバー対策課の玉垣(塚地武雅)から連絡を受けた真壁。

その後、事件現場の家へ向かうと、誰かのリモートによる遠隔操作で起きたのでは?と推測する小石川(小日向文世)。

真壁は息子の彰ならロボットの経営者だからこそできるかもしれないと推測。

次に、第一発見者の土井マサエ(杉田かおる)に接触した、真壁と監物(鈴木浩介)と、渡辺(速水もこみち)。

マサエによると、和代は、年齢の割に小ぎれいにしていたこと、息子の彰から母の様子を見てほしいと合鍵を渡されていたので、様子を見に行ったら既に息を引き取っていたと証言。

しかし、それ以上は語らずして、夕飯の支度をすると言って逃げました。

ハイリ―が到着。

パスワードが必要とのことですが、真壁たちはパスを知りません。

あまりにもあり得ない説に呆れながらも有希子、小石川(小日向文世)、菱本(でんでん)、梶山(田中哲司)、渡辺(速水もこみち)らは捜査を続行。

しかし、ハイリ―のパスワードすら知らない真壁達は苦戦。

そこで、次の手として、長野にいる和代の息子、村松彰(小池徹平)と秘書の飯塚万里と(黒川智花)とリモートで接触。

彰はマサエに様子を見に行くように頼んだ張本人で、ハイリ―の販売元のエクステルの経営者。

彰は蓋を開けてみると、和代の為に一軒家を購入し、生活費も全て援助していた親孝行な一面が開かされました。

彼は両親の離婚と、母、和代の再婚を経験。

その再婚相手亡き後、マサエのことをもっと気にかければと後悔していると、落ち着いた態度の彰。

そして、母の和代とは久々の再会だったとも話します。

リモートでハイリ―を操って、アリバイを証明するためにマサエの様子を見た彰。

クラウドに保存された動画は24時間以内に消えてしまうことがあり、彰が仕事の都合で、母の様子を確認できなかった時間帯があったと証言。

ただ、その仕事の前には、和代とハイリ―の様子は確認済み。

パスワードは母が設定した合言葉ですが、経営方針に関わるため、パスワードを教えられないと申し訳なさそうに言う彰。

和代を利用したと睨む真壁達。

警視庁に帰った真壁たちは、マサエが和代の様子を見に行くことを利用して、和代の冷蔵庫から食品を盗もうとしていたことを知りました。

マサエを問い詰めた後、和代は彰の企業に、息子の結婚を反対している意思を伝えることを連絡させました。

同じ頃、飯塚万里は、企業秘密である和代のパスワードをキントリ達が知ろうとしていることを不安視するとともに、彰との幸せが壊れないことを願っていました。

後日、もつなべコンビこと、監物と渡辺は、彰と万里を長野にたずねました。

彰は長野に会社を移しており、東京にいる母をハイリ―を通して見守れるようにしていたからです。

万里は、彰がもつなべコンビを惹きつけている間に、自転車で逃走を試みますが、転倒して渡辺と監物に連行されました。

飯塚万里が彰の母、和代を殺したことを認め、ショックを受ける彰。

涙する彰は、誰がどう見ても心優しい若き起業家にしか見えません。

彰が言うには、和代の家にはカーネーションが飾ってあり、彼女自身が飾っていたこと、さらに、和代が殺された動機はどうでもいいと口にする彰にますます、引っ掛かる真壁。

真壁は取り調べると、「気が付けば突き飛ばしていた。なぜそういうことになったのか分からない」と口にします。

社長である彰が休暇をとるように言ったので、それを利用して和代に会いに行きました。

また、万里の経歴について調査した和代は、その電話をマサエを利用してかけさせていました。

万里は思い込みが激しい「メンヘラ」気質で、彰との結婚を信じていたと発狂し、真壁を突き飛ばす始末。

真壁はこの取り調べ中に、腕を捻ってしまいました。

「どんな手を使ってでも母は僕たちの結婚を妨害する」と彰から以前、聞いていたと話し、さらに、調査を元々依頼した主の名前は、なんと、「彰」。

万里の一騒動後、ついに真壁はロックを解除。

パスワードは「カーネーション」で、生前の和代がカーネーションを自宅に飾る理由を彰が、「毎日が母の日のようだ」と口にしていたと涙ながらに口にしていたことを思い出した真壁。

そして、彰が取り調べの対象になることに。

リモートで事情聴取をしていた時と同じように、冷静で優しい息子として、登場した彰。

そして、ハイリ―が持っている動画を再生。

実は、万里は借金で自己破産し、姉に怪我を負わせる程、トラブルを起こしていました。

和代は、母として、万里を問い詰めましたが、万里は逆に、母が24年前に、父のDVが原因で男を作って出て行った和代を尋問。

再婚した和代はその再婚相手とも彰が13歳の頃に死別。

「夫婦になるなら隠し事はせず、2人で乗り越えなくちゃ」必死に万里にアドバイスをした和代ですが、元々、精神病気質の万里は、和代が自分たちの仲を引き裂こうとしていると一方的に思い込み、和代を突き飛ばしました。

案の定、和代は頭を打ちます。

次に、2か月前、調査会社に万里が自己破産で、姉に借金で迷惑を掛け、怪我をさせた案件を、母の和代に生前、相談していました。

真壁は、和代と万里を両方とも利用する為に、万里には、母が自分たちの結婚を妨害しようとしていると吹き込み、万里の情緒不安定な心理を予想したうえで行動していたことを追求。

さらに、母、和代が「親孝行息子」として普段、信頼されていることも利用して、万里の過去を調べたと調査書のことを相談。

また、和代が東京に住み始めたタイミングで長野に会社を移した彰。

幼少期の心の闇を話し、本性を晒しました。

彼は再婚相手が母を奪ったと思いこみ、「再婚相手のせいで俺の家はぐちゃぐちゃになった」と話します。

そして、再婚相手を当時13歳で遊んでいたラジコンカーを利用し、自転車で転倒して、殺しました。

母を直接、手を下さずに見殺したのも、母と再会した当時の和代の発言がきっかけだと怒りに震える彰。

「俺が13歳で、再婚相手を殺した事実を母は見ていた。大人になった俺から、金を搾り取ろうとしたんだ。和代が自宅にラジコンカーを持つ子供の頃の僕の写真を飾るのも、俺の弱みを握っていると匂わせているから。彼奴はハイエナみたいな女だ。」と怒号を上げました。

そして、万壁は母、和代が万里との争いの後、突き飛ばされ、頭を打って亡くなる瞬間をちゃんと見ていたことが発覚。

そして、ハイリ―が和代の頭上に落下し、彼女は息子を最期まで信じたいと願いながら、ハイリ―越しの彰を見つめて息絶えたのでした。

「毎日が母の日だと言っていたお母さんの優しさをどうして信じなかったんですか?お母さんのことを誤解していなかったら、万里さんも犯罪者にならなくて済んだ。お母さんも万里さんも幸せになったかもしれないのに」

真壁は涙ながらに訴えますが、彰は全く反省するそぶりも見せず、母を心底、憎んでいることを口にし続け、「だからこそ、僕はロボットで証明したんだ」

さらに、ハイリ―が映し出された映像には、生前の和代が、我が子、彰の幼い頃、ラジコンを持って笑っている写真を見て、我が子の幸せを心底、願っていた映像が残されていました。

そして、彰は保護責任者遺棄致死罪で逮捕されました。

緊急取室2021 5話感想・みどころ

今日の放送、これまでの「キントリ」史上、凄く心に刺さるエピソードでしたね。

当初は、和代が一人息子の結婚を頑なに反対しているのではないかと疑ってしまった。

でも、実体は全然逆で、子供側の、彰が表向き、孝行息子の身ぐるみを羽織っていたにすぎなかったんですよ。

過去にも何度か、優し気なルックスの想像を超えた演技で、視聴者を楽しませ、あっと驚かせることの多い、小池徹平さんの怪演が際立っていましたね。

最初は、冷静で、大人として落ち着いており、いかにも、遠くから母を見守る人柄の良さが滲み出ていました。

母がなぜ、死んだかなんてどうでもいいという言葉・・・引っ掛かりましたよね。

万里を演じた黒川智花さんも、若き頃の「3年B組金八先生」で優等生の教え子を演じていた過去が想像つかないくらい、所謂、メンヘラで、思い込みが激しすぎる激しい感情を持った女性を熱演!

ロボットを必死で取り調べていた真壁たちがパスワードに苦戦するのはわかる気がします。

最新型の謎多き可愛いハイリ―はとんでもない大きな秘密を握っていたのですから。

実父の暴力や、母、和代と再婚相手と暮らし、13歳の頃、再婚相手に母を奪われたと思春期ながらに思った複雑な心境や、再婚相手との波長が合わなかった彰。

「ハイエナのような女だ。大人になって起業家になった僕からお金を搾り取ろうとしている。しかも、13歳当時の僕が再婚相手を殺したことを知っている。僕の弱みを握る為に、ラジコンカーを手にした幼い頃の僕の写真を家に今でも飾っているんだ」

被害妄想もいいところだと思いました。

母の和代は息子に男関係や、父親のことで苦労させてきたからこそ、再会し、見守りシステムを搭載したロボットを作る彰をただ、ただ、見守っていただけなのに・・・。

彰が2か月前に調査済みの万里の経歴を知り、彼女を激しく問い詰めたのも、我が子の幸せを誰よりも願い、自分のように恋愛で苦労してほしくなかった母心を利用されていたなんて辛すぎますよ。

真壁が、「泣きの演技」をして、彰を落としたけれど、夫を理不尽な出来事で亡くし、一人娘を育てる真壁だからこその、母としての涙なのではないかなと思いました。

真壁の泣いて訴える姿や、玉垣が言葉を強めつつも、彰のした愚かなことを冷静に問い詰める様子に、2人の気持ちに共感。

万里も借金や姉をケガさせるほど、自分を抑制できず、周囲に危害を加える情緒不安定すぎる性格。

それを利用し、恋人を犯罪者にした挙句、母が亡くなる最後の瞬間さえも、母が自分の作るロボットを睨んでいた・・・僕に憎しみの目を向けていたも同然なんて・・・酷すぎて涙が。

万里と口論の末、もみ合いになった際、頭を打ち、その後、亡くなる様子を会社からハイリ―の遠隔操作を利用してただ見ているだけの彰に激しい憤りを感じました。

真壁達が、彰の愚かで、人でなしな行動、勘違いに強い葛藤、苦悩、ベールが剥がれた彰の本性を知った時の後悔が伝わってきましたね。

ご近所さんを演じた杉田かおるは、和代を気にかけるふりをして、彼女の冷蔵庫から食材を盗んでいたとは・・・こっちもこっちで常識外れで、呆れます。

どんなに家族愛に飢えていて、母親に自分が過去にした「殺人」を知られてしまったとしても、彰がしたことは許されない・・・彼には拘置所でしっかり頭を冷やしてほしいです。

毎日が母の日のようだと言っていた和代の言葉が、遠くで我が子を想う親御さんの気持ちそのもので、切なく響いた5話でした。

 

 

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