恋はDeepに7話あらすじネタバレ
魚たちの話す言葉が突然、理解できなくなってしまった海音(石原さとみ)。
ふいに、海音は鴨居と出会った10か月前に、彼から「渚海音」という名前をつけてもらったことを思い出すのでした。
魚たちの声が聞こえなくなり、「人間じゃない」海音は戸惑いを隠せません。
一方、開発プロジェクトのリーダーに復帰した倫太郎(綾野剛)や、海音の研究センターの仲間、染谷(高橋努)や藍花(今田美桜)は、記者に追われる海音のことを気にかけます。
倫太郎は海音に電話をし、染谷や藍花は海音が記者に狙われないように、おとりになると行動に出ます。
榮太郎すら蓮田トラストの株を買い占め、光太郎は鴨居海洋センターの存続において、海音の経歴をめぐって、橋本や真田という男に鴨居(橋本じゅん)への圧力をかけさせました。
一方、蓮田トラストでは、香港の会社株を買い進められていることが発覚
それは全て榮太郎の行動が原因でした。
海音を心配して藍花は海音に付き添い、染谷はおとりになる為に女装をして、藍花と共に、出勤中の海音を守りました。
そこへ、倫太郎が研究室に車で迎えに来たので、2人は解散。
倫太郎は会社を休み、海音を連れて、遊園地へ行き、海音を元気づけようと気遣いをみせます。
藍花は榮太郎の不審な動きに以前、気付いていて、彼がリモートで株のやり取りを複数の人間としている証拠を掴みました。
しかし、恋人だからこそ言いにくく、「榮太郎くんこのところ疲れてない?何か言えないことある?」と遠慮して突っ込みました。
榮太郎も「そういえばあいかちゃん誕生日近いよね。プレゼントは家か船かどっちがいい?」と陽気に振舞うのでした。
海音と倫太郎は子供に還ったように遊園地で大はしゃぎ。
しかし、帰宅後、海音は脚の痛みを感じますが、隠して普段通り振舞い続けることにします。
倫太郎は「海中展望タワー」が環境を壊さないよう、大きさや形まで真剣に考え直そうとしていました。
海に大きく影響をしないように配慮するという倫太郎。
海音は海中展望タワーのことで、子供たちが成長して楽しむことができたら、海中展望タワー再建を前向きに考えてもいいかもしれないと言う海音。
魚たちの安全に配慮し、海中展望タワーの建築の件を前向きに検討すると答えた海音。
その夜、榮太郎の行動をめぐって、蓮田家は険悪なムードが漂います。
光太郎は榮太郎を高圧的に怒鳴り、父の太郎(志賀丈史)は今までと違って息子に寄り添い、子供たちとの家庭不和に向き合う姿勢に。
話し合いはうまくいかず、藍花に対し、榮太郎は翌日、本音をこぼします。
「どんどん家族が離れ離れになっていく気がするし、家族みんなで会社をもっと成長させたいと思っていたけれど、経営者家族ありがちの溝があって、もうどうでもよく感じた。だから株を売っちゃおうと・・・」
藍花は、恋人として胸を痛めながらも理解し、鴨居は海洋センターの存続を心配する藍花に心配かけまいと誤魔化すのでした。
そして、海音は鴨居に魚の声が急に聴けなくなったと真実を打ち明けました。
蓮田トラストに、高柳(堀部圭亮)という記者の男が海音の疑惑について訪ねてきて、光太郎とこの件で話し合いをすることに。
蓮田家の「お家騒動」すらも記事ネタにすると言った高柳は、さらに、海音の正体についても徹底的にネタにする方針を以前から、光太郎と話を進めていました。
また、海音は仕事帰りに偶然、動画配信者のMrエニシ(福玉翔大)に声を掛けられました。
海中展望タワーに関する建設反対を以前、海音が倫太郎と共に出たことのある「たそがれTV」で訴えるべきだと、海音の背中を後押しします。
自らの身の潔白を証明しようと、危険な作戦に出ることに。
海音はなんと、たそがれTVに緊急出演して、海中展望タワーへの現在の思いを吐露することにしたのです。
画面に映る海音を見て、鶴井(藤森慎吾)や倫太郎も大慌て。
海音は鴨居とは親せきで、複雑な家庭で育ったと自らの経歴を偽ります。
海外のダナン海洋大学で海と人の暮らしについて学んだなどと必死に作りますが、番組で共演した高柳は、ダナン海洋大学で海音が在学していたことは真っ赤な嘘だと指摘。
海音を心配し、倫太郎は番組放送の途中で駆け込み、番組の放送中止をスタッフやプロデューサーに訴えますが、聞き入れてもらえない状況なので、海音を無理やり連れだしました。
海音にどこへ行きたいか尋ねた倫太郎は、海音が星ヶ浜へ行きたいと言われ、2人は星ヶ丘海岸へ。
倫太郎は光太郎が自分のことを認めないこと、海音の妨害をするのは、幼い頃、母を亡くしたトラウマの詳細を口にしました。
倫太郎兄弟が遊んでたビーチボールを海に拾いに行った倫太郎の母はそのまま海で還らぬ人に。
倫太郎は途中で足が痛む海音を気遣って背中に背負い、昔訪れたことのある歴史資料館へ連れていきました。
ふと、海音は資料館にある人魚の日本画を見て、自身の将来に不安を官jます。
その歴史資料館には、「星が浜と人魚と別れ」という説明もあって、星ヶ浜に出てきた人魚は海に還らなければならない、海へ帰らなければ、愛する人を失うかもしれないと書かれていました。
人魚伝説の諸説であるものの、その内容に、自らが人間の世界に長く居続けることができな現実を目にして涙を流す海音。
そして、海音は海へ帰る前に、藍花にラインで別れのメッセージを送りました。
海音は靴を脱ぎ、裸足になり、海へ帰ろうとしますが、人間の心に寄り添いすぎて人魚の姿に戻れない状況に気付きます。
海音はパニックになり、走馬灯のように倫太郎との思い出が駆け巡り、涙を流した後で倒れてしまいました。
思わず小柄な彼女を抱きかかえて砂浜に横たえさせた倫太郎は、鱗がこぼれ、海音が人魚であることを知るのでした。
恋はDeepに7話感想・みどころ
海音が人間じゃない海の住人であることを知り、どんどん海音に前向きに真摯に向き合う倫太郎の優しさに涙が止まりません。
遊園地を子供のように楽しむ海音と倫太郎の無邪気な笑顔、倫太郎の温かな愛が紳士的すぎるんですよ。
藍花や染谷も、海音の力になってくれていて、人との絆や繋がりが海音の心を強くしている気がします。
榮太郎の株の件で、光太郎と倫太郎は榮太郎と真剣かつ、冷静に話し合おうとするけれど、光太郎(大谷亮平)はモラハラに近い高圧的で威厳のある接し方をしていて、あれじゃあ過去のエピソードに出てきた妻の遥香や、幼い一人息子とも別れて暮らしてるのは仕方ないかなと思いました。
光太郎は榮太郎に強い口調で怒鳴ったけれど、榮太郎に「昨日はごめん、大声出して悪かった、榮太郎、何か悩んでいることはないか?」と寄り添うアフターフォローの行動は良かったですね。
光太郎が家族との今に向き合う姿勢が前回から芽生えて、光太郎と衝突した榮太郎を気にかける優しさにほっとしました。
海音と倫太郎が一緒にあとどのくらいいられるか分からないなか、倫太郎が寄り添うように海音を理解していて、彼のなかに垣間見れる純粋さに涙が止まりません。
鴨居が言うように「人間に寄り添いすぎて」人魚の姿に戻れなくなったことに強い不安を覚えるシーンは胸が詰まりました。
海音は倫太郎と離れたくないけれど、自身が愛する人である倫太郎を守るには、人魚である自身の残された時間を意識し、海に還るタイムリミットが迫っていることが伝わりますね。
切なすぎますよ・・・人魚と人間の恋物語「令和版」。
1話から徐々に明かされていく海音の人間離れ、普通と違う行動の鍵がやっと解けましたね。
岩塩が好き、加湿器を人並み以上に使う、食塩水が好き、病院に行けない、2か月しか地上にいられる時間がない・・・。
海音には様々な普通じゃないところがあって、もしかして人魚なのでは?という疑問が視聴者さんの間で展開されましたが、やはり・・・。
愛する人を守るため、大切な人を亡くさないためには海へ帰るしかないと決意して、海へ戻った海音だけど、人間に戻れなくなった海音の人間には理解されない苦悩、葛藤、感受性の強い繊細な彼女だからこそ、心が追いつかないラストはハンカチ必須でした。
海音の正体を知ることになる藍花や染谷の動向も来週、気になります。
海音と倫太郎がどうかどうか、幸せな結末を今後、放送回あと残り2話で迎えられますように。