このマンガがすごい! 第6回
放送日:2018年11月
テレビ東京金曜
このマンガがすごい! 第6回のあらすじ
ナビゲーターは蒼井優。
毎週ゲストを向かえ、ゲストが実写化したいマンガを選び、マンガのコマにゲストが入り、キャラクターと一体化し、演技を見せる。
第6回目ののゲストは平岩紙。
平岩紙が実写化したいマンガは「マチキネマ」から「最後の昼」。
離婚のリアルが描かれた同マンガを演じるために、蒼井優と平岩紙が体験したこととは…。
このマンガがすごい! 第6回の感想
離婚のリアルが描かれたマンガ
平岩紙さん。
あまり主役として観ることはありませんが、よく観る女優さんではあります。
バラエティ番組でもあまり観ることはないので、素で喋る姿はとても興味深いものでした。
ここまで5人の俳優さんのお話を聞いてきましたが、平岩紙さんの話を聞いて、実写化というのはとても大変なことなのだと改めて伝わってきました。
20代の時は不思議ちゃん役が多く、30代では落ち着いた役が多いとのことで、蒼井優同様、平岩紙さんが演じたいマンガというのはとても気になるところです。
平岩紙さんが選んだマンガは、第1回ネクスト大賞を受賞したサメマチオさんの「マチキネマ」。
12のテーマと12の物語からなる短編マンガ集の中のひとつ「最後の昼」という作品です。
離婚のリアルが描かれているというこの作品。
読んだ蒼井優はただ一言、「素敵」と言いました。
どんな作品なのかとても気になります。
離婚式に込められた人の温かさ
「最後の昼」を演じるにあたり、結婚をしたことがない平岩紙さんは、離婚とはどういうものなのか、男性側・女性側それぞれの話が聞きたいと言いました。
そこで番組が用意してくれたのは離婚式。
―― 離婚式。一時、とても注目を浴びたセレモニーではなかったでしょうか。
新郎新婦に対し、旧郎旧婦。
みんなの前で再出発を決意し合い、結婚指輪をハンマーで叩き潰す最後の共同作業は何度観ても胸が痛くなります。
しかし、これができるいうことは普通よりは円満離婚ではあるのだとわかり、友人達も腫れ物に触るということをせず接することができるのは、周りにも優しいものなのかもしれません。
ブーケトスも縁起が悪いものではなく、受け止めてあげるという必要な温かさが詰まっているように感じます。
第6回目にして絶対読んでみたいと思った作品
平岩紙さんが演じた「最後の昼」。
現実の声・心の声・妄想の声が入り組み、とても面白いマンガです。
第3回目の「NHKへようこそ!」も実際手に取りたいと思ったマンガでしたが、まず先に読みたいと思ったのは「最後の昼」となりました。
確かに、離婚のリアルが描かれています。
離婚式の後に、旧婦からも聞いたように、誰に頼まれているわけでもないのに家事を女性が請け負うのが当たり前で、それができないと周りからも責められ、自責し、女性が苦しい思いをするというのが、今回のアイロンのシーンにも含まれていると思いました。
離婚はしては欲しくありませんが、しなきゃわからないから結婚をすると思うと言った平岩紙さん。
結婚した後に、「最後の昼」を読んでどう思うか是非聞いてみたいです。
このマンガがすごい! 第7回の期待や予想
次回は、山本美月さんが選ぶ「少女革命ウテナ」。
マンガというよりはアニメのようですね。
なかなか実写化が難しそうな姿を山本美月さんはどのように演じるのでしょうか。