このマンガがすごい! 第7回
放送日:2018年11月
テレビ東京金曜
このマンガがすごい! 第7回のあらすじ
ナビゲーターは蒼井優。
毎週ゲストを向かえ、ゲストが実写化したいマンガを選び、マンガのコマにゲストが入り、キャラクターと一体化し、演技を見せる。
第7回目ののゲストは山本美月。
山本美月が実写化したいマンガは「少女革命ウテナ」。
細部にこだわった過剰演出作りがとても面白い回となる。
このマンガがすごい! 第7回の感想
山本美月の学生時代の内職
突然、学校の話をし出した蒼井優と山本美月。
どういうことなんだろう?と思いながら観ていると、2人は同じ中学だったんですね。
中学に入るより入ってからの方が大変だったということは、優秀な学校だったのでしょうか。
その割には授業中に本格的な絵を描いていた山本美月。
レベルの高さを感じました。
自らマンガを描いてしまう山本美月が実写化したいマンガは「少女革命ウテナ」。
山本美月は、魔法少女系で、キラキラしている女の子が好きとのことです。
「少女革命ウテナ」の過剰演出が面白くお洒落であり、その過剰演出を実写化したいと山本美月は言いました。
この過剰演出作りが、今回とても見入る場面となります。
細部までこだわった過剰演出作り
撮影打ち合わせに入り、絵力がある「少女革命ウテナ」の細部に山本美月はこだわります。
指輪からの光を下品にせず、クリスタルのようにCGを使わずに輝かせるのはとても難しそうです。
コスプレ感みたいなものを無くし、実写化だけど実写化じゃないものを求めるというのも難しそうですが、だけど、とても楽しそうです。
花の散り落ち方ひとつひとつにも山本美月はこだわりました。
その花をせっせと拾う蒼井優の姿に思わずクスっと笑ってしまいました。
さて、まずは指輪の光の作り方です。
指輪の代わりに自転車用のライトとカメラフィルターでマンガ的光を表現しました。
この出来栄えはとても素晴らしいものでした。
次に過剰演出の大きな苦労となったのが髪の毛が舞うシーンです。
何度も何度も繰り返されるシーンにドキドキしながら見入ってしまいました。
一人一人がアイデアを出しながらみんなで作っていくからこそいいものができるのだというのがとても伝わってきました。
執念によるたった一コマの集大成
こだわらなきゃ実写化しちゃいけない、だから自分はしちゃいけないのだと山本美月は厳しく自己判断をしました。
しかし、たった一コマ、実際に実写化したものはとても素晴らしく、こだわりを感じました。
ディオスがパネル、それだけが残念ですが、それはそれで仕方のないことだと諦めさえつきます。
このマンガがすごい! 第8回の期待や予想
次回は、塚本晋也さんが選ぶ「やなぎ屋主人」。
1970年代のマンガの実写化です。
あらすじを読むとなんだかアダルトな内容です。
実写化が難しい内容ではありますが、どの部分が実写化として選ばれるのかとても楽しみです。