こっち向いてよ向井くん

こっち向いてよ向井くん4話 人生のバス停に立ち止まる向井たち

こっち向いてよ向井くん4話あらすじネタバレ

見た目も年齢も立派な向井(赤楚衛二)。

3年振りに会ったチカ(藤間爽子)と結婚前提の交際をスタートさせ、ブライダルプランへ行く、向井。

挙式に向けてプランナーから提案される向井とチカ。

「何軒かまわるとどんな挙式にしたいかイメージが付くと思うのでぜひ、色々なウェディングプランをお試しくださいね。」

向井と共に、申し込んだプランを利用し、食事や結婚式場をシュミレーションで確認。

なんと、予定にはなかったドレスの試着もした、チカに思わず見とれる、向井。

また、帰り道に結婚が2~3年後、手を繋ぐタイミングはいつだろうと考えます。

ところが、次のウェディングプランへ行こうとする、チカに慌てて手を引っ込めるのでした。

「僕は結婚も前提にこれからゆっくり交際していこうと思っています。」

「向井さんは私と結婚する気はあるけれど、すぐに結婚の約束ということを考えてはいないと思っています。向井さんとは年相応な大人の付お付き合いができそうですね。」

その夜、向井は洸希(波留)と、妹の麻美(藤原さくら)夫、元気(岡山天音)が経営する飲食店で夕飯を食べようとしますが、あいにく休み。

同じ頃、元気と麻美は不仲に。

「たった一つ、俺の許せないことはなに?俺、直すから。」

「私達の関係を他人に、妻とか夫に定義づけたくない。」

「それみんなやっていることじゃん。夫婦なら普通だよ。」

「元気がそのことに気付いてないことが許せないよ。」

「浮気している?とかじゃないよね。」

「大黒柱や夫に押しつぶされている元気が見たくないんだ。そこまで余裕ないんでしょ?なんでマンションを買うの?」

「だって結婚したら一人の男としてそういうの背負うの当然じゃん。苗字に縛られるのが嫌なら俺が向井性になるよ!家族みんなで幸せになりたい。」

「私はそういうの抜きで、元気をいつでも幸せにしたい。私も思う、夫の稼ぎが安定していたらもっと良かったよなーとか、私自身がさ、思っちゃうんだよ。自分の脚で立てていたのに結婚したことで弱くなっているのがいやなんだ。本当はそれだ、ごめん。たった一つ許せない事、元気だけが悪いんじゃない、自分が元気にそんなこと望んでいるのが嫌なの。」

後日。

向井はチカと八景島シーパラダイスに行きながら、10年前の美和子(生田絵梨花)との思い出を回想。

チカに言われ、恋に年齢なんて関係あるのかと疑問を感じる、向井。

再び、洸希(波留)に相談するものの、彼女は上司の環田(市原隼人)との恋愛に夢中です。

「手も繋がないなんてピュアすぎるでしょ!」

ランチを食べている時、向井とチカの状況にアドバイス。

環田との恋に夢中の洸希は、環田に夕食をとるラインを返信。

「付き合うとかじゃないよ。」

「あのさ、前々から思っていたけど、どこに繋がっているの?」

「どこにもつながっていないよ。こういう言い方あれかもだけど、遊ばれて終わりでもいい?」

「遊ばれてないよ!一緒に遊んでいるの。」

「坂井戸さんは結婚したいとか思わないの?」

「少なくともそのために恋愛しているわけじゃないかな」

「なんかそれやっぱ不誠実じゃない?」

「結婚の意志がなくても相手に対して誠実でいられるよ。大人の恋愛はそこが良いと思う。

「大人の恋愛ってなに?坂井戸さん達のほうが大人の恋愛?相手と手をつないだりとかピュアな感じ。」

「大人の恋愛は自立してきた人たちが自分の責任で踏み出すの。大人の恋愛ってなにって定義づけるのは違うよ。」

「どこにも着地しない恋愛をする男は無責任だと思うよ。」

「でもそれって他人の問題だよね。確かに結婚って責任は必要。みんなが追っているからって同じ結婚をするべきってことある?他人の結婚に不誠実っていうほうこそ失礼だよ。」

「俺には分からない、坂井戸さんの気持ちも、相手の人の言動も。」

「違う人間だよ、同じ価値観を持っているわけないよね。人の結婚に自分と違う価値観を押し付けて、悪と決めつけることこそ不毛だよ。でもこんなこと言っておきながら私も結婚や子供や老後をちゃんと考えるべきだろうけど私は今、欲しいものを優先しちゃうんだ。」

「坂井戸さんは理解できないところあるけど、中身を見せてる。凄く傷だらけ。思ったことハッキリ言うし…」

その頃、元気のことに興味がある女性客が。

元気は、義理兄の向井がチカを連れて来店したことにショックを受けます。

学生時代にバレー部だった話や、マンションの更新が来年のため、新居やお互いの両親に挨拶など進めようと提案する、チカ。

「結婚ってロマンだけでやっていけないですよ。」

向井はふと、結婚の話を続けたり、向井がローンで指輪を買ったことに対して、貯金するタイプで発想がないこと、独身時代だから自由にできる、結婚や子供など先のことばかり考えすぎる違和感を指摘。

「あのさっきから結婚結婚ってなんですか。俺はチカさんの内面が見たいんですよ。まだ知り合って間もないのに、結婚とか子供とか…困りますよ。」

「最低だ…もっとちゃんと謝りたかった。」

向井は思わず、インストラクターをしている村田のボルダリングジムへ。

久し振りに既婚で子供がいる杉さんと再会。

村田は結婚経由のバスを降り、道は悪いし車酔いするし本当にこのバスに乗って目的地に着くか不安で、結婚を諦めたと語ります。

「それがさ、今はまだバス停に立っている感じ。」

「私は結婚と子供経由。子供ってバス停が沢山あるの。卒乳、いやいや期、入園、入学。今度、みんなで飲もうよ!」

気さくで明るい杉と別れ、少し心が和んだものの、自分はどんな「バス」に「乗って」、「どこに向かおう」としているのか?と自問自答。

翌日。

チカに謝ろうとした際に、チカから先に謝ってきました。

「私は結婚にロマンを求めるのをやめました。仕事優先にしてきて、だけどこの年になっていざ結婚したいと思っても切なくなって…。ごめんなさい。結婚をタスクのように仕事みたいに考えてしまうのです。思い出したくない恋があって…恋人とキャーキャー言いながら海ではしゃぐなんて、映画やドラマの世界に通じるファンタジーだと思っています。でも、どこかの誰かはそういう恋愛をしているのかなって羨ましい気持ちになる時があります。

向井は、チカの分まで食事の料金を払うと、チカの腕をとって出かけます。

港の海に向かって叫ぶ2人。

「恋に年齢は関係ないと俺は思います。10代20代がびっくりするくらいの恋愛をしようよ。チカさんに合うひとがあらわれたときにやればいいんですよ。今楽しいことをやりましょうよ。やれなかったことはこれから叶えればいい。」

「じゃあ向井さん、私達別れましょうか?」

「なんでそんな結婚に焦っているんですか?」

「そうなんですよね、焦っているんです、子供ほしいんです。」

「でもそんなに焦る年齢じゃ…」

「仮にうまくいって4年後に子供に会える、私その時37ですよ。私にも結婚するのかなって思う人、いました。でも、結婚…まして子供が欲しいなんてもってのほか。うざいって思われたくなくて言わなかったんですよ。でも今は恋とか愛はどうでもよくて、子供ができれば…だから向井さんに連絡しました。向井さん優しいし、フェアだし、私もちゃんともっと人と向き合いたい。子供だけじゃなくて家族がほしいんです。私、卵子凍結をしようと思っています。それで何かが変わるわけないけど、年齢と体力という自分でもどうしようもないことに振り回されて、自分で舵をとれないのはいやで、選択肢を自分で増やしたい。そう思うことで自分の人生を主体的に生きられると思うのです。さて、帰りますね」

「そういえば、帰宅が早いのは何でですか?仕事?」

「サバゲーです。こう見えてガチ勢なんで。こういう本当の自分を見せないところがだめなんですよね。」

「ウェディングドレス、プリンセスみたいだった。」

「もう、あのときに言ってくださいよ!私たちってどこかタイミングずれますよね。向井さん、向井さんこそ人と付き合った方が良いと思いますよ。」

なんか、こんな日は誰かと話したい…誰かと…思い浮かんだのは、洸希。

その頃、洸希はマンホールに新品のハイヒールが引っかかりました。

仕事帰り、環田から食事の誘いが。

「今、食事に誘おうと思って。」

「すみません、今日はちょっとこのまま帰らなきゃで…」

その後、環田の家へ。

自分用に花屋で花を買った洸希。

「自分で目を掛けなきゃいけないものが家の中にあるとその緊張感が良いんですよね。」

「僕もです。この先、一人で生きていくなら掃除くらいできなきゃって思って。何か飲みますか?」

「また珈琲を…あの本当にすぐお暇するので。」

「いつ一緒に朝ご飯食べてくれるのかな?花を人質にしたつもりだったんだけどなぁ…残念。」

「…好き」洸希は思わず、環田への本音が。

彼に貸してもらった靴を履いて帰るものの、まだ帰りたくないな…誰かと。

向井と偶然、再会し、海に入って靴が濡れた彼と微笑んで、元気の店で食事。

元気は相変わらず失意喪失…。

向井は後日、村田たちの飲み会へ。

そして10年振りに現われたのは、美和子(生田絵梨花)でした。

こっち向いてよ向井くん4話感想・みどころ

チカと麻美が変わり者すぎますね。

麻美は、苗字に捉われない結婚をこれでもかと望んでいるし、チカはベタな恋愛を空想上の世界ととらえ、仕事人間になり、忘れられない恋をした過去を少し引きずっている。

もっと素の自分を正直に相手に表現すれば、結婚を考えた過去の人とも幸せになれたかもしれない後悔が伝わりました。

結婚や子供を年齢を重ねるほど、焦る気持ちは分からなくもないです。

でも、向井のように恋愛を生き急ぐのではなく、年齢関係なしにできなかったことをやってみることで、積極的になれたり、後悔しない人生を作れるのではないかなとも思いました。

手を繋ぐのはいつのタイミングって悩む、向井が可愛いし、私も恋愛迷子なところがあるのでその感覚はわかりますね。

洸希と環田の距離感が絶妙に近づいていて今後がもっと楽しみですね。

環田が「いつになったら僕の朝食を食べてくれるの?」とか、「花を人質にしたつもりだったんだけどなぁ…残念」とか、全女性視聴者を恋の底沼に落としている!

市原隼人さんの優しい目を細める微笑み方に私も洸希じゃないけど惑わされそうになりました。

珈琲を淹れるのがうまかったり、掃除をしていつでもゲストを温かく迎え入れられる環境づくりをしていて気配りがありますよね。

いつもは厳しく、落ち着いた姿勢で向井にアドバイスをする洸希の恋も目が離せません。

今回の4話は、結婚や子供など人生のバス停に立ち止まる向井や洸希、チカを軸にした30代ならではの悩みがタイムリーに描かれていて、考えさせられた4話でした。

そして、美和子との飲み会での再会…どうなる、向井君!

 

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