クロサギ

クロサギ1話 シロサギを追う孤高の詐欺師の物語が令和にかえってきた!

クロサギ1話あらすじネタバレ

丁寧な話をし、あおば中小企業振興会で、女性詐欺師、奥村ひとみ(松本若菜)と取引をしていた黒崎(平野紫耀)。

彼女から3千万円だまし取り、間もなく警察が彼女を逮捕。

彼は詐欺師を騙す詐欺師で、刑事の神志名(猪脇海)や、警部補の桃山(宇野祥平)も、逮捕できない程、経験豊富。

法学部3年の吉川氷柱(黒島結菜)は、畳職人の父、吉川辰樹(船越英一郎)、母、みどり(相葉あきこ)、高校生の弟、敦(田中奏生)と暮らしていました。

彼女の父親は詐欺師に騙されて、自ら起業しようと奮闘するものの、失敗。

ふと、外国人風の男性とすれ違いますが、奇妙な彼の様子に違和感を覚えるのでした。

15歳の時、詐欺被害に遭った父、浩司(前川泰之)が起こした心中事件をきっかけに、母、舞妓(森下ひさえ)、姉、明日香(鈴木たまよ)を失いました。

家族を失った黒崎高志郎(平野紫耀)は、詐欺師への復讐を決意し、詐欺師のみを騙す詐欺師「クロサギ」に。

表向きはアパートの大家をし、父を騙した詐欺師、木本(坂東彌十郎)は、にたどり着くべく、この世の詐欺師を一人残らず、喰い尽くすことを生きる目的としています。

黒崎は下町の甘味処「かつら」に通い、詐欺師たちの情報を得ています。

「かつら」の店主で詐欺師業界のフィクサー、桂木(三浦友和)や店員で早瀬かの子(中村ゆり)の協力し、次のターゲットを狙いに定めようとしていました。

吉川氷柱(黒島結菜)の家に、フリーランス記者に成りすまして、今回、氷柱の父、辰樹(船越英一郎)を騙した起業セミナーの主催者、春日をターゲットにすることに。

春日はプロのシロサギで、サクラを用意し、辰樹を信用させる環境を作りました。

売れない動画クリエイターをしている2人組の男を利用し、セミナーの動画を作らせていた、春日。

辰樹が自分のセミナーから離れないように人脈を作らせ、資金到達のお金、教材費、コンサルタント費用などどんどん「必要なお金」だと言いくるめていく。

家族の為にも金をだまし取られたと思われたくない心理が働いたと黒崎は吉川を追い詰めていきます。

6年前にシロサギに騙されたことで、家族が一家心中に巻き込まれました。

不幸な巡り合わせか、今、黒崎が関わっている、起業セミナーでした。

黒崎家族を騙し続け、家族をめちゃくちゃにしたシロサギ、御木本を追っているのです。

元々、愛された環境に育ってきたからこそ、黒崎は心の傷を武器にシロサギを「喰う」ことにしたのです。

後日。

氷柱が引き留めても、辰樹は黒崎を頼り、形勢逆転を狙うことに。

吉川家で、春日の起業セミナーの公式動画を確認し、春日が作った吉川の人脈全ては、芸能人との写真を含め、全部、サクラ。

投資家のふりをして、春日を訪問。

自分の顧客には資産を増やしたいと思う人が多いと饒舌に話す、黒崎。

その頃、大学で友達のゆかり(永瀬莉子)と共に、講義終了後、鷹宮教授(時任勇気)に聞きました。

もし、巨大広告でセミナーをして、何かが生じれば詐欺に値すると教えてくれました。

そこで、氷柱は、母に電話し、父の辰樹が通っていた春日のセミナーへ。

氷柱はこのままだと犯罪だと訴えます。

黒崎と間もなく再会し、黒崎は単独行動するには慎重にする事、こちらの計画が狂うことはしないでほしいこと、辰樹が今、黒崎の共犯になっているからこそだと、氷柱に指摘。

黒崎と父のことを心配する、氷柱。

黒崎は「知人」と称して、父が詐欺師に騙されても家を手離そうとしない心理が理解できないと言います。

辰樹の話に、黒崎の父ととても似ていることを感じました。

ふと、弟の敦が両親は欲深く、2人が言い争う姿でも見たかったと毒づきます。

そこで、黒崎は彼自身の過去と吉川家の今が交差します。

父親がどんどん変わり果て、母と詐欺の話で口論になる姿や、母や姉が刺され、黒崎自身も浩司に刺されたトラウマが蘇りました。

黒崎の事を話す、警部補の神志名と、桃山。

甘味処「かつら」の桂木は、黒崎の父、浩司が御木本(坂東彌十郎)と春日が繋がっていることを知っていて、黒崎に「仕事」をさせていたことが判明。

信頼する「親父」、桂木の裏切りにショックと怒りを隠せない黒崎。

つまり、この案件は黒崎が最初から手を出してはいけないケース。

翌日。

黒崎は、動画クリエイターの2人、道上(前野朋哉)と、太田(森岡龍)に報酬を支払い、春日が起業セミナーを通して詐欺を働いていた証拠の動画を撮影してもらいました。

偶然、クリエイターたちの動画に映り込んでいた吉川辰樹が。

彼に電話をした氷柱は、たった一人で立ち向かおうとする父を電話で心配し、自分の帰る家は、両親と敦がいる場所ならどこでもいいと訴えました。

我が子の言葉に、吉川は心を揺さぶり、起業セミナーの現地へ向かい、同じ被害者たちに訴え掛けました。

「皆さん、こんな男を許していいんですか?この人がだまし取ったお金は、我々の人生なんだ!皆さん、また野放しにしていたら騙されますよ。皆さんで集団訴訟を起こしましょう」

そして、吉川の訴えと共にみんなが動こうとした際、警察が。

しかし、吉川と共にいたのは黒崎が用意したサクラたち。

会場外で待機していた、警察も黒崎のサクラでしたが、間もなく、神志名など本当の刑事が到着。

黒崎はピンチになった春日から6億を奪い取り、投資家のふりをして騙しました。

慌てる春日に対し、黒崎は激しい怒りを心底、胸に抑えながら対峙。

「御木本の事あんた知っているんだろ?もし御木本の居場所を教えればお前が詐欺で稼いだ分の一部を返してやる。それ持って海外にでも逃げろ。でも御木本の居場所を教えなければあんたはおしまいだ。破滅しろ」

御木本から連絡があり、春日は自分にも家族がいるから自首すると弱音を吐きます。

「家族?ふざけるなよ!あんたみたいな詐欺師騙された家族が何人いると思っているんだよ!御木本の居場所を教えろ!」

黒崎は怒り心頭で、春日に掴みかかりました。

春日はその後、一人で途方に暮れて外に出ますが、そんな彼を御木本と、秘書の恒根(金井勇太)がじっとほくそ笑んでいるのでした。

黒崎は桂木が春日を喰わない為に、御木本に春日に連絡を取らさせました。

桂木にそのことを怒って問い詰めた黒崎ですが、とにかく御木本を「喰う」のはまだ早すぎると親のように黒崎を思いやる、桂木。

しかし、黒崎が帰宅した後で、店を訪れたシロサギの白石陽一(山本耕史)は、なんと今回の春日の件は、御木本に対し、「設計図」となる計画書を作ったのは桂木だと指摘。

桂木は高級チョコをお酒の肴にして、ニヤッと笑って誤魔化します。

つまり、桂木も黒崎にとっては父の敵だったのです。

黒崎はそんな事とは知らず、氷柱の弟、敦(田中奏生)には、両親とちゃんと向き合って自分の素直な気持ちを伝えることを後押しし、氷柱一家には春日が彼らから奪ったお金を返しました。

氷柱は自分は詐欺被害に遭っても詐欺をして相手を追い詰めるやり方は間違っていると思う、そんな事しないと黒崎に告げます。

黒崎はそんな彼女に真面目なその生き方のほうが良いと後押しして去っていきました。

 

クロサギ1話感想・みどころ

平成に、山ピー事、山下智久さんが2006年に演じたドラマ「クロサギ」が令和に二代目・クロサギを平野紫耀さんが華麗に演じます。

過去の「クロサギ」を私は見たことがなく、このドラマ自体、初見なのですが、機転が利き、頭の回転も良く、話術も長けた黒崎の過去に胸が締め付けられました。

黒崎が元々、平穏な家庭に育ち、家族の愛を受けて育ったものの、父が起業セミナーの詐欺に騙され、どんどん家庭崩壊していく心の傷が明るみになっていきましたよね。

そして、愛する父に刺され、家族もろとも追い詰められた父によって殺された重い過去。

自身の家族ととても重なる氷柱の父や、弟の敦の反抗的な態度、氷柱が家族を思うひたむきなところ…全部、黒崎自身の善の部分が覗かれているようで見ていて、心が痛かった。

元の根の優しさと詐欺によって家族を亡くした彼の復讐心、認知の歪みの心理描写がリアルに伝わってきましたね。

詐欺によって家族を壊し、生活や人生をもまるごと奪う卑劣な春日を見て、黒崎の怒りに共感しかない。

黒崎が頼りにしている父親代わりな「親父」事、甘味処「かつら」の店主で大物詐欺師、桂。

彼こそ、黒崎に詐欺師のイロハを叩きこんだ主で、味方のように見えて、御木本や春日と繋がりがあり、今回の春日のケースも、御木本に「設計図」を共有していた事実にゾクっ!

黒崎にとっては唯一信頼できる人かもしれないけど、チョコレートとお酒を食べ、白石に御木本たちのグルだと指摘された際に人のよさそうな笑みを浮かべた三浦友和さんが怖いけどなぜかダンディーなかっこよさがありましたね。

人の家庭をめちゃくちゃにし、詐欺師によって壊れたターゲットを危険なやり方で助け、再生させた黒崎の背中が次週も追いたくなった1話でした。

 

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