クロサギ4話あらすじネタバレ
黒崎(平野紫耀)は白石(山本耕史)から得た情報を元に、御木本(坂東彌十郎)の会社を調べていました。
本社は上海にあり、御木本は「木本」として代表を務めていると発覚。
御木本と繋がる桂木(三浦友和)に黙っての行動ですが、桂木は知ってか知らずか急ぎの「仕事」を黒崎に押し付けてきました。
露木というヘッドハンティングを利用した詐欺をする男。
クリードライドサービスの黒木というヘッドハンティングの仲介業者を名乗る、黒崎。
うちと業務提携してほしいと提案する、黒崎。
大手の会社だと黒崎の企業からのオファーに大喜びの露木に、お互いの株を持ち合うかたちを提案。
カタクラローンです。
黒崎は早速、露木に株券を買わせて、1億以上のお金を押収。
露木は怒り心頭で黒崎に電話をし、ボスに知れたらやばいと大慌て。
そのボスこそ、御木本でした。
逃亡資金を渡す代わりに御木本の情報をよこすことを露木に交渉する、黒崎。
ヘッドハンティング詐欺で有能な人材をターゲットにする「仕事」をしていたのが、露木。
露木と御木本の件を「シロサギ」の白石(山本耕史)に相談。
白石は若き黒崎を心配し、情報提供をくれる桂木を裏切ってまで、御木本を追い詰められるか実を案じています。
同じ頃、御木本が新たな詐欺を仕掛けているとの情報を掴んだ神志名(井之脇海)たちも、御木本逮捕に向けて動き出していました。
氷柱(黒島結菜)は事情を知ってから、ますます黒崎のことが気になってしまいました。
しかし、黒崎はこれ以上、プライベートを鑑賞するなら、アパートから氷柱を追い出すと、彼女に警告。
自分の為に泣いてくれた氷柱に複雑な思いを抱く黒崎。
翌日。
木本は優良な企業と合併し、経営資金とは別に現在の夫妻15億全額を融資すると取引先との小田倉商事と会議。
黒崎は木本が交渉していた企業の社員で、叶と彼女とかつて一緒に働いていた同僚が口論しているところを呼び止めました。
団子屋へ2人を連れて行き、何と、叶は御木本が今行うM&A詐欺の被害者だったのです。
御木本が大物詐欺師であること、追い詰められた生き残りの会社を狙っていることを忠告する黒崎。
しかし、時すでに遅しで、草刈(山本未來)は合併に向けてのコンサルタント契約を交わしてしまったとのこと。
夕方。
氷柱は大学の教授、鷹宮(時任勇気)との交際を解消したことを同じ大学の友人、三島ゆかり(永瀬莉子)に相談。
ゆかりに好きな人でもできたのかと聞かれ、黒崎の事をほのめかすのでした。
御木本に黒崎が近づいていることを心配する、甘味処「かつら」の桂木(三浦友和)と、店員で桂木の協力者、早瀬かの子(中村ゆり)。
黒崎は、小田倉商事を訪問し、「木本」こと、御木本の本性を明かし、提案。
白石から預かった御木本を潰す最後の必須アイテムの書類を見せ、自分への協力を頼むのでした。
帰り道。
黒崎は、草刈と本当は一緒に働きたいけど素直になれないことを言う、叶。
叶は黒崎が、御木本の被害者なのかと問いかけます。
黒崎は御木本に話したいことがあるだけだと誤魔化します。
一人で屋台で酒を飲む黒崎に声を掛け、気に掛ける氷柱の父、吉川(船越英一郎)。
黒崎の根本的な優しさを知る彼は、「時々、君を詐欺の世界から、こっちの世界に引き戻したくなる」と気に賭けます。
氷柱たち家族の愛情を肌で感じながらも、自分が関わることで傷つけたくない思いがありました。
氷柱とばったり会った吉川は黒崎の事をやっぱり心配していました。
「俺は詐欺に遭って家族がバラバラになるところだったけど、黒崎さんが家族を取り戻してくれた。だから今、こうして母さんや氷柱と笑い合えている。でも、黒崎さんだって、家族と過ごしたかったはずだよな。」
吉川と別れた黒崎。
吉川と氷柱親子、夫を心配し、リモート画面でつららの母みどり(相築あきこ)や、弟の敦(田中奏生)が、自分を家族同然に笑いかけてくれている場面に、本心では胸がいっぱいになっていました。
御木本は、なんと、相場より高値で株を買うと持ち掛けて詐欺をしたことが、警視庁で立証され、桃山(宇野祥平)と神志名(井之脇海)が動きます。
しかし、御木本はなんと小田倉商事の新社長に急遽、就任。
そしてついに6年ぶりに御木本と再会した黒崎。
小田倉商事の資産や、社員の草刈などは、黒崎が新たに用意した親会社、小田倉ホールディングスへ移すことで、小田倉商事のみんなの居場所と安全を確保。
小田倉商事の株をわざと、御木本に買わせます。
その12億円は黒崎のモノになるように仕組んでいました。
そして、M&A詐欺ですべての会社をもしも失ったら?御木本がどの会社も「喰えなく」するために、御木本が近づいた他社にタレコミ。
「お前は誰かの金や命で生きている。何もないお前はちっぽけな存在でなにもないまま死んでいくんだよ」
黒崎は怒りを抑えながら体を震わせて、御木本に毒づきます。
そして、黒崎の正体を知った御木本に、なぜ、父の命を奪ったかを追求。
「お前の親父はカモになりやすかった。平凡な父ほど自分の子を特別にしたがる。そのための金が欲しくなる。お前の親父は幸せあだなぁ、期待に応えてあげたじゃないか。お前は詐欺師になった。まぁ顔なんて覚えていないけどな」
間もなくやってきた警察の桃山や、神志名らにより、御木本は逮捕。
その悔しさに黒崎は激怒。
これで一件落着と思いきや、なんと、御木本のM&A詐欺に遭った、物産が、御木本からの被害届を取り下げる方向に。
このままだと起訴できず、詐欺師を野放しになると被害者を説得する神志名。
しかし、御木本は1日で釈放。
翌日。
御木本は桂の名義で、上海の有力者ら金を集め、桂の金を使った。
桂は、御木本に騙された物産会社の被害者届を取り下げさせました。
そして、あえて御木本の動向を探って試すため、黒崎に御木本と今回の案件でわざと接触するように仕向けたのです。
桂木は黒崎に次のミッションとして、秘書の恒根(金井勇太)と上海に高跳びした御木本を追うように指示。
別れの朝、氷柱は送り出します。
「もしあなたが警察に捕まっても、私が検事になっても、あなたのことを気にする人が少なくともここにいる、貴方は一人じゃないから」
黒崎は氷柱の優しさを受け取り、飼い猫の「くろ」を彼女に託して旅立ちました。
クロサギ4話感想・みどころ
御木本と裏で繋がっていた露木から、あっさりお金をだまし取って「ご馳走様」にした、黒崎の華麗な技は見ていて清々しかったです。
詐欺師だけど本当にあくどいことをして、人を傷つけ、人生を壊すターゲットに闇すぎる「お灸」を据えるのが黒崎の「仕事」ではないでしょうか。
一人、孤独な闘いとなる黒崎を家族同然のように気にかける吉川一家の愛が温かい。
吉川の黒崎を健全に平凡に生きる「こっちの世界」へ引き戻したくなるという言葉に涙がっ出ます。
黒崎を詐欺師とわかっていながら、彼自身の家族に関するトラウマを受け止め、自分達の息子のように気にかける吉川の人間性が素晴らしい。
黒崎が元々、愛されて育ったからこその本当の人間性を知っているからこそ、自然と出た言葉だと思います。
船越さんの人間味や、かつて詐欺被害に遭って、家族の絆が消えようとしていた自分を「詐欺」で救ってくれた黒崎に心から感謝している様子が言葉一つ一つに伝わりました。
娘の氷柱も、自分がたとえ検事になっても、黒崎が逮捕されても、遠くへ行っても、黒崎を気にかけてくれている人はいると言って、旅立ちを見送る様子は、できた娘ですね。
優しい両親の元で育ち、氷柱自身が黒崎を異性として意識している理由もありますが、彼を思う心が黒崎の背中にそっと投げかけていることでしょう。
御木本が逮捕され、悔しがる黒崎の気持ちもわかりますよ。
だって自分が「喰う」そして、「潰す」って決めた相手を、黒崎の家族が過去にボロボロになっても、何もしてくれなかった相手が警察なのですから。
でも、黒崎が手強くて一番危険性の高い御木本と絡んでこれ以上、取り返しのつかない行動を起こすのを未然に止められそうとも思いました。
ところが、桂が裏で操っていたので、御木本は速攻、釈放されて上海へ。
因果関係以上に、火花を散らす黒崎と御木本の闘いのゴングは切って落とされたばかりな4話でしたね。