クロサギ

クロサギ8話 忍び寄る宝条の魔の手

クロサギ8話あらすじネタバレ

宝条(佐々木蔵之介)は、私生活では、表向き、妻と幼い娘、小春と平穏に過ごす父親。

黒崎(平野紫耀)は、牛山(山口紗弥加)から宝条(佐々木蔵之介)には、「宝条帝国」と呼ばれる裏金資金造りの為の資金源が複数あることを知りました。

政治家やマスコミを動かすための裏のお金を蓄える裏の顔を持つ、宝条。

そして、その一つ、医療法人をターゲットに定めます。

理事長の宇佐美孝也(津田健次郎)は、元ひまわり銀行の行員で、宝条の後輩。

違法行為に染めて裏金を作りまくっている本性を隠し持っています。

赤字だった病院を立て直した救世主として表向きは評判の良い人物。

黒崎は、宝条帝国とそこに君臨する宝条を「喰う」ことで動き出します。

宇佐美に近づくため、妻の怜華(高田里穂)に接触。

怜華をないがしろにし、仕事を言い訳にして、好き勝手している宇佐美。

同じ頃、亜実という流行りの地雷系ファッションに身を包んだ女の子に、ナンバーワンのホスト、清太をとられた、怜華。

殴りかかろうとしていた時、黒瀬という企業家のふりをして、庇う黒崎。

連絡先を渡して、会社に戻ると言って去って行きました。

氷柱(黒島結菜)は、プライベートでも桂木の和菓子屋、「甘味処かつら」を訪ねるようになりました。

怜華に小さな医療関係の企業家だと言い、彼女が元々夫と行くはずだった高級寿司店で夕飯を食べました。

彼女好みの金持ちのホストを演じ、怜華の信用を得て、お金が欲しいならもっと良い方法があると持ち掛けます。

「子供のような顔をして私からお金を搾り取ろうと思ったってそうはいかないわよ」

「逆だよ?金が欲しいんだろ?本当にもっといい方法があるよ」

同じ頃、宝条の元に、ひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていました。

ひょんなきっかけで、その映像を見た宝条の甥、鷹宮(時任勇気)は、映るのが黒崎ではないかと疑います。

そして、黒崎をアパートの前で待ち伏せ。

「君は詐欺師だよね?氷柱さんが僕に講義で意見して、君を庇う理由が腑に落ちた。でも、君はこの世に存在しちゃいけない人間だ」

「僕の持論なんですけど、僕の事を危険思想で判断する其方もどうかと思うけどね。まぁ、消えますよ」

氷柱が桂に行っていることを知った黒崎は、これ以上自分や桂木に関わると、氷柱の身に危険が及ぶことを忠告。

刑事の神志名(井之脇海)は、元上司の桃山(宇野祥平)から、黒崎の家族の事を知り、ますます、黒崎に目を光らせました。

御木本への復讐が終わっても詐欺を続ける、黒崎に食って掛かります。

しかし、付き人の仕事をしている神志名を小馬鹿にします。

「あんたは御木本の事があってからシッポ巻いて逃げ出したじゃん」

そして、「仕事」の為に桂木のところへ。

一方、桂木(三浦友和)は黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行くように命じました。

自分を宝条から遠ざけようとしていることに勘付く、桂木に逆らい続けていることに関して、危機感を募らせました。

メディカルマイシーの「黒瀬」と名乗り、怜華の夫、宇佐美(津田健次郎)に接近。

コンサルとの他に医療機器の業者との仲立ちをしていると説明し、宇佐美理事長に個人的にキックバックをつけると申し出ました。

彼は怪しんで申し出を断ります。

その後、怜華は夫の宇佐美に結婚生活の不満を口にします。

宇佐美は怜華がいい年して、ホストに貢ぎ続けることに呆れていました。

怜華は元々、宇佐美とはホステスと客の関係から結婚に至ったことを怒りを込めて訴えます。

これは、黒崎と「打ち合わせ」をしての作戦でした。

怜華は宇佐美に、まだ自分は25歳で遊びたい盛りなのに、仕事に時間を潰されて何も楽しみがないと泣き出します。

宇佐美は面倒臭そうに折れますが、怜華は泣くふりをして、黒崎の詐欺に加担。

次にパン屋を訪ね、宇佐美の病院で元事務だった、谷口を訪ねます。

そして、フリー記者のふりをして、赤字だった病院を僅か2年で立て直したと宇佐美理事長を褒め、宇佐美の病院の嘘を暴こうとする作戦に。

鷹宮(時任勇気)、宝条(佐々木蔵之介)はクライアントの女性、蒲生紗千子(秋山奈津子)と、その秘書、浦川学(細田善彦)と会食。

甥っ子と共謀して、黒い話し合いをします。

黒崎の防犯カメラの写真を見た鷹宮はわざと、黒崎を知らないふりをしました。

氷柱は友人のゆかり(永瀬莉子)と一緒に浅草観光をしますが、甘味処「桂」へ。

氷柱が将来、不安を感じていることをゆかりにばらされて謙遜。

桂は氷柱に、「悩んでいることは成長している証拠」とフォロー。

また、彼は黒崎が北海道に行っていることを伝えますが、氷柱は全然知りません。

つまり、桂木は本当に黒崎が北海道に行ったか探りを入れているようです。

「世の中、悪い人が多いからねぇ、君みたいな人なら検事になれるよ」

氷柱は黒崎が北海道に行っていないことを話してしまいました。

黒崎は、「黒瀬」として、宇佐美の秘書にも、彼の病院のベッドを買うなどと言って、どんどん話を持ちかけました。

また、黒瀬として、CTスキャンとMRIを買い、理事会への根回し代もプラスして、金額を交渉。

マージンを1億円払う交渉を成立させました。

翌朝。

黒崎は氷柱が危ない目に遭わない為に、自分や桂木と関わらないことを厳しく告げました。

その後、黒崎は桂木に北海道にいることを偽造して連絡。

北海道の警察が動いていて、頼まれた「仕事」のシロサギに接近するのが厳しい状況だと嘘を伝えました。

しかし、桂木も、途中で電話に出た、桂木の店の従業員、早瀬かの子(中村ゆり)も黒崎の嘘を見抜いていました。

「面倒くせぇな、そろそろ”終わり”かな」

その後、連絡がつかない休眠会社で、CTスキャンが届かないと大慌てする、宇佐美と秘書。

なんと、黒崎は段ボールのCTスキャンを届け、10億円を宇佐美から奪いました。

さらに、宇佐美の悪事をパン屋の谷口から聞いて、それを録画。

患者に、生活保護を受けさせて、ありもしない病気をでっち上げて入院させ、医療費をだまし取ること、裏金として、ひまわり銀行の宝条とのつながりを持ちかける、黒崎。

もしも、宝条との関係を知られたくなければ、この動画がSNSで流されないうちに、宇佐美を見逃すと言います。

「全て私一人の責任だ、流したいなら流せ」

「じゃあ動画アップします」

しかし、黒崎から携帯を奪った宇佐美。

黒崎は慌てるふりをして、携帯を壊されてパニックになったふりをします。

しかし、動画は既に黒崎が投稿済み。

宇佐美の件で、怜華は激怒して、黒崎を問い詰めました。

今回は怜華が協力したので、怜華の取り分として、4千万をあげました。

怜華は黒崎に色仕掛けをして、4千万を奪っていきました。

その夜、桂を訪ねた、氷柱。

「どうしたの?こんな時間にここに来ちゃだめだよ、夜は物騒だからねぇ」

優しい和菓子屋職人のふりをして、裏の「仕事」へ向かう、桂。

その頃、金融庁の日下(山田キヌヲ)が警察に。

宝条兼人(佐々木蔵之介)について独自で動いていると、桃山と神志名に告げました。

桂木は宝条と連携を取り、黒崎に目をつけていることをお互いに話し合っています。

氷柱は黒崎を訪ね、彼が桂木を介して、悪い詐欺師とずっと闘っていることを告げました。

「あなたと私は生きている世界が違う。別の世界で生きていてもあなたがそこで幸せならそれでいいの。でも、もしそうじゃないなら!ごめん、やっぱり諦めたくないの!あの、あなたをその違う世界に連れて行ったのはきっとあなたを救えなかったこっち側の人間だから」

氷柱は黒崎に関与するなと言われても尚、彼の力になりたい意思を伝えました。

「もし、お真rが本当にそう思っているなら…」

ここで、尋ね人の刑事が。

「黒崎さん、いらっしゃいますよね?所得税法違反であなたを逮捕します」

クロサギ8話感想・みどころ

黒崎は孤高の詐欺師として、桂木からの依頼を無視してまで、宝条に繋がる宇佐美(津田健次郎)を追い詰めていましたね。

前回のエピソードで登場し、黒崎に騙された牛山(山口紗弥加)から情報をもらい、宇佐美夫婦に接近。

妻の怜華を見事に騙して、夫との生活に不満を抱える彼女の寂しさを利用。

しかし、今回は年上の怜華のほうが、黒崎より一枚上手でしたね。

黒崎は宇佐美を騙し、医療機器の仲介業者や、宇佐美の病院で事務をしていた谷口には、フリー記者になりすまして、葬り去られようとしていた闇を暴く爽快感!

怜華が今回、自分に協力してくれたことはもちろん、彼女は元ホステスだった自分に愛がない生活をしているからこそ、少しの情が黒崎にはあったのかもしれないと思いました。

詐欺師ですが、自分に片思いをする氷柱がこれ以上、自分とその周辺に接近しすぎないように、氷柱には無理なようですね。

自分は黒崎とその家族を救えなかった側の人間だからこそ、力になりたい、諦めたくないという気持ちは分かります。

でも、若い女の子で、黒崎や桂木に、いや、特に桂木に後々利用されそうで怖い。

今日の桂木さん、氷柱に探りを入れていて本当に背筋がゾクっとしました。

三浦友和さんの素晴らしい名演に脱帽です。

温和で、人のよさそうな和菓子職人と、詐欺のフィクサーって…二面性を使い分けるのが巧みです。

氷柱に何度か自分と関わるなと忠告する黒崎の優しさも共感。

氷柱は黒崎の為に何かしたい、彼が幸せに生きられるようにと思っているかもしれないけど、検事として将来を歩網としているその道を、黒崎と関係者と深く関わる事で潰してしまいかねないとも思いました。

それでも、表向きは家庭思いの父を演じ、銀行の執行役員としても、職場では信頼の実績と共に、詐欺を働き、とんでもない冷酷な一面を被害者に見せる、宝条が関わるとなれば…話は別ですよね。

氷柱が危険な目に遭ってほしくない。

そして、黒崎が脱税容疑で逮捕されますが、仕掛けたのは絶対、親父の桂木か鷹宮ですね。

鷹宮はなぜあんなにも詐欺師を憎んでいるのかわかりませんが、氷柱が理由だとしたら生理的に気味が悪いですよね。

彼も詐欺師に人生を奪われた事があるのでしょうか?闇が深く、何をするか分からない鷹宮は今後も見逃せないキーマンです。

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