競争の番人4話あらすじネタバレ
小勝負(坂口健太郎)と白熊楓(杏)ら、第六たちは、新たに世界的な電機メーカー「アレス電機」の案件を担当することになりました。
優越的地位の濫用について調べることに。
自社の地位を利用した部品単価の一方的な減額や支払期限の延長を強制する、下請けいじめが発生。
第六の代表、本庄聡子(寺島しのぶ)が説明。
男は、アレス電機の役員の柴野竜平(岡田義徳)。
それがきっかけで、公正取引委員会に異動となった、白熊。
今は公安にいるので、捜査は不可能。
ふと、キャップの風見(大倉孝二)が自分の中学1年になる息子の野球の試合を第六達に見に来るようにチラシを渡しました。
息子を野球選手に刺せることが夢とのこと。
本庄は柴野が下請けいじめの中心人物と疑いますが、強盗殺人という重大事件に関わっている可能性が。
柴野の案件は公正取引委員会から、離れたかと思いきや、緑川瑛子(大西礼芳)が白熊の情報を警察に伝えます。
しかし、検察も上層部に言いくるめられて、身動きができない状態です。
桃園千代子(小池栄子)は六角洸介(加藤清史郎)に、検察庁の幹部である父親に聞いてみてと軽口を叩きました。
5人で30社の取引先を回らなくてはならない第六達。
白熊と小勝負は、30社も下請けいじめをしている部品工場のことや、取引先の会社をまわって関係者の証言を集めることを伝えた風見。
三谷電子製作所の三谷静江(正木佐和)は、試作品を即、返品されていました。
次に仁科化学の仁科卓也(六角慎司)は、アレス電機との契約がうまくいかなくなると、立ちいかなくなる状況。
丸川俊春(吉沢悠)は、「アレス電機」から下請けいじめをやはり受けていて、彼も試作品を返品されています。
優越的地位の濫用を丸山に告げる白熊と小勝負ですが、アレス電機に好意を受けて下請けいじめを容認していると言い出す始末。
仕事を無くすことに怯え、アレス電機に依存してしまう下請け業者たち。
やがて、アレス電機の代表、柴野が。
取引先側からの提案で、アレスからは頼んでいないと証言。
さらにその証拠の資料の念書や、製品価格の改定書類を見せる、アレス電機。
どう見ても、取引先からの忖度。
白熊の顔と刑事であることを覚えていた、柴野。
また、柴野は別の人物を介して取引先を従わせていることも判明しました。
ともかく、本庄は「アレス電機」の優越地位の件について調査を告げます。
警察や検察の捜査がなくなったことが原因です。
六角検事(羽場裕一)がなんと圧をかけ、捜査対象から柴野を外したのです。
検察の駒場(小松和重)は、公取たちに自分たちも柴野の件は諦めたくて諦めたのではないと怒り心頭。
白熊が刑事のように、強盗事件の件を持ち出して問い詰めたことで状況悪化。
後日。
柴野と丸川が野球チーム時代から付き合いがあり、丸川は柴野にいじめられても、「仲間」だと思っている様子。
それは本当に仲間といえることなのかと疑問に思う小勝負。
仁科や、三谷、一木晃(坂田聡)などから、丸川はその日、文句を言われます。
丸川が下請け達をまとめ役を買っていて、信頼も得ていました。
しかし、一木や三谷らは、アレス電機の柴野と友人である丸山が自分たちを裏切らないか疑心暗鬼な様子。
丸川を後日、訪ねた白熊と小勝負。
丸川金属を立ち入り調査すると提案した小勝負。
丸川が自分の会社で、柴野の指示で、取引先をいじめていて、不正行為を働いていた真実を指摘。
丸川金属が価格改定を柴野のサインで作成した書類。
どちらも柴山のハンコがおしてありますが、2枚の書類のうち、1枚目を基準にして、これ以上の値下げをせず、丸川金属側がさらに値下げをして、自ら犠牲になっていました。
それは、三谷や一木など、取引先の下請け業者を守るためでした。
白熊と小勝負は、風見の息子の野球の試合へ。
そこにいた丸川。
丸川の母校の試合だったからでした。
「取引先の皆さん、怒っていましたよ」と小勝負。
「どうして一言言ってくれなかったんだ」と一木。
「あなたが私たちを守るために、丸川金属だけが値下げに応じていたって」と、三谷。
「丸川さん俺、すまない・・・何も知らずに裏切り者呼ばわりして、小勝負さんから聞いたんだ。今度は丸川金属を守るために俺たちで何かできないかなって」
間違いを正せないのなら、それは仲間とは言えないと告げる、白熊と小勝負。
丸川を疑っていた、下請け業者たちは、自分たちのことを柴野のいじめから守るためにすべての犠牲を負う丸川を支持。
白熊と小勝負も、数日後、柴野のいじめの証拠を30件、集めました。
なんと、電話が丸川からかかり、一木製作所が契約を柴野から急に切られました。
いじめの事実が立証できれば、再契約ができると白熊はフォロー。
六角検事(羽場裕一)が第六を訪問。
なんと、アレス電機への立ち入り調査を止めてほしいとのこと。
検察と公取の闘いが始まりました。
競争の番人4話感想・みどころ
少年野球をしていた頃から、普通の友達だった柴野と丸山。
しかし、大人になって以降の、立場や環境の変化が、彼らの変わらないはずだった絆を一瞬にして壊しました。
柴山は丸山を下請け業者のまとめ役に利用し、立場や権力を利用して、まるで信頼関係など最初からなかったかのような態度で、丸山は洗脳状態のように感じました。
白熊がかつて逮捕できなかった柴山が、一流企業の代表として何食わぬ顔で、イベントに出て、メディアでは表向き善人面で紹介されているのは理不尽すぎます。
それでも、丸山は一木や、三谷など、下請け業者たちから、反感を買いつつも、信頼もされていたことは救いでしたね。
白熊と小勝負のアシストにより、丸山自身が、上辺だけの「仲間」、体育会系の友情を利用した服従関係を説き伏せたことで変わることができ、一木たちも小勝負が陰で働きかけたおかげで、丸山への誤解が解けた描写も良かった。
それでも、公正取引委員会の一員、六角(加藤清史郎)の父で検事の敦。
彼も諦めたくないけど、諦めざるをえない不利な状況に足掻いていたにもかかわらず、突然の柴野を調査対象から外す・・・。
やっと、やっと白熊たち第六が一丸となって、30社ものの、柴野の企業の取引先を調査して、柴野の不正と丸山を含む業者たちへのいじめと暴利を暴ける・・・って思っていたのに!
悔しいですよね・・・公正取引委員会と検察の熱い火花に、次週、盛り上がること間違いなし。