ラストノート最終回「たどり着く最後の余韻…出会えてよかった」あらすじネタバレ
東京に帰って来た一ノ瀬葵(内田有紀)は、久々に樋口澄晴(寺西拓人)と再会します。
(澄晴)これからは一緒にいないほうがいい、一緒にいられない。
(葵)どういうこと?
(澄晴)俺、葵さんがいなくなったら絵が描けなくなって何を書きたいのかも何のために描くのかも分からなくなった。今の俺は葵さんがいなきゃダメなんだって気付いた。1人じゃまだ自分を信じられないんだって。それに、葵さんも俺の為に何度も俺のこと自分の気持ち諦めようとしてきたでしょ。こんなんじゃまたいつか諦める日が来る気がするんだ。取り返すって決めたのに。ごめんね、上手く説明できてないかもしれないけど…だから俺達、ちゃんと自信が持てるようになったら。
(葵)分かった。澄晴くんの言いたいこと…分かった。そういうのはやめよう、中途半端はよくない
しかし、澄晴は葵に一緒にいないほうがお互いのためだと告げました。
葵と澄晴が会えたかどうかを気にする佐川優子(坂井真紀)に岩村健吾(平原テツ)は、珍しく優子にアドバイスしました。
(優子)葵と澄晴くん会えたかな
(岩村)優子ちゃん、優子ちゃんが先だよ、人の幸せを願うのは自分が幸せになってから。
(優子)ありがとう。
澄晴の共通の友人で、元恋人、木崎莉奈(桜井日奈子)に告白した、平野龍太(草川拓弥)。
(莉奈)ごめん、澄晴と別れたばかりだし、龍太にとっては澄晴の元カレだし、龍太のことそんなふうに思えない。
翌朝、仕事に向かう葵と絵に邁進する澄晴。
しかし、二宮はコンペを諦めるように澄晴に促しました。
(二宮)今年のコンペは諦めたほうがいい。コンペは来年もある。それまでは視野を広げることに時間を使ったほうがいい。
(澄晴)いや、描けます、描きます。俺。
(二宮)無理やり描いたって納得作品にはならないよ。何かの役に立つかも。
そんな澄晴に絵画教室の経営者の二宮慶太郎(丸山智己)は数冊の絵画関連の本を渡しました。
一方、葵はもう一度夢を追いかけようと、調香部への希望をし、そのことを同僚の平沢葵(中島亜梨紗)に伝えました。
(葵)私、調香部に異動願いだすことにした。私の年齢とキャリアで、希望が通るかはまだ分からないけど、でも、もう一度、チャレンジしたくて。
(梓)え、本当ですか?大丈夫なんですよね…その
葵の嗅覚障害のことを気に掛ける梓。
(葵)大丈夫、香織はもう戻ったし、あの頃とは違うから。
澄晴は葵と別れたことを龍太に告げました。
(澄晴)葵さんとは離れることにした。
(龍太)もしかして振られた?じゃお前が諦めたのか?
(澄晴)違う、そういうことじゃなくて。もう諦めたくないから。でも、今のままじゃだめだから。
(龍太)分かんねぇな…好きなんだろお互い?だったら一緒にいればいいじゃん。なんでわざわざ、かっこつけてるだけじゃねぇの?お前の言ってることただの綺麗ごとに聞こえる。
岩村を見せに呼び出す優子
(岩村)優子ちゃんごめん夜勤明けで。
(優子)座って。人の幸せを願うのは自分が幸せになってから
(岩村)ごめん、偉そうなこと言っちゃったかな
(優子)ってことは私、今、幸せなんだと思う。葵の幸せ心から願ってるの。でもなんでなんでだろうって考えてみたら…
優子はようやく岩村が自分を好きな気持ちに気付き、2人は結婚に向けて前に進むことになりました。
(岩村)つんつん、え?僕?!落ち着け
しかし、平沢梓(中島亜梨紗)からサンプルの意見を求められた葵。
(平沢)葵さんに確認してもらいたいサンプルがありまして。どうですか?
(葵)どうして?香りが…分からない。
二宮にアートの腕を磨くために、集中できる海外の滞在型共同アトリエに行くことを相談する、澄晴。
(澄晴)先生、こういったところって俺でも入れるんでしょうか?行ってみたいです。
(二宮)勿論、場所によってだけど。本気?一度今の生活全部捨てて、アート漬けの生活になるんだよ?
(澄晴)そうしたいんです。
(二宮)もう少しよく考えてみたら?
(澄晴)いえ、すぐにでも入れる所があれば、なるべく早く行きたいです。お願いします。
その夜、葵は優子に澄晴と別れたことを告げます
(葵)この間は手紙有難う。会ったよ、会って関係を終わりにした。ごめんね、迷惑かけちゃって。私、もう行くね。
優子は泣きそうな葵に傘を差し出しました。
(優子)飲みこまなくていいよ
かつて、葵が優子に掛けた言葉と同じ言葉でした。
(葵)また香りが分からなくなって。取り戻せたと思ったのに全部なくなっちゃった。結局、全部諦めるしかないなんて。
その頃、龍太と澄晴は仲直りをしていました。
(龍太)こないだは悪かった。俺、嫌な言い方したよな。実は、俺、莉奈に振られたんだよね。だから俺は好きな人と一緒に居たくてもいられないからさ、わざわざお前と葵さんが別れた気持ち理解出来なくて。好きなら、一分一秒でも長くその人といたいって思うから。時間って無限じゃないんだぞ?2人の時間を手放して本当に後悔しない?お前も葵さんも。離れて一分一秒後悔しない?
優子も葵が落ち着いてきた頃に慰めていました。
(優子)全部なくなったってことじゃないんじゃない?葵の中に残っているものがきっとあるはずだよ。それを信じようよ。ね?
翌朝。
澄晴の代わりに、斉木がコンペに出ることになり、澄晴は二宮の教室を辞めて、絵の勉強をすることにしました。
(二宮)うん。これで応募しよう。
(澄晴)梱包を手伝うよ。
(斉木)はい。あの、ここ辞めるってほんとですか?。いいな。逃げ出したいです、俺も。親とか学校とか。…なんて。
(澄晴)暫く絵の勉強に行こうと思って。
かつての自分と同じような斉木の状況にハッとする澄晴。
元夫の奥田創(徳井義実)と夕飯を食べながら、お互いの反省点を振り返りました。
(葵)送別会だって言うからみんな来てるかと思っていたのに。
(奥田)いや、個別にじっくりやりたいタイプなんで。積もる話もあるやろ?
(葵)積もる話?
(奥田)いやあるやろ、俺らには長い歴史があるんやからさ。銀杏の季節になってきたよねー
(葵)私達は何で別れたんだろう
(奥田)いやだから俺が浮気を
(葵)確かにそれは決定的だったよ。でもさ私達ってなんか、それより前からうまくいってなかったよね
(奥田)そこ掘り下げる?
(葵)掘り下げる
(奥田)俺が葵のほうばっか見てて、葵にも俺の方ばっかり見ててほしいって思ってたからかな。そりゃすっ転ぶよな、前向いてないとな。やっぱ人生という道は凸凹してますからね
(葵)ああ、私もそう思ってたかも。お互いにお互いを見ようとし過ぎたのかな。
莉奈が龍太の家を訪ねてきて、澄晴は絵の勉強のためここを去ることを告げます。
(莉奈)こんばんはー。澄晴が話があるって
(龍太)なんだよ改まって
(澄晴)ごめん、急に2人に話したいことがあってちょっといいかな。俺、東京を離れようと思う。しばらく絵に専念する環境に行こうと思って。
(龍太)葵さんを忘れるため?俺がおかしいのかな。やっぱ全然分からないんだよね。葵さんから離れようとする澄晴の気持ち
(莉奈)おかしくなんかないよ。分かんなくても仕方ないんじゃない。2人のことは2人にしか分からない。なに?
(龍太)やっぱ好きだわ。俺諦めなくてもいい?考えたんだけどさ、澄晴と別れたばっかってことは時間が経てば解決することだし、まぁ、親友の元カノっていうのはまぁ俺の親友、良い男だからな。見る目あるってことはプラスだってことだし。俺のこと男として意識してないっていうのはそんなのいっているの今のうちだし、諦めたくないんだけど、てか諦められない。だめ?
(莉奈)諦め悪いなー嫌いじゃない
(龍太)え、嫌いじゃないってことは?え?!手汗やば
その頃、澄晴と葵はお互いのことを話します
(澄晴)ごめんね、全然頭の中こないだ整理できてなかった
(葵)私、澄晴くんのこと全然、理解できてなかった。飲みこまなきゃって思って。そしたらまた花の香りが分からなくなってきた。私、この恋を自分を失う恋にしたくない。結局、自分の人生を変えるのは自分だけだと思う。年を重ねる為に見えない不安が増えていって何も変わらないことが幸せなんだって思い込んでいた。そんな時に、あなたと出会って、あなたに掛けていた言葉、あれ全部、自分に言いたかったことなんだと思う。だから…。今からでも必死に夢と向き合ってみようと思うの。自分の力で香織を取り戻していつか、あなたの前で心から笑いたい。並んで前を向いて歩いて行けるそういう2人になりたい。
(澄晴)葵さん、俺、焦ってた。全部取り返すって親父と約束したのに。今の自分のままじゃまたいつか失う気がして。絵も葵さんも。でも、葵さん画言葉にしてくれてやっとわかった。自分の夢は自分で取り返す。1人でも歩いて行けるけどただ好きだから隣にいる。そういう2人に俺はなりたい。俺、東京離れて絵の勉強してくる。必死で。
(葵)いつか笑い合える日まで。
(澄晴)うん
翌朝、澄晴は東京を出る前に一ノ瀬葵に、小包を郵送しました。
澄晴はパスポートなどを持って、日本を離れ、海外へ発つことになりました。
龍太の家で過ごした、葵との夏の思い出が昨日のことのように蘇る、澄晴。
その頃、駅のコンコースに飾った澄晴の描いたピオニーの絵画が作業員達によって撤去されていました。
2年後。匂いを取り戻した葵は梓らと調香師として仕事に邁進していました。
(梓)葵さん、完成品上がってきましたよ。
(葵)いいね、いい香り
奥田と葵は久々に再会し、お互いの近況が良くなってきていることを喜び合いました。
(奥田)出張終わって東京戻ってきたらよかったなー。ついに葵の作った香りが世の中に出るなんて。良かったな、この年で調香師の夢叶えるなんて凄いな。
葵のオリジナル香水が販売されることになりました。
(葵)ありがとう。でもね、また新しい夢が出来たの。だから会社辞めることにした。自分の店がやろうと思って、オーダーメイドのパフュームショップ。今の仕事もね魅力的なんだけど、やっぱり香水が作りたくて、一人一人の顔をちゃんと見て、その人の魅力をこう引き出すっていうか、つけるたびに、自信が湧くようなそんな香水が作れたらなって。呆れてるよね、いい年して。
(奥田)ちょ、何よ、新しい夢って。安定志向やった葵が、こんなチャレンジングなこと。新しいことに挑戦するなんて。俺に出来ることがあったらなんか言ってな。マジでなんでもするから。
(葵)有難う
澄晴も海外から帰って来て、絵の力を蓄えてきました。
(澄晴)斉木くんどうですか?タクボコンペの
(二宮)それが、親御さんに辞退させられてしまってね。君の時みたいに親御さんを説得できなくて
澄晴は同じような人生を歩む斉木に寄り添います。
(澄晴)見せてくれない?
(斉木)もう意味ないのに、どうしても辞められなくて、描くの。
(澄晴)やめる必要ない、てか、やめちゃだめだよ、ここで諦めたら後悔する。君も、俺も。
かつての自分に重ね、斉木の背中を押す澄晴なのでしら。
澄晴はその後、莉奈と龍太の家を訪ねました。
(澄晴)久し振り
(龍太)結構、変わったんだよね。あいつの趣味で。なんかごめん、これ澄晴から。
(澄晴)莉奈、元気そうだね
(莉奈)実は筆記テスト受かったんだよね!実技は自信があるからきっと取れると思う。
莉奈はかねてから夢だった保育士の採用試験に受かりそうでした。
その夢を応援する澄晴と龍太。
(龍太)いいぞ、自信は大事だ。
(澄晴)頑張ったんだね
龍太は今の仕事が順調で、給料が上がったら、莉奈にプロポーズしようと思っていました。
(龍太)俺もこのまま仕事続けられそうだから。まぁもうちょっと給料が上がったらって思ってるんだ。澄晴は?
(澄晴)実はまた勉強に行こうと思っていて、絵を描く以上に、やりたいこと見つけたんだよね。俺、絵で人の役に立てたらって。自分が描く以上にそれを叶えられる仕事を見つけたんだ。だからチャレンジしてみたくて。
澄晴と莉奈は、葵との恋を応援します。
(龍太)凄いなー澄晴
(莉奈)でも葵さんに会わないのかなー。お店もうすぐオープンなんだよ?絶対、澄晴に来てもらいたいはずなのに。
(龍太)莉奈から言えばいいじゃん
龍太は莉奈を後ろから抱き締めました。
(龍太)俺には出来ないな。好きな人と会えて離れるなんて。
(莉奈)それはダメだよ。きっと2人には2人のタイミングがあるんじゃない。気が合うね、私達。
(龍太)知ってる。
駅のコンコースを歩く、葵は澄晴の絵がなくなったことに気付くものの。2人は互いに振り返らず、前を向いて歩いて行きました。
葵の店の開店が近づく中、優子が手伝ってくれました。
(葵)今日はありがとう、大事な披露宴の前なのに。おめでとう、優子
優子は岩村と結婚することになり、葵は優子にリングピローを、優子は匂いが戻った葵に、アトマイザーをプレゼントしました。
(優子)開けていい?うわぁ!リングピロー!実は私からも、おめでとう、開けてみて。
(葵)アトマイザー。お互いこの年で夢を叶えることになるなんてね。
岩村と優子の結婚式で、優子の働くスナックで祝いました。
(優子)紹介します。タクシー会社に勤めてる、岩村さん。背はまぁ意外と高いほうで優しい人。お父さんと趣味が一緒なの。お父さん、散歩好きの人には悪い人はいないって言ってたし、ねぇお父さん。一生懸命、恋しました。
その後、葵は優子に花束を渡しました。
(優子)はい、これ行ってきなよ、澄晴くんのところ
(葵)ううん、夢を叶えたら行く場所があるの。
父の墓参りに行った澄晴は、眞澄の墓に手を合わせました。
(澄晴)言ってきます
龍太からメールが来ました。
(龍太)出発する前にここに行け。てか、絶対に行け
その場所は、葵の店でした。
澄晴が海外に旅立つ前に、葵に送ったピオニーの絵が飾られています。
その光景に感動する、澄晴と澄晴との出会いがきっかけに出来た、葵のオリジナルの香水はピオニーの香りです。
ふと、2人は共有マップのデータがまだ活用できることに気付きました。
葵と澄晴は、フラワーパークへ行きました。
龍太は公園の子供達にサッカーを教えています。
ベンチに座って、莉奈は公園で過ごしていると、莉奈はプロポーズをしました。
(莉奈)結婚しようか
(龍太)それ俺が言う奴。
(莉奈)どっちからでもいいでしょ。
優子は岩村に見守られながらスナックでアルバイトを続けています。
奥田は両親の介護をしながら、大阪で暮らしていました。
(奥田)おとんおかん出来たでーエビたっぷり入ってるからなー昨日のパエリアも美味しかったやろ?
そして、葵と澄晴は無事、フラワーパークで再会しました。
(葵)お帰り、澄晴くん。お帰り、澄晴。
みんながそれぞれの幸せの形を見つけ、心晴れやかに前に進んでいきました。
ラストノート最終回感想・みどころ
澄晴と葵が描くそれぞれの新しい未来、莉奈と龍太の幸せ、優子がようやく見つけた岩田との温かいこれからの今…。
心がギュッとなる優しい場面が多々あって、登場人物たちの愛の形と、経験を重ねたからゆえの新しい事への挑戦にエールを送りたくなりましたね。
一つ一つの笑顔が、花が咲くように満開でした。
莉奈を龍太が振った時は、龍太はまた自信を失ってしまうのかと思いましたが、2人の心が通じ合えて本当に良かったです。
葵が澄晴と別々の道へ進む際に、花の香りがまたしなくなったけれど、出会えた喜びを大切にしながら前に進むことが出来ました。
この作品は人生の壁にぶつかった時、ふと気づかされる大事な人との時間だったり、諦めないで、自分の道を切り開いていく人生のターニングポイントが伝わってきます。
龍太が言っていたように、時間は無制限じゃないからこそ、今ある時間を大切に、人を愛し、向き合いたいと思いました。
澄晴と葵の年の差恋愛の行方だけではなく、過去の自分を振り返り、今の自分と向き合うことで人生の切符を手にした2人のサクセスストーリーでした。