ライオンの隠れ家3話あらすじネタバレ
山梨県で起きた母子行方不明事件。
河川敷で見つかったのは、血の付いた服で、橘愛生(尾野真千子)のDNA型と不運にも一致してしまいました。
バーのママ、須賀野かすみ(入山法子)も同じニュースを診ていました。
愛生は、洸人(柳楽優弥)と、美路人(坂東龍汰)の腹違いの姉です。
「愁人~!」
「なに~?」
ライオンは「愁人」と呼ばれて、思わず返事をしてしまいました。
「僕はライオンだよ。愁人じゃないもん。ガオーガオー!」
必死に傷ついた心を隠す、ライオン。
知られたくなかった自分の名前に、ライオンはショックを受けます。
傷ついた彼は、布団の中に潜り込みました。
行方不明の息子、愁人はライオンなのだろうか?
洸人は事件に関するニュースを検索していました。
そこで、愛生の夫が、橘祥吾(向井理)だと知りました。
「ニュー、ニュースはなんですか?」
美路人も兄の異変と、報道で何かを彼なりに感じ取っていました。
その頃、ライオンの持つキッズスマホで連絡を取り合う、白づくめの衣装の謎の男、X(岡山天音)に連絡を取る、洸人。
「報道を見ました。行方不明って何ですか?今すぐ連絡をください。」
「ライオン、ライオン!君は愁人君なんだよね?お父さんとお母さんはどこにいるの?」
「いない!だからいない!」
ライオンは自分のことに触れられそうになると、心を閉ざしてしまいました。
寅吉(でんでん)の店へ行く、ライオン。
「勉強好きか?坊主、何歳か分からないから適当に買ってきたぞ」
「やったぁ!」
「相変わらずマヨネーズかけるな。勉強好きか?」
定食屋の寅吉は、積極的にドリルに取り組むライオンを優しく見守るのでした。
職場の市役所に着いた洸人は、子供支援課の牧村美央(斎藤飛鳥)に相談。
「どうすか?3人の生活は?うまくいってる?」
「いや、このままだと何も変わらない。このままだと警察に相談することも…」
「おいおい、洸人のマブダチは俺もだろ?これ、洸人の弟だろ?」
途中で小森(岡崎体育)も会話に加わりました。
「すごい!」
美路人が動物園で、展示される絵が飾られるので、動物園に行くことに。
美路人を職場に迎えに行った洸人。
「家族は私の行為で無料です。」
美路人の上司、舟木真魚(平井まさあき)の好意で家族は無料で行けることになりました。
「ライオンにもチケットをあげたいからください」
美路人は少しずつライオンを家族と認識するようになりました。
「動物園?行きたい!本物のライオンが見れる!」
「良かったな、小僧!」
寅吉もライオンを見守ります。
その頃、「週刊真相」記者、工藤楓(桜井ユキ)と天音悠真(尾崎匠海)も同じ情報に辿り着き、祥吾を追っていました。
そんななか、洸人、美路人、ライオンは、美路人の描いた絵が展示される「あさがお動物園」に行くことになりました。
かねてから動物園に行きたがっていたライオンは大喜びです。
「すげぇ!かっこいい!」
「野生動物は他の動物に捕食される危険があります。」
「じゃあ動物園にいたほうが安心なの?」
「そうです」
「良かった。」
本物のライオンが見れることもあり、期待に胸を膨らませて、洸人と美路人とライオン。
ライオンの背中にある痣に、虐待の心配をするとともに、ライオンの言葉の意味を深く考える、洸人。
「ここにいれば安全だもん」
美路人の絵が飾られている会場にすぐ向かう3人。
「動物には命の色があります!」
「みっくんかっこいい!」
間もなく、美央や、舟木と合流します。
「あ、小森さん!」
「牧村さん」
「初めまして、牧村美央です。」
「弟の美路人です。」
弟を美央に紹介する、洸人。
「は、はじめまして。僕のファン第一号はお母さんです、次にお父さん、お兄ちゃん、次に小野寺さん、舟木さんです。」
ライブペイントのイベントを担当する美路人のデザイン事務所の同僚、小野寺(森優作)が失踪しているアクシデントが発生。
トイレに行くと、小野寺が呻いていました。
美路人は、ライオンを肩車して、様子を見ると、小野寺がいました。
「ごめん、お腹痛いんだ!みっくんこれを投げますから取って。」
そんな姿を見た美路人はまさかの行動に出ます。
イベントが始まると、小野寺から絵筆を渡されたので、代わりに描くことにしたのです。
マイクが鳴り響き、美路人はパニックを起こしてしまいます。
「みっくん大丈夫?落ち着いて、落ち着こう」
とっさに洸人は美路人をなだめます。
「みっくん描くの。これつけたら?」
美路人がパニック防止のために持つゴーグルを渡すライオン。
「バーバリーライオン、アンゴラライオン…」
美路人はパニックをどうにか抑え、無事、絵に集中することができた美路人。
「やっぱりみっくんの絵かっこいい!」
ライオンは目を輝かせて、美路人を褒めました。
やがて、トイレから小野寺が戻ってきました。
「みっくんの絵、すごいです」
その後、美央と話す洸人。
「みっくんの今までに見せない顔が増えました。今まで周りの目を気にして、弟はこうだって決めつけているところがありました。ライオンが来てから変わって。」
「3人でいることに意味があるのかも。」
「でもこの生活にも区切りを付けないとと思って。でも…ライオンのお父さんに会ってみないとって思って」
「痣のことは…」
「その件についても聞こうと思う」
最後に、洸人、美路人、ライオンで、ふれあい広場のスタッフに写真を撮ってもらいました。
「みっくん赤くなってる」
「夕日の色です。」
美央に手を握られ、とぎまぎする美路人に微笑む、3人。
翌日。
「ごめん、他に頼める人いなくて」
「いいんですよ、元保育士なのでお世話は得意です」
心強い美央の存在に救われる洸人。
「あ、そういえばみっくんは?」
「日曜日は教室に行ってから変えるんだ。」
「教室でお友達と御勉強するんだって」
ライオンを美央に預け、洸人は祥吾に会いに行くことにしました。
祥吾の講演会へ行き、家族経営で、「たちばな都市建設」で働く、彼の顔を見ました。
その場には、工藤楓(桜井ユキ)っと、天音悠真(尾崎匠海)もいます。
偶然、カメラの音を鳴らしてしまった、尾崎。
「あの、撮影は禁止となっているのでマスコミの方ですか?」
「え…あ、はい」
「マスコミの方はご退席いただけないでしょうか?」
「あの…!橘祥吾さんですよね?」
「失礼ですが、また記者の方ですか?」
「あなたも母子行方不明事件について調べているの?週刊真相の工藤です」
「俺、天音です。」
「小森です。」
「小森さんはどこの記者?」
「フリーの記者です。」
「まだ私達もこの女権を追い始めたばかりなんですよ」
橘愁人が通っていた保育園や橘家を訪れる、洸人。
ここで、美央から電話が。
「あの、大したことない内容で済みません、ラップってどこにありますか?」
「ああ、食器棚のところに」
「ありがとう御座います。ありました。」
そう答える美央ですが、既に料理にラップが掛けられています。
「そっちはどうですか?お父さんに会えました?」
「まだです」
「有難うございました。」
電話を切った後、美央は「X」に連絡し、洸人の動きを報告していました。
「母子行方不明事件についてどう思う?」
「いや、母親のほう、橘愛生に生きていてほしい」
「なにそれ?なんで?」
「願望ですよ」
「記者なのに珍しいですね。」
勤務先だったクリーニング屋に行くと、クリーニング店の亭主は答えました。
「急に辞めるって言い出しましたよ。店も急に辞めるって言ってね。よく旦那さんが迎えに来ていましたよ」
橘愛生の足跡をたどると、愛生は夫婦仲も良く、不倫疑惑がありました。
かすみのバーにて、工藤楓は洸人が記者でないことを見抜きました。
「あんた、記者じゃないよね?」
「まさか橘愛生の不倫相手?」と愁真。
「あんた黙っててくれる?うるさい」
「すみません」
「あんた橘愛生の弟…」
「なんでわかったんですか。」
「姉とは数日一緒に過ごしただけの記憶ぐらいしかなくて」
「子供がいることも知らなかったんだ?」
「はい」
その後、橘祥吾が行く高級クラブへ張り込む、洸人と愁真。
車の中で待機しながら盗聴する、楓。
ホステスに微笑みかけ、幸せそうにクラブを楽しむ祥吾に違和感を覚える、洸人。
これが…妻子が行方不明の男の顔なのか。
帰宅すると、美路人がライオンと一緒に描いた絵を見せてほしいとすがりました。
「お兄ちゃんに見てもらいたいものがあります。ライオンと一緒に描きました。」
今まで人間の絵を描いたことのない、美路人が自分たちを家族と認識した絵を描いたのを見て、美路人の成長を感じました。
帰り道。
「洸人さん、お父さんに会えましたか?」
「いえ。今は3人のこの生活を維持していこうと思う」
「わかりました」
そして、洸人は美央と別れます。
翌日。
テレビの報道では、橘愛生の遺体が発見されたニュースが流れました。
その瞬間、ライオンはショックでコップを割ってしまいました。
ライオンの隠れ家3話感想・みどころ
ライオンを家族として受け入れ始め、今まで洸人に守られる側だった美路人の成長が涙が出るほど微笑ましいですね。
美路人はパニックを起こしてしまうことはあっても、絵が本当に好きで、小さな弟のようなライオンに対し、「この子を守らなければ」というような自覚が芽生えていると思います。
坂東龍汰さんの某インタビューによると、役作りの為に障がい者施設を訪れ、美路人の人物像を作り上げたとのこと。
動物園に行くときの目をキラキラと輝かせる、ライオンを演じる、佐藤大空さんが、可愛すぎますよ。
佐藤さんは、ドラマ撮影裏話によると、普段はライオンのように天真爛漫な元気いっぱいな男の子だそうです。
現場でも芝居のスイッチが入ると、顔が切り替わり、一瞬で役と憑依一体するそうですよ。
佐藤さんの視聴者の目を引き付ける演技に、これからも期待したいですね。
ライオンの父、祥吾に接触できた洸人。
しかし、秘書に守られている彼は、多くを語ろうとせず、洸人や、記者の工藤、愁真を避けるようにしているところが歯がゆいですね。
楓、愁真、洸人が橘家を訪れた時も、子供用の遊具もあり、まだ掴みどころのないミステリアスな展開に今後も楽しみです。
そして、本日の最大の見どころは、洸人たちの日常を見守っている、美央が謎の男、Xと接点を持っていたことです。
ライオンを祥吾から守りながら、小森家でのライオンこと、「愁人」の生活を監視しているのではないでしょうかね。
斎藤飛鳥さんと岡山天音さんが、ライオンに危害を加える人ではないと思います。
そして、ライオンの母、愛生(尾野真千子)の死をきっかけに動き出す時計の針に期待したい3話でした。