真夏のシンデレラ

真夏のシンデレラ最終回 夏海(森七菜)と健人(間宮祥太朗)が選んだ道は?

真夏のシンデレラ最終回あらすじネタバレ

蒼井夏海(森七菜)を庇った彼女に恋する幼馴染、牧野匠(神尾楓珠)。

夏海は幸いにも無傷で済んだものの、匠は搬送されました。

その頃、健人は夏海に電話するものの、電波が切られていて繋がりません。

翌朝。

「匠?!匠、わかる?」

「…夏海」

「良かった…私の事庇って怪我したのに、本当にごめん」

「これぐらいの怪我すぐ直すから、だからこれ以上、暗い顔禁止。な?」

「うん、了解」

夏海の父、蒼井亮(山口智充)と、弟、蒼井海斗(大西利空)や、恋人の水島健人(間宮祥太朗)らは心配します。

健人は「Kohola」を訪ね、亮と海斗から状況を知る事となりました。

匠の見舞いに訪れた夏海は、匠の足の状況にショックを受けます。

「夏海ごめん…医者が、もう大工の仕事ができないって。俺の足元通りにならないみたいなんだ。もっと大きな仕事、任せてもらえるようになったのにな。俺の近くに今はいてくれないか?」

「ごめん…匠の近くにいるから」

そんな2人の会話をこっそり聞いていた、健人は事情を理解したものの、ショックを隠せません。

夏海の家を訪ねた、健人。

「これ、クジラの風鈴だね」

「匠がくれたんだ。」

「匠君の事聞いたよ。でも、夏海は悪くないよ」

「みんなそう言ってくれるけど、私が悪いよ。匠さ、仕事続けられなくなっちゃうかもしれないって。私、匠の傍にいなきゃ。私が匠の人生を台無しにしたから。だから…ごめん。もう会えない。」

「別れたいって…こと?」

「…うん。それにこっちのほうが良かったんだと思う。ほら、匠のことだけじゃないしさ…私と健人君は、ひと夏の恋だったってそういうことだと思う。夏も終わるし、ちょうどよかった。いい思い出になった。ありがとう。」

「それが…夏海の本当の気持ち?」

「…うん、ごめんね。」

夏海は目に涙を浮かべ、本音を隠します。

しかし、匠はその泣き顔にお見通しです。

「うん、わかった」

夏海も健人もお互いの優しい思い出が走馬灯のように蘇り、複雑な心境に。

翌日。

修は上司から転勤の話を持ち掛けられました。

この町で子供達の健康を守る選択肢もあるが、医師不足で、満足に治療を受けられない子供もいるとの事。

その頃、早川と一緒に大人になったら働けるようになりたいと思う、春樹(石塚陸翔)は、理沙(仁村紗和)に聴診器をあてていました。

修と守は、お互いに恋の傷をなめ合っていました。

「愛梨ちゃんのことがまだ好きだから、本当は会いに行きたいんだろ?」

「俺にそんな資格はない」

「仕方ないなぁじゃあ理由作ってやるよ。愛梨ちゃんスタイリストの試験、合格したんだって!修、もう我慢するなよ。」

健人は、皐月(山崎紘菜)から夏海と別れたことを知りました。

「夏海ちゃんのこと大丈夫?ご両親、反対していたんだよね?」

「実は俺たち別れたんだ。皐月には色々相談にのってもらったのに。ごめんね。」

「それって夏海ちゃんから?なら私のせいかも。私、健人のことが好きで余計なことを言っちゃったんだ。」

「いや、俺のせいだよ。俺が夏海を守れなかった。」

病院にて、匠は健人と夏海が別れたことを知って、自己責任を感じます。

「私、健人君と別れちゃったんだ。」

「もしかして俺の怪我の事で…」

「なに自惚れてんのよ。匠のことが原因で別れるわけないじゃん。もっと健人くんとは軽い感じで付き合いたかったんだよね。」

自分の気持ちに嘘をついて明るく振舞う、夏海。

理沙の家では、村田と理沙が、カレーを食べていました。

「春樹、ごめんな。お父さんとお母さん別れちゃって」

「でもいいんだ、前はけんかばかりしていたけど、前の時より仲良しだもんね。今の御父さんとお母さんが大好きだよ。」

やがて、親友の滝川愛梨(吉川愛)と、修は対面。

「合格できたのは誰かさんにマーガレットをもらったおかげかなって思ってる」

「合格おめでとう。どうしても伝えたくて。」

「え、わざわざそのために?」

「だって生まれて初めてだから。自分じゃない誰かの成功がこんなに嬉しいの。そんな風に思える人は他にいない。だから俺の人生に、愛梨がいてくれないと困る。」

「え?プロポーズ?冗談?」

「冗談じゃなくてもいい!もう一度俺にチャンスを下さい。」

「うん」

「え?!え?!ほんとに?いいの?」

「だって修君みたいな人と付き合えるの私ぐらいだよ」

「ありがとう。」

「じゃあさ順番無視しても良い?キスしたい!」

「あっ…うん!」

愛梨から修は頬にキスをさっれてとぎまぎ。

「動揺している?」

「だって、だって、初めてなんだもん」

その日の夕方、理沙はビールを持って早川を訪ねます。

「どうしたの?」

「んー?春樹にはまだ難しそうだなぁって。突然来ちゃってごめんね」

「いや、俺も言わなきゃと思って。俺、この町を離れることにした。九州への転勤が決まって。ここよりもっと医者が少ない場所で子供達の命を守りたいから。」

「そっか、春樹が寂しがるだろうなぁ。それに…私もさみしい」

「ついてきてほしい。俺と結婚しよう?」

「私も早川さんと一緒にいたい。でも…一緒には行けない。この街には、春樹の大好きな人たちがたくさんいる。春樹にはそんな人たちに囲まれて育ってほしいから。だから、私は春樹とここに残る。いつか春樹と一緒に会いに行ってもいい?」

「うん」

「ありがとう」

「理沙、抱きしめていいか?」

「あったかいね」

その夜。

健人は修と守に夏海との事情を打ち明けました。

「でもこのままじゃ後悔するぞ?俺も自分で思い知ったよ。人生の中で手放したくない。俺は健人の親友だから、後悔してほしくない」

「まぁ俺達の健人はここで引き下がるような人じゃないな」

翌日。

仕事先で、後輩の資料の不備が発覚して、皐月と健人は大忙し。

夏海は匠の見舞いへ。

「調子どう?」

「普通かな」

「リンゴ持ってきたけど食べる?お腹空いてないか」

「夏海…やっぱりただの罪悪感で一緒にいてくれているなら帰ってほしい。そんな理由で夏海を縛りたくない」

「何言ってるの、そんなことないって言ったでしょ」

「じゃあなんでそんな顔しているの?夏海のそんな顔してほしくない。俺を舐めんなよ、こんな怪我大したことないし、必ず治してみせる。あんなこと言っておいて逆に助けられているの恥ずかしいじゃん。彼奴のところへ行けよ。」

「だけどもう決めたことだから」

「本当は違うだろ。俺は夏海に幸せでいてもらいたい、夏海の事が大切だから、俺達幼馴染だから。」

「ただの幼馴染じゃないよ、最高の幼馴染、でしょ?匠、ありがとう。」

「おう」

夏海は健人の元へ急ぎます。

健人は提示した代替え案をクライアントに納得してもらえました。

「皐月が協力してくれたおかげだよ、これからもよろしく」

「この後、任せてもいい?やらなきゃいけないことがあった」

「わかった」

皐月はそれが何なのか分かっていました。

父(小市慢太郎)に仕事ぶりを褒められます。

「父さん、僕はずっと父さんと母さんの顔色を窺ってきました。他人の人生のようでずっと息苦しかった。でもこれからは自分の人生を生きてみたいんです。僕は…夏海と一緒にいたい」

「先の事を考えられない人間には会社を継がせるわけにはいかないと言ったぞ」

「自分の人生を諦めるわけにはいきません。でもそのうえで父さんと母さんの期待に応えられるようにします。でも、それを見ていてほしいんです、お願いします。」

「好きにしなさい」

その夜。

健人は夏海に電話。

すぐ近くに夏海がいました。

「すごい、俺も今からアイに行こうと思っていた」

「じゃあ奇跡だね」

「健人君わたしもう迷わないって決めたから私やっぱり健人君と一緒にいたい。健人君が私を半径3メートル以内から出してくれた。健人君といるとどんなことも乗り越えられる。どんな最悪よりも、健人君といる最高の方が勝つから。」

健人は夏海をハグ。

「俺ずっと他人の人生を生きているような気がしていた。だから誰ともぶつからないように生きてきた。そんなことしても意味ないって思ってきたから。でも今は、誰とぶつかったとしても夏海と一緒にいたい。夏海のおかげで自分の人生生きなきゃってやっと思えるようになったから。失いかけて気付いた、夏海は俺の人生に必要な人だよ。」

「もう絶対!離さない!」

夏海と健人は夜景の下で、本当の幸せを噛み締めました。

翌朝。

父、亮(山口智充)と、弟の海斗(大空利空)が朝食を作ってくれました。

「え?!2人ともどうしたの?」

「夏海にはいつも甘えてばかりだから。俺達に任せて」

亮の朝食のおかずを試食した、夏海。

「美味しい!ありがとう!」

その頃、夏海と匠の学生時代の恩師、長谷川佳奈(桜井ユキ)が見舞いに来た、匠。

「俺、自分の幸せばかり考えていました。でも今は大切な人の幸せを考えています」

「牧野くんがそうなってくれて嬉しい」

「また学校の先生みたいなことを言って」

「学校の先生ですね」

「そうですね」

夏海、愛梨、理沙はそれぞれの幸せを願います。

理沙は早川と友人として関り、息子の春樹を連れて、彼の引っ越しの手伝いをした話を、夏海と愛梨に聞かせるのでした。

愛梨は、修との恋が順調なことを伝えます。

3人の友情はこれからも変わりません。

夏海は健人が海洋生物の勉強をして水族館を作りたいと思っている展望を知りました。

「仕事も夢も手放さないのは今の夢」

「叶ったら笑顔になる事か。私はクジラに会いたい。クジラは冬に会えるんだよ」

「じゃあ冬になったら一緒にいこう?夕日がきれいだね」

「毎日見ても」

「毎日綺麗だから。前はこのあと2人でサップしたんだよね」

「今からする?」

夏海教えた日が沈むやり方を手で示した、健人。

そして、夏海は健人に背伸びをしてキスをし、これからも幸せを感じることにしました。

真夏のシンデレラ最終回感想・みどころ

夏海と匠が事故に遭った時はどうなる事かと思いました。

匠は足に後遺症が残ったけど、持ち前の根性を活かして、必ず完治させていくことでしょう。

また、彼は以前よりも夏海を大切な人として尚更認識し、人間的に成長が感じられました。

夏海が健人を好きであることを知っていながら、まだ夏海への未練を断ち切れないような発言もしていた、匠。

入院した本日の放送でも、事故に遭って弱っているとはいえ、「今は近くにいてほしい」ってそれを聞かされた健人が不憫だなと思いました。

しかし、夏海を幸せになってほしい最高の幼馴染として見守る姿は、心も男前でした。

理沙と早川は恋心を断ち切り、切なくもそれぞれの幸せを願ったリスタートになったと思います。

「理沙、俺と結婚してくれないか?」

「この街では、春樹に好きな人に囲まれて育ってほしいから行けない」

母として我が子の幸せを願う理沙の心が伝わりました。

一瞬、理沙の目が動揺していたけど、春樹の事を村田と見守りながら、早川との新しいページを「親友」として切り拓いていくことでしょう。

健人も、全てを察して、彼への恋心に踏ん切りをつけた、皐月に背中を見送られていましたね。

皐月は健人を好きな気持ちから、年下の夏海に前回は大人げないことをしていたので、最終回ということもあり、少し心配でした。

健人がほんとうに好きなのは夏海だと誰よりも理解しているからこそ、同期として彼を中立な立場に切り替えて見守ってくれて本当に良かったです。

修と愛梨は復縁したけど、ずっと2人を誰よりも応援してきた守にも幸せが訪れたらいいな。

最後に、夏海の事を本気で大切にしたいと父と向き合った健人と、健人との本当の幸せを選んだ夏海が、浜辺でキスをする姿は、花束を贈りたくなる最終回でした。

 

 

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