真夏のシンデレラ

真夏のシンデレラ10話 夏海(森七菜)と健人(間宮祥太朗)に立ちはだかる壁

真夏のシンデレラ10話あらすじネタバレ

夏海(森七菜)と健人(間宮祥太朗)は、デートで江の島水族館を訪れました。

「夏海?」

「健人くん!」

「そういえば前はこの水槽の前で偶然会ったね。」

「そうだったね」

「こんなに会うことあるってびっくりした。」

「俺も。そのおかげでいま夏海とここにいれるし、偶然も3つ重なると運命になるよね」

「じゃああの日会えたのも運命だ」

「毎日こんなふうに泳げたら楽しいだろうなぁ」

「うん、気持ちよさそうだねぇ」

「この水槽…なんかあの日と違って見える気がする。夏海と出会ってから世界が色鮮やかに見えるよ」

「私もあの日と違って見える」

夏海と健人は碧い水槽を眺めながら、互いに出会えた喜びを共感。

水族館の後、健人は、夏海を別荘に誘いました。

本棚には、夏海のために用意した、彼女が以前から読みたがっていた沢山の漫画が並んでいました。

「わぁー!これ前から飲みたがったんだ。ありがとう」

「夏海が前に読みたいって言っていたから。何見ているの?」

「星」

「あの時、ここで見たかったね。」

「お店忙しかったからね。」

「次はここで一緒に見よう」

「それって来年も一緒にいるってことでしょ?」

「夏海、ちょっと待っていて。これ夏海に」

「向日葵?」

向日葵の花束を渡す健人。

「そういえば今まで言葉にしてなかった気がして…俺と付き合って下さい。これからも夏海と一緒にいたい。周りに何を言われたとしても全部、乗り越えるから」

「うん。私も健人くんと一緒に乗り越えたい」

「約束する。どんなことがあっても離れてないって」

「約束だよ?」

「うん、約束」

約束を覚えていた健人に笑顔を見せる夏海。

帰宅した夏海は翌朝、健人とのことを父、亮(山口智充)と弟の海斗(大西利空)に話しました。

向日葵の花言葉は「君をずっと見つめていたい」。

「健人、やるじゃん」と亮。

「姉ちゃん熱々だね」と茶化す、海斗。

「もう2人とも仕事して!」

家族を母親代わりに注意する、夏海。

その頃、父(小市慢太郎)から、安藤皐月(山崎紘菜)を将来の相手に勧められた、健人。

「お父さん、済みません…僕には将来を考えている人が既にいるので」

「そうか、それじゃあ会ってみたいよ、楽しみにしている」

なんとかこの場を切り抜けた、健人。

「良いの?あんな風に言って…」

「夏海のことちゃんと両親に話したいから」

表向き、自分の気持ちを隠して健人を心配する、皐月なのでした。

愛梨(吉川愛)は、守(白濱亜嵐)と、修(萩原利久)にご飯を作りに行くという目的で、守の家へ。

「花びらが落ちないマーガレットみたいに、愛梨ちゃんも次の試験に落ちない為に用意した」

守の愛梨に対する小さな気遣いに、修は複雑な気持ちでした。

その夜。

「夏海、両親をKoholaへ連れて行ってもいいかな?両親が夏海に会いたがっているんだ。」

「私に…?ありがとう、準備しておく」

「じゃあ、おやすみ」

「おやすみなさい」

夏海は、健人の家族と知り合う新しい人との出会いと、恋人として温かく迎え入れられることを期待していました。

その頃、愛梨は修と守の家でスマホのレシピを見ながら調理。

守からみりんを切らした愛梨は、守からアドバイスをもらって、ポテトサラダを作りました。

「書いてある通りにするだけじゃん」

修は何げなく言ってしまいます。

「不器用でごめん。私、料理の勉強するね」

「ごめん…そんなつもりで言ってないよ。でもごめん」

「まぁまぁ!料理って切り方とか、レシピ通りにするって難しいんだぞ。修は教科書通りにできるけどな」

そして翌朝。

夏海は健人の両親とKoholaで会うことに。

「夏海、緊張しすぎ。深呼吸。いつも通りの夏海でいれば大丈夫」

「さっきから着替えてばかりだよ姉ちゃん。でも、大丈夫、夏海らしくいて良い」

夏海は、健人と匠(神尾楓珠)から励まされ、Koholaでいよいよ食事に。

「サップのインストラクターにお店と経営がお忙しいですね」

「夏海さんは働き者なのね」と健人の母(シルビアグラブ)。

「健人くんがうちの店を直すのも手伝ってくれて…息子さん何かと助けられています」

亮も、健人の両親の見た目や品の良さを見て落ち着いて対応。

健人の両親は忙しさを理由に、夏海への気持ちを隠して早々と店を後にしました。

「夏海、また連絡するから」

そして父に、「今日はありがとうございました。夏海を紹介できてよかったです」

「健人、自分の立場を理解しているのか?今後会社を担う立場として、付き合う人を選びなさい」

「夏海と別れるつもりはありません」

「目先の事にとらわれているなら、お前にうちの会社を任せるわけにはいかないな」

やはり、父は夏海の身分などを見て、昔気質な考えを持っていました。

夏海と息子の交際を反対し、健人を後継者にすることを検討し直そうとします。

その頃、理沙(仁村紗和)と、息子の春樹(石塚陸翔)は、早川宗佑(水上恒司)と家族のような距離感に。

春樹の医者になりたい夢を応援する2人。

愛梨は修から別れを告げられました。

「今まで楽しかった…有難う。僕、彼女もいたことなくて、それでも愛梨ちゃんが色んな事を教えてくれた。こんなことが続けばいつか嫌気がさすかもしれない。愛梨ちゃんを傷つけるかもしれない。仕事にも支障が出るんじゃないかってどうすればいいかわからなくなった」

「修君、私たち別れようか!今までなにもなかったし、私も言おうと思っていたの。短い間だったけど今まで楽しかった。」

皐月と健人はオフィスで仕事をしますが、皐月は健人に夏海のことを認めてもらえたかを探ります。

「父さんに夏海と別れるつもりはないって言ったよ」

「でも会社の立場もあるから…社長が許さないんじゃない」

修は落ち込み、何も知らない守に愛梨と別れたことを告げました。

「どうした?浮かない顔して、何かあった?」

「何もないよ」

「何もないわけないだろ」

「会った。会って別れてきた。あっちから言ってきたんだ。」

「修…別れるって修から言わせたんじゃないの?愛梨ちゃんは本気で修と別れたいと思っていたのかよ」

「そうだと思う。どっちにしても今の俺にできることはないから」

「じゃあ俺がいく…それでも良いんだな?」

守が修を好きなことも分かっていて身を引いたのです。

そしてこのまま愛梨と交際を続けていくうちに関係が壊れることを恐れている、修。

早川と理沙は偶然また会い、お互いによく会うことを微笑みます。

「早川さん!よく会うね、私達」

「本当だね。春樹君、お医者さんになりたいってまだ頑張っている?」

「うん、毎日、聴診器の音を聞く練習しているよ」

「理沙、この間、3人で歩いた時ほんとうの家族みたいな気がした。俺が春樹君の父に慣れる日も来るのかな。今度は家族として3人で歩きたい」

その夜、守は花火を買ってきて、砂浜で花火をしました。

おかげで愛梨に笑顔が戻ります。

「守君、ありがとうね。勉強の息抜きじゃなくて、本当は励ましてくれたんでしょ」

「愛梨ちゃんはなんでもお見通しだね。俺の嘘、全部ばれている」

「だって守君わかりやすいもん」

「愛梨ちゃん…好きだよ!愛梨ちゃんのこと幸せにしたい」

修はその頃、仕事の為に医学の勉強を続けますが、愛梨と別れたショックから、涙をこぼすのでした。

愛梨に自分のせいで、交際を続けることを諦めさせてしまった不甲斐なさからでした。

その夜。

皐月がKoholaを訪ねてきました。

「夏海ちゃん!ごめんね、こんな夜遅くに」

「あ、皐月さん」

「ごめん、こんなこと言うの私が言う権利ないけど、ごめん…健人は努力して少しずついろんなものを手に入れてきたのに…夏海ちゃんの存在が、健人の足を引っ張っているんじゃないかな。夏海ちゃんには見せないけど、健人はきっと苦しんでいるよ」

思わずショックを受ける夏海。

翌朝。

仕事に励む夏海。

夏海の元気がない様子を察した匠は、ソーダ粋をあげました。

「匠、テーブル壊れたかな直して」

匠は海斗がテーブルを壊したので、修理してくれました。

夏海は店の手伝いに多忙で、高橋家へ出前へ。

健人は複雑な気持ちになりつつ、仕事を続けます。

Koholaでは夏海が傘を持たずに出かけたことで、傘を夏海に届けた匠。

「濡れて帰るなんて予想外だね。でも結構濡れちゃったな、夏海なんかあった?泣いているように見えたから」

「なんにもないよ」

「泣いてないよ、雨のせいでそう見えるだけでしょ」

健人とプレゼンをする、皐月はようやく、自分の安定が得られたとホッとします。

Koholaでは、海斗が夏海が、健人からもらっていけた向日葵の花瓶が割れたことに気付きます。

それは何かが起こる虫の知らせでした。

案の定、夏海と別れて家に帰ろうとした途中、匠は車に轢かれそうになった夏海を庇いました。

真夏のシンデレラ10話感想・みどころ

健人の両親が夏海との交際を認めるわけがないですよね。

健人も自分の親の事あまりわかってない気がしました。

健人の親にとっては、貧乏で、身なりもラフで、尚且つ、母親がおらず、父と弟を懸命に店を切り盛りしながら支える女の子は難しいんじゃないかな。

家柄や学歴など、古い価値観に捉われている彼らにとって、夏海とその家族は健人の先々にとって弊害にしかならないと思いました。

健人は周りがなんと言おうと夏海との愛を貫き通そうとしますが、皐月による「邪魔」が。

健人のことが好きだからという気持ちだけが先走り、夏海に対して、「夏海ちゃんの存在が健人の足を引っ張っている。今まで健人は色々努力して今がある」なんてひどすぎますよ。

大人ぶっているけど彼女自身が、好きな男の子に恋人がいることが許せなくて、健人を独占したさに人を傷つける行動が幼いですね。

健人を好きになる気持ちは分かりますが、品格ある大人なら、健人の夏海への態度があれだけ彼女しか視界にないことを察して、おとなしく身を引くべきだと思いました。

守、修、そして、愛梨。

修は愛梨との関係が壊れることを恐れている…愛梨もまた、資格試験の忙しさや、修と何もないまま、お互いに交際を続けるか微妙な距離感でいることの苦しさを抱えていましたね。

修は守が愛梨を好きな気持ちを誰よりも分かっているからこそ、愛梨を守に譲るような気持ちで行動に出過ぎた印象です。

「別れるって修から言わせたんじゃないの?」

恋の苦さを知っている守だからこそ、修が自分を見つめ直す機会を与える、守の人情が伝わりました。

守は陽気でひょうきんだけど、視野が広く、相手の気持ちに敏感です。

修は自然にデリカシーのない言葉を言ってしまいますよね。

料理の件で、修が愛梨に「ごめん」を言うことができたのも、守の優しさと、愛梨の人を大切にする心が良い意味でスパイスになっていたかもしれませんね。

理沙と宗佑はこのまま家族になったら、村田の気持ちはどうなのでしょうか。

理沙の元夫で春樹の父の村田(森崎ウィン)はもう一度、家族3人でやり直すことを考えますが、彼はできるだけ理沙の今の気持ちを最優先することを以前、口にしていました。

一番先に幸せの切符を手に入れるのは理沙ではないでしょうか。

さて、最後に急展開だったのは交通事故。

車に轢かれそうになった夏海を庇って倒れた、匠。

夏海と匠の生還のゆくえがとても心配な10話でした。

 

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