真夏のシンデレラ7話あらすじネタバレ
夏海(森七菜)は朝の支度で多忙ながらも、健人(間宮祥太朗)とメッセージのやり取りをしていました。
健人から送られてきた可愛いクジラのスタンプを見て、思わず微笑む、夏海。
ふと、かかってきた電話に亮は気まずい様子。
母の茜から「今度、会いに行っても良いか?」と電話が。
「俺は会いたくない…7年も会っていないんだよ。俺達の事忘れていたでしょ。」と海斗(大西利空)。
「母さん、夏海と海斗は元気にしているか連絡きていたんだよずっと。でも母さんのことを話して寂しい思いをさせるんじゃないかと思ってた。」
亮なりに子供達に気を遣っていました。
「…わかった、俺から断りを入れる。」
「それって会いたいってことでしょ?会いたいなら会ったほうがいいんじゃない?」
夏海も渋々、了承。
するとそこに、夏海と海斗の母、茜(横山めぐみ)が現われます。
アカネは「2人とも大きくなったわね。ごめんね、ずっと来れなくて…何も言わずに勝手に出て行ったことをみんなに謝りたくて戻ってきた」。
妻の訪問に戸惑いを隠せない父の、亮(山口智充)。
家族みんなで久々に団らんを囲む、夏海たち。
「手際良いね、ちゃんと毎日、家事している人の手つき。ごめんね、私がいない間、夏海に全部やらせていた。夏海は私のこと怒っていない?」
「そんなわけないよ、またお母さんに会えて嬉しいよ。」
翌日。
茜は「Kohola」にやってきた匠(神尾楓珠)の成長した姿に驚きます。
相変わらず、仲が良い夏海と匠の姿を見て、「いつ結婚するの?」と直球に問いかける、茜。
すると、海斗は、夏海には、健人がいることをあっさりと明かしてしまうのでした。
夏海たちが忙しく働いているなか、何もせずにテラスにいる彼女に、夏海に謝ったのかと問いかけます。
「なんで帰ってきたんだよ」
「だけどびっくりした。お店辞めちゃったかと思った。夏海がサップもお店も継続していたんだよね。」
「あんたのためだろ。あんたと亮さんが2人で始めた大事な店だからって続けてきたんだよ。高校に通いながら必死に…我が子のことなんだと思ったんだよ。」
「それじゃあ…感謝しなきゃね。」
その頃、修(萩原利久)と、愛梨(吉川愛)は関係に変化が。
勤め先の美容院でもそのことを同僚に指摘された、愛梨。
「Kohola」では、茜が、急に訪ねてきた健人に挨拶。
「大丈夫?お母さん帰って来て」
「うちにお母さんがいる事慣れてなくて…まぁこれから一緒にいれば大丈夫かな。会ってなくても家族は家族だし。」
その頃、息子の春樹をフォローする、理沙(仁村紗和)。
夏海の母、茜が帰ってきたこともあり、蒼井家に行こうとしていました。
「夏海ちゃんママがいるの?夏海ちゃんにはパパとママがいるのに、僕にはお父さんがいないなんて嫌だ。」
そこへ訪ねてきた早川宗佑(水上恒司)。
彼も含めて夏海の家へ行くことに。
同じ頃、愛梨は守から修のことで分からないことがあったら何でも聞いてほしいと告げてきました。
「愛梨ちゃんが本当の僕、東大卒でもない司法試験に落ちまくる俺を理解してくれたから、愛梨ちゃんの役に立ちたい。」
茜は健人を呼び出します。
「夏海のどこが良かったの?」
「あなたみたいな育ちの良い人と夏海じゃ釣り合ってない気がして。」
「そんなことないですよ。僕は夏海さんにいろんなことを教えてもらいました。反対しているわけじゃない、むしろ夏海の彼氏があなたで良かった。実は私、借金があって…少しで良いから助けてもらえないかな。」
「夏海さんは知っているんですか?」
「どうして?だって心配かけるだけでしょ。お金を借りたくて戻ってきたのに、貯金なさそうだし。お願い…なんとかしてくれない?」
「すいません、できません。」
「え?」
「僕がそうすることを夏海さんは望まないと思うので。」
その頃、修と守はカフェで再会。
「修は悪くないって愛梨ちゃんに伝えてきた。」
「…ありがとう。」
「お前、素直にありがとうとか言うタイプじゃねぇだろ。キモイ。次どうするかは自分で考えろよ。」
「俺は口を開けば白い目で見られてきた。」
「そうだな。」
「だから教科書載っているやルールに従ってきたよ。でも恋愛にはそういうのないんだもんな。」
「修君、基本を伝えよう、正直に自分の気持ちを伝える事。」
「もしもし、おぐねぇ?え?!」
なんと理沙の一人息子、春樹(石塚隆翔)が失踪。
「ごめん…私のせいだ。」
「謝ることないよ、堤防の方をみんなで探そう。」
「理沙!どうだった?海は?」
「いそうなところ探したんだけど…絶対に一人で遊んじゃダメっていつも言ってあるから、でも私がちゃんと見てなかったから。」
「どこにいっちゃったんだろうな。とにかく探そう。」
「理沙、落ち着いて。春樹ここにいるから、前そっちまで電車で連れて行ったことあっただろ?あれ覚えていたって。俺に会いたいから来たって言うけど、しばらくこっちにいたいみたい。しばらくうちに泊めるから、今度、連れて行くよ。」
「春樹君見つかったって?ああー良かった。」
「ありがとう、みんなに連絡しよう、心配しているだろうから。」
「早川さん…春樹は怖がりで、一人で電車に乗れない子だった、春樹には、父親が必要なんだと思う。だから、早川さんとはもう一緒にいられない。」
「理沙はほんとうにそれでいいのか?」
「きっとそれが一番いいと思う。」
「分かった。」
夕方。
夏海の家で夕食を食べることになった健人。
夏海と一緒に帰宅してから、仕事の電話に出ます。
その間に、茜は店のお金に手を付けようとしていて、夏海はショックを受けます。
「お母さん、なんで?」
「私、借金があるの。だから戻ってきた。」
「お金の為ってこと?」
「でも全然貯金なさそうだし、夏海の彼氏にも断られたし、そんなことしたって夏海は喜ばないからって…だからもう行くね。安心して、もう二度と帰ってこないから。」
すると、夏海は店のお金の一部を触り、母、茜に渡します。
「ごめんね、これしか渡せない。海斗とお父さんには戻ってきた理由を絶対言わないで。」
「お母さん、お母さんは私たちのこといらなかった?必要だから戻ってきてくれたのかなってそう思っていたから。」
「ごめんね。」
「夏海の事よろしくね。」去り際に、健人にそう言い、茜は出て行きました。
「…夏海?」
泣いているのを隠す夏海に胸が痛み、架ける言葉が見つからない、健人。
「夏海、春樹見つかって良かったな。あれお母さんは、夏海?」
「なんか急に帰らないといけなくなっちゃったんだって。直接お別れできなくてごめんねって…じゃあ晩御飯作ろうかな。」
夏海は明るく振舞い、健人はその様子にますます心配します。
翌朝。
「夏海、今夜空いている?ちょっと2人きりで話したくて。」
その頃、理沙のクリーニング店に、早川宗佑(水上恒司)が客として来店。
「どうも…」
「有難う御座いました。」
「こちらこそ…」
理沙は彼のことが好きになっていたので思わず、去り際に涙を流します。
夜、愛梨の店に修が。
「来てくれたんだ。」
「この前は本当にごめん。」
「良いよ、私も悪かったし…だって修くんの気持ちも大事だと思うし。守君と喋って反省したの。順番を大事にしたい修君の気持ち無視しちゃったかなって」
「大丈夫」
「だから教えてほしい。修君がどういう順番がいいのか私もちゃんと知りたい。」
「俺と…付き合ってほしい。」
「び、…びっくりした!人に告白されるの人生で初めて」
「彼氏いたんじゃ…」
「いたけどこういう人じゃなかったから。」
「こういう人って…笑うなよ!」
「ごめん。ねぇ、手を繋いでも良い?順番合っている?」
「合ってる。これでいいのかよ?」
「うん、合ってる。ふふふ…あれ?動揺している?」
「してないよ!」
「してるよ!」
愛梨は守のおかげで仲直りできたというメールを見て、失恋したと痛感。
匠が蒼井家の「Kohola」へ寄ると、亮と海斗が店番をしていました。
「おお、匠!座ってろ。今日は俺が料理長だからよ。」
「夏海は?」
「健人君の別荘に行ったよ。」
夏海は健人の別荘に。
「漫画とかない?」
「ごめん、今度用意しておく。」
「まじで?やったぁ」
「こんな分厚い本読めるの凄いね。表紙見るだけで眠くなっちゃうよ。」
ふと、健人と同じ子供の頃に持っていた生き物図鑑を見つけて、共通点を知った、夏海。
「ごめんね、お母さんの事ちゃんと謝りたくて。健人君を巻き込んでごめん。」
「謝らなくて良いよ。」
「私たち家族の問題なのに。健人君のお母さんと違うからびっくりしたでしょ。私さ、お母さんに必要とされていないんじゃないかとずっと思っていた。7年も会わないから私たちのこといらないんじゃないかなと思っていた。お母さんが戻ってきた時、必要としてくれたって期待していた。結局全然違ったんだけどね。」
「夏海?」
「ん?どうしたの?」
「俺の前では無理に笑わなくて良いよ。弱いところ見せてもいい。ちゃんと俺が支えるから。」
「大丈夫だって…大丈夫に決まっているじゃん。」
「大丈夫じゃなくても良いと思う。強がってばかりじゃ辛いから。」
「お母さんを嫌いになれたら楽だけど…でもやっぱり、好きなままでいたいんだよね。」
「うん」
「それにさ、無理して笑って良いんだよ。わけじゃないんだ。泣いても何も変わらないじゃん。つらい時こそ笑うって決めているから。」
「そんなことないよ。泣きたいときは泣いて良いんだよ。こうしたら誰にも見えないから。」
夏海を優しく抱き寄せる、健人。
夏海は健人の前でこらえきれずに泣きました。
真夏のシンデレラ7話感想・みどころ
夏海の母、茜は「あなたが夏海の彼氏で良かった。」って言葉を聞いた時は、夏海に似て心優しいかと思えば、予想外でしたね。
お金の無心に、蒼井家を訪問していたとは思ってもみませんでした。
匠が茜がどんな親か知っているからこそ、きつい言い方で、茜に突っかかった行動はわかります。
「なんであんた帰ってきたんだよ。夏海が高校に通いながら必死で…親父さんとあんたが始めた店を守るために。」
この物言いから彼自身も家族との間に問題が会ったかと思いました。
蒼井家の事情を幼馴染として理解したうえで、茜の本性を察したからこそですよね。
匠は夏海の恋心を振り回しながらも、ここぞという時は内面の優しさが滲み出ていると思いました。
愛梨と修の距離が微笑ましく急接近!
手を繋ぐことも初めてで、お互いのことを意識してドギマギする後ろ姿を応援したいですね。
理沙と早川はお互いに好き合っているものの、春樹のことを思うと、やはりお互いに切ない気持ちを抱えたまま、別れざるを得ないですよね。
クリーニング店に客と従業員として対面し、去っていった後の2人の名残惜しい、恋が終わりを告げたことが伝わる表情はなんとも言えない。
2人が友人として温かいつながりで再会できたらいいなと思いました。
最後に夏海は家族の前で無理しすぎですよね。
甘えかたを知らないのがわかります。
長女として、母代わりとして生きてきた彼女は、自分がしっかりしなきゃって意識が常に高まって、素顔を人に見せられない苦悩を抱えていたのでしょう。
夏海に健人がいて良かったと本当に思うのは、心の距離感を保った適度な優しさ。
夏海を抱き締め、「自分の前なら泣いて良い」と告げる彼の寛大さと温もりが視聴者にも伝わる7話でした。