まんぷく 第101話のあらすじ
立花萬平はとうとうスープを完成させた。
次はいよいよ麺作り。
商店街の製麺所でひととおりの麺作りの基本を覚えた萬平は、すぐに応用を思いついたが、肝心なことに気がついていなかった。
福子は、完成したスープを麺に練り込み、そこにお湯を注ぐとスープが薄くなってしまうのではないかと指摘をする。
そのことが全く頭になかった萬平は、再び、スープ作りに没頭する。
まんぷく 第101話の感想
第3弾目となったスープは、鈴からも美味しいという評価を得、完成しました。
次はいよいよ麺作り。
萬平さんは、商店街の松木製麺所へ出向き、麺作りを教わることになりました。
松木製麺所はうどんの玉を作っている昔ながらの製麺所でした。
予告では、研究所にプロが来てくれたのかと思ったのですが、萬平さんが出向いていたんですね。
製麺所の店主は何故ラーメン屋なのかという疑問を抱いていました。
この時は家族以外はまだ、ラーメン作るというのはラーメン屋を開くという発想しかありません。
萬平さんは、ラーメン屋ではなく家でお湯をかけるだけで食べることのできるラーメンを作るのだと説明をします。
そんなラーメンなど頭にもない店主は当然驚きます。
萬平さんが麺作りの勉強をしている頃、パーラーでは事件が起きていました。
萬平さんの噂をする婦人達が、今日もまたパーラーで噂話を楽しんでいました。
萬平さんを商店街で見かけた1人の婦人は、ラーメンを作る=ラーメン屋だと思い込んでいるので、どこに店を出すかわからないけれど借金を抱えているはずだと有りもしない話をします。
噂話を楽しんでいる婦人達のもとにやって来たしのぶさんがお冷のお代わりを尋ねます。
しのぶさんは、福子も萬平さんも借金をしていなければ、退職金も出ており、福子もパーラーで働いてうまく遣り繰りしていると事細かに婦人達の言葉を訂正をします。
しかし、婦人達は引き下がりません。
50歳近い萬平さんが今から客商売を始めても失敗し、失敗したら一家心中するのだと言うのです。
一家心中とはさすがに言い過ぎです。
そこにマスターもやって来ました。
マスターは、ここ数日聞いていた悪口に腹を立てており、「帰ってくれ」と客商売らしからぬ言葉を吐きます。
それでも引き下がらない婦人達。
自分達はお客さんなのだから何を喋ろうと勝手だという始末。
マスターがもう一言釘を刺そうとすると、「そんなお客さんはいりません」としのぶさんが一喝。
そんな2人に婦人達は頭にきたのか、お勘定を要求されなかったことをいいことに、やっと帰って行きました。
寸前までそんなことがあったことを知らない福子が出勤をしてきました。
福子は、婦人達とすれ違った時に睨まれ不思議そうでした。
しかし、マスターとしのぶさんは今あったことは福子に話さず、冗談で誤魔化します。
福子とパーラー白薔薇の出会いは何がきっかけだったかわかりませんが、こうやって外でも福子を守ってくれる人がいて本当に良かったと思います。
福子が仕事から帰ると、萬平さんは麺作りをするために研究所にいました。
萬平さんはひととおりの基本となる麺の作り方を覚えてきましたが、練り水に卵を入れ栄養を、卵の殻を粉にして入れカルシウムを取れるオリジナルの麺を既に考えていました。
重要なのは、完成したスープを麺に練り込むという、誰もやったことのない挑戦をすることだと萬平さんは言います。
しかし、萬平さんは気づいていませんでした。
視聴者は気づいていたのではないでしょうか。
福子は、完成したスープを麺に練り込んでお湯を注いだらスープが薄くなるのではないかと指摘します。
萬平さんは、はっとした表情をします。
すぐに思いつきそうであるそのことが頭になかったのです。
麺を作る前に、麺に練り込むためのスープの研究をしなければいけません。
事件はパーラーだけでなく、香田家でも起ころうとしていました。
忠彦さんのアトリエには下着姿に近いモデルの女性がポーズを取っていました。
克子は、窓からアトリエの様子を伺い、また心配をしています。
モデル役が壇蜜ともなれば、何かが起こるとしか思えません。
さらにもうひとつ、小さな事件となりそうなのが、タカのつわりが落ち着いたのをいいことに、茂が萬平さんのところに行きたいと心の声を小さく漏らしたことです。
克子はモデルに、タカは萬平さんにヤキモチを焼き、忠彦さんと茂はどう追い詰められていくのでしょうか。
そんな中、ただ1人、そんなことよりも真剣に福子の心配をしている人物がいました。
鈴です。
スープが美味しくできたからと言って美味しいラーメンができるとは限らない心配以前に、萬平さんが好き放題やっていることで、福子に負担がかかっているのではないかと鈴は心配だったのです。
皆、福子は大丈夫と言いますが、福子は辛くても大丈夫と笑顔で誤魔化していることを鈴は知っていたのです。
トシちゃんしか福子の本当の姿を知らないと思っていましたが、さすが母。
鈴はいつも何かを察知しているのか、スープが美味しくできたけれど、萬平さんはまた新たな悩みを抱えていました。
今回ばかりは福子もさすがに先が見えないのか、心配になってきたようです。