まんぷく 第116話のあらすじ
昭和33年8月25日。
まんぷくラーメンが発売された。
しかし、試食販売をしても思うように売り上げは伸びなかった。
まんぷくラーメンに関わる人々は、すっかり弱気になってしまった。
まんぷく 第116話の感想
昭和33年8月25日。
まんぷくラーメンが発売されました。
しかし、20円は高いと驚かれたり、お湯をかけて3分待つだけと言っても待ってもらえなかったり、茶色い煎餅みたいとラーメンだと思ってもらえなかったり、話さえまともに聞いてもらえず、試食どろこではありませんでした。
しかし、鈴の“武士の娘”という言葉を聞いた福子は、突然、何かに気づきました。
“順番”を間違えていたと言うのです。
なぜ“武士の娘”からそれに気がついたのか…。
“順番”とは、話を聞いてもらってから試食をしてもらうのではなく、試食をしてもらってから話を聞いてもらうという順番です。
恐らく、視聴者は第115話が終わる時にそれをすべきだと気づいていたのではないでしょうか。
試食用のまんぷくラーメンを作り出すと、あっという間に人が集まってきました。
実際に目の前でまんぷくラーメンを作ってみます。
福子と鈴で、まんぷくラーメンができあがるまでの歴史を話し、何とか3分繋ぐことができました。
新しくできあがったまんぷくラーメンを見て、さらにまた人が集まってきました。
最初から試食用のまんぷくラーメンを作っていれば良かったのに…と言いたいところですが、売れた数は2箱分。
1箱には幾つのまんぷくラーメンが入っているのでしょう。
他の場所で販売をしていた世良さん、真一さん、茂、吉乃のところも、まんぷくラーメンの凄さが伝わらず、思うように売ることができなかったようです。
鈴は、値段が高いだけでなく、まんぷくラーメンのデザインが良くないのだと言い始めます。
確かに、萬平さんと福子に襲いかかった荒波というのは、カラフルにしたところで忘れたいと思うことばかりです。
縁起が悪いと言われても仕方ありません。
鈴は、まんぷくラーメンが“転覆ラーメン”に見えてくる始末。
帰宅した茂は、デザインが悪いから売れないという話があったことを忠彦さんに話します。
家族皆フォローしますが、忠彦さんは「画家をやる資格がない」とすっかり落ち込んでしまいました。
茂も、何もわざわざそこまで報告することはなかったのですが…。
大急百貨店の売り場を貸してもらえる期間は3週間。
「まだ1日」と前向きな気持ちで翌日を迎えましたが、次の日も、その次の日も売り上げは伸びませんでした。
鈴はパーラー白薔薇で、マスターとしのぶさんに愚痴をこぼしていました。。
全く売れないのに、萬平さんと福子と3人で売っていることが無駄だと感じ、休憩だと、仕事を放棄してきたようです。
そんなところに世良さんが来ました。
世良さんもまた、休憩と言いながら、仕事を放棄してきたようです。
2人は似てるからなのか、漫才のようにぶつかりあいます。
別々な場所にいても、別々な時間を過ごしていても、同じようなことを言う2人は、マスターが言うように、似たもの同士、なたね油とごま油のような関係でした。
世良さんは、“画期的”だとか、“発明”だとか、そんな言葉が食べ物に合わないと言いました。
“萬平印のダネイホン”のように、何かインパクトがある言葉が付くと、親しみが沸くかもしれません。
まんぷくラーメンの売り上げに悩む萬平さんは、一から作り直した方がいいのかもしれないとひどく落ち込んでいました。
そこに忠彦さんがやって来ました。
忠彦さんは、デザインの別案を持って来たと言うのです。
忠彦さんもひどく弱気になっていました。
すっかりモチベーションが落ちてしまったまんぷく食品。
ここからどうやってモチベーションをあげていくのでしょう。