まんぷく 第43話のあらすじ
昭和22年。春。
たちばな塩業で働く男達も塩作りが板に付き、納品用の車も用意され、立花福子は臨月となった。
大阪商工会会長・三田村亮蔵から投資を受けた萬平は、新しいことをするために頭を悩ませていた。
そんな中、福子の代わりに家事を担う母・今井鈴は忙しさに嫌気が差し、家から姿を消した。
まんぷく 第43話の感想
時は昭和22年の春になりました。
第1話が昭和13年。
泉大津に引っ越してきた第31話が昭和21年5月。
こうやって見ると、あっという間に月日が流れ、色々なことがあったものだと思わず噛み締めたくなります。
第42話では三田村会長から30,000円の投資を受け、福子は妊娠3ヶ月でした。
あれから半年。塩作りも板に付き、納品用の車も用意され、福子は臨月です。
「もう臨月なのかぁ」そんな風に思ってしまいました。
そして、納品用の車を用意したのは世良さんのことがあったからなのでしょう。
福子が臨月ということで鈴は家中を駆け回っているようでしたね。
鈴の僕・赤津さんがいるから大丈夫なのでは?と思ったのですが、まさかの骨折です。
それでも松葉杖をつきながら台所に立っているのですから心強いものです。
鈴は楽ができず不満があるようですが、待ちに待った孫なのですから小言を言わず頑張って欲しいものです。
萬平さんの手元には30,000円の小切手。
額だけでなく、期待も乗っているかと思うと、紙1枚に重みを感じますね。
これまで質を求めてきた萬平さんでしたが、塩の買取価格の上限があることから、質にばかりこだわっていては量ができないと気付いたようです。
だけど、量を求めて質を落とすようなことを萬平さんはするはずがありません。
そこに新しい仕事をしてみてはどうかと福子からの提案です。
福子の言うとおり、引越し先にたまたま鉄板があって、ラーメン屋さんとの縁から塩作りを思いつき、試しに作ってみたらたまたま成功したに過ぎません。
成功していることを続ければ確かに安心ではありますが、新しいことへの挑戦を不安と思わず、萬平さんと一緒に冒険をしたいという福子の前向きな言葉を聞くと、観ているこちらも一緒に冒険しているのだと思うことでとてもワクワクします。
みんなが喜び、世の中の役に立ち、萬平さんのやりたいこと三拍子が揃う新しい挑戦というのは一体どんなものなのでしょう。
仕事のこと、新しいことで頭がいっぱいの萬平さん。
ここで、萬平さんにも視聴者にもブレイクタイムな時間が訪れました。
家事に追われる鈴は、自分は武士の娘で女中ではないと喚きます。
しかも、武士の娘である具体的な話が出てきました。
源義経がご先祖様だと言うのです。
萬平さんは大爆笑。
視聴者もポカンと口を開ける瞬間となったのではないでしょうか。
月曜日の朝からいい頭休めになりました。
しかし、福子と反して、萬平さんの冒険に反対する人物も出てきました。
世良さんです。
1,500円を投資した。冒険はあかん。これからどうするか1ヶ月待つ…ってよくそんなことが言えたものです。
横領がばれて、しばらく登場しないかと思っていましたが、翌週にすぐ登場できるとは加地谷さん並みの図々しさです。
そして、とうとう鈴の限界がやって来ました。
これまで沢山の小言を喚いていましたが、こうなるとここまでよく我慢したものだと思います。
鈴が家出をしました。
行く当てと言っても克子の所しかないとは思うのですが、武士の娘である鈴が1人でどこかへ行くことができるのか…。
それが気になって仕方ありません。