まんぷく 第57話のあらすじ
立花萬平に不動産を紹介したことを理由に世良勝男も捕まり、雑居房はさらに人が増えた。
そして萬平は、依然執拗に取り調べを受けた。
一方、たちばな塩業には塩軍団の高木一夫・野村泰三・堺俊一を連れた進駐軍がやって来て手榴弾の真実を確かめた。
まんぷく 第57話の感想
萬平さんに不動産を紹介したということで、世良さんも捕まってしまいました。
しかし、相手が外国人だろうと、世良さんはいつもの調子で勢いが止りません。
書記をしている人も観るからに大変そうです。
ジョナサンさえも身を引くほどに。
そして、世良さんもまた、萬平さんが反乱を起こすはずがないと言葉にします。
今までの世良さんなら自分が釈放されるために翻る可能性もありましたが、今回はそんなことはなく安心しました。
しかし、萬平さんをフォローするということは、そう簡単にここから逃げ出せません。
世良さんもまた、萬平さん達が居る雑居房へ入れられてしまいました。
あまりの騒がしさに大阪弁のチャーリーが声を上げると、世良さんは牢屋越しにチャーリーに詰め寄りますが、チャーリーに逆らえば懲罰房に入れられると聞き黙り込みました。
そんな時に、そもそも不動産を紹介した世良さんが悪いと、真一さんが詰め寄ります。
そして塩軍団も。
誰かに責任を押しつけたいのはわかりますが、真一さんまでそんなことを言うなんてビックリです。
そしてまた、萬平さんは取調室に呼ばれます。
世良さんの話を聞いたハリーは素晴らしい友情だと言いました。
そして、萬平さんを潰すのは日本の損失だと世良さんに言われたと言うのです。
あんなにダネイホンに反対していたのに、世良さんもやっと萬平さんの力を理解し始めてくれたのでしょうか。
だけど、そんなにすごい人間ならアメリカを攻撃する兵器も作れるのだろうとハリーは言いました。
そう言えば、加地谷さんが、萬平さんに平気を作らせたがっていましたね。
加地谷さんがそう言ってたということは、萬平さんなら本当に作ることができるのかもしれません。
だけどやはり萬平さんは作りません。
栄養失調で苦しんでいる人を救わなければいけず、“アメリカと戦っている暇はない”のです。
一方、ダネイホン作りと塩の出荷準備をしつつも、三田村会長に助言を求めていた福子。
しかし、さすがの三田村会長も進駐軍相手に萬平さんを助けるのは難しいと言います。
だけど、無実ならば無理矢理裁判にかけることもできないそうです。
萬平さん達を助けるために頭を悩ます福子の元に、清香軒の主人と奥さん、そして、親友のハナが新聞を見て駆けつけてくれました。
清香軒さんはラーメンを持ってきてくれたのです。
でも、たちばな塩業にいるのは福子と鈴とタカだと思っていたため、ラーメンは三人前。
一人前足りず忠彦さんが我慢しますが、お腹の音に克子が2人で食べようと寄り添ってくれました。
忠彦さんは力仕事を1人でしているはずですから、しっかり食べてもらわないといけません。
清香軒さんから近所で流れている噂を聞くことができました。
実際に手榴弾を投げているところ見られており、反乱を企てていると通報されてしまったのです。
そんなところに、高木・野村・堺を連れた進駐軍がやって来ました。
進駐軍は高木・野村・堺と共に海に向かいます。
そこは3人が手榴弾を投げていた場所でした。
進駐軍の1人が手榴弾を海に投げます。
爆発しましたが、魚は浮いてきません。
どうやら真実を確かめにきたのです。
しかし、魚が浮いてこないのであれば無実であることを信じてもらえません。
ますます萬平さんに対する疑いが強くなってしまいました。
疑うハリーに、福子は力強い英語で萬平さんがそんなことをするはずがないと言います。
ハリーはこれほどに皆に慕われる萬平さんのことが気になっているのではないでしょうか。
だからわざわざ海まで出向いたのだと思います。
そして、雑居房にいる萬平さん達は、仲間として一つになって戦う決意を高めます。
“仲間”と言う萬平さんの言葉に嬉しくなりました。
萬平さんが憲兵に捕まった時とは違い、今は仲間がこんなに沢山いるのです。