南くんが恋人3話あらすじネタバレ
15㎝の南浩之(八木勇征)を一人にしておけず、ポケットに忍ばせて、学校へ行くことにした、堀切ちよみ(飯沼愛)。
朝からご機嫌に家を出た2人の前に大学那須ケ部のコーチで、南に思いを寄せる美鈴(武田玲奈)と対面します。
「南くんをどこに隠したの?チームに戻るように伝えて」
「連絡きましたよね?しばらく旅に出るって。」
「あのメールおかしいわよ。選手として大事な時期でどこにだか言わない。いつ帰るかも言わない。あなた何か知っているんじゃないの?どこにいるの?どういうつもりなの?教えてよ!お願い。…別にあなたと付き合おうが何しようが構わない。彼のキャリアを潰さないで。彼が好きならそんなことできないと思う。違う?お願いだから彼にチームに戻るように伝えて下さい。」
「あの私が隠しているとかなにか知っていたらこんなふうに学校に行っていません。私は何も知らないので、私も待ちます。失礼します…」
「大丈夫ですか?」
「あんたに心配なんかされたくない」
「ごめんな、ちよみに心配かけて」
「そんなの良いよ全然。私と南くんの大切な秘密を守る為だもん。なに言われても全然平気。突然、旅に出ますってみんな不思議に思っているよね。大変だよねあの人。あの人南くんのこと好きだしね」
「そんなんじゃねぇし」
「でもやっぱり困っちゃったな。ずっとこのままってわけにいかないよね。まぁいっか!あの人には悪いんだけど楽しいんだよねこの状況。ずっと南くん、上級生で一緒にいられなかったし」
「授業中や見える席にちよみがいればいいのにって思ってた。」
「やばい泣きそうだから行こうか」
その後、バスケ部のコーチ、山高善三(光石研)に呼び止められた、ちよみ。
「ちよみ、なんでバスケットボールよけるんだよ。ちよみがバスケットボールを受け取ってヘイパス!コーチってすればいいのに」
「いきなり危ないじゃないですか」
「えー俺がとりに行くの?ちよみ、お前最近元気か?」
「ええ。元気。」
その後、古典の授業中、ちよみは大声を出してしまいました。
「お腹空いた。ちよみお腹空いたよ。古典の授業、退屈なんだよ。」
「これ終わったら昼休みだから我慢しろ!」
「えー私の授業がそんなに退屈かもしれませんが…」
不安心を抱きつつも、周りにばれないように会話し、屋上でお弁当を食べるちよみと南。
母の楓(木村佳乃)と祖母、百合子(加賀まりこ)に弁当を作ってもらい、自分も盛り付けて作った南用のミニサイズのお弁当です。
「良い家族だよなーちよみは」
「かなり複雑だけどね」
「まぁね」
「だから仲良し」
「うちもお母さんがまとめてた。でも俺と父さん意見がまとまらない」
不意に、ちよみを心配した高村奈美(大和奈央)がやってきました。
「ちよみ、大丈夫?なんか今日さっきもぶつぶつ言ってたじゃん。放課後どこか行かない?」
「ごめん、手芸部行くんだ。」
「手芸部?ちよみが?」
さらには手芸部の同級生に頼み、南の洋服まで作ろうとします。
南をポケットに忍ばせ、手芸部の部長、溝口恭介(今井柊斗)を訪ねました。
新参者のちよみを訝し気に見る部員たちの視線に怯えながら、溝口にちよみは説明します。
「身長15センチの服を作りたい」
「フィギュアですか?」
「そう、でもこだわってちゃんとしたものを作りたいんだ。」
「良いですね!いや、堀切さんのその発想、良いですよ。」
「ちゃんと合わせるためにそのフィギュアもって来られたらどうですか?」
「大切なものだから」
「15㎝ならこれくらいですかね…」
帰り道。
「あんなくっつかなくていいだろ」
「え?南くん嫉妬しているの?嬉しい」
「なにそれ?なんだそれ…むかつく」
「学校楽しいね」
「まぁな」
「土日どこか行く?やったーお出かけだ一緒に。」
「ちょっと寄ってもいい?」
「お父さんのとこ?」
「違う」
ちよみは南を連れて南が小さくなる前に行った遊園地へ。
誰もいないと思っていましたが、ちよみの義理父、信太郎が営む焼鳥店の常連、木村久子(室井滋)がいました。
ちよみは南用の小さなカップも持って遊園地デートを南と楽しみます。
アクリルスタンドのふりをさせて写真を撮っていると、同じ遊園地に来た中学生に声を掛けられても、大事な人形ということにして貸しませんでした。
楽しそうにかもめ商店街を抜けていく2人を近所の久子(室井滋)が目撃します。
大慌てで、ちよみの母、楓(木村佳乃)の美容室「美容室ガーベラ」に駆け込む、久子。
「小さい南くんをちよみちゃんがポケットに入れて歩いているの見たのよ」
「あんたの言う事大体嘘なの知ってるわよ。徳光和夫に会った。その徳水和夫と同じテレビに映ったとか。あと100個言えるわよ。」
百合子は久子を相手にしません。
「ねぇ、あなた、ちよみなんだけど…」
楓は夫の信太郎に南の様子に違和感があることを伝えるのでした。
観覧車に乗ろうとするものの、躊躇うちよみ。
「あの一人で乗られるんですよね?大事な人との思い出の場所にいらっしゃったんですよね。」
「おおーでも、なんかあれだな、死んだ人みたいだったな俺。思い出の場所ってそういう意味だろ」
「まぁね」
「俺、怖いな。この高さだと机から落ちても大怪我するし…」
2人で乗った日のことを思い出す、ちよみと南。
観覧車のてっぺんまで昇り、キスを下思い出。
「早く、早く早く。」
あの時とは違う距離感で、手のひらに立つ南とキスをしたちよみ。
「なんかすげぇな、俺がこんなんになってからのちよみ、めちゃくちゃ強くなっている。男前」
「守るべき者があると人は強くなるのだ。」
「ああー体は小さくなったけど、心は小さくなりたくねぇな。」
「大丈夫だよ、南くんは」
ちよみは遊園地帰りに、大学のバスケチームへ。
「皆さん、南くんからメッセージがあります。一緒に戦えなくてごめん、もう少し待ってください、メンバーに伝えたいことがあります。西野、お前のハードワークはなかなかない、阿部、スピードを生かして、江藤、お前はスリーポイントが得意で自信をもっているけどタフショットが多い。お前のタフショットは状況判断能力。自覚場ないだろうが広い視野で全体を見渡せる。みんな江藤がエースだ、江藤は頼りにすれば結果を出すやつだから。最後に美鈴コーチには、チームを最強のチームにしてください、そしてそこに俺が戻ったら無敵になります。」
大学の体育館を後にすると、南とこっそり会話する、ちよみ。
「南くん、大好き」
「知ってる。」
学校の授業で、授業も担当する山高。
「先生、人が小さくなることあるんですか?」
「アホか。もしそうなら校庭、裸で10週してやるよ。」
ほどなくして、父の信太郎(武田真治)が営む焼鳥店「信真」に、南の父、晴幸(沢村一樹)が訪ねてきました。
「ああ、琢真、起こしてきて。大人の仲間入りをしたらあいつも嬉しいし」
堀切家と晴幸で賑やかに焼鳥を食べる一同。
「最近、大丈夫なの?南くんと」
「へぇそうなんだ」
「ああそうらしいね。もしちよみちゃんと浩之が結婚したら、親戚だな。宜しくな、悪魔」
「拓真だ!」
「一度これやってみたかったんだ。」
「薫子ちゃんの病気のことでしょ?治験のこと。」
百合子は晴幸に、息子の南浩之と彼の間にある親の子の溝を突っ込みます。
亡き妻で、南の母、薫子(八木亜希子)は、実は、治験を受けていました。
浩之も遺伝で同じ可能性があるのです。
「私の体を調べれば浩之の体のこともわかるかなって。」
「薫子ちゃん、偉かった。泣き言、全然言わなかった。」
その頃、夜に、南を車で挽きそうになった運転手の男は、当時を振り返ります。
「なんだったんだあれ。」
ブレーキを慌てて踏んで、事故を踏みとどまったものの、彼は南の靴を発見したのです。
その夜、母の想いを知った南は泣いています。
ちよみはからかうように、元気を出すように、南に軽く触れます。
「ちよみ、小さくなった南くんがいるの?どうなの?」
「いるよ!いる!ほら!」
ちよみは慌てて、手芸部で作った人形を楓に見せて誤魔化すのでした。
南くんが恋人3話感想・みどころ
南のことを思いやるちよみと、ちよみの不器用な優しさを感じとる、南がとても愛おしいですね。
微笑ましい遊園地デートは、南とちよみのデートを尾行しているような感覚で楽しめました。
南の母、薫子がまさか、治験を受けていて、南も母と同じ遺伝体質という新事実が判明しましたね。
南がもしかして小さくなった原因って母親の病気と関係しているのでしょうか。
薫子が治験に命懸けで参加していた背景に涙ぐむ南を抱き締めたいと思いましたね。
ちよみの家族に、小さくなった南が発覚しそうなラストでしたが、ちよみは頭の回転が速い!
咄嗟に手芸部で作ったポーズ人形を南に見立てて、危うく危機を回避できて良かったです。
南とちよみの小さな世界をまだまだ覗きたくなる3話でした。