未来への10カウント6話あらすじネタバレ
宅配ピザのアルバイトをしながら、再び松葉台高校のボクシング部の生徒たちへの指導に携われることになった、桐沢(木村拓哉)。
ある日、配達先の家の主が、なんとガンで亡くなった妻、史織(波留)と瓜二つの女性で戸惑いを隠せません。
その後、松葉台高校へ出勤し、「とにかく基礎」を重点において、練習に励むように生徒たちに伝えました。
一方、校長の麻琴(内田有紀)は、京明高校を訪ね、同行のボクシング部を見てある戦略が浮かびます。
その矢先、パンチを当てないスパーリングの方法、マスボクシングをしている最中、部内一の実力を持つ新入りの桃介(村上虹郎)が同じ1年生のバンダム級の友部(佐久本宝)に手が当たり、友部は念のため眼科へ行くことに。
謝るものの、誠意が感じられない桃介の態度にいら立つ伊庭(高橋海人)や、水野あかり(山田杏奈)らボクシング部面々。
友部(佐久本宝)はますます自分に自信を無くします。
桐沢は昔、自分も強い相手に負けそうになったことがあり、最後は努力をした人が結果を出すとアドバイス。
友部を連れて行った眼科にて、その受付の女性が、史織にそっくりなあの女性であることを知った桐沢と、桐沢と史織を昔から知る甲斐(安田顕)は息を飲みます。
史織と直接知り合いではないものの、桐沢に見せてもらった遺影を知る折原葵(満島ひかり)すらも唖然。
葵はその夜、言葉を濁して妹の楓(滝沢カレン)に、昔の失恋した恋人と同じ顔をした人に再会したらどうするか?と聞きます。
「殴りたくなる・・・要するに昔の恋を今も引きずっているってことだよ」
その頃、甲斐(安田顕)は、折原に片思いしていて、折原が桐沢の家に行って、桐沢の亡き妻、史織の存在を知ったことにもやもやを抱いていました。
思わず、部下に自分のストレスをぶつけます。
翌日。
麻琴(内田有紀)が急に、京明高校と松葉台高校の練習試合を企画。
職員室では、行きつけの名店の苺大福を職員に振る舞い、上機嫌ですが、ますます、桐沢にプレッシャーをかけてきた麻琴。
麻琴にその経緯を問いただすと、桐沢は部員を引っ張って強くできる素質があると考え直したからとのこと。
まずは、一番ボクシング部で実力がある新入りの西条桃介(村上虹郎)をリングに呼んで腕試しをする桐沢。
自分に自信があってブレない西条の力を試していたのです。
「お前たちは西条が一番強いと思っているから自信がないんだろ?西条だってみんなと同じ高校生だ。西条だって、もっと練習すれば強くなれる。自分で・・・勝手に限界作るな!」
松葉台高校ボクシング部の生徒たちを一喝して叱り飛ばしました。
全員、納得するものの、西条は桐沢に負けたものの、まだ自分がみんなよりも最強の存在だと豪語。
友部はそんな彼の態度に不満を内面抱きます。
ピザ屋の配達で知り合い、眼科の受付をしている史織にそっくりな女性(波留)に偶然を装って声を掛ける甲斐。
彼女の名前は、佐久間美鈴。
美鈴に対し、甲斐は彼女が桐沢の亡き妻、史織に瓜二つだということを伝えました。
そこで、美鈴にあるお願いをします。
自分のことを「甲斐くん」と声を掛けてほしい、また、桐沢に対して、「・・・祥ちゃん」と呼んでほしいと伝えます。
美鈴は甲斐の行動に違和感を覚えますが、桐沢のことを全く知らないものの、以前どこかで桐沢に会ったことがあると謎めいたことをほのめかしてきました。
その頃、友部は日々、ランニングなど体力づくりの努力を欠かせません。
妻、史織のお墓参りをしていた時、偶然、史織の兄、井村(石黒賢)に会いました。
バイトをしながら母校のボクシング部のコーチをしている近況、焼鳥屋がコロナの影響でつぶれたことを伝えます。
ボクシング部のコーチをしているとき、また時間が進んだような気がしたと言葉を続けます。
史織によく似た美鈴の話に触れ、史織を亡くしてしまったことを改めて実感したと話します。
その夜、実家に帰った麻琴は、今はボクシング部のみんなには強くなってほしいと思い直していると両親に告げるのでした。
麻琴は父、芦屋(柄本明)とまた口論になりかけますが、何とか言葉巧みにかわし、今は桐沢に頑張ってほしいけれど、負け犬をいつまでも飼い続けるわけにもいかないと悪態をつくのでした。
翌日。
松葉台高校ボクシング部では、桐沢によるさらなる厳しい練習が。
自分を京明高校の生徒だと思って立ち向かうよう、生徒たちに指示。
あかり(山田杏奈)や、友部(佐久本宝)、西条(村上虹郎)など、生徒たちにこれまで以上に、練習試合で相手になります。
打ちのめされても立ち上がる生徒たちですが、桐沢も生徒も体力がお互いに限界を迎えていました。
葵(満島ひかり)や伊庭(高橋海人)が止めても、桐沢は練習試合を続け、友部が最後の練習試合の相手として立ち上がります。
友部は日々の練習で力をつけていて、桐沢を倒します。
桐沢は最終的に、友部、水野、玉乃井(坂東龍汰)、天津(阿久津仁愛)を選びました。
そのことに不満を漏らす西条をよそに、京明高校との練習試合に向けて気合を入れるのでした。
桐沢は次の日、ピザのデリバリーサービスで、美鈴の家を訪ねます。
美鈴には夫と幼い娘、美紀がいました。
史織と同じ顔をしつつも、全くの別人であることを再認識した桐沢。
その頃、松葉台高校ボクシング部のみんなは京明高校との試合に向かっていました。
しかし、西条は京明高校との練習試合に選ばれなかったことでむしゃくしゃし、登校中に偶然ぶつかった他校の男子生徒と殴り合いになってしまいました。
未来への10カウント6話感想・みどころ
相変わらず生意気な西条とボクシング部の生徒たちの衝突から始まり、桐沢の指導に今まで以上に熱が入っていますね。
桐沢も生徒も疲労困憊に関わらず、何度でもお互いにリングに上がり、ボロボロになるまで戦うことを諦めない情熱が桐沢にも松葉台高校の生徒たちからもひしひしと伝わりました。
一番根性がある女子部員の水野にさえ、容赦ない今日の桐沢の指導は、葵の心配する気持ちに共感するほど、ハラハラして見入ってしまう迫力がありましたね。
続いて、桐沢の亡き妻、史織と瓜二つすぎる女性、美鈴。
桐沢を以前にも見かけたことがあると言っていて、ざわつかせましたが、結局は深い繋がりはなく、史織に偶然、顔がとても良く似たまったくの他人でしたね。
物語の後半は、桐沢の心を戸惑わせる美鈴の存在。
桐沢が動揺するのもわかるぐらい、双子かと思うぐらい美鈴は桐沢の妻、史織そのものでしたね。
でも、甲斐が美鈴に「甲斐くん」「祥ちゃん」とかつて、桐沢や甲斐に接していた美鈴のようにしゃべらせたものの、やはり全く無関係の女性だということを印象づけました。
甲斐も、のちにまた美鈴の家にピザを配達しに行った桐沢も本当の意味で、自分自身の今を取り戻し、目に輝きが出てきた桐沢を応援したくなりましたね。
物語ラストでは、無事、桐沢の猛特訓のおかげで、友部や天津、あかりなどが京明高校との練習試合に選抜されて、良い結果が生まれることを願います。
一方で、桃介はあれだけ桐沢に打ちのめされても、まだ自分は松葉台高校の中では最強と思っており、むしゃくしゃして、他校の生徒に因縁をつけられたことをきっかけに、暴行事件を起こしてしまうとは・・・。
一難去ってまた一難な6話でしたね。