未来への10カウント7話あらすじネタバレ
松葉台高校ボクシング部に入って間もない西条桃介(村上虹郎)が、京明高校との練習試合のメンバーから外されたことにむしゃくしゃし、多額年の生徒、小野田と広山と殴り合ってしまいました。
松葉台からは、水野あかり(山田杏奈)がインターハイ予選で負けてしまった奥村紗耶(山本千尋)に再度、挑もうとしていました。
現場を目撃した間地真実(八嶋智人)は慌てて校長の大場麻琴(内田有紀)に報告。
桐沢祥吾(木村拓哉)とボクシング部の顧問、折原葵(満島ひかり)は緊急の呼び出しを食らい、西条は殴り合いになった小野田と広山に謝りません。
あかりの試合は中止になってしまいました。
西条は案の定、桐沢に練習試合のメンバーから外されたと主張。
伊庭(高橋海人)、玉乃井(坂東龍汰)、西山(吉柳咲良)など部員たちは西条と大揉め。
西条はしっかり自分の話を聞いてもらえないことや大人に不信感をますます抱きます。
教師たちである倫子(富田靖子)や、間地(八嶋智人)とも桐沢は意見が対立。
麻琴はボクシング部全体の問題なので、活動を無期限で禁止を言い渡しました。
しかし、桐沢は西条のことを一切責めず、生徒たちをその日は家に帰しました。
かたや部員たちの気持ちが痛いほどわかる葵は、桐沢の対応を珍しく非難。
帰宅後、妹の楓(滝沢カレン)に桐沢の愚痴を吐きます。
楓は、姉が桐沢に片思いをしていることがわかるので、彼女をからかいます。
翌日。
小野田と広山ともう一人の澤を放課後呼び止め、桐沢は西条と彼らのかかわりを調べようとします。
倫子(富田靖子)に協力してもらい、西条桃介の家へ。
それで、西条の家庭に訪問すると、母親(紺野まひる)は息子にボクシングをさせることは野蛮だと反対したものの、桃介の父である夫とは離婚していること。
しかし、母親は桃介のことを気にかけず、男に会うために出かけるような無関心な態度。
桃介のことも厄介者のように接していました。
桐沢は西条と向き合い、本当の気持ちを聞こうとしますが、「そういう大人が一番嫌い」と突っぱねる西条。
「俺の母親みたやろ?友達と会うって言って男と出かけていったんや。自分だけはお前のことをわかっているような顔をしてそういう大人が一番嫌いや」
桐沢は、亡き妻、史織の兄、井村(石黒賢)からメールを受け取り、今の状況を相談。
「駅の向こう側に僕のクライアントがいてね、焼鳥大将が好きでよく食べに行ってたんだ。もしもまたお店をやりたかったら、お店をやれる場所を提供するって言っているんだ。お酒の席での会話だけど、考えてみてくれないかい?」
桐沢はまた以前のように、焼鳥屋をできるチャンスに心がざわつきます。
ある日、甲斐(安田顕)のボクシングジムを訪問すると、桃介が。
葵(満島ひかり)は慌てて家に帰るよう促しますが、家庭に居場所がない桃介はここで時間を潰していたのです。
それでも桐沢は、西条や部員たちに彼なりの歩み寄り方で接します。
まず、澤を呼び止め、彼が小野田と広山にいじめられていることをやんわりと追求。
その様子をこっそり見た後に、桐沢と共に澤に優しく真相を聞きました。
桐沢は澤が真実を言う責任があると念押しし、澤は事実を伝えました。
あの時、西条は2年生の澤が、小野田と広山と歩いていて様子がおかしいことに気づいていました。
因縁をつけてきた小野田と広山に一度は謝った西条。
しかし、小野田と広山に澤がいじめを受けていることを見抜き、小野田と広山と喧嘩。
「お前、こいつのこといじめてんやろ?ださいことすんなや」
西条と小野田と広山の件を知った桐沢と葵は、大場に報告。
麻琴はボクシング部の活動再開と、西条を登校復帰させることに。
桐沢に西条のことを誤解し、感情的になっていたことを反省する葵。
私生活でも誤解しやすく、感情移入しやすいところは災いして、離婚した夫とは言い争いが絶えず、息子の圭太(川原瑛人)にも我慢させてしまうことが多かったとこぼします。
もしも、桐沢みたいな人が圭太に寄り添ってくれたら・・・と思わず本音が漏れる葵。
慌てて、桐沢がボクシングコーチで良かったと訂正。
ボクシング部の生徒たちを呼び、澤と小野田と広山、西条に関する真実を伝える葵と桐沢。
しかし、友部(佐久本宝)と西山愛は賛成、1年生たちや玉乃井(坂東龍汰)、あかり(山田杏奈)は反対。
「もうあいつと一緒にやりたくない」
「西城君は甲斐さんの元で練習してプロになればいい」
「ここで、松葉台高校のチームとして、西条はこの先ずっとこれから大会に出れなくなる、今のお前たちは大事な決断を迫られているかをちゃんと考えておけ」
桐沢は一度、生徒たちが冷静に話し合い、頭を冷やす時間を設けました。
西条は、学校に来るものの、桐沢と葵はまた話しかけても、西条はだんまり。
一方で生徒たちは、友部が「桃介はいじめが許せなくて喧嘩したんだよ。僕だったら見て見ぬふりしちゃうかも」
「俺は元々、桃介が苦手だった・・・ボクシングで人を殴っちゃいけないっていう一番肝心なことをあいつは分かっていないんだ!」
しかし、伊庭は「みんな、西条君がもしちゃんとみんなに謝ってもそれでも許せないの?誰にも迷惑かけない人って西条くんだけが特別じゃないよね、みんながしていることはいじめだと俺は思う。」と問います。
「人を殴ることは最悪。でも、桃介がしたことに僕は感動しているんだ。僕は桃介を許したい」と友部。
「みんなさ、桃介君からボクシング取り上げたいの?」マネージャーの愛も理解を示します。
しかし、女子部員の水野あかりも、「西条くんはみんなの和を乱してる。一緒に練習したくない」と反発。
桃介は相変わらずわざと突っぱねた態度をとり、玉乃井、水野、1年生と喧嘩。
伊庭と友部、愛は怒りを桃介にぶつけてまた喧嘩になる他の生徒たちをフォロー。
やがて、桐沢は西条がボクシング部に加わることに反対していることを冷静に受け止めて叱りました。
「自分たちと違う種類の人間を受け入れたくないのは、大人でもよくあること、実際、職員室じゃ、俺が西条みたいな存在・・・。俺はお前らの出した決断を尊重する」
桐沢の言葉にモヤモヤが、友部、水野、西条だけが学校を出て行こうとする桃介を引き留めに行きました。
そして、桃介が激しい頭痛を訴えて倒れた様子に気づきました。
桃介を桐沢と葵が病院に連れて行くと、医師の長谷川は、桃介に脳動脈瘤があり、経過観察が必要なこと、くも膜下出血を起こしているので、ボクシングはできないと告げました。
桃介は思わず、ショックを受けます。
桃介の運命やいかに?!松葉台高校ボクシング部のみんなはどうなる?!
未来への10カウント7話感想・みどころ
桃介がなんで松葉台高校ボクシング部のみんなに態度が生意気だったり、つっけんどんだったりするのか、その原因に心が切なくなりました。
衣食住や通学はさせているものの、息子のことにはまるで無関心な母親。
桃介の父である夫を嫌う母親は息子に家庭での安心や愛情が希薄な存在です。
桃介は家庭で安心できたり、家族愛を知らずに育ったために、周りへの振る舞い方に悩む不器用な男の子だったことが判明。
日頃から自信満々でブレがない、けれどまだ実力が不足している桃介のバックグラウンドに迫ったエピソードでしたね。
桃介の日頃からの態度で、桃介を元々嫌っている玉乃井だけでなく、あかりまでも彼に不信感がぬぐえない悲しい状況。
しかし、受験のためボクシングから離れてもみんなを見守る伊庭や、元々心優しい友部、マネージャーの愛のほうが、水野や玉乃井よりも精神的にオトナだなって思います。
「このままもし、桃介君がボクシングができなくなってもいいの?桃介君に今みんながしていることはいじめと同じだよ」という伊庭の言葉に深みがありましたね。
いつもは常識あり、冷静に判断できる水野でさえ、桃介のこれまでのみんなへの態度に不信を募らせていることは分かります。
桃介は小野田と広山からいじめを受けていた澤のことを助けようとして喧嘩沙汰に。
部員たちみんながまだ受け止められる状況ではないものの、倒れた桃介が脳動脈瘤やくも膜下出血を起こしている予想外のシリアスなラスト。
次週、ボクシングができないと診断された桃介はどうなる?ボクシング部のみんなは桃介と和解することができるのでしょうか。