元彼の遺言状5話あらすじネタバレ
かつて、篠田は麗子の亡き元恋人、森川栄治(生田斗真)と偶然、河川敷の公園で出会っていました。
森川は愛犬のバッカスの散歩をしている際に、溺れた男性を救助。
篠田はその時に、森川に温かい飲み物を自販機で買って渡したことが始まりでした。
麗子(綾瀬はるか)と大手出版社の顧問契約の件を篠田(大泉洋)は勝手に打ち切ってしまい、事務所に帰宅後は、大喧嘩をしてお互いに不満を言い合い、口を利かない状態に。
そこへやってきた紗英(関水渚)は麗子と篠田の気まずい空気に頭を悩ませつつも「篠田を借りる」と言って連れ出しました。
入れ違いに、麗子の元上司、津々井(浅野和之)が「暮らしの法律事務所」を訪問。
近年、業績を伸ばしている投資会社にM&Sキャピタルの創立25周年パーティーに麗子を誘うとのこと。
パーティー会場である、M&Sキャピタルが経営しているレストランに向かった2人。
同社は上場を控えているらしく、会場には大企業の幹部や大物投資家の顔ぶれが。
津々井が麗子を誘ったのは経済に強い彼女を「山田川村・津々井法律事務所」に復帰させ、上場をきっかけに新しい弁護士を探すM&S社と契約を獲得しようという魂胆でした。
ふと、隣のテーブルにつこうとしていた男に目をやる麗子。
そこには篠田と紗英の姿が。
M&S社は森川家の投資顧問とのこと。
そんななか、会場が暗転し、スポットライトと共にステージに現れたM&A社代表の真梨邑礼二(藤本隆宏)が挨拶を務めます。
まず、一緒に会社を立ち上げた共同代表の庄司健介(高橋洋)への感謝の言葉を口にする馬里邑。
大学1年生の時、庄司と出会い、22歳当時でM&Sキャピタルを設立したとのこと。
しかし、会場の後方で大きな音が鳴り響き、明かりをつけると投資家の久野という男が倒れ、既に死んでいます。
首に掻きむしった痕があり、毒殺された可能性が高いと指摘した篠田。
それに対し、麗子はパンを食べかける前に亡くなったと言います。
背後から注射を打たれて毒殺された久野。
さらに、殺人事件が起きる寸前、一瞬、会場が真っ暗になる直前に光が差して誰かが入ってきた可能性も示唆。
結局、長時間待たされた挙句、食事にありつけなかった麗子は通りがかった中華料理店で何とか空腹を満たすことができました。
翌日。
景色の良いテラス席の店で、津々井とサンドイッチを食べる麗子。
M&Sキャピタルは、新しい有能な弁護士を探していて、ぜひ、剣持にお願いしたいとの件が真梨邑と庄司から電話がかかってきました。
麗子はそのオファーを快く引き受け、津々井が以前から申し出ている元の法律事務所に戻ることを断ります。
しかし、麗子は食べようと思っていたサンドイッチをM&Sキャピタルからの電話に出ている間に、食べられてしまい、またしても空腹に。
「暮らしの法律事務所」に一旦帰宅するものの、篠田と紗英によって宅配ピザが既に食べられていたことにショックを受ける麗子。
その後、紗英と麗子は、警察署へ着いてから、昨日パーティ会場にいた女性で、殺人事件が起きる前に光が差した際に入ってきた人物が通りすがるのを目撃。
麗子と篠田はブルーのカーディガンの女性の後をつけます。
すると、熱帯魚専門店に入ったのを知り、カップルのふりをして潜入する麗子と篠田。
女は熱帯魚店の亭主の妻、浜野美咲(遊井亮子)。
浜野は、一週間前に亡くなった男の夫。
その後、麗子と篠田は、庄司と真梨邑の会社M&Sキャピタルへ。
秘書(近藤春菜)に通されて、挨拶を済ませ、ぜひ契約を結びたいとにこやかな真梨邑。
夕方、紗英は浜野の熱帯魚店で、業者のアルバイトになりすまして潜入。
先輩から、浜野は女癖が悪く、美咲の頭を悩ませていたことを知りました。
妻の美咲は疑われたものの、美咲は夫が亡くなった事件当日、友人とお茶をしていたアリバイがありました。
そのことを警察署へ出向いた際に、麗子や篠田と知り合って間もない刑事の橘(勝村政信)や他の警察たちから聞いた紗英。
その後、熱帯魚店を訪れた篠田と麗子。
浜野美咲は真梨邑と庄司に、夫の浜野の殺害を依頼する代わりに、美咲は久野に注射を打って殺害。
しかし、久野は間違えて美咲に殺されてしまったのです。
入口から一番近い席の人物を殺すことが条件でした。
その時、久野はたまたま、異動したために誤って殺されてしまいました。
なんと本当に殺される相手は、庄司。
庄司を殺そうとした人は絶対に庄司を殺せない場所にいた真梨邑。
つまり真実は真梨邑と美咲の間で行われていた交換殺人だったのです。
美咲は自首して、逮捕。
庄司のことが疎ましかった、2人で立ち上げた会社はすべて庄司の力でレベルアップし、大事なことはすべて庄司が責任者でした。
交渉事は真梨邑の役目、客が見ているのは自分ではなく、庄司だと語る真梨邑。
証拠は部屋にあった美咲の店で買った熱帯魚。
あの熱帯魚点は真梨邑にとって癒し的存在で、庄司が働いている時、唯一自分の心の平穏を保つためのものでした。
会社を立ち上げる前は1本のホットドッグを真梨邑と庄司は分け合うほど下積みを経験。
しかし、庄司のほうが自分より人々に必要とされていることをきっかけに、すれ違いが発生。
殺人事件は起きないものの、M&Sキャピタルは2人の信頼関係が崩壊したことで今後、危うくなると言い合う篠田と麗子。
しかし、2人は仲直りし、篠田が中華を作り、麗子は幸せそうに食べます。
その後、黒丑(望月歩)が訪問し、麗子が以前から頼んでいた依頼の書類を持ってきました。
篠田敬太郎に時間する報告書・・・。
次週は密室殺人トリックですが、篠田の過去も少し明らかになりそうです。
元彼の遺言状5話感想・みどころ
篠田と栄治の出会いは、偶然、通行人としてその場で出会ったさりげないきっかけ。
お人好しの篠田らしいさりげない優しさが覗いていましたね。
麗子と篠田がいきなり大喧嘩し、険悪な空気になるものの、招待されたパーティ会場では、毒物を注射されたと思われる不穏な殺人事件が発生。
一気に華やかな空気から物騒な様子になって、良い意味での緊迫感がありました。
熱帯魚店の主人、浜野の件とM&Sキャピタルの久野の件が繋がっていた事実にゾクゾクさせられました。
庄司と真梨邑は信頼し合っているパートナーに見え、とても好意的な関係に見えましたが、本当は庄司の存在が自分よりも目立っていて、真梨邑は自分の居場所のなさを社内で感じていたことがとても切なかったです。
庄司は殺されずに済みましたが、庄司と誤って席を移動した浜野が殺されてしまったのは不憫でしたね。
浜野は女癖が悪くて、女性として美咲のモヤモヤする気持ちや、浜野のような人が夫だったら、夫婦でいる意味がないとか、早く離婚したいと思うぐらいうんざりしてしまうのも共感。
しかし、巻き込まれ事故のように殺されてしまったことは同情の余地がありますね、
麗子と篠田が喧嘩し、罵詈雑言言い合っても、夫婦のふりをして手を繋いで熱帯魚店に入る姿は微笑ましかったです。
麗子と篠田って、某猫とネズミのレトロアニメじゃないですけど、仲良く喧嘩しろと突っ込みたくなるユーモアと凸凹感が否めませんね。
来週、密室殺人により、かつて関わったホスト、黒丑の仲間を助ける依頼を受ける篠田と麗子。
教会を舞台にした現場で起きる不可思議な事件に絡む黒丑のホスト仲間。
ホストと教会って珍しい接点ですよね!さらに、篠田の過去も少しずつ解禁していくので楽しみです。