ナンバMG5~全開バリバリでアリガト編~あらすじネタバレ
剛(間宮祥太朗)たち難波家の面々は、サプライズで愛犬の松の誕生日パーティーを開こうと計画。
発案者は父、勝(宇梶剛士)でした。
しかし、剛が勝や母、ナオミ(鈴木紗理奈)、兄、猛(満島真之介)、妹の吟子(原菜乃華)と楽しそうに企画会議している間、まったく相手にされず、仲間外れにされたと思い込んだ松は、落ち込んで家出。
あてもなくさまよっていた松は、この2年半の間に起きた出来事を思い出します。
剛が深雪や島崎と出会い、ヤンキーと普通の高校生の青春を過ごしてきたことを・・・。
剛が伍代や大丸とも友情を築いてきたこと。
大丸が剛が二重生活をしながら、深雪や大切な人をだまし続けていることを厳しく指摘した日も。
ぶつかり合い、剛は本当の自分に少しずつ気づいたり、剛が白百合高校に入学した関口との再会。
レディースグループや、大丸の幼馴染を助けたことも、松の優しい記憶に残っていました。
そんななか、松は伍代(神尾楓珠)と偶然会います。
彼に可愛がってもらってから、旅立つつもりの松。
剛が卒業間近に、白百合高校を荒らした不良たちと闘ったことで、退学危機になった時に、大丸と伍代が桐山に話をつけに行ってくれたことを思い出すのでした。
ふと、松は自分の声にそっくりなお茶のCM広告の男性(津田健次郎)と出会い、早く家に帰るように諭されました。
その男性は松の声にどこか似ていて、松の心の声を読み取り、去っていきました。
松は空腹を感じて歩いた時、藤田に遭遇。
ゴルフがある大学に進学を決めていて、ゴルフの素振りの練習をしていました。
そして深雪は、ひそかに剛に手紙を書いていましたが、それが渡せないままになっていることを知った、松。
松はその手紙を咥えて、藤田と剛が少しずつ惹かれ合っていることを思い返し、深雪の思いを汲み取って走り続けました。
剛が生徒会長になったことや、吟子が白百合高校を受験し、努力の末、進学できた日々を思い出します。
吟子が兄の変貌に戸惑ったものの、弥生(鈴木ゆうか)と共に、不良たちに誘拐された際に助けてもらったことで、兄の優等生な顔と、ヤンキーの顔を受け入れました。
猛(満島真之介)が、剛のやりたいことに気づき、弟に裏切られたような気持になった彼は、大荒れ。
剛も家族に決して言ってはならない言葉を口にし、作ってくれた特服を投げ捨てます。
「好きで嘘ついたんじゃねぇよ!こんな家に生まれて迷惑なんだよ!」
猛は剛に対して、家を出て一人で生きることを告げ、明るい難波家に不穏な空気が漂っていたあの日もありました。
グレ(東啓介)とグロ(鈴之助)が白百合高校を襲撃した際、剛は大切な居場所をめちゃくちゃにされた激しい怒りを抱え、グレ達に立ち向かいました。
グレたちが連れてきたヤクザのボスに立ち向かうものの、のちに校長が呼んだ警察に連行されてしまった剛。
その場でクラスメイト達に、金髪の特服のヤンキーだと正体が発覚。
それでも、深雪などを含めた、剛の退学を取り消すように校長の岩城に抗議したり、体育館に立てこもり、剛の退学を撤回するようにデモを起こしたこともありました。
そして、兄、猛との和解。
その頃、剛は中学時代の恩師の長谷川と再会し、両親が白百合高校に通うことを許してくれたことを話していました。
長谷川は、ここまで頑張った剛の努力が実を結んだこと、自分自身も教師として生徒たちと向き合い続けることを決意。
長谷川と剛の温かい関係を見守る、松。
伍代と再会し、松が深雪のラブレターを咥えていることに気づいた剛。
そして、大丸と彼に出会えたことで、良い人生を過ごせた、喧嘩ばかりだった自分が変わることができたと礼を告げるのでした。
松は剛に抱えられて、帰宅。
松は家で夕方、誕生日を剛や吟子、勝、ナオミに祝ってもらい、大喜び。
「松、お前はやっぱり最高の家族だぜ」と、剛。
ペット用ケーキを食べながら、松は難波家が最高の家族であることを改めて実感するのでした。
ナンバMG5~全開バリバリでアリガト編~感想・みどころ
可愛い・・・なんてかわいすぎるスペシャルエピソードなんでしょうか。
柴犬を飼っている人も、犬が好きな人も、松が「推し」な人も含めて、全視聴者をほっこりさせる松の存在感に笑顔が。
松は家族のため、人のために何かしようと一生懸命動くところは、飼い主の剛の背中を学んでいるんだなとつくづく感じましたよ。
剛たち難波家が、松のバースデーを祝おうと計画を立てていて、わざと猛が計画がばれないように松を注意して、変わらない家族愛も画面越しに伝わりますね。
松が深雪のラブレターを宝物のように咥えて走るところが最高に良いーね!
難波家から学んだ優しさや、周りも自分も大切にして日々、穏やかに生きている松を応援したくなります。
松の声優を普段から務めている、津田健次郎さんと偶然、遭遇する遊び心ある演出も良かったです。
松が、自分に声がそっくりで、心を読まれていると動揺する姿がキュン死。
松、その声は・・・(笑)。
剛や剛の友達、難波家に起きたことを回想する松が、剛や剛の友達のことを優しい目線で思い返しているところはほろりと泣けました。
なんて愛情深い、優しい性格の動物に育ったんだろう。
この子が、剛の犬で、剛たち難波家が、松の家族で良かったって心から思いました。
剛じゃないけど、相手の立場や心情を動物なりに感じ取って、周りの人を幸せにしている松がたまらなく愛おしくなりました。
剛が松が「プチ家出」中に再会した中学時代の恩師、長谷川先生との会話がとにかくエモい!
難波家を理解し、剛の根っこの部分に温かく卒業後も寄り添う優しい長谷川先生。
彼はどこか自分の恩師に似ていて、余計、涙が・・・!
「先生も頑張るぞ」と気合を入れるところなんてもう視界が見えないくらい、優しい光景でしたね。
こんな人が教職に就いたら、剛のようなユニークな家庭に育っていることに偏見を受けて生きてきた子も救われるだろうなぁ。
世の中に必要で、欠けている存在が、長谷川先生だなって思います。
剛が白百合高校に入学できたのは、ほかでもない関口が勉強を教えてくれたことだけでなく、本当に剛が周囲に感謝し、真っ直ぐに生きてきたからですよね。
弱き者を助け、人として間違ったまま、不良やヤクザ、いじめを続けていることに気づけない人達には厳しく諭して、愛の蹴りが入る。
幸せな笑顔いっぱいに溢れた学生生活を今、送る剛をずっと愛犬として傍で見守る松の誇らしく、愛らしい笑顔に励まされた特別編でした。