ナンバMG5 9話あらすじネタバレ
剛(間宮祥太朗)と妹の吟子(原菜乃華)が通う白百合高校に兄の猛(満島真之介)が!
彼は吟子の家庭かの宿題だと言って作っていた巾着袋を届けにきたのです。
しかし、本当は剛がちゃんと市松高校に通っているのかを確かめるためでした。
吟子はなんとかごまかし、猛は、市松でアタマを張る弟を見たいと言って、市松高校へ向かいます。
慌てて異変に気付いた伍代が、「剛は今、昼飯を食べに行ってる」と嘘をつき、剛は帰りました。
その頃、進路のことで悩んでいる剛は、伍代や大丸に相談。
大丸は医者になりたいと口に出し、剛は迷っていました。
自分の人生だから好きにすればいいと助言する伍代。
そんななか、剛は、東ミチル(加藤諒)と西田リョウ(藤田真澄)と再会。
ミチルは剛に、趣味で絵を描くことだけでとどまるような人じゃないと、彼の気持ちを察します。
剛は彼らにも、自分のやりたいことを妥協しちゃだめだと言われ、美大受験を考えているものの、葛藤。
夕食時に、剛は家族に、好きな人でもできたか?新しい特服でも欲しいかと茶化され、真実を告げられません。
後日。
伍代と大丸に悩みを打ち明け、自分の道は自分で決める決意をします。
無職の猛(満島真之介)は、母、ナオミ(鈴木紗理奈)から剛と吟子の洗濯物を手伝うように頼まれます。
しかし、その際に剛の白百合高校の進路死亡調査表の書類が。
伍代を見つけた猛は、剛が隠し事をしていることを察知。
剛を裏で呼び出し、猛は家族として2年間も裏切られ、激しい怒りを剛にぶつけました。
「こいつ、俺の大事なツレなんだよ。剛の話、ちゃんと聞いてやれよ」
伍代が庇うものの、伍代を容赦なく殴りつける猛。
愛犬、松の散歩をしていた吟子も愕然。
「関係ねぇからぶん殴ってやったんだよ」
「俺だって言えなかったんだよ。もし、中3の時、話したら兄ちゃん、ちゃんと俺の話聞いてくれたのかよ」
帰宅後、剛と猛は気まずい状態で帰宅。
剛は猛に促され、家族みんなに白百合高校へ通っていること、市松でアタマを張っていない事実を告げました。
普通の高校生になりたい、勉強や部活を頑張りたいとずっと思い続けてきたことを伝えます。
父、勝は剛の気持ちを聞くものの、ナオミは激高。
吟子は泣き叫んで母を止めます。
「特服脱げ!私はお前のシャバイコスプレのためにその特服作ったんじゃねぇんだよ。嘘とか曲がったことは許さない、父ちゃんがどれだけ汗水たらして働いてきたか・・・」
両親や兄、猛は、剛が2年間も家族に嘘をつき続けてきたことを厳しく叱責。
「みんな、俺が喧嘩して顔を腫らして帰ってくれば、喜んでくれた。期待に応えたかったんだ。」
「全国制覇とかくだらないことばかり言いやがって、こんな家に生まれて迷惑だよ!」
特服を乱暴に脱ぎ捨てる剛を見て、猛は剛に家を出ていくことを告げました。
母のナオミは、剛のクローゼットに隠された参考書や勉強するための努力をしていたことを知ります。
父の勝は、トラック運転手の仕事に出た際に、「義理とか人情は今は通用しない」と同業者に言われてしまい、ハッとさせられました。
吟子(原菜乃華)は、家族の空気が悪化したことで、ひたすらずっと泣いています。
そこで、剛は伍代の家でしばらく厄介になることに。
伍代と大丸と一緒に、松をモデルに絵を描きます。
「できることがあったら俺に言えよ」
「夏休み最後だからな、なんでも俺に相談しろよ」
伍代の家で居候しながら、大丸と伍代とゲームを楽しみ、カラオケと新聞配達のアルバイトなどをして、学費を貯めることに。
「グレ」こと、小暮翔(東啓介)と、「グロ」こと、石黒正(鈴之助)率いるマッドマウスの面々が運悪く、客でした。
翌日の昼休み。
新しい日常を過ごしていて、剛は深雪(森川葵)、巻(富田望生)などと、勉強会をしたりなど、みんなで卒業を目指していました。
剛の学校に、牛丼を食べに行こうとした島崎(春本ヒロ)ともう一人のクラスメイトを捕まえて、ケガを負わせていました。
美術部のみんなの作品も、マッドマウスのグロとグレ達率いる不良たちに破壊されてしまいます。
以前、横浜魔苦須の件で、剛に助けられたことのある弥生(鈴木ゆうか)も、剛を止めますが、マッドマックスたちの暴走は止まりません。
それでも、桐山校長は自分のキャリアに傷がつくことを恐れて、警察を呼びません。
剛は特服に着替えてマッドマックスと闘うことに。
「壊し屋」竜二という最強のボス的存在も登場し、状況は悪化。
島崎とクラスメイトを助けられるものの、島崎は「アニキ」が友達の難波ととても良く似ていると言い、少し難波のことに気づきます。
吟子も止めるものの、「吟子・・・ここは、渋谷でも新宿でもない、白百合なんだ。俺の大事な場所が怪我されるのは嫌いだ」
竜二に立ち向かい続ける剛。
「よくも、よくも、俺の大事な居場所を壊しやがって!めちゃくちゃにしやがって!」
その戦いを見ていた深雪や巻はようやく、特服のヤンキーが剛だと気づきました。
剛はようやく、校長が呼んだ警察に確保されました。
連行された剛はすべてが終わったことを悟り、絶望します。
ナンバMG5 9話感想・みどころ
剛のことをとても信頼し、市松高校のアタマを張っていたとずっと信じ込んでいた猛。
人の気持ちや表情で何を考えているか察知する彼は、弱弱しく、寂し気な笑みを浮かべながらも、剛の友達である伍代と大丸を襲撃。
伍代はストレスの巻き沿いを食らっていて、不憫ですね。
猛にとっては、剛にヤンキー一家の次男として誇りをもってほしい、強くなって欲しいというエゴが少し見え隠れしていたのかもしれません。
喧嘩で勝つこと、一番になることにこだわり、温かい愛情で剛を守ってきた難波家。
母のナオミも、父の勝も、剛が自分たちと違う道を歩みたいという気持ちを少し感じ取って、自分たちが良かれと思ってしてきたことは、剛にとって、心の負担だったのではないかと苦悩を浮かべる様子はつらかったです。
剛の秘密を途中で知りながらも、応援してきた妹の吟子も、明るく振舞うものの、家族がバラバラになることに傷ついていて可哀そうでした。
吟子にとっては自慢の兄であるし、いつも満面の笑みでどんなことも気合と笑顔で乗り越えてきたからこそ、一番ダメージが強かったでしょうね。
剛の兄、猛に根強い恨みを持つ、グレとグロが先週に引き続き、今週も怖すぎました。
2人は大勢の不良メンバーを引き連れていたものの、最強のボス、竜二というヤクザにつながっていそうな存在。
剛ですら歯が立たない竜二のオーラも、今までに登場してきた厄介などのヤンキーよりも迫力がありましたね。
大切な将来を築く居場所、本当の自分でいられる白百合高校を穢された剛の最高潮な怒りが伝わってきて、本日の9話はいつも以上に切ない展開でした。
連行されてしまった剛にとって、美大へ行きたい希望や、学校を卒業すること自体、危うくなってしまいましたね。
次週はいよいよ最終回・・・。
剛は家族と和解し、卒業することが無事できると良いですね。
今日は特に泣きましたよ!校長は、剛を潰すためにあえて警察を呼ぶのを遅らせたのかも・・・。
心真っ直ぐな新芽のような剛を邪魔する魔の手の存在も見逃せない9話でした。