ナイドクター10話あらすじネタバレ
朝倉美月(波留)は、成瀬暁人(田中圭)が里中悟(古舘祐太郎)、本郷亨(沢村一樹)、高岡幸保(岡崎紗絵)と深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)らナイトドクター達。
「あさひ海浜病院」はそれまでどんな患者も受け入れてきたものの、とある患者が運ばれてきて、受け入れ拒否を指示する本郷。
救命士の星崎(泉澤祐希)からのホットラインでその患者の情報が、美月達に伝えられます。
胸部大動脈解離が疑われる男性患者あることが判明。
発症から2時間経過し、助かるかどうか不安定な状況。
男性は発症から2時間以上、経過していると星崎は訴えますが、受け入れを尚、拒否し続ける本郷に、美月は違和感を覚えます。
その患者が息を吹き返しても、美月は他の緊急対応の患者を診てくれる病院に頼んでほしいと断りました。
星崎が、連絡している場所からは、搬送中に患者の命に危険が及ぶ可能性があるにもかかわらず、本郷の判断に、美月も従わざるを得ない状況。
次に、美月が応じたのは、高所恐転落による女性患者の受け入れで、その女性もすでに予断が許されない状態でした。
深澤(岸優太)や、高岡(岡崎紗絵)は病院まで保たないと思うのですが、本郷は15分以内に運べるかと美月に促します。
美月が、救急隊員に訪ねると、可能と答えたため、本郷は受け入れを許可。
女性は搬送オーバーして病院に到着。
本郷は珍しく救急隊員を怒鳴りつけるのでした。
美月達は、女性の処置に当たりますが、彼女は助からず息を引き取ります。
一件目の病院は担当が研修医しかおらず、二件目は経験ある医師がいましたが、手術中、3件目も断られ、そして、ようやく、美月たちの「あさひ海浜病院」に搬送されてきました。
美月達の病院がもしも、近くならその患者は助かっていたかもしれないとのこと。
1人は受け入れられず、1人は間に合わず・・・立て続けに思い知らされる現実に、美月は幸保の腕の中で涙を流しました。
初めての死者が出て、美月は落胆し、悔しさとやりきれない思いに涙が溢れ出すのでした。
「理想は所詮、夢物語なのだろうか」美月は複雑な心境を抱え、そう感じます。
勤務明け、本郷は桜庭(北村匠海)の母、麗子(真矢ミキ)、八雲(小野武彦)に呼び出されます。
翌朝。
麗子は、ナイトドクターの制度が救急救命センターの収益を上げていないと話、理事会で決定したナイトドクターの制度の今後の方針を本郷に告げました。
助けを必要としている患者を救えなかった美月の複雑な気持ちに共感していると、寮で話す深澤、桜庭、幸保。
次の夜、美月はシフト通りの休日。
深澤たちはいつも通り患者を受け入れています。
難易度の高い手術で、下敷きになった女性を救助。
そんな時、雷雨で「あさひ海浜病院」で停電が発生!
家で夕飯を食べていた美月も思わず、緊急事態に気付き、病院内の仲間の身を案じます。
その頃、成瀬は患者の手術、深澤や桜庭は停電で患者の医療機器に異変がないか確認。
自家発電がその後、作動しますが、自家発電がどのくらいまで持つか分からない状況なので、看護師の増田舞子(野呂佳代)も患者の入院している病棟をまわります。
そんな大変な時期に、あさひ海浜病院では、自宅が停電に遭い、医療の助けを求める高齢者の患者を受け入れました。
CTが撮れないので、エコーを別の方法で撮ることに。
桜庭はその頃、自転車で転倒し、腕を骨折して治療中の母を待つ幼い少年、光太のフォローをしていました。
軽症の光太の手当てをし、雷に怯える彼に兄のように温かく接しました。
やがて、光太は治療を終えた母と共に帰宅。
光太親子が帰宅した後、病院が停電被害に遭い、医療機器停電したため、受け入れが必要な5名の患者を受け入れ要請のホットラインが鳴りました。
本郷は受け入れを拒否しようとしますが、深澤、増田、幸保、成瀬は美月の優しさを思い出し、この「あさひ海浜病院」が、今までどんな状況の患者も受け入れてきたことを思い返し、5人の患者を受け入れます。
また、さらに、10人の患者を必要としている別の病院の患者たちも受け入れることに。
逼迫した状況のなか、この患者を切り捨てたら、また命が沢山失われることを覚悟したナイトドクター達。
そこへ、美月も出勤して応戦し、設備を整えながら、大勢の患者の対応に励むことを決意。
抜群のチームワークと前代未聞の多忙に立ち向かいました。
星崎がまた搬送してきて、あの時、厳しい状況の患者の搬送を頼んで申し訳ないと詫びてきました。
美月は病院内で指揮をとりながら、的確にドクターや看護師たちに指示を出し、多くの患者の搬送を続けました。
やがて、舞子が院内の人工呼吸器が最後だと言い、厳しい状況の中の戦いが。
受け入れるスペースを無理にでも作り、新たに15名を受け入れることにしますが、電気が保つか心配です。
そこで、星崎が表に電源車を用意し、美月達に協力。
さらに、また人工呼吸器を自宅で使う女性患者が停電で困っていることが知らされ、その患者の為に、医療器具を代用して酸素を手動で送る方法を活かして、しのぎます。
翌朝
昼勤務のドクター、嘉島が(梶山善)嫌味を言いながらも、美月たちナイトドクターが沢山の患者を受け入れ、奮闘する努力を目の当たりにして、唖然。
多くの搬送された患者たちは、嘉島に感謝の気持ちを次々と伝えるのでした。
それにもかかわらず、「あさひ海浜病院」は、桜庭の母、麗子(真矢ミキ)の決定により、解散が下されました。
次週、最終回!ナイトドクター達の運命やいかに?!
ナイトドクター10話感想・みどころ
初っ端から、女性患者が亡くなり、命の灯がエピソード開始後、なんともいえない気持ちになりました。
コロナ禍で医療逼迫中で、ベッドや医療機器、設備不足が報道で取り上げられている世間の現状と重なり、心がざわつく思いでしたね。
本郷が助かる見込みのない患者の受け入れ拒否は苦渋の決断であり、受け入れても助からない可能性が高いなら、涙を飲んで首を横に振るしかなかったでしょう。
いつもはどんな状況、症状の患者も一人残らず受け入れてきた「あさひ海浜病院」のナイトドクター達。
心に刺さる患者たちの深刻な症状、年齢、ケースに加えて、停電や台風が発生。
これまでのナイトドクター史上、過去最大の危機的状況な場面が多かったです。
医療機器の不足や、患者が次々と運び込まれてきて、しかも、重傷や「あさひ海浜病院」に運ばなければ、失われていたかもしれない患者ばかり。
美月が最初に搬送された患者を受け入れ拒否してしまったことで、病院をたらい回しにされた挙句、ドナーになった母の過去がちらつき、美月の悔しさが視聴者側にも何倍にも伝わってきましたね。
救急隊の星崎(泉澤祐希)の機転により、電源車を活かして、人工呼吸が必要な患者も救うことができて感涙しました。
5名、10名、15名と患者を受け入れてきたナイトドクターの活躍。
しかし、桜庭の母、麗子から、経営不振で赤字だらけなナイトドクターは、解散を言い渡されてしまい、美月達の悔しさ、認めてもらえない現実に共感。
なんで?!他の病院なら厳しく、患者の受け入れを拒否しがちなのに、「あさひ海浜病院」は異例の「神対応」で患者たちを救ってきたのに・・・悔しい!
来週は最終回となりますが、ナイトドクター達の「最後の仕事」とどこかで、別の形で、それぞれが、患者たちを救う勇姿を見届けたいと思った10話でした。