俺の話は長い 1話 あらすじ
其の一・すきやきと自転車
岸辺満(生田斗真)は6年前にコーヒー屋を営んでいたが失敗して以来、6年間仕事をしていない。
喫茶店を営む母(原田美枝子)と実家で悠々と暮らしていた。
そこに姉・綾子(小池栄子)と夫・ 光司(安田顕)がすきやき用のお高い牛肉を持ってやってくる。
訪問の目的はマイホーム建て替えまでの3ヶ月間、娘・春海(清原果耶)と夫婦でここで同居させてほしいと許可を得るためだった。
すき焼きが嫌いな満は頼みごとにきておいて嫌いなものを出すのはあり得ないと言って綾子と言い合いになる。
不登校になっている春海もやってきて、結局満は「最初から反対はしていない」と言い出し、みんなで同居をすることになった。
其の二・寿司とダンボール
姉家族との同居が決まった岸部家では、使っていない部屋の掃除が始まる。
いらない古本を売りに出掛けた光司と満は、お互いに協力しましょうと満は光司の味方だと約束をする。
そんな中、満が潰してしまった珈琲屋関連の段ボール箱が見つかり、邪魔だから処分すると言う綾子。
「あのダンボールは絶対に捨てられない」と壮絶な兄弟喧嘩の最中、春海が話し始める。
改めて箱の中身を広げる満、特に未練はないものの結局捨てられずに自分の部屋のベッドマットの下に置くことにするのだった。
ニート屁理屈男が面白い
仕事に失敗してニートでいる主人公・満が、もっと暗い感じなのかと思いきや開き直ってるキャラクターがとても面白かったです。
最初から銀行で硬貨を両替できるという知らなかった豆知識を知ることもできました。
朝、珈琲をいれてくれることしかしないなんて母親からしたら怒るところだろう!と疑問に思いました。
しかも6年間もしごともせずに実家暮らしで31歳・・・って相当やばい状態だということに本人も危機感がないのも不安になりました。
すき焼きは嫌いと熱く屁理屈を語る満に、なるほどな〜と納得してしまいましたしすごく笑ってしまいました。
それでもすき焼きも美味しいししゃぶしゃぶも美味しいし、確かにすき焼きが嫌いな人も少ないでしょう。
でも、この生田斗真さんの演技力が素晴らしいところでニート屁理屈男にイライラして離脱してしまう視聴者もいるようです。
綾子と春海のツッコミが最高!
姉家族の仮住まいの件で、ここは空気読んで賛成するところだろうと思ったのをバッサリ無理と言ったのには驚きでした。
これもリアルだったらきっとイライラするところだと思うのですが、ドラマとして観ているのにはその屁理屈が意外と正論で面白くなっています。
特に「ニートの分際でビジネス語るんじゃねえよ!」の綾子のツッコミが良かったです。
春海ちゃんがまさか来てくれる展開というのも、話のテンポが早くてドラマとして観やすいと思いました。
春海ちゃんは大人しい性格で不登校なのかと思ってましたが、意外と満とズバズバ言い合ってて面白かったです。
帰りに自転車でちゃんと送ってくれるところ、帰り道でちゃんと春海ちゃんの話を聞いてあげているところ、ここまでのシーンでは満の印象が悪いばかりだったのが正反対でした。
良いところもあるんだな、と満が良い人だと感じた方も多いはずです。