俺の話は長い 2話 あらすじ
其の一・焼きそばと海
満(生田斗真)の日課は朝5時半まで起きていて、母・房枝(原田美枝子)に珈琲を淹れること。
そんな満に不満を感じる姉・綾子(小池栄子)だった。
娘の春海(清原果耶)は不登校になっていたが、満のおかげで学校に通うようになっていた。
ある日、また春海が学校を休むと言い出した。
その理由は好きだった同級生が親友と付き合いだしたからだった。
口喧嘩をしながらもなんとか春海を学校に行かせることに成功した満。
春海の塾のお迎えに満が行き、そのまま海に連れて行った。
なんで昔の人は失恋したら海に行くの?
涙ぐむ春海に満は、優しく人生のアドバイスをする。
そんな満に救われ、笑顔になる春海だった。
其の二・コーヒーと台所
満が房枝に毎日珈琲を淹れる習慣になっていることに、綾子が文句を言い始める。
まだ珈琲のダンボールを捨てられずにいることに、まだ再起業したいと未練があるのではないかと疑っていた。
珈琲を淹れることは親孝行だと言う満と口喧嘩になり、じゃあ今日で珈琲を淹れるのはやめる!と言ってしまう。
行きつけのBarで呑む光司(安田顕)と満。
光司はバンド時代のベースをまだ1つ隠し持っていて、ここで預かってもらうことに。
満の珈琲のダンボールも預かろうか?と言われるも、断る満。
光司から「明日の朝も珈琲を淹れた方がいい」と満に声をかけるが、結局翌日は珈琲を淹れなかった。
寂しそうに台所で待つ房枝、満は部屋で複雑な表情を浮かべていた。
満は吹っ切れたのか、珈琲の道具が入ったあのダンボールを業者に持っていき、売りに出していた。
姉弟のやり取りが面白い!
以前、話にも出ていた満が母・房枝に毎日珈琲を淹れてくれているというシーン。
あんなに真剣に珈琲を淹れてる姿を見ると、やっぱり未練があるのかなと思ってしまいました。
それで、何故おやすみーと言うのかと思ったら「それまで毎日起きてるんか!」と思わず突っ込んでしまいました。
典型的なニートの生活・・・という感じですが、でも世間で問題になっているような暗いニートの引きこもりとは違うなと感じました。
夢に敗れてこの先何をしたらしたらいいかわからず、目標がわからなくなっているから前に進めないだけなんじゃないでしょうか。
春海ちゃんが学校を休むと言い出して、満に頼る綾子姉さんとのやり取りがすごく面白かったです。
「なんで喋るんだよ!」「冗談じゃん〜」と言う満の言い方も面白くて好きですが、これは生田斗真さんにピッタリの役どころだと思いました。
しかも、お金で交渉するのもニートらしくてリアルでした。
ニートだけど、いい叔父さん
なんだかんだちゃんと春海ちゃんを気にかけてくれるのが、満叔父さんの良いところです。
お父さんでもないし兄弟でもないけれど、本音で口喧嘩も出来ちゃう良い関係を築けているんだと思います。
学校を休みたい理由、確かに辛いことかもしれませんが簡単に休んじゃうもんなのか・・・と驚きました。
焼きそば作ってくれて、うまく春海ちゃんを説得して文句言いながらも車で送ってくれて、ニートだけどコミニュケーション能力の高い満はとてもかっこよく見えてしまいました。
というか、その休む原因になった親友は結構ひどいことをしたんじゃないでしょうか。
そんなことされたら人間不信にもなってしまいそうなものですし、それから 親友とは縁を切ったのでしょうか?
本編とは関係ないかもしれませんが、そんな中学生の恋愛模様や人間関係ももっと観たいと思いました。
最後の満のお金の交渉術は、確かにお見事でした。
実際にはこんな屁理屈は言いたくありませんが、参考にしたいと思いました。
海での春海ちゃんの涙はグッときましたし、そこからの最後の笑顔とか表情や演技がとても素晴らしかったです。