リコカツ2話あらすじネタバレ
交際ゼロ日婚を果たした、咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)。
しかし、歩道橋から足を滑らせた自分を身を徹して庇ってくれた紘一の優しさや頼もしさや、「まだ君の夫だから」という言葉に心の葛藤が生まれます。
紘一は厳格な父、正(酒向芳)と穏やかだが自立心の強い母、薫(宮崎美子)に育てられ、父に似た昭和気質な価値観を持ちながらも不器用すぎる愛と、彼なりに女性を大切にする心も持ち合わせていたからでした。
紘一の母、薫が離婚届けと結婚指輪、置手紙を起こして急に失踪。
離婚届けを突き付けられた際、夕飯に卵焼きが欲しいと要求して話を聞いていませんでした。
心配して駆け付けた咲と紘一に対し、正は咲に妻を心配するわけでもなく、夕食の支度を要求。
そんな義理父の態度を「普通のこと」のように捉える紘一に、咲は腹を立てます。
紘一はそれでも、「トマトとピーマンが嫌い」だから料理には入れないようにしてほしいと咲に話しました。
咲はこの2人の態度に、ウーバーイーツを利用することにしたのでした。
紘一は父に子どもの頃から憧れており、父のようになりたかったとこぼしますが、咲は母への紘一と正の態度にいら立ちます。
「お父さんに一人で自分の事はできるようにしないといけないと言ったほうがいい」と助言。
咲を階段から助けた際に、背中に痣ができた紘一は慣れない手で一人で湿布を貼るのでした。
翌日、咲は編集長の大崎(松永天馬)からラルフローレンの新連載の企画を聞きます。
連載を依頼する吉良夫妻を招いて、パーティーを開くので、咲にも夫婦で出席してほしいというのです。
成功させれば、外されていた企画の担当に復帰できるチャンスが咲に到来。
パーティは苦手だと渋る紘一を「離婚後に自活するためには仕事は大事。これもリコカツ」と説得します。
自分は編集の仕事が好きだから失いたくない・・・だから、協力してほしいと紘一に頭を下げました。
ふと、紘一は咲が仕事で後輩だった中谷ユミ(武田玲奈)の妨害で仕事上、トラブルに遭ったことを咲の仕事先の同僚から聞かされ、咲に協力することに。
いつもと違う服に戸惑い、反発する紘一ですが、咲はパーティー用の新しい服を咲に買ってもらいました。
紘一は後日、谷(柴田勇貴)から、奥さんへのプレゼントが何がいいか相談を受けますが、咲にプレゼントをしたことないので答えられませんでした。
一ノ瀬(田辺桃子)や、狩場(吉田涼哉)、重森、早乙女(池田大)らはそんな紘一を優しく見守るのでした。
その数日籠、紘一は体調の重森(菅原卓磨)から今年のバーベキュー大会には夫婦で参加することを念押しされます。
妻へのプレゼントは何がいいかという部下の谷の質問に答えられない紘一は、咲に相談。
暗い所でも夜道の安全が確保できるペンライトがいいと思う紘一に、咲は適当に合わせます。
なんと、バーベキューと咲の仕事の吉良夫妻のパーティーとダブルブッキングであることが発覚。
バーベキューは仲間と共に団結を高め、料理を楽しむと熱く語り、自衛隊の仲間との約束を優先しようとする紘一に対し、自分の仕事の仲間の団結がだめになってもいいの?と畳みかけた咲。
その圧力に珍しく委縮してうさぎのぬいぐるみに愚痴をこぼす紘一。
咲は時間をちゃんと「来週の土曜日の13時」と伝えたはずなのに、自衛隊用語で「ひとさんまるまる」と紘一が分かりやすいように伝えなかったことで、ピンと来ていなかった紘一。
咲の両親、美土里(三石琴乃)と父の武史(佐野史郎)にもトラブルが発生。
美土里は、武史がゴルフ教室の生徒、里奈(中田クルミ)との関係に疑惑を抱きます。
里奈に武史がマカロンを買った話を切り出す美土里。
その様子を聞く、咲と咲の姉(平岩紙)とその娘、梓(夏野琴子)。
その頃、紘一の母、薫(宮崎美子)は旅館の仲居をしながら、若い先輩、松山あざみ(松川星)の指導の元、新しい環境に馴染もうと必死でした。
しかし、パーティー当日に咲は重森と大喧嘩に。
そこで、久しぶりに行ったレストランで元カレの青山(高橋光臣)と再会。
ユミの件で、青山に相談をした咲。
咲の為に弁護士の自分が割って入って交渉を進めると話しますが、咲は仕事上、自分の立場が弁護士の加入で気まずくなると伝えます。
青山は「俺はいつでも咲の味方」とフォロー。
ところが青山には既に新恋人がいて、咲は青山に新しい生活があることを意識し、別れます。
咲の母、美土里はボーリング場にいる武史と里奈を突き止め、浮気の証拠、リコカツに向けて動画を撮影。
里奈のことを「友達」と誤魔化す武史ですが、思わず「浮気」という言葉を口にして美土里(三石琴乃)と険悪な仲に。
紘一は父、正が妻の卵焼きじゃないことで、別の卵焼きを食べない様子を見て、父を説得することに。
母、薫は甘い卵焼きよりもしょっぱい卵焼きが好きなのに、無理をしていることを知らなかったか?と父を説得する紘一。
それでも頑固で厳格な態度をとる正に対し、紘一は「今は妻が夫に無理をして合わせる必要はない。母さんが僕が幼い頃、父さんが好きな甘い卵焼きよりもしょっぱい卵焼きが好きなことも父さんは知らなかった」と鋭く指摘。
生まれて初めて父に反抗した紘一に言葉が出ない正。
その後、紘一は遅れて、咲の仕事先のパーティーで吉良夫婦(谷田歩)(月船さらら)に会います。
「編集の仕事に命をかけています 咲はきっと良い仕事を吉良夫妻としてくれる 私は妻の咲が編集の仕事を頑張る姿を尊敬している」と述べました。
途中で、自衛隊のバーベキューを抜けてきた紘一ですが、咲と共に、パーティーを途中で抜け出すことを吉良夫妻や、大崎(松永天馬)遅刻して片付けの時間に間に合いました。
紘一がパーティーへ向かう前、重森に、「妻の大切な仕事に出かけなくてはならない」「夫も妻の為に自分ができることをするべきだ、変わらなくてはならない」と告げ、咲のパーティー会場へ駆け付けた話を自衛隊の仲間たちから聞いた咲。
その後、一ノ瀬はわざと、咲を片付けの合間に分かりにくい場所に誘い、置き去りにして仲間や紘一がいる場所へ戻りました。
その後、紘一は咲の場所を突き止め、暗闇のなか、咲を背中に背負って元の場所に戻りました。
「どうしていつも守ってくれるの?私たち離婚するのに」
「でも・・・まだ君の夫だ」
2人はリコカツを進めながらも、お互いに気持ちが通じ合っていることを確認し合うのでした。
帰宅後、咲はくじいた脚を紘一に手当してもらった後で、薫子の居場所をSNSで突き止めました。
直後、薫子を心配している最中、美土里が紘一と咲の家に急に同居すると言い出して荷物を持って訪ねてきました。
来週、美土里の思惑はなに?!リコカツする紘一と咲の絆に次回も期待!3話ゲストは白洲迅さんです。
リコカツ2話感想・みどころ
紘一は咲と出逢ったおかげで、自身が古い感覚で生きてきたことに少しずつ気付き始めていて、凄く胸が熱くなりました。
妻は夫を陰日向のように支え、夫は家庭と女性を守るといった日本男児的な考え・・・すごく複雑です。
というのも、リコカツを見ていて思ったのですが、紘一の両親がうちの両親に似ているところがあってなんともいえない気持ちになります。
しかし、紘一が大人になってから父に「大人の反抗期」が現れ、真っ直ぐ向き合う様子に心動かされました。
紘一、よく言った!と爽快な気持ちにさえなりました。
紘一は男前という言葉が似合うほど頼りになり、自衛隊ということもあって、女性を守る上でも信頼のおける人物だと思います。
でも咲と喧嘩の際に、「脊髄」と名付けたうさぎのぬいぐるみに話しかけるギャップが可愛すぎました。
紘一にとって、脊髄は母、薫のように緊張感ある家庭のなかで安らぎを感じる存在なのでしょうね。
一方、三石琴乃さん演じる、咲の母、美土里と武史のやり取りも最高でした。
咲の母が里奈と武史の浮気の証拠として動画を撮影し、会っている場所を探偵のごとく突き止める姿がまさに、三石さんの代表作のアニメを連想する印象です。
「月に変わって」夫の武史と不倫相手の里奈に「お仕置き」した美土里が最高にかっこよかったですね。
紘一のことが好きな一ノ瀬(田辺桃子)の女の嫉妬が生む「いじわる」は、やることが幼いなって思いましたが、紘一が異変に気付いてよかったです。
紘一は咲のパーティーも「妻が編集の仕事を何よりも大切にしていて、命を懸けている。この仕事を続ける咲を尊敬しているし、咲は吉良夫妻とも良い仕事ができる」なんて素敵な夫なんでしょう。
紘一は正とよく似た部分もありますが、薫子の一般的な愛を受け、正のように完全な話の通じないモラハラ男になっていない人柄が救われました。
咲と共に掛け持ちでパーティーと自衛隊のバーベキュー大会に参加して、リコカツなのに咲のことを真っ直ぐに不器用に愛している紘一の行動力や言葉に感動!紘一は威圧的で怖いけど、心の根っこの優しさに咲の気持ちに共感する部分が多かったです。
最後に、新しい環境に馴染み、これまで「夫に尽くして合わせる甲斐甲斐しい妻」から卒業した薫のチャレンジ精神に「陽」を見ましたが、美土里がいきなり相談もなしに、夫の武史と里奈の浮気発覚により、咲と紘一の「愛の巣」に潜入してくる行動力・・・怪しいです。
自由奔放で、芸能人としてキラキラした生活を続けて不自由に生きてきた美土里。
天気が悪くても娘を迎えに行かず、仕事に夢中になってしまうところがある彼女は、少し奔放さが子供にとってマイナスだと感じました。
一見、陽気で少女と大人が同居したような天真爛漫で、親しみやすい女性にも見える美土里ですが、彼女が遠慮なしに咲と紘一の家に同居をしようとする理由が物凄く気になる2話でした。