リコカツ6話あらすじネタバレ
咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は互いをいとしく思いながらもすれ違い、ついに2人は離婚届けを記入済み。
これからはお互いに他人として、暮らすことを咲に伝えた紘一。
咲は「他人と思うと、紘一と接するのが楽」だと感じます。
咲と紘一は他人として同居生活を開始。
咲が心を込めて、リノベーションした新居も新婚夫婦に引き渡すことで、話が決まり、2人の生活は残り僅かだと察知。
咲と紘一が暮らす家に、新婚夫婦(あかせあかり)(宮下兼史鷹)が自撮り棒片手にやってきて、彼らが咲たちの家の新しい住人になることに。
連(白洲迅)に紘一が仕事の電話に出たことなどを深々と頭を下げ、仕事がもらえるように奮闘する咲。
養護施設で育った子供が成長して、作家として成功するシンデレラストーリーを思いつく連。
その夜、青山と飲んだ咲は、紘一が青山に今後、咲の力になってほしいと話をしていたことを青山に聞かされます。
咲はひそかな紘一の思いやりに気付くのでした。
ふと、咲と紘一は会話している途中、父、武史の不倫相手、里奈(中田クルミ)の件で揉めました。
そんななか、咲の家、水口家に一家全員が集まりました。
美土里(三石琴乃)が武史(平田満)に離婚届を渡したことを知った咲が、夫婦で話し合う時間を設けたのでした。
しかし、咲の願いもむなしく、武史は離婚届けを美土里に最後のプレゼントと称して渡します。
美土里は心を決めていて、「バイバイ」とあっさり武史に別れを告げます。
「前に進むために離婚する、思いがあるから離婚するのではないの」と追いかけてきた咲に伝える美土里。
美土里は、夫の浮気癖に耐えきれなかったことや、自身に乳がんがあることで葛藤し、離婚を決意。
しかし、咲は美土里が仕事関係で関わることの多い立川(中山麻聖)に声を掛けられ、彼が美土里との将来性を考えていることを伝える会話を耳にしてショックを受けるのでした。
母自身にも新しい恋が始まったからこそ、別れたいのだろうかと誤解する咲。
一方、紘一の緒原家も正(酒向芳)と、母、薫(宮崎美子)の離婚します。
紘一と咲はお互いの両親が離婚したことで慰め合っていました。
たまたま、空にかかる二つの虹を見て、「咲は虹のように内側の光のような存在」と言いかけ、口をつぐむ紘一。
2人で結婚指輪を見つめ合い、微笑みます。
お互いに離婚するのに、幸せを感じることに心が痛む咲。
咲が担当しているクライアントの人気作家、水無月連(白洲迅)が急に咲と紘一の家に現れます。
紘一は咲と水無月の関係を早くも疑ぐりかかりますが、咲は仕事上のクライアントだと説明。
咲が紘一のために作った料理も勝手につまもうとする無礼な行動をとり、「リコカツ」夫婦を困惑させる水無月連(白洲迅)。
さらに、咲と紘一の家を水回りが汚いなど侮辱する態度にも、「無礼だ」と注意する紘一。
「もう帰る」と拗ねる水無月に対し、紘一は「出過ぎた真似をして申し訳ない」と咲と共に追いかけて深々と頭を下げます。
水無月は「咲さんには期待している」と言って、咲をまったく認めていないわけではありませんでした。
水無月が帰宅した後、咲と紘一は「夫婦での最後の晩餐」として、和食を食べます。
会話の途中、お互いに離婚理由をぶちまけて、本音を吐きまくります。
「朝はパン派の咲と和食派の紘一」「服装やインテリアの価値観が合わない」「紘一が好む食事の量は多い」「咲は料理下手」「口うるさいところが紘一にある」口々に言い争うけれど、お互いに不満を以前より吐露することができたので笑みがこぼれる紘一と咲。
「次は良い人を見つけなよ」と咲は紘一をフォローし、咲が好むインテリアを初めて知った紘一は、咲の趣味を初めて理解しました。
「この家に咲はずっと住んだほうがいい・・・職場からも近いし。ローンはずっと払い続ける。この家に初めて踏み入れた時、感動した。ここがなくなってしまうのはとても寂しい。自分たちは別れるけれど、君が住み続けてくれたら嬉しい」と紘一はさりげない優しさをみせます。
「君にプロポーズをして結婚式で君を幸せにすると誓った・・・だが、それができなかった すまない、すみません・・・ごめんなさい そんな自分のせめてもの気持ちだ。君に新しい相手ができるまで。自分は思いを言語化するのに時間がかかる・・・すまない。最後にこのカーテンをつけられて良かった。自分がいなくなってもせめて君のことを守れるように。今から責任をもって離婚届けを出してくる、今までお世話になりました。」
紘一は咲に対し、離婚の決意を固め、家を出て行きました。
咲は紘一が残していったペンを見つめ、二人の思い出が走馬灯のように蘇るのを感じる咲。
何かを思ったのか家を飛び出し、咲は紘一を追いかけてようやく追いつきます。
咲はやはり、考えを改めて離婚を今度こそ取りやめにしようとしていました。
「今、出したところだ・・・離婚届け もう、君の夫ではない 今までありがとう」ロボットのように無表情で言葉を告げる紘一。
2人は固い握手を交わしますが、手を離すのを躊躇います。
でも、手をスッと離し、紘一は咲に「幸せになってくれ」と告げ、去っていきました。
リコカツ6話感想・みどころ
今日のリコカツは絶対に泣けて、主題歌「Pale blue」が心に沁みることを咲の母、美土里役の三石琴乃さんがツイッターで宣伝していましたが、まさにその通りでしたね。
「Pale blue」の「ずっとずっとずっとずっと恋をしていた」という部分が切なすぎて、心に侵入してくるぐらい、紘一と咲の決別を物語っていると思いました。
咲と紘一は家でお互いの不満を吐き出し合い、他人として会話をして、少しお互いの緊迫した空気が緩和されたかと思っていたのに・・・。
紘一が咲の好みのカーテンをつけ、咲に「今の家にずっと住み続けてほしい、僕は君を幸せにできなかったから・・・ごめん、すまない」という言葉足らずな優しさ。
紘一は自分の言葉を言語化するのが苦手・・・まさにそうですよね。
喧嘩しても、咲と会話をしても、自衛隊育ちで、リラックスして咲と会話ができないぎこちなさが今日の6話でも伝わってきて、咲が紘一の話下手なところを受け止めている姿勢もステキでした。
でも、紘一と咲、最終手には離婚の手続きが終わってしまって、咲がやっぱり本当に離婚を考え直そうとして、わざわざ紘一を追いかけたのに、紘一が既に離婚届を出してしまった終盤のシーンは心が張り裂けそうになりました。
咲と紘一が和解の為にお互いに固く握りあった手を離そうにも離せないもどかしさも涙を誘いました。
紘一は咲に、次に住む相手が決まっていながら、あの家のローンは払い続けるから、職場から近いあの家に咲が住み続けることを望んでいるという言葉はかっこよすぎます。
さり気ない優しさや、根っこにある繊細さをみせる紘一と、気が強いけど少し打たれ弱い咲を見ていると、離婚するなよ!と何度思ったことでしょう。
でも、紘一も咲も、咲の母、美土里(三石琴乃)が言っていたように、前進するために離婚をする決意が固まったのかなとも思います。
美土里も乳がんがある現状に、青山との新しい一歩を踏み出していいか葛藤し、自分の気持ちに嘘をついて、青山に陽気に振舞うところも心が痛みました。
青山が将来性を考えて交際を申し出た時に、いつものように陽気に振舞う美土里と何も知らず、母の新しい恋に複雑な思いを抱く咲との温度差や今後の動向が気になりますね。
美土里と武史(平田満)も、紘一の両親、正と薫もそれぞれの道を歩むために離婚したけれど、リコカツの終焉の後、この家族に何が待ち受けているのか次週も楽しみです。