ルパンの娘2 7話あらすじネタバレ
刑務所から一人の人物が出所してきました。
同じ頃、裏社会の人間らしき男が人気のない場所で何者かに殺されました。
「お宝はいただいた」というメッセージが残り・・・。
華(深田恭子)と、和馬(瀬戸康史)の一人娘、杏(小畑乃々)のことが、美雲(橋本環奈)に知られ、大ピンチに。
美雲はずっと祖父が原因不明の火災で亡くなり、その原因は華たち「Lの一族」が原因だと思い続けていました。
Lへの復讐をずっと胸に秘めて生きてきたと話す美雲。
格闘の末、美雲に「三雲家直伝」の忘却スプレーを噴射して、自分と会った直前の記憶を消すことを試みた華。
華の兄で、杏の叔父、渉(栗原類)を除いて、尊(渡部篤郎)と悦子(小沢真珠)はLの一族が終われていることなど無関心で、泥棒仕事を続けます。
翌朝、和馬が職場で美雲にLのことを訪ねると、美雲は記憶にないと言います。
しかしそれは嘘でした。
美雲はスプレーが体内に吸い込まれないように防止していたので、本当は記憶を維持。
そんななか、反社会組織の幹部が襲われた強盗殺人事件が起きます。
現場からは密輸した金魂が盗まれ、Lの一族を名乗る犯行声明カードが残されていたのです。
和馬と美雲たちは大急ぎで調査にあたります。
杏の小学校では、学芸会の演目が「Lの一族」で、杏は祖母のマツ(どんぐり)役を演じることになったと話します。
杏は悪いことをする泥棒役は嫌だとぐずり、華は気まずいながらも、杏をフォロー。
尊たちは本物の「Lの一族」であるものの、可愛い孫には「Lの一族って本当はダークヒーローで正義の味方」なのだと教えました。
杏も笑顔を取り戻しますが、目に入ってきたニュースで、「Lの一族」が強盗殺人事件を犯したニュースが飛び込んできます。
漆原というその男は、Lの一族を名乗る謎の女に矢で刺されて殺されました。
そのことで杏は誤解し、Lの一族は殺人をするなら、Lの一族の役をやりたくないと泣いてしまいます。
杏は気が優しすぎるので、幼いなりにショックを受けている様子です。
事件には意外な人物が関係していることが分かり、和馬たちが探し出したその男は、犯人が別にいることを訴えていました。
しかし、尊は危険を察知して、華のいとこの円城寺(大貫勇輔)にボディーガード役を頼んでいました。
職務終了後、美雲は和馬の跡をつけて、GPS発信機を彼に気付かれないように取り付け、和馬の行動を監視しようとしていました。
円城寺が得意のミュージカルで、美雲の恋心を的確に歌詞にしてミュージカルの世界に誘いこみます。
円城寺は美雲を油断させた後、和馬にGPSが美雲によってつけられていることを伝えて危機を回避。
自宅にいて、美雲の様子をパソコンで通信して見守っていた執事の猿彦(我修院達也)も、円城寺の「魔力」に引っ掛かりました。
やがて、三雲家では、美雲が華が噴射した記憶消去スプレーを吸い込まなかったことが、華の兄で、杏の叔父、渉(栗原類)の追跡で発覚。
美雲は華たちの手がかりを掴む為、華たちのマンションのコンシェルジュに問いただしますが、コンシェルジュは「ここにはいないし。自分はLのファン」と答えるのでした。
しかし、そのコンシェルジュは、華の父、尊(渡部篤郎)でした。
自分達の生活が危ういことで、杏を守る為、新しいアジトに向かう準備を進める三雲家。
華は、この先、北条美雲に追われている以上、逃亡生活に杏を巻き込むことになると危惧し、母として決意を固めます。
「かずくん、お願いがあるの・・・」
華は、桜庭和馬の家に杏を引き取ってもらい、尊と華は杏と別れて暮らすことに。
華は杏のためを思い、娘が普通の生活ができるようにとの配慮のつもりでした。
しかし、杏は珍しく、駄々をこね、どこの子供と同じように、祖父母の家で暮らすことを拒否しました。
やがて、和馬の母、美佐子(マルシア)と、典和(信太昌之)がきすぐ来て、杏を三雲家から引き取りにやってきました。
杏は嫌がりながらも桜庭家で暮らすことに。
案の定、杏はケーキを美佐子にすすめられても気が進みません。
華は母として、この先、杏と和馬と離れて暮らすことになる新生活や、杏につらい思いをさせることになったことで葛藤。
泥棒一家で育った自分は普通の暮らしなんて考えるほうが甘かったと思う華に、尊は幼き頃の華がどこの家庭の子どもにもあるように、「パパと結婚する」と無邪気に意味も分からず言っていた頃のことを思い出します。
そんな小さな娘の手がいつか成長して離れていくことを願っていたと話す尊。
「子どもはすぐ躓いたり、転んだりするからこそ、親の存在が必要だ、どんな親でもな」と華に親としてアドバイス。
華の想いを汲み取りながらも、「ここを引き払うのは中止」と言って、また泥棒を続けることに。
その頃、華は新しい決断をし、手袋を縫いました。
翌日・・・。
華は自分の誕生日も忘れるほど、目の前の出来事に振り回されてきました。
三雲家では家族の間で記憶消去スプレーの効果が薄れている変化に気付き、和馬と美雲は、和馬の元先輩で、今や半グレになった巻(加藤亮)と再会。
彼から、Lの一族を名乗る謎の人物が、ナターシャ(太田莉菜)という殺し屋だと知りました。
さらに、ナターシャに殺された容疑者が殺された時、巻は現場にいました。
そこで、ナターシャと仲間の男と顔見知りになりました。
そして巻は和馬と美雲を騙して、部屋に閉じ込めました。
美雲はLの一族を今度こそ逃がさない為に、わざと和馬と自分に警察として持ち歩いている手錠をはめました。
その頃、モニターで和馬がまた捕まったことを知り、急いで救出へ向かう三雲一家たち。
しかし、可愛い愛娘の杏が、母の誕生日だからと急いで学校から家に帰宅。
泥棒仕事へ出発する寸前に、Lの服を着た華を自宅で目撃してしまいました。
同じ頃、和馬が美雲を庇って、ナターシャ達に矢で胸を打たれます。
ルパンの娘2 7話感想・みどころ
ついに、三雲家が一家離散危機?!華は第1シーズンよりも放送回を追うごとに、母として逞しくなっていて、とても切ない気持ちで見ていました。
母になった華と父になった和馬の一歩は、とてもつらい決断でしたね。
でも、尊の言葉が本当に温かくて心に沁みました。
「子供はつまずいたり、転んだりするから、親の存在が必要 どんな親でもな」という言葉が深いんですけど。
華の親心と華を真っ直ぐに知的に育てた尊の愛情深さに涙が・・・。
私も普通の家とかなりずれていて悩むことはあるけど、三雲家の子供になってみたいって思ってしまいました。
華の家族って、尊も悦子もマツもすごく個性的ですが、子供への愛情が深いことが伝わります。
ハチャメチャで破天荒な行動が多い目立ちたがり屋ですが、子供のことを誰よりも考えている三雲家はユーモアあふれる家族ですね。
華の苦渋の決断に、杏が混乱している姿はつらかったです。
杏を普通の子として育てている華と和馬にとっては親心としての最終判断だったと思います。
ついに、杏にLの姿がばれてしまった華と、Lを騙っていた謎多き殺し屋のナターシャとその仲間の男が怖すぎます。
それに、美雲・・・警察官なら彼女自身も復讐のためにLを憎むのではなく、もっとまっとうに生きて欲しいと思いました。
猿彦(我修院達也)も三雲を子どもの頃から親同然に見守ってきたのなら、美雲を家族としてちゃんと彼女の間違いを正してほしい。
「お嬢様、いつまでLの一族に恨みをお持ちですか?確かにおじい様のことに関してはおつらい気持ちを今でもお抱え化とお察ししますが・・・このままではお嬢様の人生にいつか何らかの支障が出ます」ぐらいは言ってくれ!
母親が精神に困難があり、借金の影響で、美雲が母に給料をほぼ仕送りするような生活をしていること、今の美雲の行動を正してくれる大人が周りにいないことが、美雲がますます、祖父を亡くした悲しみや、自身のほんとうに大切なことに気付いていない気がしました。
美雲だってもういい大人だし、通勤時に探偵服を着ているのもどうかと・・・探偵ごっこをしている子供がそのまま成長したようなちょっと幼稚なところが美蜘蛛にはあると思います。
警察として自立していて、美雲自身、Lの一族無関係に、女性としての平凡な幸せを送ってほしいです。
性格はけっして悪くないし、根はいい子だと思うのですがね・・・・三雲家と美雲の祖父との関りに関する誤解が時間がかかっても解消されることを願います。
杏は母や祖父母を物流業で働いていると思い込んできたことや、Lの一族について間違った情報を今回、ニュースで耳にした為、いろいろとこの先、幼い年齢なりに困惑してしまうことでしょう。
巻さん(加藤亮)がまさか不意打ちに出てくるとは意外でしたが、巻は相変わらず和馬を裏切る・・・でも、自分の弱さや、予想外のナターシャ一味の行動に良心が戻ってきたでしょうか?
和馬が・・・和馬が矢で撃たれるなんて・・・和馬、助かってくれ!杏と華の為に。
華は母としてこの先何ができる?来週に期待です。