ルパンの娘2特別編あらすじネタバレ
華は幼き頃に父に遊んでもらった夢を見て、ふと、目が覚めました。
夫の和馬(瀬戸康史)が料理を担当し、疲れている花を労わります。
華(深田恭子)和馬(瀬戸康史)、そして一人娘の杏(小畑乃々)たちは家族の平穏を取り戻し、安定した生活を送っていました。
華の父、尊(渡部篤郎)は、偽Lの一族だったナターシャ(太田莉菜)や、ナターシャのボスだった男(岡田元次郎)たち盗賊団を本物のLの一族に見せかけて、このピンチを切り抜けたのでした。
男にGPSをつけて、三雲怜の正体を探ることに。
美雲(橋本環奈)も騒がしい隣人カップル(倉科カナ)(塚本高史)らが引っ越しをしたことで、執事の猿彦(我修院達也)と平穏に暮らしています。
ふいに、尊が美雲にある頼みごとをするために彼女の家を訪ねてきました。
家族に言えない頼み事だと推測する美雲。
GPSは途中で調子が悪くなったので、我修院達也に直してもらうことを頼みました。
華の母、悦子(小沢真珠)は、お宝不足で悩んでいました。
そこで、華の兄で三雲家の長男、渉(栗原類)から「グレースケリーが愛したカルティエのダイヤモンドリング」を提案されますが、渉はそのお宝を美雲に渡すつもりでいるのでした。
グレースケリーが愛したダイヤモンドリングの持ち主は、年がかなり離れた妻と優雅に暮らしながら、悪事を働いているのです。
美雲と猿彦は、渉が悪気なく、美雲の家に取り付けたてんとう虫装置を取り付けたのです。
渉の積極的な行動にドン引きした美雲。
その後、華は和馬や両親たちとの間で、愛娘の杏(小畑乃々)が、華に買ってもらったおもちゃの釣り道具を見せてきました。
それは、かつて、華が父の尊(渡部篤郎)から、幼き頃、「泥棒かくし芸大会」の時に買ってもらった思い出の品が復刻したものでした。
その話を聞き、華と杏を優しく見守る三雲家ですが、なぜか尊はその話題に関し、無理をしているような笑みを浮かべます。
華と和馬、杏と三雲家が暮らす家に、円城寺(大貫勇輔)が現れ、華に1日だけ婚約者のふりをしてほしいと頼んできました。
円城寺の父、豪(市村正親)に、元々約束されていた華との結婚がないと叱られたのです。
「いつまでもくだらない歌を歌ってふらふらしていないで、華と結婚しろ!円城寺家に跡継ぎがいなくては」と言われてしまいました。
元々、円城寺と華は、いとこで、いいなづけだったのです。
幼き頃からずっと一緒に穏やかな時間を過ごしてきた華と円城寺。
無理難題に戸惑う華たちに対し、豪はとても厳格な人物で、逆らったら円城寺自身が父に「殺される」かもしれないのです。
母のいとこで、叔父の円城寺のことを気にかける杏。
豪と対面した華たちは、結婚式の日取りやドレスのことを問い詰められた挙句、円城寺家で花嫁への贈り物と決められているものが、なんと、「グレースケリーが愛したカルティエのダイヤモンドリング」だと知った華たち。
モニターで、華と円城寺の様子を見守る、和馬と杏と三雲家の人々たち。
和馬は、三雲一家が、円城寺家と「泥棒」としての昔からのライバルで、グレースケリーのダイヤモンドリングを狙っていたことを話している様子を見て、杏を警察である自身の両親、桜庭夫妻のところへ抱え上げて連れて行きました。
純粋で感受性の高い杏には、泥棒の事情を大人として触れさせたくなかったからでした。
円城寺は父からそれを盗んでくるように言われてしまいます。
尊は昔からライバル関係だった豪からその無謀な内容を受けて立つことに。
一方、美雲は、渉のてんとう虫を返し、渉の元に彼の気持ちには答えられないし、迷惑だと手紙で伝えるのでした。
円城寺豪は、姪っ子の華の身辺は既に調べていて、華が結婚していることをわかった上で、華を息子と結婚させたうえで、家の跡取りにしようと目論んでいました。
そこで、華の運命を左右する三雲家と円城寺家でリングを盗み合いをすることに。
もしも、三雲家が先に盗めば、豪が華との結婚を取り消し、円城寺が盗れば、なんと華は円城寺家を継ぐことを条件に出されてしまうのです。
既婚者で子どものいる我が子の将来が別の方向に行かないように、三雲家は一致団結。
尊は相変わらず涼し気で余裕な表情で秘策を考えているのでした。
華と円城寺は、子供の頃から学生時代、そして、大人になって、和馬と出逢ってからの昔話をします。
2人はどんな時もお互い理解者であり、円城寺は変わらず紳士的な態度で接しており、華はいつも歌って茶化すようにみえた彼の優しさを知っています。
彼を思い続ける華を受け止める・・・とまで言っていた円城寺ですが、華が和馬と結婚してからも大切な人として応援すると心も大人に。
しかし現状、今回の勝負で勝って、華を円城寺家の嫁にすることに意欲を高めてしまった円城寺。
円城寺家と三雲家の「全面戦争」が解禁されました。
グレースケリーのダイヤモンドリングのある館へ車で向かう三雲家。
屋敷の主の年下妻のいる高齢男性と、家政婦の厳しい「壁」が。
三雲家はいつも通りチームプレイを連携させて、ダイヤモンドリングをゲットすることに。
まず、悦子とマツ(どんぐり)が屋敷の男を誘惑。
なんと意外なことに、マツが主に「気に入った女性」として選ばれてしまいます。
厚塗りで白いヴィンテージのフリルのデザインがついたドレスを着た小柄なマツ。
しかし、寸でのところで、尊と華が駆け付け、悦子とマツが危ない目に遭う前に救出。
その頃、円城寺親子も、人感知センサーを難なく通過して、お宝の場所へ着々と向かっていました。
それでも、三雲家のほうがあっという間に屋敷の主とボディガードを倒していきます。
円城寺はダイヤモンドリングの場所へたどり着きますが、セキュリティセンサーが反応して、足がくさりに。
父、豪にお宝を取れなかったことを詫びた円城寺は、わざとトラップに引っ掛かったのです。
華のことを好きだからこそ、愛する人が元気に笑い、幸せに過ごしていることが自分の幸せであること、父のおかげで本当の自分に気づくことができたと話します。
豪はかつて愛した女性にカルティエのリングを渡そうとしたけれど、今の円城寺のように豪も泥棒対決をして、わざと尊に負け、愛する人に渡すカルティエリングを闇ルートに流したのでした。
その愛する人は悦子。
その競った相手は、華の父、尊でした。
円城寺親子は和解し、元々、2人共ミュージカル好きだということもあり、絆も復活。
円城寺豪は、自分たちが勝負に負ければ、「Lの一族」の真実を穴に伝えることも約束にしていました。
その約束とは、「三雲怜」の正体についてでした。
怜のことは、海外を飛び回る華の祖父や、美雲が単独で調べている最中です。
三雲はナターシャ(太田莉菜)が、三雲怜を名乗る女性と会話している映像を入手しますが、怜が何者かは不明。
尊と豪だけでそのことについて話し合い、尊は渉に三雲怜について調べるための新しいメカの開発を頼んでいました。
そして、尊は豪にだけ告げます・・・。
「華には言えるわけがない、華が・・・盗まれた子供だなんて」
そう、華は三雲家の実の娘ではなかったのです。
この物語は来年、公開される映画で伝えられるのでしょうか?真相は不明ですが、華たちの今後にますます目が離せない特別編でした。
ルパンの娘2特別編感想・みどころ
円城寺家と三雲家の捧腹絶倒なダイヤモンドリング対決に加え、華の出生がまさか、「盗まれた子供」で、三雲家の実の子供ではなかったという衝撃的な情報が斬新でしたね。
渉の美雲への想いは報われないどころか、美雲からしたら、てんとうむしを家に勝手に飛ばしていたりなど、ストーカーを連想させる渉の積極的すぎる行動はさすがに引きますよね。
でも、渉がちょっと可哀想でした いい奴なのにな・・・。
杏に泥棒一家という特殊な家庭環境事情を聞かすまいとした、和馬の杏への配慮、ナターシャとの対決で疲労している華に朝食を作る和馬がハイスペック夫すぎて憧れちゃいます。
私も和馬みたいな男性、理想的ですね 円城寺みたいにミュージカルでつらい時こそ楽しませてくれる、家族の場の雰囲気を変えてくれる人もいいなって思ってしまいました。
円城寺親子はけっして分かり合えない関係ではないからこそ、ミュージカル好きな共通部分や、誰よりも思い合う不器用さが似ていて胸が熱くなりましたね。
円城寺家と三雲家が争い、尊と円城寺豪が悦子を競っていたなんてロマンチックすぎます。
でも、尊と悦子が結ばれ、長男、渉と泥棒の素質のある華が生まれ・・・と思いきや、華は盗まれた子供・・・っていうラストの持っていき方は憎いですよ。
来年、「ルパンの娘」は映画が公開され、ドラマはこれで最終回となります。
華の出生の秘密&三雲怜の正体ってもう内容が濃すぎて、本日の「特別編」が「第2の最終回」なんて名残惜しすぎます。
またいつか、華たちにドラマの時間に会えますように!