最愛5話あらすじネタバレ
ついに再会を果たした梨央と弟の優(高橋文哉)。
悲しい日が続くと、姉のことを思い出すと、優は幼き日に姉の梨央(吉高由里子)と過ごした優しい記憶が蘇る日々を過ごしています。
9年ぶりぶりに梨央と再会した優ですが、梨央は優を助ける為にある考えが馬びつつも、30分後にまた会う約束をします。
男らしく成長した優ですが、優しいまなざしは変わりません。
優は9年間、真田家の人は何を考えているか分からないモヤモヤを抱えていたことや、学校でも病気の影響で、人と違う自分に心の悩みを感じるように。
そして、病気の影響で、興奮状態になると記憶喪失など難病があり、携帯電話の記録動画をパソコンで復元した優は、自ら昭を殺したことを自覚するのでした。
真田家を去ってからは、加瀬の協力を経て、高校を卒業。
逃亡生活のなかで、自殺願望を感じていた優に寄り添ったのは加瀬でした。
加瀬が優に、姉の梨央や母、梓(薬師丸ひろ子)に対し、安否を知らせる為に絵葉書を送ることを提案されたのでした。
後藤専務(及川光博)がまず、梨央の身近にいる最初の裏切り者だと知りました。
情報の勉強をし、1人暮らしが出来るようになったものの、今は警察に追われている身であることを話しました。
優に治験に協力してほしいと伝える梨央。
事故に遭う前の記憶を取り戻せることや、治験の有効性が実証されたことを梨央は話します。
事件の記憶は残っていなくても、記録には残っていると口にした優。
今の自分は、自首しようとしているとのこと。
しかし、梨央は彼の生き方や立場に心を痛め、自首に複雑な心境を抱くのでした。
一方、イヤホン男、生田まことの住居をマンションの管理人から探り当てた警察は、生田と真田ウェルネスの関わりや、まことは優であることを突き止めていました。
山尾(津田健次郎)は、大輝(松下洸平)が朝宮優と「生田まこと」が同一人物であることを既に知っていたのではないかと厳しく追及します。
山尾に対し、大輝はまだ確証は持てないと返事を返すのでした。
大輝は15年前に大麻事件を起こした元陸上部の一人、長崎(金井成大)を訪ね、事件当夜に関してある重要な緒言を得ました。
まず、梨央の亡き父、達雄(光石研)の不穏な叫び声が聞こえたとの事。
また、生前、昭(酒向芳)が長崎を店に訪ねてきて、梨央をレイプ未遂し、陸上部での麻薬使用者の核だった康介(朝井大智)の行方を捜していました。
そんな長崎ですが、今は妻と息子と娘2人の3児の父になっていて、平凡な家庭を築いています。
同じ頃、梨央と優のことを心配する加瀬は、梨央から優が今いるホテルの場所を知りました。
さらに、梨央は優と1日だけ故郷の白川郷に帰省したいと加瀬に申し出ます。
加瀬は、梨央に対し、1日だけ東京に帰ったら、必ず東京へ連れて帰る条件でそれを許可。
しかし、大輝や大輝の相棒、桑田(佐久間由衣)らは、梨央と加瀬が優の逃亡を手助けするのではないかと危惧し、追跡。
案の定、逃げていく梨央の姿を大輝と桑田は車で追跡中に目撃。
沢山の警察官と共に、梨央たちの動向を追い詰めていくのでした。
そんななか、真田ホールディングスの情報を嗅ぎまわり、この企業が、ペーパーカンパニーを複数所持していることを知るフリーの記者、橘しおり(田中みな実)にも暗雲が立ち込めます。
加瀬は梨央(吉高由里子)を守るべく、彼女と後藤専務(及川光博)との接点を調査。
しおりの正体を探る為に、彼女の何を知っているのかを激しく問い詰めました。
梨央と渡辺の15年前の件について、さらなる真相を後藤が握っていると睨む加瀬。
渡辺昭に事件の4日前に接触した後藤は、康介の行方を案の定、聞かれました。
大輝たちは、梨央と優が、白川郷へ帰ろうとしていることを追跡。
大輝は刑事として涙ながらに、優が白川郷行きのバスに乗車したことを報告。
同じ頃、加瀬は橘しおり(田中みな実)に連絡。
しおりと電話し、彼女が何を探ろうかと詮索します。
その頃、しおりは真田ウェルネスのペーパーカンパニーを追跡中。
しかし、しおりはペーパーカンパニーのスタッフで後藤の仲間と思われる男に捕まってしまいました。
男はしおりに「不法侵入・・・」と静かに告げると、旅行用のバッグに拘束して閉じ込め、車のトランクに隠しました。
梨央と優は無事、白川郷に到着し、父の墓参りをします。
梨央は父、達雄が遺してくれた遺産の入った通帳を優に渡し、逃亡するように言いました。
「逃げても無駄だよ、もうしんどいよ」
梨央と優は父、達雄がパソコンにデータを残していたことを思い出します。
朝宮家へ帰宅した優と梨央ですが、大輝や桑田(佐久間由衣)たちも白川郷に到着。
優を逮捕する前に、陸上部の日誌を関係者から入手。
優と梨央の父、達雄が15年の事件で大きなカギを握っていると察知。
達雄が車を買い替えているのを知った大輝と桑田は、事件関係者が車を変える時は、遺体を運ぶためと推論を繰り広げます。
しかし、渡辺康介の遺体を一人で運んだとは思えないと疑う2人。
梨央と優は父のパソコンを陸上部の寮で入手。
そして、フォルダーを開いた2人は、達雄がメッセージ動画を残していたことを知ります。
達雄は9月23日神妙な面持ちで語り続けます。
あれから今日で2日目・・・覚えている時期に記憶を残そうと思う、私、朝宮達雄は、9月21日深夜、渡辺康介さんを殺しました。
「彼はうちの娘に性的暴行を加えようとしていました・・・言い逃れをするので腹をさしました」
達雄が殺したのではなく、達雄は当時9歳前後だった優の罪を庇い、買い替えた車で遺体を運び、事件当時の証拠品は鉄塔の付近に隠しました。
「俺がやった・・・お父さんじゃない、俺が彼奴の腹を刺して・・・」
大輝は思わず、この状況に「姉ちゃんの前でそんなこと今言うな!」と大輝は怒鳴ります。
刑事として大輝は優を逮捕することに決意。
優は大輝に素直に拘束されることに。
梨央は逮捕されていく優に居ても立っても居られない状態で、思わず勇を追いかけます。
その頃、しおりは港の傍まで運ばれ、車のトランクを開けたしおり(田中みな実)に呟きます。
「バカだな・・・お前」
その後、橘しおりの消息は不明。
梨央は加瀬に今の状況に情緒不安定になり、助けてほしいとメールをします。
加瀬は梨央と優の力になる為に次の行動を起こす決意をします。
最愛5話感想・みどころ
優がついに逮捕されてしまいました。
梨央は加瀬には、白川郷に到着して1日だけ優と過ごしたら、東京へ帰るというものの、やはり家族としては、逃亡生活を続ける弟や、15年前に高校生だった自分の無知さが原因で、渡辺に強姦される寸前になり、弟を殺人犯にしてしまった激しい後悔と、梨央の心苦しさが伝わりましたね。
優は梨央と同じく、心根が優しいため、自首して更生の道を歩もうとしている意思は切ないですが、彼の決意を見守りたくなりました。
梨央は優を逃がすのはいいけれど、優を今この危機的状況で後々、治験に参加させるのはちょっと無理なんじゃないかな。
警察から指名手配されていて、治験どころじゃないと思うんですよ。
興奮すると記憶の喪失を経験する患者の力になりたいとか、優の病気を治したい梨央の気持ちは共感しますが、逃亡生活を続けて、「自分が消えてなくなりたい、自分を消すボタンがあれば間違いなく押している」とまで精神的に追い詰められている優のメンタルを考慮してほしい。
優が逮捕されていくなかで、大輝は優だと分かった上で、彼を刑事として逮捕することへの辛さを一生懸命堪えているシーンが辛い。
仕事上、真実を突き止めて、上に報告し、犯罪者を確保しなくてはならない大輝の立場って物凄い重いですよね。
しかも15年前から両想いの相手であり、同志の梨央の大切な弟なら尚更ですよ。
梨央と優の父、達雄が涙ながらに、優の罪を庇い、遺体を隠したことを吐露する最期のメッセージ動画は、本日の放送を見た多くの視聴者さんの心を打ったことでしょう。
私もあのシーンは、親だからこそ、我が子の罪を被り、全部、自分が責任を負って、子供の先々の幸せを願う達雄の心情や立場を思うと、涙が止まりませんでした。
ここで注目したのは、達雄が遺体を車で運んだ際に、姿が見えない男が少し映っていました。
その人物も気になりますね。
フリーランスライターの橘しおりにはいつか報復が来るだろうと予測していましたが、案の定・・・誘拐。
後藤って掌を返すし、元々の性格が冷徹で非情なのもあって、梨央や、加瀬にとっても一番身近な敵はすぐ傍にいるオーラが漂っていると思います。
しおりは真田グループの弱みである、ペーパーカンパニーのことを探り、後藤に予想通り目をつけられましたが、彼女の命は後にどうなるか心配ですね。
しおりを演じる田中みな実さん、サバサバしていて、ドライで、毒舌かつ探求心の強いミステリアスな女性を熱演していて目が離せません。
クールな装いですが、やはり150㎝代前半な身長と低体重では大柄な誘拐犯には敵わないところが切なすぎます。
ノンストップに展開されていくサスペンス要素に興奮しっぱなしの5話でした。