同期のサクラ6話あらすじ
桜が忖度せず、相手が誰であろうとはっきり物を言いすぎる性格に、手を焼いている、先輩、すみれ(相武紗季)。
桜の新人だった時の研修係でもありました。
そんな彼女もまた、桜に心を救われ、桜の同期達と同じく、精神的にも前向きに生きられるようになった一人。
病室で昏睡状態が続く桜に、すみれは中学生になった一人娘、つくしの笑顔の写真を見せ、育児と仕事の両立で葛藤していた自分を桜が変えてくれたことに感謝していました。
それは2014年10月・・・。
前回、木島葵(新田真剣佑)の父で官僚をしている康秀をカンカンに怒らせたことから、花村建設の子会社に出向になった桜。
どんどん土木部へ行く道が遠ざかる現実や、桜の祖父(津嘉山正種)が暮らす美咲島へ橋を架けるビジョンすら薄れていくのを感じていました。
社会人6年目を迎えた桜はそんな自身の葛藤を祖父に心配かけまいと言えずに心の中にしまい込みながら今日も理想とはほど遠い仕事をこなす日々。
仕事と育児の両立に追われるシングルマザーのすみれ。
桜のことを新人の時から気に掛ける人事課に所属の彼女は、黒川(椎名桔平)から有名評論家、椿美栄子についての女性研修セミナーの仕切りを押し付けられました。
その女性、椿は、表向き働く女性を応援する意思やそのことを綴った著書で有名ですが、本性は理不尽なことがあればどんなことでもクレームをする厄介なクライアント。
しかし、花村建設社長(西岡徳間)と癒着が深いので、些細なミスでも許されないなどと黒川からプレッシャーをかけられたすみれ。
椿のマネージャー米田との打ち合わせを控えた広報部所属の桜の同期、月村百合(橋本愛)も交えて桜とすみれ、3人は椿のセミナーのプロジェクトに関わることになりました。
桜はここでもすみれから日頃「余計な事は言わない」という忠告を理解出来ず、つい椿に意見してしまいます。
そこへさらなる状況悪化とでもいうように社長が登場し・・・・。
一方で、百合から「プライベートの充実」のために人生初の合コンに誘われた桜。
そこで、桜の憧れの土木部に配属移動になった葵が生き生きしているのを見て複雑な思いに駆られる桜。
葵のほうは桜に密かな恋心を抱いていますが、桜は今は誰とも付き合うことはないときっぱり断言する桜の様子にがっくりと肩を落とします。
その夜、桜はすみれから、プロジェクトチームを外されたことを知り、へこみ気味の心で喫茶店へ。
菊夫(竜星涼)は土井蓮太郎(岡山天音)にけしかけられ、とうとう桜をデートに誘う事を考えていました。
すみれは小学低学年の娘、つくしが学校で同級生に手を上げたことで呼び出され、さらにストレスを抱えます。
まだ小学1~2年生ほどの年齢の娘に、「自分の好きなようにはいつまでも生きられない」と厳しく叱責したすみれ。
さらに職場では米田から講演と無関係な口うるさい要望に頭を抱えていました。
つくしを連れて職場に戻ったすみれですが、米田や椿の前で必死に頭を下げる母の姿を見たつくしがまだ幼く、考えも未熟なゆえに心無い言葉を口にしてしまいました。
桜に「あなたが助けてくれなかったら、自分は娘と一緒に居られなかった」とぼやき、“あの日”を思い出します。
花村建設の子会社での仕事に朝から励む桜。
分譲住宅の宣伝でした。
娘のつくしが熱を出したため、多忙だったすみれ。
少し遅刻して出社。
広報部の百合の他に現在、花村建設の子会社「花村ホーム」の仕事から駆け付け、椿という注文の多いクライアントのイベントの仕事を引き受ける事に。
桜に今までと違って言葉の使い方や、態度が柔らかくなった百合が「なぜ、女子社員だけでミーティングをするのか?」と疑問をぶつける様子をフォロー。
しかし、桜は意見してしまい、椿のマネジメント、米田をかんかんに怒らせてしまいました。
エレベーターにて、プライベートを充実させようと百合は桜に提案。
葵は桜に告白しようとしますが失敗。
桜が花村ホームに戻ると、桜は椿のマネージャー、米田をかんかんに怒らせたことで、プロジェクトチームから外されてしまいました。
すみれは娘、つくしがダンゴムシを集める趣味をしていて、それをクラスメイトの男子からバカにされたり、“親の育て方が悪い、親が離婚したのはおまえのせいだ”と言われたのでした。
8歳の娘に「人はいつまでも好きなように生きられない」と少し厳しめに注意。
つくしは自分のやりたいようにやるなどとても自由奔放で開放的な性格。
桜と似ていて、自分の言いたい事、やりたいことを貫き通すところにすみれは手を焼いていました。
桜が偶々、すみれと椿たちの様子を見かけます。
そこで、多忙なすみれに変わってさくらがつくしを預かる事になりました。
桜に「自分の思い通りに生きられないのはつらい?」とつくしに尋ねられた桜は返答に困りますが、祖父からの「自分の弱さを知つ」というファックスを見て、今の環境から自由に生きる事は難しいと答えました。
桜は蓮太郎や葵、菊夫を呼んで、つくしの子守をしますが、つくしは普段一人っ子で桜や蓮太郎など「お兄さん」「お姉さん」と遊んでもらえたことがうれしくてうれしくてしかたないのです。
そこで、駄々をこねたところ、仕事の疲労もたまっていたこと娘から「お母さんの仕事はいつも謝ることなの?いつもぺこぺこしてかっこわるい」とひねたことを言われ、思わず8歳のつくしの頬を張ってしまいました。
つくしは出ていき、父親の元へ帰ると言い出します。
その後、一人で桜の行きつけの喫茶店で深酒。
桜に愚痴をこぼします。
つくしが生まれるまでは、つくしを守らなきゃと必死になってきた、でも離婚してからは、自由奔放な娘にどう接すればいいかわからないとのこと。
また注文をつけてくる米田から電話にすみれはうんざりして1日を過ごしたのでした。
後日、娘、つくしをイベント当日に連れていきました。
桜はつくしに「お母さんは自分を殺して会社で生きている、沢山の人の支えになる為に日々、頑張っている」とこっそり伝えていたのでした。
さらに、自分は母親から「あれしちゃだめ」等と言われたことはなく、「やってごらん」など個性を尊重して育てられました。
桜が貧乏ゆすりをしながら必死に耐えていると、すみれがなんと、椿が今日の講演本番で、本の宣伝をしているだけ、社長が椿をクライアントに招き入れたのは、優良企業のメンバーだからいずれ自分にメリットがあるからだと意見。
娘のこと、桜のことで考えを改めたすみれは、娘のつくしにも、「つくしはつくしのままでいい」と言い、娘を抱きしめるのでした。
そして、花村ホームで今日も雑な扱いをされている桜を見かけ、すみれは「あなたはあなたのままでいい、自分の生き方を貫き通しなさい。」と桜の人間性をこれまで以上に理解を示したのでした。
花村建設で橋の着工が進むことになったと黒川に言われた桜。
一方で、すみれは桜が失態をした時のように社史編者室に追いやられてしまいました。
場面が変わり、桜が夢を見ます。
祖父からファックスが届き、「美咲島に橋は架からない、お前の夢は叶わない」という謎の返事が!
桜はうなされてハッと目を覚まします。
来週、職場にいる仲間を救ってきた桜に暗雲が立ち込めます!来週もお楽しみに!