さよならノワール

さよならノワール4話

さよならノアール4話あらすじネタバレ

絵梨子は夏海に娘の夕夏のことや失踪している上司、山崎の件でトラウマを一人で抱え込んでいると指摘しました。

(絵梨子)私に、相談してください。これでもカウンセラーの資格を持っています。

(夏海)先生のカウンセリングを受けるほど困ってない

(絵梨子)娘さんのことでトラウマを抱えてるんじゃないですか?あるいはいなくなった上司のこと

(夏海)お腹空いた。焼きそばでも食べる?

(絵梨子)私、黒木さんを助けたいんです。

自分を頼るように、夏海に言う、絵梨子。

(夏海)助けられるって私は嫌い。あなたは助ける側、あなたは助けられる側って分けちゃうでしょ。

(絵梨子)じゃあどう言えばいいんですか?

(夏海)さぁ、お腹空いてきたね

(絵梨子)心配してるのになぁ

(夏海)人の秘密に興味あるからでしょ?研究材料にしないでくれる?豚肉ないけどキャベツだけでいい?

(絵梨子)ひど!豚肉があるときご馳走してください。

(夏海)気を付けてね

大学のサッカー部主将、勝俣陸(岩瀬洋志)が何者かによって声を掛けられ、歩道橋の階段から突き落とされました。

(男)勝俣陸だよね?お前は用無しだ

勝俣は、プロチームの「Jリーグクラブ」への入団も決まっていたほどの逸材でしたが、怪我により、夢を諦めてしまいました。

夏海(小池栄子)と絵梨子(北香那)は陸の精神的ケアの為に彼の入院している病院を訪れました。

(臨床心理士 貴子)ひどいわよねうちの息子もサッカー部だったから他人事とは思えない。犯人を蹴っ飛ばしてやりたいくらい。

(絵梨子)本人のショック、計り知れないでしょうね。

(夏海)意外、先生がサッカーに興味あるなんて

(絵梨子)ありますよ。だって自分には少ない数少ない事じゃないですか。なんかおかしいですかね

(貴子)喧嘩でもしたの?仕事に役立つ理論ならいくらでもやってちょうだい。はい、じゃあ確認します。支援対象者は勝俣陸さん、22歳。明教大学4年生。ケガによる精神的ダメージが相当大きいと思われます。刑事課から自殺などの可能性があると要請がありました。至急、勝俣選手のケアをお願いします。喧嘩したの?

(夏海)先生、行くよ

(絵梨子)喧嘩してません。

刑事の鴨居卓海(岡山天音)桑原栄二(荒川良々)、河口真二郎(眞島秀和)、大野裕也(濱尾ノリタカ)ら捜査の件で話し合います。

(中谷)現場直近の防犯カメラで撮影された不審な人物は、この人物だけです。

(鴨居)聞き込みの結果、この赤い髪の男は、池袋のパチンコ屋によく出入りしているとの有力な情報を得ており、現在2名で張り込みを実施しています。

(桑谷)今回の事件は世間の注目度が高い。一刻も早く被疑者を確保しろ、いいな?

(河口)暴対は関係なさそうだなー俺はたまっていた休みをいただきます。

(大野)河口さん休むなら俺も

(中谷)何言ってるんですか。所轄は一蓮托生です。

(河口)そろそろ服務規定、大丈夫なのかね

(大野)俺、マジで女に振られますー

(鴨居)振られたほうが楽でしょ。はい、現場行きます

(大野)あー!

病室に向かった2人は、サッカー部マネージャー、青木未来(糸瀬七葉)と広報、北川翔太(福崎那由地)に声を掛けられました。

(看護師)勝俣さんは一般の方の面会はお断りしてまして

(絵梨子)ご無理言います。主治医の先生の許可はいただきました。

(夏海)ご本人の体調を慎重に見させていただきます。勝俣さんの具合についてですが

(青木)あの、勝俣さんに面会されるんですか?

(夏海)西池袋署の者です

(青木)あの、明教大学でマネージャーをしている青木です。勝俣先輩のこと心配で

(北川)同じく、広報の北川と言います。あの犯人は見つかったんですか?

(夏海)現在、捜査宙です。

(北川)絶対許せません。早く捕まえてください。あいつは俺達の希望なんです。勝俣の写真です。少しは励みになるかと思ってパネルにしてきました。もし、良かったらあいつに渡してもらえませんか?俺達、面会できないので。

(絵梨子)いいですよ、渡しておきます。

(青木)先輩に伝えておいてくれませんか?キャプテンなら乗り越えられる、頑張ってって。

(絵梨子)分かりました。必ず伝えます。

勝俣が一般人の面会を拒否していて会えない為、代わりに彼が活躍している姿を映した写真パネルを渡して励ましてほしいと頼まれるのでした。

夏海と絵梨子は、陸の様子を見て、彼は表向きは明るい喋り方をしますが、内面は加害者への復讐心を持っていることを悟ります。

(夏海)失礼します。西池袋署犯罪被害者支援室の黒木と言います。

(絵梨子)白石と申します。勝俣さんを支援するために参りました。

(勝俣)ああ、伺ってますよ。あの有難いですけど、僕にサポート必要ありません。

(絵梨子)でもお見舞いは断られてるんですよね?事件による精神的なご負担を受けて居ませんか?

(勝俣)いや、みんなに心配かけたくないだけなんです。首相が情けない姿は見せられないって言うか。

(絵梨子)ご立派です。

(勝俣)いえいえ、僕が引っ張ってきたチームなんでね

(絵梨子)これ、広報の北川さんから預かりました。それとマネージャーの北川さんから。キャプテンなら乗り越えられるって。

(勝俣)頑張るのは無理かな。もう二度とこんな完璧なシュート打てないかなって。複合靭帯断裂って知ってます?日常生活に支障のないレベルまでは回復するそうなんですが、プロは難しいみたいで。

(夏海)そうでしたか

(絵梨子)なんて孟子和下駄ら良いか…ずっとプロを目指してきた勝俣さんにとってどれほどのショックか

(勝俣)やめてください、大袈裟だな。

(夏海)勝俣さん、私達の前では無理しなくていいですよ。事件に巻き込まれれば、不安やネガティブな気持ちになるのは自然です。

(勝俣)いや別に無理はしてないですよ。1つだけ聞いていいですか?犯人捕まりますか?

(夏海)現在、逃走中です。何か分かったら隠さずお伝えします。

(勝俣)そっかー早く捕まえてほしいけどどんな罪に?

(夏海)この段階で判断するのは難しいですね。

(勝俣)さっきネットで調べたんですけど、殺人未遂じゃなくて傷害罪になった場合、執行猶予がつくケースも多いみたいで。

(夏海)悪質度や結果の重大さによっても変わりますが。

(勝俣)僕の場合、悪質で重大なケースですよね?この手で殺したいくらい。済みません、変な冗談を言って。僕の場合、命があるだけラッキーだと思います。感謝しなきゃ。たとえたとえ将来を奪われてもね。

上司で臨床心理士の、田村貴子(戸田恵子)に状況を報告する夏海と絵梨子。

(貴子)どうだったの

(絵梨子)プロへの道が絶たれたのに笑顔で対応してくれました。

(夏海)僕に支援は必要ないと。命があるだけ感謝してるって言ってました。

(貴子)さすが一流アスリートね、と言いたいところだけど。

(夏海)かなり危ういかな。事件の直後に取り乱さない人ほど一気に崩壊することがある。

(絵梨子)心理学的に見れば、立派な被害者という役割を演じることでつらい現実から目を背けようとしているとみられます。

(貴子)そりゃそうよね、夢が絶たれたんだもんね

(夏海)気になるのは最後にこの手で殺したいくらいって言っていたこと。

(絵梨子)冗談みたいに言っていたのが帰って切迫しているように聞こえました。

(貴子)復讐心がある。危険な兆候ね?どうアプローチするべきだと思う?被疑者を任意同行したそうよ。

そんななか、犯人と思われる赤毛が特徴な男、阪本昌(石川丈)が西池袋署に任意同行されました。

(阪本)歩道橋は歩いたよ。暗かったから誰かにぶつかったかもしれない

(中谷)ぶつかったんじゃなくて突き落としたんじゃないか?

(鴨居)防犯カメラに君が逃げる姿が映ってるんですよ。

(阪本)だから相手がだれかなんて知らないし、マジ偶然っすよ。

しかし、阪本と陸は面識がなく、偶然ぶつかっただけだと主張します。

中谷はそのことを夏海と絵梨子に伝えます。

(中谷)突き落とした事実も認めず、動悸もさっぱり分かっていません。

(鴨居)勝俣さんに再度、事情聴取をしようと思います。怪我の経過はどうですか?

(夏海)怪我は順調に回復してるけどメンタルは不安定さが残ってる。聴取したら心身にさらなる不調が出てくるかもしれない。

(絵梨子)でも犯人の逮捕は勝俣選手の願いでもありますよね

(夏海)支援の成果が出るまで待って。治療の経過を踏まえながらじっくり現実を受け入れるまでに持って行ったほうがいい

(絵梨子)そうでしょうか

(大野)おお、反撃

(絵梨子)彼は主将としてサッカー部を引っ張ってきた自負があります。アスリートですからメンタル面は強いはずです。事件に向き合ってもらったほうが回復に繋がると思います。

(夏海)急いだら潰れると思う。プロに行けなくてもヒーローじゃなくなってもただ生きていていいんだって感じてもらうのが先。

(絵梨子)これまでの支援ではその方法が取られてきたのは知ってます。でも変化を恐れていては新しい支援は出来ません。

(夏海)人間の心に古いも新しいもない

(河口)気持ちいいぐらい意見が正反対だな。ありのままでいいいわよって伝えたいのが黒木、いくらでも変われるわよって伝えたいのが白石先生。勝俣と向き合うにはどっちがいいのやら

(鴨居)あの、好きにやってもらっていいですけど、事情聴取に支援室の許可は必要ないので病院行ってきます。

(夏海)(絵梨子)ちょっと待ってください

陸は同じ大学の青木と北川が見舞いに来ますが、そっけない態度をとってしまいました。

(北川)無理やり申し訳ない。青木がどうしても見舞いがしたいって言うから。勿論、俺も同じ気持ちでさ。

(青木)先輩

(勝俣)なんだよお前らそんなに俺の顔が見たかったのかよ。

(北川)俺なんかが言っても慰めにならないかもしれないけど、大変だったな、ほんとに。

(勝俣)一瞬ですべてを失うってあるんだな。じゃあさ、帰れよ。今すぐに。

青木は勝俣がパネルを捨てたことにショックを受けました。

(北川)どんなに悔しいか昔からお前の頑張りを見てきた俺は悔しいよ。…行こう。

掛ける言葉が見つからない青木と北川が病室を後にしてから、夏海と絵梨子が入れ違いで訪問します。

(夏海)こんにちは。今日は来られていたんですね。何かありました?

夏海は北川が持って行った写真が破られているのを知りました。

(夏海)失礼します、勝俣さん具合はいかがですか。

(勝俣)来週退院予定です

(夏海)咲希細、犯人と思われる男が署で事情聴取を受けました。事件担当の刑事がもう一度、話を聞きたいそうですが、宜しいですか?事情聴取は義務ではありません。つらいと感じたら無理せず言ってください

(勝俣)はい。僕もどんな奴か知りたいです。

そこへ、鴨居卓海(岡山天音)と中谷健人(味方良介)が入室し、夏海立ち会いの下で、改めて陸に事情聴取をすることにしました。

(中谷)お手間をとらせます。

(鴨居)失礼します。

(勝俣)僕に協力できることがあるなら何でもします。

勝俣陸は、阪本の写真を見せられても、全く知らない男だと話しますが、ぶつかったのは偶然ではなく、故意だと強く訴えました。

(鴨居)この男性位に見覚えありますか?

(勝俣)あの時の男に似てると思います

(鴨居)知ってる人ですか?よく見てもらっていいですか?

(勝俣)よく知らない人です。

(中谷)この男もあなたを知らないと言っています。歩道橋でぶつかったかもしれないが、故意に突き落とした記憶はないと。

(勝俣)いや、それは違う!明らかに僕を狙っていました。

(鴨居)どうしてそう思うんですか?

(中谷)突き落とされた時の状況をもう一度詳しく教えてください。

(勝俣)あの日トレーニングしてたら階段ですれ違いざまに突き飛ばされて

(中谷)それだけではあなたを狙っていたとは分からないように思えます。

(勝俣)僕の名前知ってました。それに…

(鴨居)用無し。犯人はそう言ってたんですね?なんか気になることでもありましたか?

(中谷)思い出した事があるなら言ってください。どんな小さなことでも構いませんよ。勝俣さんの証言が有力な証言があるんです。

勝俣は過呼吸になり、夏海が制止し、絵梨子が手を握って声を掛けました。

(夏海)ストップ!勝俣さんはお疲れのようです。

さらに、突き落とされる直前に犯人から、「勝俣陸だよな?お前は用無しだ」と言われたことを思い出し、強い憎悪が蘇る、陸。

(絵梨子)勝俣さん、手が冷たくないですか?手の温かさを感じながら私と一緒に呼吸をしてみましょう。吸って、吐いて、ここは病室です。あなたを傷つける人はいません。落ち着いて。

(夏海)勝俣さん、終わりますよ。

(勝俣)やめろよ!なんで落ち着かなきゃいけないんだ!あいつ絶対殺す!復讐してやる。うわー!

夏海は中谷と鴨居に勝俣を精神的に追い詰めたことを指摘しました。

(夏海)ねぇ、傷ついている人間を追い詰めてどうするつもり?

(中谷)お言葉ですけどあそこまで乱れたのはお宅の先生の対応が引き金だったんじゃないですか

(鴨居)責任の押し付けはやめましょうよ。坂本が被害者の名前を確かめたことが分かったのは、全身です。本人にぶつけますよ。

(夏海)なんで用無しって言ったのかも確かめて

(中)スター選手のやっかみでしょ

(夏海)でもその言葉を思い出してから勝俣さん取り乱した。理由が分かれば手掛かりの支援になる。

(中谷)私達はあくまで犯人逮捕のために捜査します。

絵梨子が落ち着いた勝俣に言葉を掛けました。

(絵梨子)ご負担をお掛けして申し訳御座いませんでした。お話を聞いて私も本気で怒りを覚えました。

(勝俣)俺を引きずり下ろしたい奴はいっぱいいたってことでしょ

(絵梨子)今は周囲が敵ばかりに見えるかもしれません。でもそれは事件によってトラウマを受けたからです。自然な心の動きです。今の気持ちを大切にして起きた出来事を整理しながら、これから出来ることを一緒に考えていきましょう。勝俣さんにはその力があります。

(勝俣)これから俺には未来がないんだけど。あんたらに何が分かるの。俺はサッカー以外出来ないから帰って。支援なんて帰って。二度と来るな。

警視庁に戻ると、中谷は勝俣を突き飛ばした阪本を引き続き取り調べます。

(中谷)勝俣さんに名前を確認したんだってな

(阪本)そうだっけ?本人が言ってたかな?ああ思い出した、有名人だから名前思い出したのかもその時に偶然ぶつかったのかな。

(鴨居)用無しだって言ったんだろ

(阪本)さぁそんなこと言ったかな

また、河口が阪本の身元を探ると闇バイトに手を出していたことがわかりました。

また、今回は指示役がいる可能性を示唆する河口、鴨居、大野。

(河口)坂本は3年前に闇バイトの受け子をしていたことがあった。

(鴨居)闇バイト

(大野)その時は17歳で金の受け渡しだけだと認められたため、起訴猶予になったけど今回は指示役がいるかもしれない。

(鴨居)だとすると履歴の残らないSNSで連絡を取ってるかもしれませんねぇ。サイバーと協力して調べてみよう。

しかし、警視正の妹尾(利重剛)と、桑原から、勝俣の大学側から学校の名誉に傷がつくので事故扱いにしてほしいと申し出があったと伝えられました。

(桑原)明教大学の関係者が来署したんだが無理に捜査はしなくて結構です、とのことだ。

(鴨居)どういう意味ですか?

(妹尾)まぁなんだな。事故で処理してほしいという意向なんだろ

(河口)これ以上、報道されて大学のイメージを傷つけらないってことか

(桑原)おい、そうはっきり言うな

(鴨居)これまでさんざん、広告塔に使ってきたくせに、残酷ですね。僕は真相を解明すべきだと思います。

(妹尾)元気がいいね

絵梨子は鴨居に、勝俣を刺激してしまい。黒木のように寄り添う形でアプローチしたほうが良かったのかと相談しました。

(鴨居)へこんでるんですか?

(絵梨子)勝俣さんに支援を拒否されてしまいました。心理士として恥ずかしいです。

(鴨居)白石先生って案外素直なんですね

(絵梨子)トラウマに向き合うことがある意味回復に繋がると信じてきたんですが、やはり黒木さんのようにただ受け止めるのが正しいんでしょうか?

(鴨居)さぁ、両方ありなんじゃない・俺が勝俣だったらあなたはこういう人だって決めつけられるのは嫌かな

(絵梨子)勝俣さんは被害者です。呼び捨てはやめて下さい。

(鴨居)お、プチ黒木。なんだかんだ言って仲良くやってるじゃないですか

(絵梨子)黒木さんは確かに優秀な上司ですが私は私です。合わせるのは違います。

(鴨居)俺は全然、上とは考えが合わない。勝俣さんの大学が穏便に済ませろと言ってきたらしい。でもそれはあり得ない。まして手を汚さずにやった奴がいたなら余計許せない。坂本は誰かに指示されて勝俣さんを襲った可能性が出てきた。

夏海とも絵梨子は落ち着いてから話し合いました。

(夏海)指示されたってことは考えたくありませんけどライバルでしょうか。ま、ないですね。アスリートがそんなね…なんとか言ってくださいよ。

(夏海)勝俣さん自身がトラブルを抱えていた可能性がある。

夏海は勝俣が人間関係のトラブルを抱えていることが根源ではないかと推察します。

(絵梨子)トラブル?有名人は狙われやすいということですか?

(夏海)そう決めつけるのは危険ね。いずれにしても私達の仕事は誰が犯人かを推理することじゃない。どうやって復讐心したいっていう気持ちを切り替えていくか。

(絵梨子)でももう絶対来るなって

(夏海)先生ずいぶんネガティブなこと言うね。勝俣さんが怒りの感情を爆発させたことも悪い事じゃないと思う。ため込んだ感情を言葉に出したほうが気持ちの整理に繋がるかもしれない。

(絵梨子)口で言う程、自信ないですよね私。

(夏海)知ってる。先生の言う通り事件と向き合うことも1つの方法だなと思ったよ。まぁ私の主義には反するけどね

(絵梨子)なら、私にアイディアがあります

翌日。

夏海と絵梨子は外に勝俣を連れて行きました。

(勝俣)だからさどこ行くわけ

(夏海)決めてません。

(絵梨子)ぶらっとしましょう。主治医の先生も気分転換は効果的と仰っています。

(勝俣)ちょっと出かけたくらいじゃ変わらないって。まぁやることないからいいけど、俺簡単じゃないんで。

(夏海)まぁそう言わず付き合ってください。

(絵梨子)もうごちゃごちゃ言わない。行きますよ。

まず、ファストフードを食べる3人

(勝俣)うわこういうの久し振り

(絵梨子)大学生なのにこういうの食べなかったんですか

(勝俣)練習、練習で暇がなかったから

(夏海)どこか行きたいところありますか?

(絵梨子)カラオケでも映画館でも。

その頃、勝俣の大学では、北川のパソコンに、勝俣が突き落とされた写があり、北川の態度に、不信な様子がありました。
(青木)お疲れ様です。何してるんですか?

(北川)ネットに落ちてた。

青木はそのことに気付きます。

(北川)俺らもつらいよな。なんにもできないもんな。特に青木はつらいよな。

(青木)つらいのは勝俣さんです。直したんですか?

ふと、北川が勝俣が破った写真を修整したことに気が付き、益々違和感を拭い去れませんでした。

(北川)もう一度、あいつに渡そうと思って。サッカー部の公式SNSでもいいねが一番多かった。

(青木)あ、私これ届けましょうか

(北川)お願いしちゃってもいい?渡しておいて。お疲れさん

夏海と絵梨子は勝俣が小さな頃に練習していたグラウンドへ行きました。

(絵梨子)ここですか

(勝俣)俺、ここで小さい頃、練習してたんだ。うっわ。下手くそだな!見どころねぇわ

(夏海)楽しそうですね。

(絵梨子)厳しすぎるんじゃないですか

(勝俣)羨ましいんだよ。もうあそこには戻れないからさ。最初はああやってボール蹴っているだけで楽しかった。プロ行くことしか考えていなかった。その結果がこれだよ。なんだよこれくそ。済みません。関係ないよな

(夏海)いいえ、喋ってくれるだけで嬉しいです。

絵梨子が勝俣の松葉杖を拾いました。

(絵梨子)いくらでも付き合いますよ。

(夏海)私達は事件が起こって最初の支援を担当します。その後は民間の支援センターが引き継ぎます。

(勝俣)一生付き合ってくれるの?だよな、仕事じゃなかったら俺なんかに付き合ってくれないって。

(絵梨子)仕事でやってるわけではありません。偉そうに聞こえたらすみません。私は勝俣さんを助けたいです。少しでも助けになれたらいいなって

(勝俣)助けなんかいらない。でもちょっとだけ気が紛れたわ。ちょっとだけな

その頃、中谷と鴨居は阪本が誰かから指示されて、突き落としたことを自白させようとしていました。

(中谷)誰かに指示されたよな?受け子もやっていたよな。

(阪本)もうやっていません!あれは何も知らなくてやっただけ。俺も被害者なんです。

(中谷)知らないって言えば罪にならないと思ってるのか。

(鴨居)君のアカウントを特定しました。君がどんなやり取りを誰としていたか調べればわかります。その前に指示役をうたうチャンスをあげてるつもりなんだけどな。何故、突き落としたの?誰に指示されたんですか?

(阪本)こんなにでっかいことになるとは思わなかった。あいつに騙されたんだ。

その頃、勝俣のところに青木が見舞いに来たのですが、青木は思わぬ本性を曝け出します。

(勝俣)何回も来なくていいのに

(青木)これ、北川さんから預かりました。犯人まだ逮捕されてないんですか?

(勝俣)まぁ犯人らしい男は任意同行されたらしいけどまぁぶつかっただけって言ってるって。まぁ俺は大丈夫だから、なんとか自分の道見つけるから。

青木は勝俣と体の関係があったこと、北川が勝俣を陥れた張本人だと知りマシら。

(青木)先輩、私とのこと体だけの関係でしたよね?

(勝俣)ごめん、自分のことしか考えてなかった。これからはちゃんと未来のこと考えるよ

(青木未来)私はもう夢から覚めました。アハハ!どんな扱いだったとしてもピッチで活躍していた先輩は輝いていた。

(勝俣)サッカーが出来なくなったら死ねってこと?結局お前らそうやって俺のこと利用しようとしてきただけだったんだな。

(青木)お前ら?あんたにとって周りはゴミなのよね。だからこうなったのよ。北川さんが事件が起こった時の写真見た。ネットで拾ったって言ってたけどそんな写真どこにも出回ってない。あんたの引き立て役はあんたを恨んでいたってこと。失礼します。元キャプテン

貴子から、夏海と絵梨子は、勝俣を指示で突き落としたことを阪本が自白し、その人物が特定した報告を受けました。

(夏海)疲れた

(絵梨子)私は楽しかったですよ

(夏海)若者ぶって

(絵梨子)黒木さんよりは若いので

(貴子)強行犯係から連絡があった。被疑者が自供したそうよ。やはりお金をもらって勝俣さんを襲ったんですって。もっとも考えたくない人物。

(絵梨子)一体誰が。

さらに、勝俣は犯人への復讐で病院を抜け出しました。

勝俣はグラウンドに向かい、北川と対峙します。

(北川)大丈夫なのか?病院出て来て。用って何かな。しかししても怪我してもお前かっこいいな。

(勝俣)お前だろ?俺の足奪ったのは。

(北川)どうしたんだよ。つらいのは分かるけど仲間を疑うなんてひどいじゃないか

(勝俣)お前なんか仲間じゃない!青木から聞いたよ。事件の写真見てたんだって?撮ったのってお前だろ?お前があの男にやらせたんだ!

(北川)なんでそう思うわけ?なんでそれが俺に繋がるんだよ。

(夏海)(絵梨子)勝俣さん

(勝俣)来るな!あんたらには関係ない

(絵梨子)開けてください

(夏海)私達が話を聞きます。開けてください

(北川)助けてください。こいつなんか誤解してるみたいで

(夏海)勝俣さん、私達が話聞きます。開けてください。

(勝俣)こいつは俺のこと恨んでる。

(北川)だからなんでそう思うのか言ってよ。

北川は広報に回ってほしいと監督に言われ、そこで勝俣が庇わなかった事がきっかけでした。

(監督)北川、広報にまわる気はないか?

(北川)選手を辞めろってことですか?僕の実力が足りないのは分かってます。補欠でも死ぬ気でやります。もっと監督、お願いします。勝俣、お前なら分かってくれるよな?

(勝俣)悪いけどうちの部はボールを楽しく蹴るぐらいのレベルじゃない。補欠でいいと思ってる奴はいらない。ですよね?監督。用無しってことだよ、認めたほうが楽になれるぜ。

北川は勝俣に裏切られた思いを伝えました。

(北川)お前はそうやって生きてきた。自分の夢の邪魔になるものを次から次に排除してな。俺、あの後、自信なくして死にたくなったよ。何やっても駄目な気がして就活もうまくいかなかった。このまま卒業してしけた会社員になってお前がスターになったところを見ろっていうのか?そのたびに俺はお前に用無しだって言われたことを思い出して死にたくなる。そんなの耐えられるわけないだろ!

(勝俣)俺は終わったんだよ。こいつ殺して俺も死ぬわ

(夏海)勝又さん、その手を出せばあなたも捕まりますよ

(勝俣)いいよ!

(夏海)復讐に復讐で返すの?そんなのあなたに似合わない。

(勝俣)いいの!俺は終わったの。俺には何もないの。

(絵梨子)そんなことありません!沢山の栄光があったじゃないですか。それが全部消えてなくなるわけじゃありません!

(夏海)栄光だけじゃなくてつらいこともありましたよね。吐くほどつらいこともあったし、泣きたいこともあった。後悔したこともあったはず。でもその全部がこれからのあなたの支えになるんじゃないですか?あなたは終わってなんかいない。終わってなんかいない!

夏海と絵梨子は必死に良心をまだ持ちながら葛藤する勝俣に訴え続けました。

勝俣は、夏海と絵梨子を危険な目に遭わせないために閉じていたサッカーグラウンドの扉を解除し、カッターナイフを夏海に渡しました。

中谷、大野、鴨居は阪本の身柄を拘束していきました。

(北川)任意同行は拒否できますよね

(大野)阪本という男が君に頼まれて勝俣選手を襲ったことを認めたんだよ。

(阪本)SNSで闇バイト募集しててさ、噛姉欲しいし、人生うまくいっている奴が嫌いってあったから俺じゃんって思って連絡とった。

北川は阪本に、勝俣に「用無し」と言って、足を狙うよう指示していました。

(北川)いいか、足を狙え、それからお前は用無しだって言え

中谷らに連行されていく、北川に、勝俣は、なんで自分のサッカー人生を奪い、用無しと言わせたことを聞きました。

(北川)そこまでうまくいくとは思ってなかったけど神様が味方してくれたんですかね

(鴨居)自分は手を汚さず金でやらせるような奴に味方なんていないと思うよ

(勝俣)待てよ。なんでお前、わざわざ用無しなんて言わせたんだよ。言わせなかったらばれなかったのにさ。

(北川)お前に俺と同じ思いをさせたかったんだよ。お前みたいなレベルじゃなくても俺にとってサッカーは大事だった。

勝俣は関東被害者支援センターに行き、根本真紀(石川萌香)と、森田成一(中村公隆)に支援を引き継ぐこととなりました。

(勝俣)ご心配をおかけしました。お世話になりました。あいつのことは一生許せないけど、でも、復讐を考えることはやめます。あの時、止めてくれて有難う。どんな試合に喝よりも自分に勝って良かったよ。

(鴨居)ご協力有難う御座いました。北川は全面的に罪を認めました。今はそう思えただけで十分だと思います。

(絵梨子)一段落ついたって言っていいですか

(根本)憎しみを抱えながらでも、一歩ずつ前に進むことが大事です。

(森田)お手伝いします。

夏海と絵梨子に感謝を伝える勝俣は前を向くことにしました。

解決後、残業をする2人。

絵梨子は、鴨居の不審点を話し、夏海にまた出過ぎた発言をしたことを謝りました。

(絵梨子)勝俣さん、新しい夢を見つけられるといいですね

(夏海)時間はかかるだろうけど、子どもの頃のようにボールを蹴られる日が来るといいね

(絵梨子)鴨居さんなんか変でしたよね。いつまでも見送ってた。あのこないだは無理に詮索してすみませんでした。またやってしまいました。人には触れてほしくないこともあるのに。

(夏海)刑事はいろんなもの見えてるからね

(夏海)ねぇ、今度、豚肉買っておく。焼きそば田部聞き手。いつか誰かに話しておきたいと思っていた。私の身の上に起こったこと。

(絵梨子)私でいいんですか?

(夏海)女同士で身の上を話すのは柄じゃない。先生、私のカウンセリングをしてくれる?

夏海は絵梨子に少しずつ心を開いていき、彼女にとうとうカウンセリングを頼むのでした。

さよならノワール4話感想・みどころ

大学のサッカー部の期待の星として将来が期待されていた勝俣を襲った悲劇。

自分の相棒でもある足を傷つけた犯人を許せない底知れない怒りには共感しました。

信頼していた仲間の青木と北川は最初から、勝俣を嫌っていたし、フレネミー的な存在でした。

勝俣も、エースとして期待をされていた自分に過剰に自信がつきすぎていて調子に乗っていた部分はありました。

よって、北川に「用無し」だと、心無いことを吐き、彼を裏切っていましたね。

復讐したい気持ちを真犯人の北川に向けたものの、夏海と絵梨子をグラウンドの外に出して危険な目に遭わせようとしない良心を勝俣が持っていて良かった。

人生は何もないと言いながら、夏海と絵梨子の言葉に耳を傾けていた場面は自分を取り戻そうとして、希望がある描写でした。

勝俣を元闇バイトの阪本を利用して傷つけた北川は自分の行いを振り返ることはないでしょうね。

勝俣が復讐をせず、これからの自分を作っていく今後を夏海と絵梨子と同じように見守りたくなりました。

夏海が絵梨子に徐々に心のうちを開き始めようとしているラストシーンが印象的でした。

絵梨子にカウンセリングを頼み、閉ざされた貝同然の心を彼女に見せることが出来るのでしょうか。

夏海が抱える一人娘、夕夏との過去、信頼していた上司、山崎(渡部篤郎)の失踪と夏海の後悔に一歩ずつ近づいていく展開が楽しみです。

 

 

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