さよならノワール

さよならノワール6話

さよならノアール6話あらすじネタバレ

スーパーの駐車場で、6歳の少年、林田将斗(橋本則行)が車に撥ねられてしまいました。

シングルマザーの林田あかり(常松祐里)は将斗と手を繋いでいたのですが、仕事の電話に出てしまった際に、将斗は事故に遭ったのです。

(あかり)(将斗)ご乗車ありがとうございます。出発進行!新幹線でゴーゴー

(あかり)将人!将人、誰か助けて

加害者は、人気グループのメンバーで、水沢恭太(唐木俊輔)。

林田は水澤が、謝罪に訪れることを拒否したことが原因で、ネットで大炎上してしまいました。

絵梨子と夏海は中華食堂で、ランチをしていました。

(絵梨子)山崎さん生きててよかったですね。失踪した山崎さんのことに決まってるじゃないですか。亡くなったと考えている人が多いみたいですね。殺されたって思ってる方も。

(夏海)その話、ランチの話題じゃないよ

(絵梨子)黒木さん混乱しますよね?無事だったって言うポジティブな情報となのに一度も連絡がなかったっていうネガティブな情報の間で。

(夏海)ここでカウンセリングやめて

(絵梨子)今日は心理士ではなく、友人として話を聞いてます。同僚としてでもいいですが、赤の他人?捜さないんですか?山崎さんを

(夏海)友人?何でもいいけど。探さない。生きてるってことは自分の意志でいなくなったってことから

(絵梨子)もし、答えたくなかったら答えなくていいんですけど、黒木さんと山崎さんはどういう関係ですか?立ち入ったことをお聞きしてすみません。なんか、特別なものを感じたので。

(夏海)男女の関係だったかって?特別だったよ、不倫とかじゃない、刑事として一から教えてくれたのが山崎係長。信頼してた。事案発生。

鴨居(岡山天音)、大野(濱尾ノリタカ)、桑原(荒川良々)、中谷(味方良介)は、あかりと将人のニュースを見ます。

(河口)甥それ、本部の交通捜査課の事案だろ?

(中谷)この事故自体はそうなんですけど

(大野)うわぁ!ひでぇ誹謗中傷っすね

(河口)被害者なのに大炎上とはね。

(鴨居)鴨居事故直後は親子が気の毒って言う流れでしたが、次第に被疑者の水沢が援護される流れになっています。

(桑原)本部から、被害者保護の協力要請があった。脅迫などの事実については捜一やサイバーで捜査する方針だ。

(大野)支援室は?

(中谷)親子のサポートは既に要請済みです。

(桑原)知名度の高い被害者だけに注意が必要だ。とにかく何かあってからでは遅い。くれぐれも慎重に頼むぞ。

貴子(戸田恵子)から支援要請を受けた、夏海(小池栄子)と、絵梨子(北香那)。

(貴子)支援対象者は林田将人くん、6歳。そして母親、林田あかりさん30歳。事故の被害者なのに、ネット上であかりさんのプライバシーが暴露され、脅迫めいた書き込みも増えてる。被疑者の水沢が謝罪に訪れたいと言っても断って。

(夏海)顔写真もシングルマザーであることも派遣社員であることまで晒されてる。かなり悪質ね

(絵梨子)男好きで子供をちゃんと見てなかったとか信憑性のないことまで。どうしてこんなことに?

(貴子)被疑者の水沢恭太と事務所が親子に謝罪を申し出たけど会ってもらえなかったといったこと。彼が主演の新作映画が公開延期になったことから、水沢に同情が集まったのでしょうか。

(絵梨子)本当にファンなんでしょうか?

(貴子)本当にファンなら嫌がらせはしないわ。私も推しがいるから分かる。

(絵梨子)とすると、これを書いているのは正義感や一体感に酔っている人達ですね。被害者という弱い立場の人を叩くことで、相対的に優越感を得る。そしてそれに乗っかる同町圧力。いずれも脳内に快楽物質が放出され、エスカレートしていくと言われています。

(貴子)急ぎましょう。目に見えなくても命に関わります。この親子を炎上から守りましょう。

(夏海)相手は目に見えない敵か。しかも無数、増殖中。先生行くよ

将斗の病室を訪ねると、事故の影響で脳にダメージを受け、意識障害で昏睡状態です。

林田は自責の念に駆られ、不安定な状態でした。

(夏海)西池袋署犯罪被害者支援室のの黒木と申します。林田さんをサポートするために参りました。

(絵梨子)白石と申します。主治医の先生はどのように?

(あかり)私のことはどうでもいい、将人を助けて。私がちゃんと手を握っていれば。あかりは主治医から、将人が脳がダメージを受け、意識障害がひどいと診断を受けて居ました。

(将人の主治医)脳がダメージを受けたことによる意識障害と考えます。

(あかり)この子治りますか?目が覚めますか?

(将人の主治医)意識が回復することを期待して治療を続けています。

(黒木)林田さん、ずっとここにおられるようですね。少しお休みになられませんか?

(あかり)私が傍にいなきゃいけないの私のせいだから

(絵梨子)林田さんのせいじゃありません。一人で抱え込まないでください。ネットには誹謗中傷をする人がいます。真に受けないようにしましょう。そのためにも今、林田さんには休養が必要です。

(あかり)みんな言ってる。私が手を離したせいで将人は轢かれたって。うるさいな!将人が目を覚ました時にいてやりたいの

夏海と絵梨子は疲労で倒れそうなあかりを支え、自宅に帰りました。

歩廊により、倒れてしまった林田を夏海と絵梨子は、自宅に送り届けます。

炎上が嫌がらせに発展していて、家の前には大量のごみが置かれていました。

(絵梨子)なにこれ嫌がらせですね。ひどい

(夏海)大丈夫ですよ

(あかり)家まで突き止められてるんですか

(夏海)署に連絡して周辺のパトロールを強化してもらいますね。

(あかり)なんでこんな目に遭わなきゃいけないの。ひどい

(絵梨子)上手な絵ですね、将人君が描いたんですか?

(あかり)あの子、乗り物が好きで、あの子ずっと目が閉じたままで、大好きな救急車に乗れたことも分からなかった。

さらに、児童相談所の職員が虐待疑惑で尋ねてきました。

(児童相談所職員、加藤沙苗)区の職員の加藤と申します。林田将人さんのお母様でしょうか

(夏海)いえ、私は西池袋署の黒木と申します。犯罪被害者支援員です

(加藤)この地区の児童相談所の加藤と申します。もし、宜しければ玄関先まで入っても宜しいでしょうか?突然お伺いしてすみません。

(夏海)同じく、西池袋署の白石です

(加藤)本日は将人君のことでお話をお伺いさせていただきたく、実はお宅のお子さんのことが心配だと。児童相談所で通報がありました。

(あかり)通報?私が虐待してるって言うんですか!

(加藤)最近は世間的にそういう話題に過敏ですから。こういう連絡をされる方も多いので。今日、病院にはついて来られないのですか?

(絵梨子)林田さんはついさっきまで将人君に付き添っていました。我々が休養をとっていただくことを提案して帰って来たんです。

(加藤)失礼いたしました。我々も通報を鵜呑みにしているわけではありませんので、明日また改めて、お話を伺いに来ても宜しいでしょうか?

(夏海)私達も立ち会わせていただきます。

(あかり)離婚してから生活費を稼ぐのに必死で、ご飯もいつも適当で、遊んであげる時間なくって。絵本も読んでない。私、虐待していたのかも。今日は話したくない、もう帰って。

あらぬ疑いをかけられた林田のメンタルを益々、気に掛ける夏海と絵梨子。

(夏海)先生は家帰って休んで。

(絵梨子)張り込みぐらいできますよ。これでも西池袋署の被害者支援室の一員です。

(夏海)先生には先生にしか出来ないことがある。どうアプローチしていいのか私に教えてください。気付いてたでしょ?今回、冷静じゃないよね。

夏海は自身が山崎(渡部篤郎)からの電話に出て、仕事に出かけた間、一人娘の夕夏が事故に遭った日の事を思い出しました。

(絵梨子)将人くんを娘さんと重ねてしまうからですか?

(夏海)娘も6歳の時に事故に遭ったから。引きずられないように気を付ける。

(絵梨子)引きずられてもいいんじゃないですか。心理学ではカウンセラーが自己矛盾のない誠実なあり方でクライアントに関わることが、ラポールや信頼関係形成に繋がるとされています。悩みや辛さを抱えたままでいい、完璧じゃないほうが人間らしくていいって言うことです。まぁ私はそれが出来なくて苦労してきたわけですが。

(夏海)ありがと、友人なだけあるわ

(絵梨子)誰のことですか。

卓海(岡山天音)、中谷健人(味方良介)、大野裕也(濱尾ノリタカ)らは、サイバー対策課と連携を取るものの、ネットの書き込みが膨大で、加害者の特定に四苦八苦していました。

そこで、あかりを交代で警備をすることになりました。

(サイバー対策課の刑事)現在、各プロバイダーに開示請求をかけてますが、発信者数があまりにも多すぎるので、特定にはかなりの時間を要します。

(中崎)せめて誹謗中傷の発端となる投稿者や、個人情報を晒した人間だけでも特定できないんですか?

(サイバー対策課の刑事)巧妙に海外のサーバーを経由していまして。

(鴨居)流暢には待っていられません。今、黒木さんから被害者宅への警戒の依頼がありました。自宅を特定されてゴミを置かれたり、児相に通報されたそうです。

(河口)まずいフェーズだ

(中谷)交代で警備するしかないな

(河口)3人の子の親父として気合入ってんじゃねぇか

(中崎)私情で動いているわけではありません

(河口)俺がトップバッター引き受けるわ

あかりは家で将人が事故に遭った時、自分から自然に手を放してしまったことを思い返しました。

(河村)そうやってると、まだ刑事だな。よく一緒に張り込んだよな。お前の張り込みは、2番目の女房より執念深いな。帰って、風呂入って寝ろよ。お前が不二と話した後、祥二會探ってみたけど動きはなかった。お前のほうもその後何も掴んでないよな。お疲れ。

(夏海)どうも、誉め言葉として受け取っておく。うん、任せた何かったら連絡して。

その頃、あかりは将人のことで頭がいっぱいになり、うつ状態でした。

河口と鴨居は張り込みをします。

(鴨居)お疲れさんです

(河口)今のところ不審者などの異常なし

翌日、夏海と絵梨子が見守る中、再度、訪れた児童相談所の職員に対し、あかりは将斗を虐待していたと告白してしまいます。

(加藤)今日はお時間をいただき済みません。将人くんとどんな生活を送っておられるのかお聞きしたいのですが先ずは。

(あかり)私は将人を虐待していました。叩いたこともある。ご飯を与えなかったこともあります。事故の時も電話に夢中になって手を放しました。

(夏海)済みません。ちょっと待っていてもらえますか?

(加藤)よく話してくれましたね。これから十分な調査をつく必要がありますが、お母さんから虐待していたことを開示された以上、将人君が退院後に、一時保護をすることも考えなければありません。

(絵梨子)あの、本当にいいんですか?

(あかり)子育てにつかれていました。むしろこっちからお願いしたいです。もうしんどいから楽になりたい

加藤たちに絵梨子は誤解しないようにフォローを入れます。

(絵梨子)彼女は混乱しているだけです

鴨居が後から来て、絵梨子に状況を聞きました。

(鴨居)何かあった?

夏海は貴子に、あかりに寄り添うことに自分の至らなさを痛感して、謝りました。

(夏海)申し訳御座いませんでした

(貴子)どうしたの?改まって。座って。

(夏海)本当に母親と引き離すべき状態だったのかな。

(貴子)虐待の事実があるなら家に帰すより安心だと思うけど。

(夏海)児相はあくまで可能性を考えてます。今の早ださんは炎上で追い詰められて、将人君の怪我は自分のせいだと自分を責め続けている。だから虐待を認める発言をしたんじゃないかと思って。私は受け止められなかった。情けないです。

そこで、貴子は子供に関する事案は自身も母親だからこそ、自分と重ねてしまいがちだと話したうえで、出来ることをやることを夏海に助言するのでした。

(貴子)子供にとって最後の砦だからね。子供が被害者の事案は、私も自信なかった。どうしても振り返っちゃうのよね。あーダメな母親のくせにこんな立派なこと言っていいのかって。

(夏海)白石先生に励まされちゃいました。完全じゃなくていいって。

(貴子)その通りじゃない。あなただから分かることがあるはずよ

絵梨子は鴨居と共に、精神科医で恩師の五十畑(岡部たかし)の元へ行き、あかりのついての助言を求めました。

(五十畑)白石くんが友達を連れてくるなんて、初めてだな。

(絵梨子)友達じゃありません。強行犯係の刑事さんです。

(五十畑)残念だな。君みたいな特性の人間に、友達が出来るというのは実に興味深い実例だから詳しく話を聞きたかったんだけどね。

(絵梨子)生徒を研究対象にしないでください

(五十畑)さて、今回の事案に助言が欲しいということだったね。

(絵梨子)被害者の母親は子供のことを心配していたのですが、突然、虐待をしていたと言い出してどんなアプローチが妥当でしょうか?

(五十畑)君は虐待はなかったと思っているのかな?

(絵梨子)決めつけてはいけないのは分かっておりますが。

(五十畑)鴨居さんは?

(鴨居)僕は独り暮らしです、もう何年も。だから正直分かりません。本人が虐待していたというのならそれを裏付けるために動くのが警察です。すいません、浅くて。加害者の報道が過熱している。どうして被害者支援に方向転換されたんですか?

(五十畑)家庭内の問題に正解はないからね。ただ人間は本当のことだけを言う者ではない。それだけは肝に銘じておいてほしい。

(絵梨子)慎重に確認しないと親子の関係を永遠に失ってしまいますよね。

(五十畑)君達が汗をかくしかないってことだあ

(鴨居)ところで教授は元々、加害者の人権を守る活動をしておられたんですよね?本棚の書籍で気づきました。そういえば昔、テレビでお見かけしたことがあります。加害者に対する報道が、加熱しすぎだとコメントをされていました。どうして被害者支援に方向転換されたんですか?

ここで、鴨居は話題を変え、五十畑がかつては加害者の人権を守る活動をしていたにもかかわらず、現在は被害者支援に方向転換したことに疑問をぶつけました。

(五十畑)加害者の人権は昔から問題視されてきた。だから私も携わるようになったんだが、だが一方、その裏で苦しむ被害者や家族の支援は遅れていることに気付いてね。

(鴨居)なんか手の平を返したみたいですね。済みません、素人の失言なのでお許しください。そろそろ署に戻らないといけないので。

(絵梨子)先生になに言うんですか。えーどうしたんだろ

翌日、大野が張り込みし、あかりの様子を再び見に行く、夏海と絵梨子。

(夏海)お疲れ様どう

(大野)炎上のほうは燃料がつきないみたいです

すると、水沢のファンを名乗る女性があかりに殺虫剤をかけようとしました。

(女性)林田あかり。水澤君に何を

鴨居、桑原、大野のその後の調べによると、女性はあかりが示談金をもらったという内容の偽記事を見て犯行に及びました。

(大野)母親を襲おうとした女性はファンを名乗っていましたが全くの嘘でした。ネットで母親が示談金をもらったという偽記事を読んでむかついたということです。

(河口)無茶苦茶だな。攻撃する相手がほしいだけだ

(桑原)母親の身の安全が心配だな。ホテルに連れて行ってやれ

(中谷)鴨居が出勤してないから頼めるか?

(大野)いいすけど、どうしたんすか鴨居さん

(中谷)体調が悪いと連絡があった。

(河口)珍しいな

(桑原)お前らも体調管理気を付けろよ、じゃあ解散。

そこで、あかりは、大野と夏海と絵梨子によって、安全の為に、ホテルですごすことになりました。

(大野)安全のため、ここに暫く泊待ってください。ホテル内を警戒してきます。

(あかり)わぁ、ホテルに泊まるのなんて何年振り。暫くいていいの?

(夏海)ご自宅にいたらまた襲われる可能性もありますので。

(あかり)たまにはこうやって子供と離れて羽を伸ばしたかったんだよね。

(夏海)伸ばせそうですか?

(あかり)仕事も行けないし、この際ぼーっとする

(夏海)将人君の意識が戻ったそうです。

(絵梨子)良かったですね

(夏海)児相が将人君の様子を見に行くそうです。良いんですか?本当に。

(あかり)良いって何度も言ってるでしょ。

(夏海)襲われた時良かったって言いましたよね。間違っていたら済みません。将人君が襲われることを避けるために児相に活かせたんじゃないんですか?

(あかり)違う。私は本当に虐待したの。勝手に話を作らないで。

将人の意識が戻ったことで、あかりは自分は将人を虐待していたから、病院に行くことを拒否します。

大野によると、あかりの家にゴミを置いたり、SNSを炎上させたのは、水沢の事務所の「グレイズプロモーション」の郷田でした。

(河口)グレイズプロモーションの郷田ひろきさんですか?

(郷田)何か

(中谷)林田あかりさんへの名誉棄損、威力業務妨害で逮捕します。

(大野)済みません。大野です。今、捜査にあたってる刑事から連絡がありました。自宅付近の防犯カメラからごみを置いたのは水沢の事務所の人間だと特定。SNSで林田さんを炎上するよう、仕向けたのも同一人物です。

(桑谷)本部が発表した情報をメディアが一斉に報じたことで、林田あかりさんへの避難は収まるだろ。早期の犯人検挙に至っては君達の尽力の賜物。ご苦労だった。

(中谷)SNSの風向きも、将人君の行動を擁護する流れになっています。親子の今後については支援室が引き続きあたっていきます。

(桑谷)それより、鴨居は今日も休んでるだろ?

(中谷)体調がまだ改善しないようです。

(大野)失踪じゃないだろうな

(河口)縁起でもないこと言うな

警視庁では、鴨居が欠勤がちなことが気になっていました。

絵梨子は将人に付き添いますが、加藤たちはあかりが虐待していたとなれば、退院当日は将人を引き取りに行くと話しました。

(絵梨子)将人君、良かったですね。心配してたんです。被害者支援室の…難しいですね、つまりあなたやママの味方です。分からないか

(将人)誰?

(加藤)こんにちは。将人君、突然お邪魔してごめんね、私達は子供を守るお仕事をしているの。お怪我は?痛くないですか?

(将人)ううん、僕強いから。

(児童相談所の職員、高橋)すごいねー

(加藤)我々としては、お母さんからの話が本当であるならば、やはり退院後は一時保護を組織として真剣に検討せざるを得ません。退院当日は私達がこちらにお迎えに上がります。

(将人)ねぇ、ママは?

一方、夏海はあかりの本音を聞き出します

(あかり)ホテルでゆっくりできると思ったのにな。

(夏海)将人君の隊員が決まったそうですね。

(あかり)児童相談所が迎えに来てくれるって。良かった。

(夏海)それはお母さんの本心ですか?

(あかり)そうよ。私本当にこれでいいの。炎上して分かった。私は将人を幸せにできない母親なの。ずっと生活は苦しかったし、将人にも寂しい思いばかりさせてきた。生んだ事を後悔したことはないけど、お金なくて、ご飯食べられなくて。将人と一緒に死にたくなったこともある。

(あかり)後悔していない、それだけで十分だと思います。私ね、将人を新幹線に乗せてどこか連れてやりたかったんだ。海行って遊んだり、かき氷食べたりしたかった。好きなことがあれば習い事をやらせてあげたかった。サッカー、ピアノ、お絵かき教室。全部、無理なんだよね。絵本1冊ろくに読んでやれないのに。子供を育てる自信はもうない、無理です。

ここで、夏海は、自身が娘と離れた経緯を明かりに伝えます。

(夏海)支援員が自分の話をするのはルール違反なんですが、自分の話をしてもいいですか?わたしは1年前に子供と離れて暮らすことになりました。わけあって、もう娘と暮らすことは出来ません。自分には大した母性はないと思ってました。娘は自分のことを忘れてしまうと思うと驚くほど寂しいです。でも将人君の命が助かってお母さんに会いたがってると聞いて、救われました。娘は私のことを覚えているかもしれない。自分は良い母親じゃないと思っています。けど、良い母親かどうかは将人君が決めることじゃないでしょうか?明日、将人くんの迎えまで時間があります。児相が来るまでの間、一晩考えてみてもらえないでしょうか?

あかりの件を話し合う、貴子、夏海、絵梨子。

(絵梨子)将人君はママを慕ってる。後は林田さんが受け止めるられるかですね。大丈夫かな。

(夏海)私達に出来ることは彼女の選択を見守ることだけ。期待を押し付けない

(絵梨子)いつもの黒木さんに戻りましたね。コーヒーでも入れますね

(貴子)私は期待しちゃうな。祈っちゃう。一人の母親が立ち直ってくれますように。そういえば、強行犯の鴨居さんここ数日休んでるみたい。白石さん何か聞いてない?

(絵梨子)どうして私が?

(夏海)親しくお茶したりしてるんじゃないの?

(絵梨子)親しくは余計ですが。うちの教授のところに鴨居さんと言ったんですけど

(貴子)何かあったの?

(絵梨子)いつも通りの何考えてるか分からないので

(貴子)じゃあ後で、お見舞いの電話入れてあげたら?

(夏海)お疲れ様でした。

(絵梨子)そういう関係じゃないので

将人は意識が回復し、児童相談所の加藤たちが来ました。

絵梨子は、あかりが来るまで待つように促します。

(絵梨子)まだもう少し待ってください。

(将人)ママは?

(加藤)もう待てません。さっきお話した通り、ママと将人君が一緒に暮らせるか確かめたいので私達と来てくれませんか?行きましょうか?黒木さんずっと待ってるわけにはいきません。予定の時間を過ぎています。これ以上は無理です。

加藤が将人を無理やり抱えようとすると、将人は拒否しました。

(将人)いやだ!ママは?ママは?なんでおうちに帰れないの?ママも怪我したの?大丈夫?痛くない?ママ?マには僕がいるよ

(あかり)将人ごめん、ママが間違ってた。

(加藤)黒木さんからの報告書の通りでしたね。実は昨日、黒木さんから、虐待の自白は、バッシングから将人君を守るための嘘だったと報告を受けました。嫌がらせの犯人も既に逮捕されていると。ですが、児童相談所の我々としては直接の目で将人君とお母さんの絆を確認する必要がありました。そうですね、一時保護の必要はなさそうですね。

加藤は、あかりは自ら将人をネットのバッシングから守るために、虐待したという嘘の自白をしていたことを黒木から伝えられていました。

(あかり)将人、ごめんね。将人、救急車乗ったんだよー。おうち帰ったらさ、絵本沢山読もうね。将人が読みたがっていたやつだよ。

夏海、絵梨子、被害者支援センターの森田成一(中村公隆)と、根本真紀(石川萌香)は、加藤と共に、あかりを引き続き見守ることにしました。

(森田)林田さんの今後の生活については、子ども家庭支援センターに繋ぐなど行政側にも働き掛けていきます。

(加藤)将人君のことで気になることがあれば、必ずサポートさせていただきます。

(根本)私達も協力してサポートしていきましょう

(夏海)林田さん親子を二度と孤立させることがないよう、どうかお願いします。

絵梨子は鴨居に電話し、彼が長らく家族と連絡を取っていないことを知りました。

(絵梨子)お疲れ様です。お休みされているそうです、大丈夫ですか?心配してくれたんですか?

(絵梨子)まさか、報告です。将人君、お母さんと一緒に退院されました。ほっとしました。

(鴨居)意外ー

(絵梨子)血も涙もないわけじゃないですよ

(鴨居)そんなこと言ってない。

(絵梨子)鴨居さんは家族と連絡とったりしてます?

(鴨居)そうだね。とってるよ。じゃあ、用があるので失礼します。

鴨居は、花と桶に入った水を持って、墓地にいました。

夏海は生き別れた娘、夕夏を引き取った夫と思わしき人物にメールしました。

(夏海のメール)夕夏にこれだけは伝えておいて。お誕生日おめでとう。

離れて暮らす娘のことを静かに思うのでした。

さよならノワール6話感想・みどころ

今回のゲストは恒松祐里さん。

シングルマザーで、将人を愛するがあまり、児童相談所に嘘をついてでも彼を守り切ろうとしていた切なさが伝わりました。

将人に習い事や海などに連れていけないことを悔いている部分があり、ネット民による通報から虐待を疑われて不憫でした。

あかりの脆さと、母としての不器用で真っ直ぐな愛を持つ深層心理を演じる恒松さんの寂しい背中に胸打たれました。

立ち直っていくあかりと将人に温かい未来がありますように。

夏海は自身が仕事に出た際に、一人娘の夕夏が事故に遭ったことから、あかりに感情移入するところがあって、いつもの冷静沈着な様子はなかったですね。

「人間は完全じゃなくていい。カウンセラーがクライアントに自己矛盾なく接することが信頼関係を構築しやすい」といったラポールに基づいた絵梨子の助言に夏海は救われましたね。

心理学が好きな私は個人的にまた勉強になりました。

鴨居は、家族と連絡をとっていると嘘をつきましたが、お墓参りしたり、加害者支援にかつて携わっていた五十畑に「手の平返し」と言うなど、どこか闇を感じました。

彼も夏海と絵梨子のサポートが必要になりそうだなと思った6話でした。

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