シャーロック8話あらすじ
獅子雄誉(ディーン・フジオカ)に江藤礼二(佐々木蔵之介)が、経産省のエリートを含む男性二人の心中事件の動機解明の依頼にやってきました。
心中など今どきあり得ないと関心を示さない獅子雄に江藤は現場に残されていた二枚のライオンの写真を見せます。
一枚はライオンが吠えていて、もう一枚は既に亡くなっていたのです。
若宮潤一(岩田剛典)がなぜ、ライオンの写真なのか?と疑問を投げかけると、江藤はそれはライオンではなく、獅子だと答えるのでした。
写真の裏には、暗号らしき文面が書かれていることも伝え、獅子雄は事件解明に乗り出すことに。
発見された遺体は、経済省勤務の柴田雅樹(久保田悠来)と永田町のテーラーに勤務している三崎雄一(佐伯大地)。
現場に残された写真と文面を読み砕いた獅子雄はあるビジネススクールに行きつき、校長の安蘭世津子(長谷川京子)と面会するのですが・・・・。
世津子は彩という知り合いらしき女性と夕食を共にしていますが、彼女が起こした「ある行動」について、あなたは正しいことをしたと言いますが、彩が納得していない表情を浮かべるのでした。
ちらりと映る、男性2人が抱き合うように亡くなった遺体・・・。
獅子雄と若宮は「守谷」が関係している、過去に担当した、綾香の事件との繋がりが気になります。
経済省勤務と、永田町のテーラーが青酸化合物で亡くなったのでした。
それこそが、今回の事件のキー。
柴田雅樹と三崎雄一。
さらに、意味深な二人の事件を関連づける、痛々しいライオンの写真の裏には、「僕は日本のリーダーになれなかった、あちらで待っている・・・サットンビジネススクール」など。
そのライオンの写真を見た江藤はライオンの別名が獅子であることから獅子雄と関連があるのでは?と茶化します。
さらに、写真には、サットンと、サットンビジネススクールの校長、「ARAN」を意味するダイイングメッセージが。
獅子雄が受付係である元卒業生の女性に名前を伝えると、「安蘭は外出中」と対応を変えました。
ようやく世津子に面会で来た獅子雄と若宮ですが、世津子は、三崎と柴田は確かに、卒業生であったが詳しい二人のことを知らないと答えました。
さらに、獅子雄は「二人が死んだことが心中」だと先読みする世津子を疑います。
それだけでなく、柴田がかつて運営を卒業してから手伝っていたことや、その柴田と、彩が同期だということで、彼女にも疑いの目を。
経産省に勤務していたことを隠していた柴田。
一方で、若宮は、虚血性心不全で柴田が亡くなったと、三崎の元上司のテーラーに聞き込みを。
さらに彼は三崎と柴田の交友関係を知っていて、以前、柴田の他に彩が一緒にいたことを話しました。
獅子雄は道すがら、異母兄の万亀雄と再会。
万亀雄はサットンビジネススクールについて情報通だからです。
2人の関係は不仲で憎まれ口をたたき合う関係。
万亀雄は、「サットンビジネススクール」は元々、イギリスのビジネススクールで、卒業生の紹介のみ入学不可など狭き門をクリアし、経済や政治の世界で活躍する卒業生が多い。
高学歴のエリートを集めて高い授業料を取る、さらに「エリート」の生徒はメンタルを刺激されやすく、洗脳されやすい。
安蘭世津子が大きく関係するこの事件は、下手に首を突っ込まないほうがいい、それよりもちゃんとした仕事に就け」という万亀雄。
万亀雄と話した後、世津子の秘書で、三崎と柴田の同期で元卒業生の彩を益々疑います。
彩はライオンの写真について獅子雄が突っ込んだ時、実は、動揺した表情を見せていたのです。
一方で、獅子雄は、“調査係”として頼りにしている、謎めいた知人の青年、レオに頼んで、世津子が在校生たちとレストランで食事をする様子を尾行してもらいました。
レオは獅子雄が意味深に残したメッセージを手書きしたメモを世津子に渡すことで彼女を獅子雄らの元に呼び出すことに成功します。
獅子雄がサットンビジネススクールに向かうと、彩が世津子は特別授業を行っていると伝え、彼女のいる場所へ案内しました。
そんな獅子雄を心配して、車で尾行する江藤たち。
若宮はその頃、獅子雄に邪魔だと言われ、一人で調べる作業を開始。
前回、獅子雄たちが関わった事件で、「前世殺人の記憶がある」と不可思議な発言をしたものの、結局は、家族愛に飢えていて、精神科医の「洗脳」事件で洗脳されたふりをしていた高校生、綾香のケース。
綾香が精神科医に無理やり見せられた、「あの方の言うことならなんでも聞く」と不気味な発言をするスーツ姿の女性こそが、世津子なのでは?と思ったからでした。
あの方=獅子雄が密かに追い続けている、守谷の可能性が高いからでした。
守谷に過去に、洗脳され、世津子はその過去から不正だらけのサットンビジネススクールの校長という現在の地位にまで上り詰めたのでは?と推測。
ライオンの写真について綾がドキッとしたのは、安蘭世津子が、綾香の事件で過去、守谷に洗脳され、「先生の言う事ならなんでも聞く」とビデオで守谷とのセッションで答えていたのです。
彩が世津子に洗脳状態にあること、サットンの不正を知りながら見て見ぬふり。
さらに、三崎と柴田の関係を知り、世津子は柴田にとって普通の“生徒”ではなかったのです。
柴田はサットンのことを調べるために送り込まれたスパイでした。
さらに彩が世津子に付け込まれて洗脳されていることを大々的に指摘。
彩は、柴田のことが好きで、柴田と三崎が同性愛者だと知り、ショックを受けました。
柴田が実はサットンの不正を調べるためのスパイだと世津子から依頼されたこともわかりました。
世津子は彩にライオンの遺体写真を届けるようにも言われていました。
獅子雄は世津子が最初から弱い彩の人間心理を利用していたことを指摘。
彩はそれに気づいても気付かぬふりをして自分を保っていたのです。
しかし、限界に達し、柴田が口にする食べ物に毒を入れて毒殺。
帰宅後にそれを知った三崎はショックを受け、自分も後を追ったのです。
彩は一番純粋な被害者でした。
世津子に洗脳され、心優しい三崎と柴田というかけがえない同期を殺めてしまったのです。
世津子は彩と獅子雄にトリュフチョコをすすめますが、それには世津子による毒が。
最初から自分の罪を一生、自分自身で闇に葬るために自分で毒を入れたトリュフチョコを口にして死亡。
獅子雄はまだ、守谷について分かっていないことがあるのになぜ、死ぬ・・・と世津子に声を掛けますが手遅れ。
被疑者死亡となりましたが、送検。
獅子雄は守谷について少し世津子を通して情報が分かったものの、守谷についての真相、守谷との接触など進展しない状況にモヤモヤした気持ちを抱きながら次の事件に挑むのでした。