それってパクリじゃないですか5話あらすじネタバレ
ムーンナイトプロジェクト」の目玉商品「カメレオンティー」のポスターが完成しました。
亜季(芳根京子)はポスターの出来栄えに感動しますが、使用されている写真は個人のブログからの無断転載。
このままでは著作権侵害にあたってしまいます。
もう2千枚発注し、さらに追加で2千枚発注しているとのこと。
北脇(重岡大穀)の指示で、写真の権利者への利用の許可申請を担当することになった、亜季。
関係各所との「調整」が知財部の仕事の「肝」だと言われた亜季は、不安ながらも張り切ります。
同時進行で、拒絶利用通知書について、開発部の同期、窪地(豊田裕大)が特許を出願する案件も引き継ぐことになった、亜季。
特許が認められるために何が足りないのか特許庁の審査官に直接アドバイスを求めることを北脇から助言された亜季は、窪地と共に審査官面接に挑みます。
担当の仁美(小野ゆり子)は窪地と地元の先輩・後輩同士で、窪地の兄、政宗(板橋駿谷)に協力を求めるよう、助言します。
オリゴ糖に関する部分が特に説得力が足りないとのこと。
薬科大学の助教授で、窪地が出願している特許に関して学術的裏付けをもらうには、最も適した人物。
窪地政宗を又坂(ともさかりえ)から勧められました。
窪地と共に政宗に会うと、弟との再会を喜んで、ハグする政宗。
ズケズケと政宗は育哉の学歴失敗を悉く毒づきます。
そして、甘酒の特許は認められません。
しかし、窪地と政宗は関係がうまくいっておらず、政宗は仁美と結婚寸前で破綻していています。
複雑な人間関係の「調整」に出くわす、亜季は、なかなか進まない写真の使用申請にも四苦八苦。
北脇は亜季を助けようとしますが、又坂(ともさかりえ)は珍しく過保護だと指摘。
一方、高梨(常盤貴子)から認められていないと感じていた窪地に、ライバル会社、ハッピースマイルビレッジの田所ジョセフ(田辺誠一)が接近。
会食をすると、「うちに来ませんか?」とジョセフ。
翌日。
ポスターに関しては言い値で良いと社長の増田(赤井英和)が言っていたことを松尾(高橋努)から告げられました。
その夜、「ふてぶてリリイ」の制作者で友人の根岸ゆみ(福地桃子)が北脇に片思いをしていることに衝撃を受けた、亜季。
単にルックスで選んだことを知りながらも、親友の気持ちが分からない亜季なのでした。
後日。
審査官にアピールできるよう、面接の練習を北脇に付き合ってもらう、亜季。
ところが、北脇は亜季の事務作業の小さなミスを指摘したり、仕事状況が進行しているか事細かく聞き出して、面接が進みません。
五木(渡辺大知)は亜季を励まします。
「普段、人の事を気に掛けているから相手のことをちゃんとよく見てできると思う。」
面接の練習に遅くまで付き合ってもらった亜季は、ゆみの家にまた寄ります。
すると、ゆみが北脇と「ふてぶてリリイ」の商標の為に、特許庁へ行く約束をしました。
無事、ふてぶてリリイの権利を特許庁に認められました。
その頃、ジョセフから開発のための最高環境を提供するからと窪地にさらにオファーが。
「どうしてそこまで俺を?そこまで認めてもらえる特許を出していません。」
「我々ハッピースマイルはあなたのお兄さんとつながりがあります。あなたのことをお願いしたいとお兄様から直々申し出がありまして。月夜野ドリンクにいるとあなたの力を発揮できない…お兄さんは期待していますよ。」
そこで、月夜野ドリンクの開発部に戻った窪地は、柚木に当たり散らしました。
「私があなたに求めているのはそんなことじゃない、企画書、まだ不足しているところがあるから本質的な部分を見直してみて。」
そんな彼を厳しくも冷静にたしなめる高梨(常盤貴子)。
ポスターの件で100万円の請求がきた亜季ですが、クロスライセンス契約でこの状況を挽回しようと奮闘。
亜季を陰ながら見守る北脇と、自身の立場に葛藤する、窪地。
クロスライセンス契約に先方が納得してくれ、100万円支払わずに済んだ月夜野ドリンク。
さて、亜季は政宗と窪地の件で「調整」が必要だと心配します。
窪地は甘酒の件が解決するまで待ってほしいと言いますが、ハッピースマイル側は待てない様子。
それよりも窪地に早くハッピースマイルで仕事をするように圧をかけてきました。
「月夜野ドリンクには開発の力が不足している、三流の人間ばかりがいるところだ。お前には窪地家の人間としてもっと相応しい場所にいる必要がある。お前が月夜野ドリンクにいる限り、協力はできない。」
「俺たちはより良いものを作るために汗と涙を流していて助け合いながら開発を続けたい、この会社にしか作れないものがあります。そのために力を貸してもらえませんか?どうかお願いします!」
窪地は兄に頭を下げるものの、なかなか納得しない政宗。
亜季は仕事を「分割」すればいいと又坂や北脇、熊井(野間口徹)からアドバイスをもらいました。
そこで、亜季は試作品の甘酒を仁美(小野ゆり子)に呑んでもらい、学術的な裏付けを求められました。
政宗にも認められないことを知った仁美は特許を許可できないと丁重に断ります。
しかし、亜季は特許の分割出願を提案。
2つ以上の発明が記載されている場合、一部を取り出して出願。
甘酒は発酵でポリフェノール活性化とオリゴ糖が増加の熟成、特に発酵面は政宗の許可を求めなくても良いとのこと。
「これはあくまで個人的な感想ですが…文句のつけようのない見事な書類ですね。正式な文章にして下さい」
ようやく甘酒が仁美に認められ、喜ぶ窪地と亜季。
さらに、兄、政宗の婚約破棄の件は、仁美から政宗のプライドの高さで断ったとの事。
誤解が解けたことで、窪地はジョセフのハッピースマイルビレッジで働くことを断りました。
「月夜野ドリンクは何も能力のない俺がここにいてもいいと思えるような会社です。」
その頃、ハッピースマイルビレッジは、自社で出している甘酒の仕事が中止になり、焦ります。
高梨はいつも知財部を支え、月夜野ドリンクに協力してくれる又坂に感謝を伝え、又坂もこれからも協力的姿勢を見せます。
しかし、高梨と別れてからの又坂の顔は曇ります。
仕事帰り、北脇は、五木(渡辺大知)の車に乗って食事に行く亜季が気がかりでした。
それってパクリじゃないですか5話感想・みどころ
特許を認めてもらうために、亜季たちの悪戦苦闘な「調整」の背景が垣間見れましたね。
亜季、北脇、そして、窪地、お疲れ様です。
窪地の兄が心底むかついてしまった。
ハッキリ言ってモラハラすぎますよ。
当初は弟をアメリカの家族みたいに寛大に迎え入れたけど、月夜野ドリンクにいてもいつまでも三流、窪地家の人間に相応しくないとか発言が最低すぎませんか。
窪地は開発部で、高梨に何度も書類を修正させられても、めげずに奮闘。
しかし、ハッピースマイルビレッジのジョセフからうちに来ないかってオファーにどよめいて、柚木にも苛立ちをぶつけてしまう程、冷静さを見失っていて心配になりました。
高梨は年上として、いち上司として今、窪地が目を向けることに気付かせてくれて影で人の努力を認めるところは北脇の良いところと似ているなと思いました。
無事、亜季たちの甘酒の特許が仁美に認められた時は、ようやく苦労が報われて、爽やかな展開でしたね。
ところが、いつも知財部に協力的な又坂からにこやかな笑顔が消え、高梨と別れてから表情が曇ったのは怪しい…。
又坂って温厚で一見問題なさそうに見えますが、月夜野ドリンクを裏切る敵同士になるのではないかと予感がする5話でした。