スーツ5話あらすじネタバレ
甲斐(織田裕二)はコールスターモールズの自動車に乗っていた運転手が、事故死した裁判で、裁判で勝訴したものの、同社の自動車に欠損があったことを示す社内メモが発見。
甲斐自身はメモの存在を知らず、伽耶子(中村アン)だけがそのことを知っています。
富樫(高嶋政宏)は、事実を隠蔽し、被害者とその家族を法廷で侮辱したことがあったこと過去を引っ張り出して甲斐を極地に立たせようと目論みます。
上杉(吉田鋼太郎)は「幸村・上杉法律事務所」を守るべく、甲斐のために優秀な弁護士、副島(清水ミチコ)を連れてきます。
秘密裏に和解すべきと提案した副島に反発する甲斐。
それに対し、甲斐に、隠蔽を疑われたことが過去にあると指摘する副島。
チカ(鈴木保奈美)は、そんな甲斐を制して副島を雇うことを決めます。
チカに対し、服装が気品があると褒めながらこのチカの服装の気品さは事務所にはそぐわない「下品」だと侮辱する副島。
一方、甲斐の秘書、玉井(中村アン)は、メモを見つけたことを言えずにいました。
アソシエイトの真琴にもストレスから、仕事での管理が甘いと声を荒げてしまうのでした。
玉井は追い詰められ、メモをシュレッダーにかけて処分しようとします。
ところが、大輔が彼女の持つファイルが気がかりで、シュレッダーのコンセントをあえて抜きました。
聖澤のことを責めていたけれど、管理ができていないのは伽耶子自身だと指摘した大輔。
玉井がシュレッダーにかけようとしたメモは甲斐が知らない玉井がサインしたコースタルの案件に関係している証拠書類だったのです。
甲斐に迷惑をかけないために、黙っているのが一番だと反論する伽耶子に、このまま黙秘していれば、伽耶子が解雇されるだけでなく、甲斐も危機だと忠告。
玉井が言わないなら、自分がこのことを甲斐に報告しておくとの事。
そんな折、新しい依頼人の星川(田中要次)が、天才テニス少年と期待されている高山雄哉(高橋優斗)を連れて甲斐を頼ります。
雄哉は父、健吾との確執を抱えていて、プロ入りを認めてくれないので、裁判を起こして父との対立を考えていたのです。
甲斐はコースタルを訪ね、かつて裁判で揉めた当事者の麻衣を訪問しますが、麻衣は夫が作った施設で働き、訪ねてきた甲斐を追い返しました。
伽耶子のデータを削除しようとした行動と、甲斐がコースタルの元原告の麻衣子を訪ねたことに、上杉と副島は怒り心頭。
甲斐の行動が違反していると責めてきました。
何も言えない伽耶子。
雄哉は大輔にまだ裁判を起こすことを待てないかと話しかけます。
親からの虐待など不適格な理由がなければ、親権停止はできるけれど、親との絶縁は不可だと言葉をつづけました。
ところが、雄哉は腕にあざがあり、健吾によって子どもの頃から体罰を伴う不当な接し方をさせられてきたことを明るみに。
だからこそ、裁判をしたいし、当時の記録の証拠も持っていることを告げる雄哉に大輔は言葉を失うのでした。
大輔は、甲斐に雄哉が虐待を受けていた病院の記録や、雄哉自身が状況を記したノートを甲斐に見せ、雄哉の力になることを伝えました。
健吾の親権を停止するとのこと。
一方で、副島は玉井に甲斐が関与しているコースタルの件の記録(玉井のサイン済み)について副島にカメラを向けられ、尋問攻め状態。
甲斐に呼び止められ全て話した伽耶子ですが、玉井はコースタルのメモを副島に疑惑を向けられたことで破棄。
このことで、チカはコースタルとの和解交渉をするように副島に指示を出し、甲斐に関しては今後、コースタルの件に口を挟まないようにと口止めするのでした。
大輔は健吾に、雄哉がこれまで受けた虐待は、自分に反論したからと熱中症になるまで走らせたことや、これまでも「しつけ」の名目で雄哉に理不尽な行動の数々をおこなっていることを指摘。
健吾は納得していませんが、口ごもります。
その頃、甲斐は麻衣(須藤理彩)を再び訪ね、メモの件をもっと早く気づいていれば、元原告だった麻衣を自分が誤解して裁判になることはなかったと詫びます。
麻衣は、匿名で寄付があったこと、それが甲斐なのかどうか知りたい事や、どうしてメモのことを早く気付けなかったのか責めます。
甲斐は「自分のミスです、申し訳ない・・・」と改めて麻衣に頭を下げるのでした。
同じ頃、雄哉に関して新事実が発覚。
虐待は最初からなかったのです。
雄哉についていた星川が雄哉にデマを流したことがわかりました。
星川は雄哉がプロ入りに成功すれば、自分に報酬が入るので、雄哉を都合の良いように利用していたのです。
雄哉に対し、大輔は「大人に振り回されているうちはまだ子供だ。お父さんの言う通りトレーニングを続けて自分を鍛えることが大切」と助言。
一方で、甲斐は、仕事を終えてチカとくつろぎながら、かつてサックスプレイヤーだった父のことを語ります。
ところが、チカは甲斐と話をする前に、副島から「甲斐を解雇させる」ことを提案されました。
しかし、チカは解雇を決めた相手は、玉井伽耶子でした。
コースタルの書類をシュレッダーにかけたことは見逃せないとのことで、本日付での解雇とのことでした。
次回は、甲斐&大輔がマカオで新たな案件に挑みます。
SUITS2020 5話感想・みどころ
清水ミチコさん演じた副島絵美里が、「えみり」という名前とは程遠い毒舌ではっきりものを言う手強い相手でしたね。
甲斐がどんなに反論しても、自分の意見を曲げない副島との闘いは容易ではないですね。
雄哉も意志が強く、しっかり者とはいえ、まだ10代の半人前な感じはします。
ですが、長年、父から受けた虐待を大輔に訴え、親を訴えてでも、本当の自分を取り戻そうとする姿には感銘です。
ところが、すべてそれが嘘で、星川(田中要次)からそそのかされて、父と裁判沙汰になろうとする寸前だったとは・・・。
大輔が「君は大人に振り回されているうちは子ども」と雄哉を大人の男としてたしなめたところはちょっとカッコよかったです。
甲斐が副島から解雇されるのではないか?とハラハラさせられた今夜のエピソードでしたが、まさか伽耶子がコースタルの書類をシュレッダーにかけたことで解雇になるラストは何とも言えない空気が漂ってきましたね。
伽耶子が解雇になり、新たな動きを見せるSUITSの舞台はマカオ!新章も今後楽しみです。