SUITS2020 7話あらすじネタバレ
甲斐は、賠償金5憶円と弁護士資格はく奪の条件を突き付けられてしまいました。
甲斐とチカ(鈴木保奈美)は、甲斐を訴えた弁護士で、甲斐とは因縁の関係にある、史弘(高嶋政宏)を呼び、和解の可能性を探りました。
しかし、「コースタル・モーターズ」訴訟の件で、甲斐が社内メモを隠蔽したのは明らかだとして、和解交渉の余地はないと言葉を返すのでした。
さらに、文弘は、甲斐にとってトラウマとなっている母のことに触れ、甲斐を激昂させてしまいます。
それは、甲斐が子どもの頃、弟と共に育児放棄を受けていた過去。
チカは、甲斐の代理人として、法廷で文弘と闘う姿勢でいました。
しかし、現状を深刻に受け止めた上杉(吉田鋼太郎)は、ファーム内にも買いのことを疑っているメンバーがいるのだから、まずは彼らに無実を証明して、裁判で勝ち目があるのかどうかを見せてほしいと言い出すのです。
そのうえで、裁判で闘うか、和解に応じるかの最期の審判をシニアパートナーにとる投票で決めようというのです。
「幸村・上杉法律事務所」で行われる「密室劇」で、甲斐の敵側として、直接対決をすることになった蟹江(小手伸也)。
早速、鈴木大輔(中島裕翔)に仲間になれるよう、声をかける蟹江。
甲斐の力になりたいため、これを拒否した大輔に対し、蟹江のチームに加わるよう促したのは実は甲斐でした。
実際の裁判で思わぬ方向性から攻められる可能性を先読みした甲斐は、あえて大輔を敵側に加えたのです。
そんななか、甲斐は、玉井の後任で働く小笠原(黒羽麻璃央)の協力により、ヨガ教室帰りの、玉井(中村アン)に会いに行き、証言を頼むのですが、自身が甲斐の「コースタルモールズ」の書類隠蔽に関与していたことで、チカから「幸村・上杉法律事務所」を解雇された玉井は、もう事務所のことは忘れたなどと言って申し出を断ってしまいます。
同じころ、甲斐との対決の準備を進めていた大輔は、パラリーガルの真琴(新木優子)から、あるヒントを得て、闘うための秘策が思い浮かぶのでした。
蟹江に対し、甲斐の性格を利用することを提案した大輔。
さらに、甲斐と大輔の会話を盗聴したなど蟹江の裏工作や、上杉に密告をしていたことを指摘。
大輔は、代表の幸村に最初から話せばいいものを、蟹江が上杉の腰巾着であることを認めさせたのでした。
密室劇当日・・・。
処分されたコースタルモーターズのメモの件について、甲斐を蟹江が問い詰めます。
疑似裁判を展開していく、甲斐、蟹江、幸村チカ、真琴、大輔たち。
自分が甲斐の立場に立って甲斐の上司として証言台に立つには弱いことを上杉に相談したチカですが、上杉は相手にしませんでした。
次に、玉井の代わりに、真琴が甲斐について証言。
大輔が伽耶子に扮した真琴を問い詰めます。
「あなたが甲斐先生のコースタルモーターズの大切な書類を破棄した」と言葉を続ける大輔。
真琴は思わず、この裁判は心底、つらいと本音をこぼすのでした。
後日、伽耶子にもう一度、甲斐の証人として証言台に立ってくれないかと頼む大輔。
再度、伽耶子は甲斐に会った時と同じようにその頼みを断るのでした。
二度目の模擬裁判中、伽耶子がとうとう、「幸村・上杉法律事務所」を訪ねてきて、証人として協力する姿勢をみせます。
伽耶子は甲斐のことに関して、「黙秘」を続け、大輔の次に裁判官役の続け、甲斐に好意があったからこそ、コースタルモーターズの書類を破棄したのではと畳みかけてくる蟹江。
強制的な尋問に、空気は重くなり、チカは今の質問は認められないと抗議しますが、蟹江は尚、玉井を追い詰めます。
その様子に涙を浮かべる玉井を見て、甲斐は怒りのあまり、テーブルを叩いて制止。
蟹江と甲斐は後ほど会話しますが、あれは甲斐を助けるために文弘ならここまで追い詰めるだろうと予測したうえでの行動だったと話す蟹江。
甲斐は、玉井を侮辱して楽しいか?と挑発。
それに対し、蟹江は感情を高ぶらせ、「全員が君のしりぬぐいをしてやっているんだ!」と激高してしまいます。
空気が次第に重くなり、甲斐が大輔に問い詰められることに。
大輔も甲斐のためを思い、わざと甲斐の敵側にまわって「あなたはもうジョークを言っている立場じゃない」とあえておどけた返事をする甲斐に忠告するのでした。
後日・・・最終模擬裁判にて。
甲斐に対し、唯一負けた模擬裁判があると前置きしたうえで話し出したチカ。
甲斐が過去の模擬裁判で勝訴に進みそうだったのにもかかわらず、証言を取り下げたことを指摘。
不正を何よりも嫌う甲斐。
チカは甲斐が本当は人を思いやれるところがあり、いつも強がり思いやりのないふりをしているけれど、実は優しく、気遣いができる性分だと言葉を続けるチカ。
玉井のことも、看護師連合組合のケースも含め、人を庇うところがあるとのこと。
思いやりがある人は弱い、人に甘いと付けいられるとひねくれる甲斐に対し、「思いやりがある、それがあなたの本当の強さ」とフォローするチカ。
最後にチカが蟹江を問い詰め、甲斐は本当に不正をしたかどうか尋ねます。
蟹江は、「いいえ」と答え、模擬裁判は全て終了。
甲斐はその日の夕方、文弘(高嶋政宏)と再会し、本当の闘いをすることに。
文弘は、甲斐の弁護士資格はく奪がなくなったことを話し、怒り心頭。
「幸村・上杉法律事務所」に戻った甲斐は、突然の条件変更に戸惑います。
裁判に勝てば、多額のお金を払わなくて済む条件に変更され、それは上杉が文弘を脅迫し、裏で手をまわしていたことが発覚。
上杉は和解交渉を進め、「ファーム」を守るためだと自分の意見を曲げません。
さらに、甲斐は大輔とも激突。
大輔は、チカや玉井、蟹江すらもみんな甲斐一人の為葛藤して苦しんでいる、だからこそ、今回は和解交渉を進めるべきだと甲斐に意見。
しかし、甲斐は上杉は今後も信用できる相手ではないと態度を改めません。
それに対し、かつて、甲斐に、「勝つことだけが正解でない」ことを教えてもらったと言葉を続けますが、「今はかつてそう言って僕に大切なことを教えてくれた甲斐先生はいない」とこぼす大輔。
2人の間には、深い溝が・・・。
翌朝、甲斐はようやく、和解交渉に納得するのですが、上杉がもう一度シニアパートナーと会議をして、今度は幸村がこの「幸村・上杉法律事務所」に存続するのか?それとも、自分がまた、上の立場に舞い戻るか?と挑発。
上杉のどこまでも自分本位な性格や行動力に、甲斐、大輔、蟹江、真琴は凍り付くのでした。
次回、甲斐たちは史上初のミステリーな案件に挑みます!
SUITS20207話感想・みどころ
模擬裁判がとてもシリアスで、緊迫感のある空気が漂っていて、見入ってしまいました。
甲斐と玉井のコースタルモーターズの書類の件、コースタルモーターズ訴訟案件なだけにリアリティ満載で、とても疑似裁判とは思えませんでした。
敵側になった大輔の言い方や、チカの大輔を本心は思いやっているからこその厳しさと尋問が息を飲むほど素敵でしたね。
玉井は甲斐のことを信頼しているからこそ、最初はもう「幸村・上杉法律事務所」に関与するのを避けていましたが、甲斐を助けようと奮闘したにもかかわらず、蟹江の横暴な尋問が・・・。
涙を浮かべている玉井がつらかったですね。
大輔の言う通り、上杉の言う事ばかり聞き入れる蟹江さえも、甲斐、一人のために本番のコースタルモーターズ訴訟の裁判を想定して、玉井を追い詰めたのに・・・。
最後、甲斐と大輔が対峙し、「あなたからはもう学ぶことは何もない」と悔しそうに言った大輔の言葉に胸が締め付けられました。
上杉はどこまでも上杉ですね。
甲斐の弁護士資格はく奪は解除されたものの、今回の件で裁判に勝たなければ多額のお金を支払うリスクが・・・。
さらに、文弘を脅して、「ファームを守るため」と言って自分が「良い上司」の立場にいようとし続けるずる賢さが今日も全開だと思いました。
あんなに信頼関係を築いてきたのに・・・甲斐自身の強がりやプライドが2人の間に線を引いてしまったなと切なさが残った7話でしたね。