高嶺の花 第7話
放送日:2018年8月
日本テレビ水曜ドラマ
高嶺の花 第7話のあらすじ
以前に恋人だった吉池拓真に手を引かれ、風間直人と結婚式を挙げていた途中で逃げ出した月島もも。
ももは直人を傷つけた罪悪感を持ち華道を極めることにした。
しかし、ももは直人に心に“種”を撒かれてしまい、直人のことを忘れることができない。
ももが逃げ出したことに商店街のみんなは憤りを顕したが、直人だけは怒りもせず、一人涙を流した。
直人と別れたももは、家元・市松、義母・ルリ子とともに、京都の神宮流時期家元候補の神宮兵馬と食事をともにし、新しい出会いが始まった。
ももと別れた直人は、図書館で同じ本を手に取ろうとする本庄千秋と出会い、新しい出会いが始まる。
そんな中、旅をしている堀江宗太から電話が入った。
旅先で生活を共にする坂東基樹が倒れたという。
居合わせた千秋の車に乗り、直人は宗太の元に向かった。
一方、恋人である宇都宮龍一とドライブの約束をしていたももの妹・ななは、母・ルリ子が龍一と一緒に過ごしているところに遭遇してしまう。
ショックを受けたななは、そのまま行方不明となってしまった。
高嶺の花 第7話の感想
ゲインロス効果。
今回とても印象深いものとなりました。
それをすることで“心に種を撒く”という表現もとても好きです。
心理学用語でそれを知っていたぷーさんはさすがです。
そして、千秋の前でそれを知らないふりをする素振りは男気を感じました。
モネとカエルの話もとても素敵で、だけど切なく、とってもわかりやすい表現でした。
ぷーさんは知識があるからこそ芸術家としてのももを理解しようとする気持ちが大きいのだと感じます。
今回、とても衝撃的だったのはなながメインを張るストーリーです。
芸術を求めるためにとはいえ、自分の妻を利用する家元の行動にはとても驚いてしまいます。
ももが罪悪感を抱えるためにと人生を壊すのとはまた規模が違い、ななの精神崩壊はとても痛々しいものでした。
ももが吉池に結婚式当日に逃げられてしまうのもとても心が痛むものだけれど、意識的に家元が行ったものとは何かが違うような気がします。
蔵でななが傷つき茫然としている場面に目を背けたくなりましたが、さすが野島伸司さんだと思いました。
人間の感情が顕になったり、破壊的になったり。宗太メインのストーリーにもそれを感じます。
それにしても、宗太はとても成長しました。
あの投げやりだった宗太がいるかさんのためにと車の前に飛び出したことにはとても驚きました。
実は投げやりなところは変わっておらず、良い形で表れただけなのだろうか。
宗太がぷーさんの元に戻ってきた時、どんな青年へと変化しているのかとても楽しみです。
高嶺の花 第8話の期待や予想
第2章に入ってから展開が忙しく、注目すべきところがとても多いと感じます。
ももは兵馬と恋人になるのかと思いきやそうではなさそう。ただ、お互いを高め合うためには必要な関係なのでしょう。
ぷーさんは千秋とは恋人にならないのではないかと感じます。
ももの心に種を撒いたのはぷーさんだけど、そもそもぷーさんはもものことを忘れることなんてできないでしょう。ただ、千秋はぷーさんに惚れてしまいそうな予感もします。
今回大きなダメージを受けたななは、次回、どんな花を生けるのか。どんな変化があるのかとても楽しみです。
そして、龍一やルリ子とどのように接していくのか。接する場面があるのか。
なな、龍一、ルリ子の関係は緊張します。
龍一も本当の目的がわかったので、これまでは月島流を揺るがす脇役という感じでしたが、兵馬も出てきたことで龍一がメインになるストーリーがどのように描かれていくのかとても楽しみです。