黄昏流星群 第8話
放送日:2018年11月
フジテレビ木曜ドラマ
黄昏流星群 第8話のあらすじ
娘・瀧沢美咲は、婚約者の日野春樹の他に交際を続けていた戸波恭介と姿を消した。
完治と真璃子は、春樹とその母・冴の元を訪れ謝罪をするが、冴は激怒し、完治達に塩を撒いた。
目黒栞に別れを告げられた完治は、栞が体調不良と知り家を訪れるも追い返されてしまう。
美咲が不在となった食卓で向き合う完治と真璃子。
そこに想像だにもしない訪問者がやって来た。
黄昏流星群 第8話の感想
美咲に人生を捧げ過ぎたがあまりに半狂乱になる真璃子
戸波先生とロンドンに行くと書き置きを残し姿を消した美咲。
完治は美咲と戸波先生が一緒にいる所を見かけたので2人の関係を知っていましたが、真璃子はそれを報告してもらっていませんでした。
それもその通り。
美咲と鉢合わせした時に完治は栞と一緒にいたのですから、その時のことを容易く言えたものではありません。
半狂乱となった真璃子は美咲の部屋を荒らすように何かを探そうとします。
その姿を観ると、真璃子は本当に美咲に全てを捧げてきたのだということがわかります。
当然、事態をこのままにしておくわけにはいかず、完治と真璃子は春樹と冴の元に謝罪に向かいます。
冴は怒り、そして、崩れると、日野家を後にしようとする完治と真璃子に塩を投げつけました。
誰よりも悔しいと思っていた冴は、「悔しくないの?」と春樹に聞きました。
「僕も悪いんだ」と春樹は答えます。
それは真璃子への思いを募らせるがばかりに美咲を繋ぎ留めることができなかったという意味なのでしょうか。
“思いでボックス”という仕事に支えられる完治
小俣さんの口を借りて完治は栞から別れを告げられました。
そのことにどっぷりと沈み浸るシーンはなく、翌日、会社に出勤して栞の確認をするも、完治はまるで何もなかったかのように過ごしていました。
それは“思い出ボックス”という仕事のおかげもあるのでしょう。
“思い出ボックス”は好評で、将来的に事業計画の柱になるほど大きな仕事となりました。
“思い出ボックス”が成功したことは川本の支えもあってのことだと完治は感謝の挨拶を述べます。
完治のことを煙たがっていた川本ですが、成果を出され、感謝の言葉を述べられたら何も言えなくなり、煙たがっていたことが悪目立ちしてしまうほどです。
栞は体調不良で仕事を休んでいると小俣さんから聞きだした完治。
美咲に別れて欲しいと言われたからだということに注目し過ぎて、栞の体に異変があったことをすっかり忘れていました。
完治が栞のことを心配する一方で、寝込んでいた様子の栞は完治と別れて欲しいと美咲に言われたことを思い出していました。
タイミング良くその時に完治は栞を訪ねて来ました。
同じ職場でこんなことは良くない、女性一人で生きていくのは大変だ、立場が保証されている完治には自分の立場はわからないと、玄関のドア越しに栞は完治を追い返しました。
あっちもこっちも不倫だらけ。このドラマのメインの不倫がわからなくなるほどに…
美咲はどこに行ったのかと心配する真璃子。
それに反し、イギリスだろうと落ち着いて答える完治。
真璃子は警察に届けた方がいいのではないかと相変わらず動揺していましたが、美咲も大人だと完治は真璃子を制止しました。
そこに来訪者現る。
まさかの、戸波先生の奥さんです。
奥さんまで現れるなんて…。しかも、夫の愛人が美咲だと知っていただなんて…。
このドラマは完治と栞の不倫がメインではなかったのだろうかと驚くばかりの展開になってきました。
戸波先生の奥さんに謝罪する完治と真璃子。
美咲が悪いというより、大人の見識がある戸波先生に問題があるのではないかと思うのですが、奥さんはお互い様だと言いました。
戸波先生には奥さんがいること美咲も知っていたのですから、美咲もれっきとした大人だと考えるとその通りかもしれません。
真璃子と同様に、戸波先生がどこにいるか奥さんは心配しました。
それに対し、今度は真璃子が「ヨーロッパにいればいいんだけど…」と言います。
その言葉に奥さんは怪訝な顔をしましたが、“心中”という言葉を聞いた時にそういう可能性もあってもおかしくないのだということに気がつきました。
奥さんは戸波先生は外ではいい格好をしているけど、変な癖があるので美咲に捨てられると言います。
変な癖とは一体何なのか。
それが気になって仕方ありません。
その変な癖のある戸波先生でも、奥さんは離婚しないと言い、そのことを美咲に伝えて欲しいと言いました。
美咲にとって自分が一番の相談相手だと思っていた真璃子は、改めてショックを受けます。
それは完治に浮気をされるよりショックなものでした。
不倫を容認する両親
仕事がうまくいっているので完治はとても楽しそうです。
そこに川本からサシで酒を飲まないかと誘いが入りました。
川本は完治をよく思っていなかっただけにとてもハラハラします。
2人は完治の行きつけの居酒屋でお酒を酌み交わしていました。
川本は今までとは違いとても陽気です。
お酒が入っていたのもあったでしょうが、今までの出向者とは違い完治は会社のことを考えていることがわかり、“思い出ボックス”も最後まで諦めなかったことが川本の心を開いたようでした。
そんな楽しい場に、美咲から電話が入ります。
空港に駆けつけた完治。
美咲を見つけ、戸波先生の居場所を確認すると、戸波先生の奥さんと会ったことを話し出しました。
完治は奥さんからの言伝を伝えると、「それでも行くのか?」と美咲に聞きます。
美咲と戸波先生はまだイギリスに発っていなかったんですね。
「戸波先生と結婚したいんじゃない」「一分一秒一緒にいたい」と言う美咲の言葉を受け止めた完治。
父親として不倫を容認するのはどうなのかと疑問が生まれましたが、こういうのも今の時代はありなのかもしれないという気持ちになりました。
栞から別れたいと言われなかったかと美咲は言いました。
美咲は栞のことを「目黒さん」と呼び、自分が別れて欲しいと言ったことを正直に完治に話しました。
別れて欲しい…、そこには父親に対する深い愛が詰まっていました。
これまでは1番が仕事、2番が家族で仕方ないと思っていたけれど、1番が栞になるのが癪だった、そして、栞に嫉妬していたと美咲は言いました。
娘にこんな風に言われたら父親としては嬉しい限りで何も言えなくなってしまうはずです。
「真璃子に合わせる顔がない」と言う美咲。
行くならきちんと真璃子に話すようにと完治は自分の携帯電話から真璃子に電話をしました。
戸波先生と日本各地を旅をして、これからロンドンに行くと美咲は真璃子に伝えました。
たったそれだけなのに、世間体でなく美咲が元気でいてくれればいいと、真璃子は「いってらっしゃい」と快く送り出します。
多くを語らないあたり、真璃子と美咲にしかわからない信頼関係なのでしょう。
それにしても、完治だけでなく真璃子までもが娘の幸せのためならばと不倫を容認するのですから時代は変わってきたのだと感じます。
生きる力になるほどの恋
完治との行きつけの居酒屋に1人で訪れた栞。
帰ろうとした矢先、偶然にも完治がやって来ました。
帰ろうとする栞に、完治は大将と話をしに来たから座って欲しいと言い、美咲のことを話し出します。
美咲の気持ちがわかるだけに美咲を止められなかった、そして、栞への熱い思いを完治は大将に伝え、どうすべきかと聞きます。
当然、完治が話した内容は大将へ向けてでなく栞に向けてのものだったので、大将は一時的に店を閉め、完治と栞を2人きりにしてくれました。
栞の思いも同じでした。
一分一秒どころかほんの一瞬目を交わすだけで生活に光が差し、生きていく力になっていたというほどとても強い思いでした。
「本当は別れたくない」と言う栞の本音を聞き、完治は再び登山に栞を誘いました。
登山は健全ではあるけれど、完治と栞の深い結びつきを感じます。
しかし、登山に行くための準備をしている栞を眩暈が襲います。
これは一体何の病気なのか。
病院に行った栞に伝えられた病名は“糖尿病”でした。
登山当日。
始めて栞の方から行けないというメールが届きました。
これまでは完治の方からばかりでした。
しかし、この後に続けて届いたメールは別れのメールでした。
急いで栞の家を訪れた完治でしたが、家の中には人の気配を感じることができません。
真璃子と春樹の完全不倫の始まり
一方、自然消滅のように美咲と婚約破棄となった春樹に、真璃子は借りていたハンカチを返します。
春樹にとって美咲との別れは真璃子との別れ…。
1人の男と女としてではなく、人として付き合っていきたいと春樹は言いますが、家族があるから、年が違うからと真璃子は拒絶しました。
だけど、諦めきれない春樹は真璃子に“最後のお願い”をします。
この“最後のお願い”はさらにこのドラマの展開を大きく変えていくことになります。
冴が眠る春樹の家を訪れた真璃子。
幾ら“最後のお願い”とは言え、娘の元婚約者の家を訪れることができるなんて如何なものでしょう。
真璃子と春樹が2人になると恒例のように流れてくる中島美嘉の「彩恋~SAI_REN」。
この曲が流れてくるともう何か起こるとしか思えません。
一緒にハーブを採り、一緒にハーブティーを淹れ、庭で一緒にハーブティーを飲む。
そこまでは良かったのですが、春樹が真璃子の手に手を重ねているところを見た冴は倒れてしまいました。
貧血と腹水が溜まっていたということですが、恐らくショックもあり倒れたのでしょう。
病院まで付き添った真璃子が帰ろうとすると春樹は遅らせて欲しいと言いました。
別れたくないけど別れなければいけない真璃子と春樹。
「お元気で」と言って去ろうとする真璃子に、春樹は「行かないで」と言い、キスをしました。
それを本気で受け入れた真璃子。
しかも、キスだけでは終わらない様子。
真璃子と春樹はこれまで完全な不倫というところまで辿り着いていませんでしたが、これでまた不倫カップルが出来上がってしまいました。
黄昏流星群 第9話の期待や予想
真璃子と春樹が完全に不倫となることで、瀧沢家はもう解散してもいいのではないかという思いになってきました。
完治は栞。美咲は戸波先生。真璃子は春樹。それぞれが家族を必要としておらず大切な人を見つけたのであれば、完治と真璃子と美咲が家族を続けていく必要性を感じません。
完治と真璃子は夫婦だったし、美咲という娘を授かったことは現実です。
だから、これからも家族であるという関係性までは変わらなくてもいいのではないかと思います。
だけど、このドラマは依然として続いていきます。
それは栞が病気であること。戸波先生の奥さんが先生と離婚しないということ。冴が真璃子と春樹のことを許さないということ。
それぞれに障害があり、手放しではみな幸せになれないからです。
だからと言ってそれぞれがそれぞれの相手と別れ、家族をやり直すのも難しいこと。
あと2~3回放送があるとは思うのですが、この不倫劇の辿り着きたいところはどこなのか、何を伝えたいのか全く想像がつきません。