女神の教室~リーガル青春白書6話あらすじネタバレ
柊木雫(北川景子)や照井雪乃(南沙良)、真中信太郎(高橋文哉)ら、学生の身の回りで起こる、SNSアカウント名「クロウ」が関連するいたずら。
柊木は刑事の風見楓(尾上松也)に相談するものの、写真は肖像権侵害に当たらない範囲内で行われていて、犯人もそれを狙ってやっていると指摘されてしまいます。
つまり、立件することが厳しい状況にありました。
柊木のバッグにはカラスの羽根が忍ばされていました。
風見がこの件で守宮清正(及川光博)と話をしていると、「クロウ」が青南ロースクールの学生達と、柊木が写ったショットを新たにSNSに投稿。
風見は、「クロウ」が裁判官の法衣から、柊木を狙っていることを忠告します。
そんななか、藍井仁(山田裕貴)が担当するゼミの選考結果が発表されました。
合格者は当初、10人から5人に変更され、実務演習クラスからは、雪乃と向日葵(河村花)が合格。
しかし、向日葵は不合格になった真中を心配し、自ら受かったことを申し訳なく思っていました。
柊木は藍井ゼミ選抜試験の人数を大幅に減らしたことで、学生たちの不安を煽る事を心配します。
ところが、藍井は1年間かけて教えなくてはならないことを短期間で教えようと焦っている様子です。
真中は自宅に、桐矢純平(前田旺志郎)と、水沢拓磨(前田拳太郎)を招いて、反省会を開きました。
雪乃はつんけんしながらも、向日葵が一人受かったことを機に、真中を気にする様子を厳しく指摘。
「そんなに迷っているなら不合格になった人に譲れば?みんなに失礼だよ」
翌日、「クロウ」は藍井ゼミの合格者発表の提示を新たに投稿。
構内の写真が撮られ、実務演習クラスの学生達に動揺が広がります。
バスに乗ろうとしていた男に声を掛けた風見。
その頃、藍井は爆音で音楽を聴いているところ、柊木に問題の解答の採点を求められます。
真中を覗いた生徒たちは藍井ゼミの講義を受けます。
自分が教えたことを徹底的に頭に叩き込むよう、厳しく指導する、藍井。
次に、柊木に実務演習で、藍井ゼミの選抜試験を実際、裁判官の柊木がチャレンジしたことを学生達に告げました。
藍井ゼミの試験は柊木でも難しかったと吐露。
柊木に対し、藍井はこれぐらいの問題を裁判官が解けなくてどうすると毒づきます。
しかし、柊木は学生達、一人一人をフォローアップし、みんなが司法試験に受かる道が開けてきたと伝えました。
真中は後僅かで惜しかった、照井、水沢は文句なし、天野と桐谷は努力が実った。
柊木は学生達を褒めて講義を終えた後、津山邦彦という男が「クロウ」だという連絡を風見から告げました。
5年前、柊木が裁判を担当した時の被告で、柊木を逆恨みしていたとのこと。
藍井に柊木は協力を求めます。
「客観的な藍井先生のご意見をお伺いしたいです」
柊木は誤判の可能性を藍井に相談しますが、内容をすらすらと話した藍井は、当時、新人だった柊木が誤判をした可能性は低いと指摘。
津山は服役が確定してから、法に関する勉強をしていました。
学生たちがここで職員室に飛び込み、クロウからのSNSの嫌がらせの証拠を見せました。
しかし、藍井もまたこの証拠だけでは、津山を立件できないと学生たちに伝えました。
柊木は津山が過去に担当した裁判の件で自分を逆恨みしていることを告げます。
津山は5年前の放火の疑いをかけられた件から、失火だと訴えているのではないか?と指摘。
津山は10代から苦労を重ねてきて、今回の事件を起こしたのではないか?とみんなで推測。
真中、水沢、桐矢は、5年前に柊木が「一からやり直してください」と津山に告げたことがきっかけではないか?と推測。
真中は、藍井ゼミに落ちた時、心の余裕がなくてみんなと距離を置いて自習室にこもっていたと思い返します。
水沢と桐矢も反省会をして気持ちを共有していたものの、焦りや不安があったと振り返るのでした。
何気ない一言が心に余裕がない相手をさらに追い詰めることを学ぶ学生達。
翌日。
柊木と風見、真中、桐矢、天野、照井、水沢は見守りました。
津山は5年前の当時、柊木が言った「刑を終えたら、一からやり直してください」という言葉を根に持ち続けていました。
柊木から上から目線に見下されていると感じたのです。
「お前ら、裁判官気取りか?前科者がどんな奴か見に来たんだろ?」
生徒たちに食って掛かり、津山は柊木に恨み節をぶつけます。
「5年前のあの時だって俺をバカにした。お前みたいな若い女が…。俺はお前を今も許さない。ずっとこの先も怯えていろ。自分より周りの人間が苦しむ方がつらいだろ?だからやったんだよ。ずっと見ていたよ。俺の人生を勝手に否定するんじゃねぇ!生温く生きてきたお前になにがわかる!」
津山は柊木が青南ローに赴任が決まった時から、通勤する傍ら、同じバスで彼女の周辺を探って付け狙う行動も取っていました。
柊木は津山にあの時の言葉が彼の心を傷つけたことを詫びます。
また、津山(安井順平)が今、法を学んだからこそ、かつて10代の時に苦しんでいた親の借金の返済方法を自分で解決できるようになったことを伝えました。
津山に対し、法は平等で、人の味方になってくれる事があるとフォロー。
風見は津山を逮捕できない理不尽を抱え、柊木を指さして罵倒する、津山を止めました。
「津山、いい加減にしろよ。俺はお前が罪を犯した時は絶対に逮捕する」
その夜。
学院長の守宮(及川光博)は藍井にポップコーンを差し入れし、柊木との今回の件は、無駄じゃなかったこともあっただろうと聞きました。
実は守宮は、柊木と藍井が協力して、学生達と共に苦労の件に立ち向かう様子を見守っていたのです。
守宮は相変わらず素直じゃなく、今回の件はそんなに無駄ではなかった応えるのでした。
同じ頃、柊木は照井から裁判官になったきっかけを訪ねられました。
不当解雇に遭って不安定だった父を変えることができるのではないかと動いたからとのこと。
会社への怒りに満ちていた父親の表情がどんどん柔和になり、法に出会った事で柊木自身も幸せを手に入れることができたとのこと。
年末年始も冬の楽しみも返上して勉強する真中、照井、桐矢、水沢、天野。
年明けには5人で初詣をして、真中宅でビールを飲むなど、絆を確認。
柊木も、友人の検事、横溝(宮野真守)と麻理恵(佐藤仁美)と新年会を楽しみました。
柊木は翌日、気持ちも新たに授業を開始。
学生たちは確実に問題が解けるようになり、法曹界で活躍できるように努力を続けている背中を見守る、柊木。
藍井は相変わらず高圧的な態度をとりながらも、天野向日葵が、他の学生にも藍井ゼミの講義の内容を教えたいという要望を聞き入れます。
その矢先、柊木は津山が自死した知らせを着信で受けました。
柊木雫を一方的に恨みながら、津山は死んでいったのです。
女神の教室6話感想・みどころ
ついに、「クロウ」の正体が解明されましたね。
SNSアカウント「クロウ」事、津山邦彦を演じた安井順平さんの演技が怖すぎました。
5年前に、柊木は良かれと思って、「一からやり直してください」と言ったけれどその言葉が逆に、被告人である彼にはずっと怨恨になるぐらい忌まわしい記憶。
柊木に対して、刑事の風見がいる前でも、「お前を一生許さない。この先もずっと怯えていろ」とか、学生達にも「お前らは裁判官気取りか?前科者を見て見物か」など、彼がしたことは脅迫罪に該当しないのかなと思いました。
それでも、刃物沙汰を起こしたわけでもなく、言葉で精神的な攻撃をした津山。
親の借金に苦しんだ過去があるからこそ、法律を学んだ努力家な一面と、5年前に柊木がかけた言葉を逆恨み続けて、自分の知識を人生を良くするために活かせなかった残念な面がありますね。
それでも柊木が、「法律は味方です。かつて苦しんだご家族の借金返済について今なら解決することがあなたにはできる」とフォローする優しさが切ないですね。
全面的に柊木を恨み、「この先もずっと震えていろ」という津山は5年前で時間が止まっていると感じました。
彼女を憎々し気に見つめる狂気の視線はもちろん、柊木が青南ローで講師を任されることになった初日から、同じバスを利用して柊木の動きを探っていた恐ろしい行動力。
ストーカーのように執着し、柊木が大切にしている真中たち学生をも、苦しめることに喜びを見出す津山の人間性がゾッとしました。
柊木や、生徒達の絆が深まり、それぞれ穏やかに年末年始を迎えた描写は癒されました。
しかし、ラストでひっくり返った展開だったのは、津山が自死したという風見からの連絡。
柊木はこの先、津山の件で何を思うのでしょうか?津山は確実に自死だったのか?ミステリーな部分も相まってますます見応えを感じた6話でした。