女神の教室7話あらすじネタバレ
柊木雫(北川景子)への恨みから、実務演習を受講する学生達や柊木にいたずらを繰り返していた津山邦彦(安井順平)が自ら命を絶ちました。
死因は転落で間違いなく、誰かといた目撃情報もないと、柊木に話す、風見。
刑事の風見(尾上松也)、照井雪乃(南沙良)、真中信太郎(高橋文哉)たち学生が見守るなか、柊木と話し合った後、津山のいたずらはなくなっていました。
風見は柊木が津山にかけた言葉と自殺は関係ないと伝えますが、柊木は自らの教育に自信を無くし、藍井(山田裕貴)にしばらく実務演習の課題を考えてほしいと頼みます。
藍井ゼミでは、厳しい彼の講義に対して、学生たちはついていくのに必死。
特に、照井雪乃(南沙良)と天野向日葵(河村花)は、課題のハードさに追い詰められていました。
水沢は津山の件で何とも言えない気持ちで、実務演習クラスのみんなと距離が。
守宮(及川光博)からもサポートを頼まれます。
「私が今まで教えてきたことは正しかったのでしょうか?彼の命を絶つきっかけになったらと考えてしまって」と、柊木。
「あなたのような非効率な授業はしませんよ」
口は相変わらず嫌味口調だが、渋々、引き受ける藍井。
「ショックで試験問題を考えられないなんて教員失格ですよ」
守宮(及川光博)に柊木の事を毒づいて不満を口にした、藍井。
しかし、実務演習の教壇に立った藍井は、課題を重ねた問題用紙を配って学生達に解かせるだけでした。
そんな中、桐矢純平(前田旺志郎)は、自らの進路について悩んでいることが判明。
桐矢は、柊木の言葉で津山が感謝の手紙を書くことがあったらと思っていたとのこと。
しかし、罪に問われず、柊木が傷つくことを優先した…法律家は犯罪者と接することも多いと吐露。
「司法試験さえ受かれば良いと思っていたけど、こういうことが続くなら、検事になる事やめようかなって…ごめん、こんなこと言われても困るよね。じゃあ、お疲れ」
その姿に気付いて、声を掛けた水沢拓磨(前田拳太郎)に、津山の件で将来に不安を感じてしまったと打ち明けます。
心配になった水沢は、雪乃に桐矢を励ましてほしいと頼みますが、雪乃は雪乃で藍井ゼミの成績で悩んでいました。
「そんなこと言われても私だってわからない、ごめん藍井ゼミの授業だから」
「いいの?桐矢が辞めても?」
「え?辞めるってどういうこと?」と真中。
向日葵も心配します。
落ち込んでいる柊木を訪ねて、安藤麻理恵(佐藤仁美)と横溝(宮野真守)が青南ローにやってきました。
麻理恵が買ってきてくれたとんかつ弁当でエネルギーを付ける、柊木。
学生時代のうるさい教授の話に懐かしみながら、麻理恵と横溝に元気付けられる柊木。
そこに藍井も現れ、実務演習で出した課題への学生達も、解答がひどすぎると採点を柊木に押し付けます。
「さまつなことにとらわれ、被告の身の上などどうでもいい事ばかり書いてある」
早速、柊木は答案の採点を始めるものの、そこに桐矢の答案がありません。
桐矢を心配する、真中、照井、天野、水沢。
真中、天野、水沢はランチに桐矢を誘います。
照井にも声を掛けますが、照井は「ごめん」と小さく謝って、別行動をとります。
真中たちも、津山の件でそれぞれに悩んでいたことを口にし、みんなで桐矢を励ましました。
ここで、桐矢は元気を取り戻しますが、向日葵から照井が藍井ゼミの講義で悪戦苦闘していることを聞かされる一同。
雪乃は必死に勉強しますが、柊木に自分の悩みを打ち明けることにしました。
彼女は桐矢が津山の件でかなり落ち込んでいて、なんて彼に声を掛けていいか分からないことや、柊木なら関わった人間が亡くなった件についてどうやって乗り越えたか教えて欲しいと相談。
講義では、裁判の判決をAIにゆだねるか否かの課題を作った、柊木。
AIに裁かれるのはどうなのか話し合う実務演習クラスの真中たち。
照井はAIに任せきりなことに反論。
実際、いろんなケースから必死に闘う人がいると厳しく指摘。
人を人を裁くのは痛みが伴う、それは必要で、人を裁く法律家の責任と語る柊木。
AIはただ機械上、判断するだけだけど、誰かが責任を負うことで裁判は成立すると教えました。
桐矢の優しすぎる性格も受け止め、検事に向いていると励ましました。
自分も、横溝や麻理恵の存在があることで、様々な案件に傷つくことがあっても乗り越える強さを優しく伝える、柊木。
柊木の講義の後、藍井ゼミでは試験が。
その後、照井は真中、天野、桐矢、水沢に相談。
睡眠時間を削ってでも勉強を続けてきたけど、藍井ゼミの講義はキャパオーバーだと相談。
それでも、どうにか今は司法試験を受け、努力を続けたいとのこと。
照井はみんなに悩みを打ち明けることで少し心が軽くなりました。
桐矢はみんなで円陣を組もうと言い、気合を入れることに。
藍井は柊木に相変わらずの物言いですが、どこかで柊木の努力は認めていました。
「ただ仕事をするだけで人に恨まれる。なんでそんな仕事を学生たちは目指し、なぜあなたはそんな仕事を一生懸命教えようとするのかやはり私には理解できない」
藍井は彼なりの柊木との感覚の違いを話して、仕事に戻ります。
学生たちは司法試験まであと170日のなか、一番先に試験を受ける照井を応援。
そして試験会場で本番に挑む、照井。
柊木、藍井、守宮、里崎(小堺一幾)。
果たして結果は・・・?次週は藍井にフォーカスを当てた物語です。
女神の教室7話感想・みどころ
柊木に対して、彼女が不幸になることを願う、人を恨み続けて生きていく哀れな生き方をしていた、津山。
彼の死をきっかけに、真中ら学生達のなかでとりわけ、元々の性分が優しすぎる、桐矢。
気持ちが優しい分、自分が検事を目指す自信がなくなってしまうのも無理ないなって思いました。
しかし、真中、水沢、向日葵らのランチの誘いや、みんなのいないところで柊木の経験を通し、今の桐矢にどんな言葉を掛けたら良いのか考える、照井の陰の優しさが素敵でした。
第1話からしたら、彼女自身が痴漢のトラウマで実務演習クラスのみんなと距離を置き、柊木の講義にも反発的だったのにもかかわらず、大きな心の成長だと思います。
徐々にみんなにも笑顔を見せるようになり、人間不信だった照井が、柊木や真中ら仲間を頼る事に積極的になれた場面も温かかったですね。
AIを駆使しながら裁判を進め、法を裁くことは、どんな難あるケースでも、責任を持つ人として判決を下すことの大切さが本日のエピソードでは伝わりましたね。
津山のように本当に人を傷つけることに自分の人生を割いてしまった彼の死をきっかけに、法律家として何をすべきか、人が人を裁くことにおいて、より良い判決を考えさせられる7話でした。
さて、藍井が今度はターゲットです。
少しモラハラ口調だけど、人としての情もちゃんと持ち合わせた藍井。
なぜあれほどまでに人に厳しいのか?彼自身が柊木とは全く違った現実の厳しさを突きつける根詰めた講義をするのか迫るので、次週も楽しみです。