女神の教室8話あらすじネタバレ
司法試験を受けた照井(南沙良)の合格発表の日、柊木(北川景子)が青南ロースクールのテミス像に祈願するなか、真中(高橋文哉)、桐矢(前田旺志郎)、水沢(前田拳志郎)、天野(河村花)が自分のことのように、照井を心配して駆け付けます。
学長の里崎(小堺一幾)は既に合格発表が決まった学生を祝福。
才女の照井に期待しますが、彼女は不合格。
柊木はその連絡を受け、他の教員たちに伝えることを告げました。
照井のことを気に掛ける真中たち。
そんななか、柊木は里崎(小堺一幾)から、藍井(山田裕貴)が司法試験合格に強みを持つ加藤予備校に引き抜かれようとしているか探ってほしいと頼まれました。
柊木は藍井に問い詰めると、報酬の為に仕方なく青南ローで働いていると素っ気ない様子。
柊木のように理想的なビジョンで法律家を育てたいと思う考えのほうが珍しいと皮肉を口にするのでした。
柊木は団子を差し入れますが、照井は何を食べても美味しく感じないほどストレスを抱えていることを相談。
「藍井ゼミの講義にもついていけなくて…だめかもしれないと分かっていました。それでも合格したかった」
悔し涙を流す照井に寄り添う、柊木。
照井はロースクールを休みがちに。
一方、真中は新社会人になった妹の美羽(山口まゆ)がたった一度のミスで、気力を失いそうになっていることを悩んでいました。
「私は全然、仕事を任せてもらえないし、上司に能力不足だと思われているのかも。なんのために会社にいるかわからない」
「柊先生、僕は仕事は稼げれば良いと思っていてこのスクールで勉強して法律家になろうとしているのも…妹のことを思うと、自分の考えを変えなくちゃと思っていて」
妹の不安に、自分の仕事へ就くことへの認識の甘さを痛感した、真中。
真中から話を聞いた柊木はもう一度、美羽と話し合うことを提案。
照井は藍井ゼミを受けながらも、合格できなかったことを申し訳なく詫びる、照井。
それでも素っ気ない態度の藍井に異論を唱える、柊木。
照井が優秀なのは兼ねてから分かっているが、どんどん成績が落ちていき、試験に受からないのは事実。
「彼女に何もできることはないです。付いてこられない人間は切り捨てるしかない、それが彼女の人生です」
柊木はモヤモヤを感じながら、ふと、カレンダーが11月で、憲法11条と重ね、何かをひらめきました。
照井の不安な現状を心配する、真中、天野、桐矢、水沢。
柊木は藍井にも協力を頼み、真中たちと行動を開始。
桐矢が照井を近所まで迎えに行き、照井に憲法に関するクイズを散歩をしながら、道路標識など身近なものを指さして、出題する、桐矢。
水沢、真中、天野もクイズに協力。
この身近なもので憲法を当てるゲームは、柊木がロースクール時代に同期とやっていたもの。
基本に戻って、仲間とコミュニケーションをとりながら自分を取り戻す方法。
最終地点は、青南ロースクールで、藍井が待っていました。
柊木10キロ真中らの協力も得て、青南に到着したことを伝え、彼女が一歩ずつ前進していると励ましました。
真中たちも、司法試験なんて通過点に過ぎないからみんなで頑張ろうと応援。
「くだらないゲームだけど照井は戻ってきた」と、藍井。
柊木に皮肉を言いつつも、彼女のおかげで照井が前に進むきっかけを作ったことを認めるのでした。
藍井の動向を探っていた柊木は、守宮(及川光博)に相談。
事情を知った守宮は協力してくれて、藍井と一席を設けます。
待ち合わせた店に守屋は一行にあらわれません。
仕方なく、藍井と話し始める柊木ですが、仕事に対する考え方は相変わらず平行線でした。
「些細なことで一喜一憂することすらない。冬になれば春がくる、大概の事は予測がつく。人生はつまらないものでしょう」
その頃、風見は塾講師の事件を終わらせることを先輩刑事から告げられ、複雑な心境に。
柊木は藍井との会食後、妹の美羽が上司から能力不足を指摘され、仕事をすることに意欲がない状態を相談。
実務演習クラスの課題を作成した柊木は、真中の妹のパターンをモチーフに、上司への不服な対応に慰謝料を請求する案件をどうするかと投げかけました。
真中は妹の美羽の例がベースになっていることにいち早く気づきます。
彼のことを気遣い、複雑な心境の桐矢、天野、照井、水沢。
慰謝料をどうするかではなく、働くということは、日本国民の3大義務だけではないと教え伝えました。
義務の前に権利がある、働くことを通じて誰かの役に立ち、社会の一員だと感じ、収入以上のものをもたらすことがあると言葉を続ける、柊木。
夢や目標がなくても働く権利がある事は忘れないでほしいと教えました。
働くことの権利を奪われた真中の妹、美羽をAとして、彼女に寄り添う方向で意見が一致する真中ら学生達。
真中は講義を受けて、妹と法律家の卵として改めて向き合う決意ができました。
その頃、藍井はなぜ、柊木と自分を2人きりで話す機会を設けさせるのか、守宮に疑問をぶつけました。
守宮はどちらかが強いのではなく、天秤のように丁度いい釣り合うからこそ、2人に青南ロースクールの為に協力してほしいと頼みました。
藍井は加藤予備校のオファーを断り、柊木と青南ロースクールで仕事を続けることに。
真中たち学生たちはそれぞれの目指したいものの目標が決まり、気持ちを引き締めて勉学に励んでいました。
藍井は資料室で、亡くなった津山の名前があり、何かに引っかかります。
一人で大好きなカツどん弁当を食べていた、柊木は風見が停職処分を食らったことを告げられました。
女神の教室8話感想・みどころ
真中の妹のケースを例にし、暴力やセクハラはなくとも、侮辱行為を受けていること、さらに、働くことは義務であると同時に、働く権利が人にあることを伝えた、柊木。
仕事を通じて自分のやりたい新しい方向性を探す手掛かりになる事を教えていて、働くことに何の意味があるのかと疑問に思う視聴者さん達の気持ちにも寄り添っているエピソードでしたね。
一度のミスで、能力不足を痛感させられたら自信喪失になるのも無理はないですよね。
真中の妹も、今の環境で働く現状を自分にとって前向きに活かせたらいいな。
雪乃が不合格で自分の目標や希望を見失いそうになったけど、柊木が思いついた、日常の身近なものを見ながら仲間と歩き、原点に還る事の大切さが伝わりましたね。
クイズ形式で仲間と憲法について会話をしながら、新たに自分を奮い立たせる方法は素晴らしいと思いました。
人に甘えることが苦手な雪乃が柊木や真中たちに悩みを打ち明けられるようになったり、笑顔が自然と出る場面も微笑ましかったです。
藍井も、柊木とは正反対なひねくれた考えで、人生はつまらないものと言っていたけど、なんだかんだで、人を良い方向に変えられる彼女にしかない能力はどこかで認めている節がありましたね。
柊木と藍井が、天秤のように丁度いいバランスが取れていることを見抜いた守宮の先見の目は間違っていない気がしました。
一難去ってまた一難…。
柊木の味方である風見が停職処分を食らう大騒動に!
塾講師の事件と風見のモヤモヤ…。
しかし、この件に藍井がなぜかアツくなる理由が次週、気になる8話でした。