天国と地獄1話あらすじネタバレ
望月彩子(綾瀬はるか)は努力家で正義感もあり、上昇志向の強い敏腕刑事。
彩子は遅刻したことに気付き、同居人の陸(柄本佑)が歯ブラシを勝手に使ったことを指摘。
通勤電車に乗り、新しいアイフォンとにらめっこしながら、マスクを忘れたことに気付き、困っていると、偶然、隣に居合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだといわれたマスクを譲り受けました。
職場にて、彩子は少々、早とちりで猪突猛進なので、同じ刑事たちからは煙たがられています。
その日も、八巻(溝端淳平)は、望月が主任の河原(北村一輝)がオフィスで喫煙したことを指摘する様子を気まずそうに見守っていました。
そんななか、とある殺人事件が発生し、管理官が刑事達に現場へ急行するような指示を出しますが、なんとその時、捜査第一課に居合わせたのは過去のある事件で謹慎中だった彩子だけでした。
五十嵐(野間口徹)から新しい事件が起きたことを聞かされ、彩子は絶対に手柄を立てると上司に言って、現場へ。
向かった先には、口の中にパチンコ玉が詰められた悲惨な遺体が・・・。
猟奇的殺人のケースなのに、掃除をしたばかりのような清潔感さえあり、違和感を覚える彩子
被害者はエンタープライズ「デンデン」の設立者、田所でした。
遺体の死亡推定時刻は、12時から翌日にかけて行われ、口内にパチンコの玉を入れたと思われます。
以前、似たような事件が起きていて同一犯の可能性が高いとのこと。
上司の五十嵐は、彩子のしつこさを落ち着いた様子であしらいます。
その頃、焼却炉の前に佇む怪しげな男が・・・。
そんな彩子のモヤモヤを解消してくれたのは、能天気な性格の彩子の同居人、渡辺陸(柄本佑)。
清掃現場でアルバイトをしている陸によると、臭いのない特殊洗浄剤がこの世に存在することがわかります。
その素材はパニッシュワンダーという清掃で使う液体で、創薬ベンチャー企業のコ・アース社。
新田から、ダノワールという成分がバニッシュワンダーにしか使われない特殊成分だと教えてくれました。
今回事件で使われたのは2年前のサンプルとして使われるはずが、却下され、別の用途で配布され、使われたサンプルQと一致。
あろうことか、そのコ・アース社、社長、日高陽斗(高橋一生)はなんと、数日前に彩子に電車内でマスクをくれた男だったのです。
自分だけが知る重要参考人に何か運命めいたものを感じた彩子は早速、日高の元へ会いに行きます。
その時はまだ日高が、表向き、若くしてベンチャー企業を立ち上げた敏腕経営者とは裏腹に、頭脳と豊富な知識を駆使したサイコパスな殺人鬼であることを彩子は知るよりもなかったのです。
コ・アース社の日高の秘書、五木樹里(中村ゆり)や、営業取締役の富樫義貴(馬場徹)とも会い、バニッシュワンダーが、エンタープライズ「デンデン」の社長、田所が殺害された時の凶器に使われたことを伝えました。
日高は企業の経営者が殺されたんだっけと曖昧な話し方をしますが、日高の秘書、樹里(中村ゆり)と、営業取締役の富樫(馬場徹)は唖然としていました。
22時頃に帰社し、家に戻ってから散歩をしたと答える日高。
23時頃に出て26時頃に戻ったと話を続けました。
しかし、日高がうっかり口を滑らせて田所のことを話したことに、彩子は見逃しませんでした。
その異常な時間の散歩に突っ込む彩子に対し、樹里(中村ゆり)は日高が深夜の散歩を日課にしていることを綴った日高の著書を渡すのでした。
警視庁に戻り、日高が田所を知らないふりをしていたけれど、殺人現場でバニッシュパワーが使われていたことに関して、驚く樹里と富樫の様子を五十嵐に伝える彩子。
五十嵐は彩子に対し、この田所殺人事件を河原(北村一輝)に任せてしまいました。
その夜、怒りながら酒を飲み、ルームメイトの陸(柄本佑)に八つ当たりする彩子。
翌朝、上司の湯浅(追田孝也)と仕事に励む陸は、彩子に関する愚痴をこぼすのでした。
その頃、河原が管理組合の理事長に直接交渉したいと日高の元を訪ねた河原たちをこっそり尾行。
現場に着くと物影に隠れて手柄を横取りしようとやけになります。
日高が散歩をしている様子を確かめる為、日高がタクシーに乗った様子や、最寄り駅で日高の姿が確認されていないこと、防犯カメラを避けながら現場に移動する行動を分析。
しかし、より良い手がかりはなかなかつ掴めずにいました。
職場では、日高と被害者、田所の共通点は見つからず、目撃証言もない、捜査が難色を示していることに怒り狂う上司。
さらに、彩子が絡んでいることに腹を立て、河原は次の会議までに彩子が結果を出さなければ彩子をこの案件から外すと言い出すのでした。
河原は日高の証拠を掴んでいました。
23時10分から30分の間、日高の移動ルートを調査済み。
彩子はその夜も、独自で捜査を続け、ハローサイクリングを利用していたことを発見。
さらに、八巻から日高の関係者、九十九(中尾明慶)とコンタクトが取れる連絡をもらいました。
後日、九十九にリモート機能を使って追求すると、案の定、以前、別の刑事から、日高が連続殺人のシリアルキラーではないかと疑惑を向けられている情報をキャッチした彩子。
ところが、彩子に情報提供しながらも、八巻は彩子に黙って、日高が過去に連続殺人事件を犯している可能性が高いことを捜査会議で上司にうっかり吐露してしまいました。
彩子は慌てて駆け付け、情報を漏らした八巻を叱責。
河原は重苦しい会議のなか、言わなければならなかったと八巻をフォロー。
さらに、彩子に対して、正義感を振りかざし、本当は己の出世欲、手柄を立てたい欲望だけで行動しているのではないかと厳しく怒号を上げたのでした。
彩子は悔しさを胸に、河原に日高の事件当時の足跡を全て告白します。
その後、彩子は新田(林泰文)から、日高が犯人と言える衣服の付着成分を検出した報告を受けました。
田所の遺体に付着していたその衣服の付着成分は、革で、日高がしていた黒い皮手袋と一致。
八巻と共に日高のその日の夜の足取りを追います。
日高と接触し、シェアバイクを使って防犯カメラを逃れたことをまず指摘した彩子。
田所殺害容疑がかかっていることを日高に追求。
日高は黒い皮手袋を歩道橋からわざと落としました。
トラックの上に落ちる手袋・・・後を追うように八巻に指示した彩子は、日高と歩道橋の階段で揉み合いに。
日高を逮捕しようと手錠をかけますが、二人は脚がもつれて転落・・・冷たい雨が2人の体に降り注ぐのでした。
目を覚ました日高は自分自身に違和感を覚えます。
日高は彩子と入れ替わってしまったのでした。
八巻の機転で、彩子と日高は病院に入院。
しかし、日高は彩子の姿になったことを利用し、八巻にこれまでの彩子とは思えない自然な笑顔を見せました。
同じ頃、日高になってしまった本物の彩子は自分が凶器と持っていることに気付き、急いで八巻を予防としますが、彩子の姿をした日高に対面。
お互いが入れ替わってラッキーだと余裕しゃくしゃくの彩子の姿をした日高。
そして、日高の姿の彩子を刑事として「逮捕」できると発言。
反論する日高になった「彩子」を感情的に黙らせ、今後、自分の立場が上であることを認識。
彩子は予想外のピンチに加え、彩子の姿をした「日高」に、困惑。
絶対絶命の2人の本当の自分を取り戻すまでの長い、長い戦いが幕を開けたのでした。
来週は15分拡大スペシャルの2話です。
天国と地獄感想・みどころ
綾瀬はるかさん演じる彩子は真っ直ぐすぎて、確かに周囲から浮くのは分かりますが、抜群の分析力と観察眼で、日高(高橋一生)の悪事を暴きましたね。
高橋一生さんの日高、怖すぎます・・・頭の回転が速く、一見、紳士的で品行方正なのに、シリアルキラーの一面を持っているので、秘書の樹里(中村ゆり)らがいないところでは素の一面をのぞかせ、何を考えているか不気味な様子が伝わりました。
日高はうまく自分が犯人と思われないように状況を切り抜けていて、警察内部でもなかなか捜査が難航を示し、彩子は次の会議までに結果を出さなければピンチになるなんて歯がゆすぎます。
彩子の諦めきれない根性は尊敬しますね。
八巻は彩子との約束を破り、日高に関する過去の出来事を捜査会議で暴露・・・普段は彩子のフォローをしている八巻ですが、まさかの裏切り。
あの重すぎる捜査会議だと掴んだ情報を話さないといけないなって思うけど、八巻も重要な情報を黙っていたことを隠し通せないだろうなと思いました。
証拠を着々と掴んだのに、彩子は日高と逮捕を試みる寸前に、歩道橋から落ちて入れ替わり。
日高になった綾瀬はるかさんの怪演がとても素晴らしかったです。
まるでサイコパスで容量の良い日高を悪魔の微笑みや、行動、時折見せる気性の激しさが見応えありました。
高橋一生さんも、彩子なのに体と顔が日高なので、落ち着いていて大人の余裕を持ったサイコパスが、しおらしくて真っ直ぐな女性になっていて驚愕でした。
身体と心がアンバランスになった2人の活躍が来週も見逃せません。